遥かなる2000m峰オプタテシケ山2登目(日本三百名山)。ナキウサギにも間近で会えました

2019年08月11日(日) ~ 2019年08月12日(月)

• GPS: 15:40
• 距離: 22.6km
• 登り: 1,613m
• 下り: 1,600m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:05
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:05

距離 7.9km 登り 851m 下り 47m

8:40 美瑛富士登山口駐車場
8:44 美瑛富士登山口
12:45 美瑛富士避難小屋

2日目

• 山行: 7:03
• 休憩: 1:56
• 合計: 8:59

距離 14.7km 登り 762m 下り 1,572m

3:59 美瑛富士避難小屋
4:31 4:32 石垣山
5:06 5:15 ベベツ岳
6:05 オプタテシケ山北西稜頭
6:22 7:02 オプタテシケ山
7:14 オプタテシケ山北西稜頭
7:58 7:59 ベベツ岳
8:31 石垣山
9:02 10:07 美瑛富士避難小屋
12:58 美瑛富士登山口
12:58 美瑛富士登山口駐車場

天候

曇り時々霧、一時霧雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

レンタカーで白金温泉の美瑛富士登山口へ
林道入口にはゲートあり、鍵がかかっている可能性あるので、上川中部森林管理署に電話で入山連絡し、鍵ナンバーを教えてもらう。（今年はカギをかけていないとのことで、実際自由にゲートの開け閉めができました）

コース状況／危険箇所等

美瑛富士登山口から美瑛富士避難小屋は道はしっかりしていますが、上に行くほどえぐれた道に雨が流れて泥濘がひどくなります。気を付けて歩けばドロドロに足を汚すほどではありません。
避難小屋からオプタテシケ山も、道はとてもしっかりしていて、歩きやすい道でした。
ヒグマの生息地なので、対策は必要です。（クマよけスプレー、爆竹、火薬のピストル、大声、笛、鈴等）

写真

8/11 8:41

登山口の少し先の駐車場。結構たくさん停まってます

8/11 8:43

登山口

8/11 8:44

8/11 9:35

苔が綺麗な道

8/11 9:46

1/3来ました

8/11 9:46

ちょっと泥濘っぽい

8/11 9:47

8/11 9:55

雨も覚悟の入山だったので、晴れてきてテンションアップ

8/11 10:24

半分来ました

8/11 10:28

おお青い！

8/11 10:31

自然庭園の道

8/11 10:35

下界も少し見えました

8/11 10:39

前方に美瑛富士！

8/11 10:39

自然庭園

8/11 10:40

8/11 10:58

2/3来ました

8/11 11:14

ここにはナキウサギはいませんでした

8/11 11:47

水場がありました。これらな下から8Lも担いでくる必要なかったな

8/11 12:03

8/11 12:05

8/11 12:13

8/11 12:17

8/11 12:18

8/11 12:19

あと0.5km

8/11 12:20

8/11 12:22

8/11 12:22

ここにも流水。晴れが続くと枯れるかも。

8/11 12:25

8/11 12:25

8/11 12:25

8/11 12:28

8/11 12:37

8/11 12:44

美瑛富士避難小屋到着

8/11 13:45

アザミがたくさん

8/11 13:48

小屋の中。今宵の泊りは5人グループ＋単独男性と我々二人で計8人。他に大学の6人テントと二人組テント2張り。単独テント1張り。3連休のお盆なので、おそらく1年で最も込み合う日でしょう。

