記録ID: 196028
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積雪期ピークハント/縦走
飯豊山
飯豊山(大日杉から本山&大日岳)
2012年05月31日(木) ~
2012年06月01日(金)
体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 34:56
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 2,900m
- 下り
- 2,883m
コースタイム
5月31日
大日杉登山口5:03―7:52地蔵岳頂上―9:45御坪―御沢雪渓コース経由―10:38切合小屋10:50―11:50御秘所(ペットボトルを落としてきたのに気付き捜索のため戻る)12:30―13:20本山小屋―13:37飯豊山頂上13:49―15:04御西小屋泊
6月1日
御西小屋4:35―6:06大日岳頂上6:26―7:36御西小屋8:12―9:25飯豊山頂上9:35―11:14切合小屋―13:49地蔵岳頂上14:00ー16:00大日杉登山口
大日杉登山口5:03―7:52地蔵岳頂上―9:45御坪―御沢雪渓コース経由―10:38切合小屋10:50―11:50御秘所(ペットボトルを落としてきたのに気付き捜索のため戻る)12:30―13:20本山小屋―13:37飯豊山頂上13:49―15:04御西小屋泊
6月1日
御西小屋4:35―6:06大日岳頂上6:26―7:36御西小屋8:12―9:25飯豊山頂上9:35―11:14切合小屋―13:49地蔵岳頂上14:00ー16:00大日杉登山口
天候 | 晴れ時々曇り(5℃〜18℃・・直射日光や雪の照り返しで、気温以上にとても暑く感じました) 水分は、2.2L/日を用意しましたが、特に2日目は干からびて、今年はまだ暑さ慣れしていないため、熱中症の一歩手前だったかも(下山後、1.5L近く水分を補給) 残雪はかなりありますが、真夏の中級山岳といった感じでした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大日杉小屋のすぐ前と少し手前に広い駐車場があります 前日に仕事を終えてからの、伊勢湾岸道⇒東海環状道⇒中央道⇒長野道⇒上信越道⇒北陸道⇒日本海東北道を乗り継いだ、630km夜間ドライブ(“居眠り高速バス”並か。。)は少々キツかったです |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から大日沢にかかる橋を渡ってスタートですが、御田まではたまに雪田がある程度です だまし地蔵から地蔵岳にかけては雪の稜線でした 地蔵岳から切合方面を見ると、一面の雪道に見えたのでアイゼンをつけましたが、ひと山こえると夏道となり、すぐにアイゼンをはずしました・・登山口から御沢雪渓入口までは雪が少々あってもツボ足の道です 御坪から切合小屋へは「雪渓コース」を登りましたが、切合小屋直下はかなり急登なものの雪質が比較的イージーで、12本爪アイゼンを用意していたこともあって、危険度はかなり低かったです 草履塚は(夏道に入りにくかったので)雪道でトラバースしましたが、ヤブを越えて夏道に戻る際にペットボトルを落としてしまい「御秘所」辺りで気付いて捜索に戻るハメとなり、かなりのロスタイムとなってしまいました・・大反省 御秘所の岩場は、難所という程ではありませんが、コースのアクセントになっている感じです 御前坂から一王子へは、暑さもあって“頑張りどころ”という感じの登りでした 一王子〜本山小屋〜飯豊山〜御西小屋は、風を感じながら歩ける爽快な展望稜線の道です 御西小屋から大日岳へは、雪道と夏道が半々位でした 大日岳の頂上直下はかなりの急斜面ですが、少し緩んだ雪質のおかげで危険はあまり感じませんでした・・但し、冷え込みがあったりしてコンディションがシビアになると前爪のあるアイゼンやピッケルは必須と思います 水場は、ザンゲ坂の長之助清水が出ているのを唯一確認でき、下山時に水が不足気味で行こうとしましたがスリップしてしまい止めました・・“水を汲みに行くのに命がけ”という感じの道でした 噂に聞く羽虫の大群は、地蔵岳近辺でかなり多かったものの、全体に心配した程ではありませんでした・・耳たぶを1ヶ所刺されたようで、若干腫れて痒いです 人と出会ったのは、1日目は本山小屋に宿泊された方と姥権現への下りですれ違った日帰りの方の2名、2日目は御坪付近ですれ違った3人組のみでした・・もちろん御西小屋を独り占め(協力金2000円、トイレも使えて100円) 本山小屋と御西小屋のトイレは使用できますが、切合小屋では鍵がかかっていて使用不可でした |
写真
撮影機器:
感想
5月末日〜6月初日に取った連休と東北地方の好天が重なり、GWに登る予定を延期していた飯豊山に向かいました。いよいよ東北地方最後の未踏の百名山です。
本来なら、深田久弥氏のように日数をかけて飯豊連峰を縦走したいところですが、時間的・金銭的制約や車の回収の難しさもあり、飯豊本山と最高地点のある大日岳を目標としました。
登山口は最短ルートの大日杉で、“本山と大日岳を目指す美味しいところをツマミ食いしたような山行計画”ですが、何の何の、このルートだけでも十分過ぎるほど歩き応えのある登山ルートでした。
初日に出会ったのは単独で本山小屋に泊られた方と日帰りの方2名で、とても静かな飯豊山でしたが、雄大なスケールの縦走路や好天下の大展望に酔いしれ、さらに御西小屋を1人で広々と使えるなど、稀に見る贅沢な山行となりました。
今年一番の暑さは、まだ暑さ慣れしていない体にはやや酷でしたが、壮大なスケールの飯豊連峰の一部を歩けた満足感はとても大きく、朝日連峰も良かったけれど、“東北の百名山では飯豊連峰が別格かな”という印象です。
“夜行⇒歩きまくり⇒夜帰”のタイトな56時間でしたが、情報収集・アクセス・歩行・残雪・生活技術等、自分のつたない山行力をフルに引き出してくれた感じの飯豊の山々に、感謝・感謝の2日間でした。
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初めてのコメントにて失礼します。
この時期の飯豊山って美しいですね 。
“夜行⇒歩きまくり⇒夜帰”のタイトな56時間、とのことですが、それだけの収穫 は十分ありましたね
お花に、周囲の山々、夕日、それに何よりも白と黒のコントラストが非常にはっきりした山肌と、 拝見しているだけでうきうきしますが、実際自分がそこにいたら、もうタマませんね
おつかれさまでした
yamahiroさん こちらこそはじめまして
初めての飯豊山でしたが、ヘロヘロにはなりつつも、スノトレや大展望などシッカリと楽しませていただいた山行でした。
本当に素晴らしい山域で、郷土にこのような誇れる山がある方々が羨ましいですね。
コメントありがとうございました。
もしかして「速いですね、縦走ですか?」と話しかけて下さったかたですか
やはり大日岳イイデすね
飯豊連峰の夕焼けがステキです
次回は自分も泊まりでゆっくりしたいと思います
草履塚から姥権現への下りでお会いしましたね
あの暑さの中で、雪も残る標準CTが17時間超のルートを日帰りとはスゴいですね
私は2日がかりでもヘロヘロになりました
それにしても飯豊の山々は最高でしたね
ご訪問ありがとうございました
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