大峯奥駈道(吉野〜洞川温泉)
- GPS
- 10:20
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,008m
- 下り
- 1,381m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:洞川温泉(奈良交通)17:55発(最終)→下市口駅(近鉄) ¥1280.-(約1時間乗車) 注)季節運行便、冬季は運休、本数が少ないです |
コース状況/ 危険箇所等 |
吉野駅→中千本→上千本→高城山展望台→奥千本(金峯神社) 観光道、林道を歩きます 金峯神社→青根ヶ峰→心見茶屋跡→新茶屋分岐→四寸岩山→百丁茶屋跡 林道を歩く箇所もあります、山道は整備されて、道標もあります。 青根ヶ峰〜四寸岩山登山口までは、一部山道もありますが、林道を歩いたほうが体力を少しでも温存できて良いです。 百丁茶屋跡→大天井ヶ岳 少しずつ道が悪くなります、岩場をよじ登る急な箇所もありますが、ロープがあります、また道がわかりずらい箇所もありますが、運搬用トロッコレールを目印にレール沿いに上れば大丈夫です。 大天井ヶ岳→五番関 ますます道が悪くなります、痩せ尾根、岩がゴロゴロしている箇所を歩きます、踏み跡がわかりずらく、道標もなく、倒木等もあり、少しわかりにくい箇所がありますが、赤、黄テープを頼りにして下さい、念のために携帯、GPS、地図コンパスを持参する事をお勧めします。 五番関→林道五番関 急な下りが続きます、転倒注意です、岩場の急斜面にロープがあります 林道五番関→母公堂 林道を歩きます、落石の箇所がありました、注意が必要 母公堂→ごろごろ水→とうろう窟→大原山→洞川温泉 洞川自然道を歩きます、川沿いは滑りますので注意が必要 時間に余裕が無い場合は、林道を直進して洞川温泉街へ |
写真
感想
久びさの土曜日の休日を利用して、大峯奥駈道を再度歩く事にしました、昨年の11月にこのルートを縦走しましたが、大天井ヶ岳〜五番関間で、道に迷い、引き返す体力もなくなり、谷を滑りながら下りて林道に出て、手足が切り傷だらけになった最悪の遭難者となつた経験があり、今度は同じ失敗を繰り返す事なく、縦走に再チャレンジしました。
始発電車で吉野駅へ向かいます、吉野駅からはケーブル、ケーブル山頂駅からは奥千本行きのバスも利用できます。私は大峯奥駈道は吉野駅を起点と決めているので、前回同様、ケーブル、バスには乗りませんでした。
まだオープンしていない、おみやげ屋、旅館を通り抜け、朝早くから上千本の露店で豆腐ドーナツを揚げているおばちゃん発見、ここで出来立てのドーナツ3個購入(1個おまけで、4個購入)とりあえずリュックに保管
水分神社まで来るともう汗だくに、神社の横に、このコースの最後の飲料自販機があり、ここで500mlのお茶、スポーツドリンクを購入、夏季の間は売り切れになることが多いので、中千本辺りで早めに水分は調達した方が良いです。
高城山展望台への入口付近には新しいトイレが出来てました、去年は工事中でした
金峯神社に9時頃到着、ここで小休憩していると、ケーブル山頂駅から始発バスを利用してで来た観光客、登山客が歩いてきました。この中で何人の人が洞川方面へ行くのかな?おそらく数人かな?
青根ヶ峰へ歩いて行くと、後ろから早足の登山客に追い越されて、また途中で追いついたりして、同時に青根ヶ峰に到着、先ほどの登山客とお話をしたら、吉野周辺を散策されるとの事でした。気をつけてと挨拶を交わして先へ急ぎます。
林道をしばらく歩いていると、数十名の団体の大峯奥駈修行の方と出合いました、
皆さんかなりお疲れの様子でした、きっと3-4日かけて、熊野本宮から縦走されていると思います。本当に凄いです、ご苦労様です。
四寸岩山登山口からいよいよ山道を上ります、登山口の横に運搬用トロッコがあります。トロッコレール沿いに上っていきます。
四寸岩山は眺め良し、これから登る大天井ヶ岳、大峯山方面を一望できます。
休憩しているとハエ、アブが寄ってきます。気持ち悪いぐらいです。
エアーサロンパスを体に吹きつけると虫除け効果があるように思います。今回効果があったかも
百丁茶屋跡で昼食、おにぎり2個とカップラーメン、それと吉野で購入した豆腐ドーナツ2個完食、その後、避難小屋の中にある連絡ノートを確認、去年11月に訪問した時に記帳した私の記録がありました、嬉しいです。 今回も記帳して、先へ進みます。
百丁茶屋跡を少し上ったところに、ハエとアブの巣穴発見!すごい数でした、ブンブン音を立ててました、見てるだけで気持ち悪い〜
大天井ヶ岳で小休憩、ずっと歩いてきた、吉野、青根ヶ峰、四寸岩山の稜線が見えます。遠くから歩いて来たな〜と実感します、ここでもハエとアブ攻撃があり、エアーサロンパスを体に吹きつけました。
いよいよ今回の正念場である五番関までの山道です、赤、黄テープを確認しながらゆっくり歩いて行きます、去年私が迷って谷を下りてしまった箇所を発見、踏み跡がしっかりついた右の山道?、直進は痩せ尾根で踏み跡なく、この先は谷で行き止まりになるような状態、目を凝らして先を見ると、赤テープと黄テープがあり、これを去年は見落としたのか?、去年は台風と大雨の影響で赤テープが剥がれて無かったのか? いずれしても、右の方向へ行き、道に迷って、谷を滑っておりる悲惨な遭難者になった事がわかりました。 直進して痩せ尾根とこんな悪道あるのか?と思いながら急な岩場を下って行くと、また赤テープを発見、踏み跡がくっきりしてきて、遠くからほら貝の音が聞こえてきました、大峯山入口に来ました、そして五番関到着、ほっとした安心感と達成感に満たされました。 去年の11月ここを歩いた時は、まだ登山を始めて4ヶ月、初心者、未熟者でした、でももうすぐ1年生、少しは自分が成長した気がしました。
五番関で小休憩をしていたら、山上ヶ岳方面へ向かわれる登山客と出合いました、私と同じ吉野から来て、これから山上ヶ岳、行者還岳、弥山方面に向かうとの事、
今日は小笹ノ宿でテン泊すると言ってました。 凄いですね、私もいつの日か、テン泊デビュー出来るようになりたいです。でも山の中でテントで熟睡できるのかな? すごく不安です、でも色々と経験しないとこの先は何の進歩もありませんね!
滑りそうな山道を下りて、林道五番関に出て、ところどころで落石のある長い林道を歩き、母公堂で住職の方に”お疲れ様、何処から来ましたか?”と声を掛けてもらい、暖かいコーヒーをご馳走になりました。 美味しかったです、本当にありがとうございました。
バスの出発まで2時間近くあるので、洞川自然道を通って洞川温泉へ、この寄り道する余裕が出来るのも、体力と精神面で成長したのかもしれません。
露天風呂でゆっくり疲れを癒して、17:55分の最終バスで下市口駅へ
今回の山行は今までで一番の達成感がありました。
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