8/11 13:48

携帯トイレに関する注意書き

8/11 13:48

携帯トイレ常備されてますが、自分の分は持っていきましょう。

8/11 13:56

小屋で場所確保＆休憩後散策へ

8/11 13:56

8/11 14:05

小屋からはすぐ近く

8/11 14:09

お目当てはここ

8/11 14:07

鳴き声がする方を探すと、発見しました

8/11 14:19

ナキウサギのご登場！

8/11 14:19

会いあかったよ、ナッキー。去年の東ヌプカウシヌプリ記録ID: 1562932以来1年ぶり。今回は至近距離、トリミングなしでこの大きさに撮れました。

8/11 14:39

出てきてくれてありがとう。明日悪天でオプタテシケが無理だったとしても満足です。

8/11 14:40

美瑛富士の上から日が差してきました

8/11 14:40

8/11 14:47

ここがナッキーの住処

8/12 3:58

さて翌朝。なんと夜景が見えて、星も少し出ていました

8/12 3:58

小屋と美瑛富士

8/12 3:58

石垣山とテント

8/12 4:04

美瑛富士の向こうに美瑛岳も

8/12 4:05

巨石累々としています。ナッキーの声を聴きながらの登りです

8/12 4:06

縦走路にでました

8/12 4:27

その先もナッキーの声を聞きながらのぼります

8/12 4:31

石垣山の肩にでると、オー見えましたオプタテシケ山。入山前はガスで見えないことも覚悟していたのでうれしくてテンションアップ。

8/12 4:34

8/12 4:34

8/12 4:41

巻いてきた石垣山

8/12 4:41

同じく

8/12 4:48

石垣山の後ろに大きな美瑛富士と美瑛岳

8/12 4:53

前方はベベツ岳の後ろにひときわ高くオプタテシケ山

8/12 5:06

8/12 5:08

ベベツ岳からのオプタテシケ山とチングルマ

8/12 5:12

8/12 5:12

8/12 5:13

近づくにつ入れて大きく聳えるオプタテシケ山

8/12 5:14

時々雲を纏い高度を感じさせます

8/12 5:20

ベベツ岳の下りが終わりいよいよオプタテシケ山の登りです。
それにしても美しい三角形です。

8/12 5:27

イワギキョウ

8/12 6:00

痩せ尾根もあります

8/12 6:00

振り返るとベベツ岳はもう足元に

8/12 6:02

稜線歩き

8/12 6:05

美しい斜面

8/12 6:05

振り返ると美瑛岳の後ろに尖がった十勝岳登場

8/12 6:06

いよいよ最後の登り

8/12 6:07

北方の池

8/12 6:20

高度感あります

8/12 6:22

ついにきましたオプタテシケ山

8/12 6:23

十勝岳からの稜線が足下にうねります

8/12 6:23

北方はガス。残念ながらトムラウシや大雪は見えませんでした

8/12 6:25

山頂標識と美瑛〜十勝連峰

8/12 6:27

37年ぶり2度目の登頂です。前回（記録ID: 265807）霧だったので初めての展望。そして前回はカメラを持ってなくて写真がないので記憶の中だけの山でしたが、この三角イメージはかわりませんでした。

8/12 6:30

雲海が高度感を演出。曇っていますがこの展望が得られただけでも天に感謝です。

8/12 6:30

8/12 6:35

8/12 6:35

37年ぶりに感慨深い

8/12 6:43

8/12 6:46

また雲が出てきました

8/12 6:50

十勝岳方面をバックに十勝バターパン

8/12 7:08

さあ、降りだす前に下りましょう。（午後から雨の予報なので）

8/12 7:15

少し下るとまた霧が晴れました

8/12 7:16

名残惜しいオプタテシケ山

8/12 7:17

イワブクロ（タルマエソウ）が2株残ってました

8/12 7:59

8/12 7:59

8/12 8:03

なんと駒草！（別の場所から移植？！らしい）

8/12 8:04

白っぽいのはチシマギキョウか

8/12 8:05

8/12 8:06

8/12 8:12

8/12 8:21

こちらも均整ある石垣山

8/12 8:31

オプタテシケ山見納め

8/12 8:38

ナキウサギの声が聞こえる場所で、姿を探していたら、代わりにエゾシマリス！

8/12 8:38

同じく

8/12 8:52

戻ってきました

8/12 8:54

8/12 8:56

小屋の周囲は気持ちいい草原、昔来たときは全体に荒れ地でどこでもテントが張れたように記憶していますので、保護の効果なのかな。（10人用家形テントで5〜6隊の大人数でも天場に困らなかった・・今はそんな場所ありませんでした）

8/12 8:57

タテヤマリンドウやっと開いてくれました

8/12 9:01

帰ってきました。昼食休憩後パッキング、掃除をして出発です。

8/12 9:05

ナッキーさよなら！

8/12 10:05

8/12 10:06

8/12 10:11

エゾリンドウ

8/12 10:22

8/12 11:13

8/12 11:31

8/12 11:32

大岩を乗り越えて進みます。ステップの取り方とバランス感覚で疲労度と時間が大きく変わる道です。

8/12 11:33

自然庭園

8/12 11:43

8/12 12:03

昨年に続き熊撃退スプレーがお守り。バリバリテープでショルダーベルトに括り付けてすぐにとれるようにしています。

8/12 12:03

これが撃退スプレー本体

8/12 12:06

8/12 12:56

無事下山しました

8/12 12:57

8/12 12:58

8/12 13:18

林道ゲートはきちんと閉めましょう

8/12 14:09

白金温泉に立ち寄り

8/12 15:40

富良野メロンをゲットして糖分補給

8/13 10:05

翌日、長かった北海道登山ツーが終わって明石へ。私は伊丹空港行き、隣の飛行機は妻が乗る羽田行きです。

8/13 10:20

さらば北海道

8/13 10:42

下北半島の鎌

8/13 11:53

大阪城がすぐ下に

8/13 11:53

大坂の摩天楼

8/13 11:56

帰ってきました六甲山です。

撮影機器：

EX-ZR3100 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

装備

個人装備

ヘッドランプ 予備電池 1/25 000地形図 ガイド地図 GPS(1) 笛 筆記具 ライター(2) 保険証 バンダナ(2) 携帯電話(1) 計画書 雨具（ゴアスーツ＆傘） 防寒着（薄手ダウンジャケット） ロングスパッツ 手袋(防水 軍手） ストック1本 ビニール袋 シュラフ ザックカバー クマよけ鈴 食器 水筒（ペットボトル500)(2) 時計（高度計付） 日焼け止め 非常食

共同装備

テントマット コンロ ガスカートリッジ コッヘル（鍋） ファーストエイドキット 医薬品 ポイズンリムーバー カメラ(1) 水（8L) 熊撃退スプレー

感想

shigetoshi

北海道登山ツアー11日目、最後の登山は37年ぶりのとても懐かしいオプタテシケ山へ。
前回https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-265807.html
は霧で何も見えず、写真もないので微かな記憶しか残ってなく、でも本格登山を始めたばかりの頃ですべてに感動しながら登っていたので、とてもいいところだったことの記憶が強く、ぜひまた行きたいと思っていました。
そして3百名山なので、妻にも登らせること、さらに、前回は気付かなかった（知らなかった）ナキウサギにも会うこと、が目的でした。

天気予報は台風の影響でぐずつき気味の予報でしたが、歩いている間は幸いにも降られることなく、期待した高曇りになってオプタテシケ山の雄姿と稜線あるきの醍醐味、展望を満喫できました。特にその高度感と高山的な稜線はさすが北海道では数少ない2000峰だけのことはある、と思わせました。二百名山に入らなかったのが不思議です。

小屋の周囲は、昔はもっと荒れていて裸地が多く天場も広く、小屋の裏はトイレ場になっていて匂ったのを覚えていますが、今はきちんと植生保護され、携帯トイレも使われるようになってずいぶんきれいになったように思います。今は有名なところに登山者が集中する2極化が進んで、ここも入山者数も37年前よりだいぶ減っているようです。ただ、テレビの影響で3百名山ブームみたいなもの来るとまた増えるかもしれませんので心配です。