安達太良山 ゴンドラ〜安達太良山〜鉄山〜箕輪山〜野地温泉口へ縦走
- GPS
- 03:59
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 713m
- 下り
- 870m
コースタイム
8:37ゴンドラ山頂駅 -9:34安達太良山 9:45 -9:57牛ノ背 -10:22鉄山 -10:31鉄山避難小屋(休憩)10:38 -11:10箕輪山 -12:06鬼面山 -12:37野地温泉
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
奥岳登山口となる「あだたら高原スキー場」の駐車場を利用(無料) 駐車場は未舗装 (スキー場手前で約100mほど、舗装工事中) ゴンドラリフト「あだたらエクスプレス」(片道900円)で薬師岳まで約10分で登れる(歩くと約1時間10分) 通常営業開始 8:30- http://www.adatara-resort.com/green/express.stm <下山口→登山口> 下山口の野地温泉からは福島駅行きのバスしか出ておらず、奥岳登山口や二本松方面には戻れない タクシーで戻ることに 約6000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<危険個所> ・雪渓1 安達太良山山頂 直下(薬師岳側)にわずかな雪渓あり ただ、歩きやすく、道・踏み跡も明瞭で問題なし ・雪渓2 箕輪山から鬼面山に下りる途中の雪渓 霧が深く、視界が20m程度しかない中、雪渓にぶつかり進路を見失う 踏み跡はないが、右にも真下にも雪が掘れているように見える 滑ることもなく、なだらかな斜面で危険はない そのまま真下に降りると30mほどでリボンを発見し、登山道に復帰 ・滑りやすい赤土 箕輪山からの下山はとても滑りやすい(山と高原地図にも記載がある) 赤土が滑るうえ、段差が高く、足場が悪い 4回ほど滑り、泥だらけに ・強風 牛ノ背から鉄山の間の通称「馬ノ背」のあたり。非常に横風が強い <登山ポスト> ゴンドラリフトを降りた山頂駅内にあり 親切に下山届もセットになっており、下山口の登山ポストに投函する <温泉> 以前から行ってみたかった「野地温泉」 http://www.nojionsen.com/ 大人800円(ただし15時までに受け付けのこと) ■野地温泉の効能と泉質 東北の美湯の一つに数えられ、婦人病・胃腸病・神経痛に卓効があります ●泉質/単純硫黄水素泉(45度〜89度) 時間によっていくつかの風呂が男女入れ替えになっています 行ってのお楽しみ |
写真
感想
「栃木・福島100名山 3日間」の最終日
<天気予報>
天気予報は中途半端な「曇り」
雨なら中止にしようと思っていたのに。。
しかも昨日より気温は5℃くらい低いようだ。。。
とりあえずゴンドラを使ってらくらく登山で安達太良山を周回しよう!
と出発を決める
<ルート選択>
ただ、昨日、磐梯山からの国道(新道・旧道とも)から見上げた箕輪山。激しく切り立った鬼面山をどうしても歩いてみたい。。。
そして、昨日は通り過ぎてしまった野地温泉
硫黄の煙が宿のすぐ裏に立ち込めていた
入ってみたい。。。
それにはゴンドラを使って安達太良山経由で約5時間
最後まで悩んだ結果、登山の準備は万が一の天候の悪化にも備えて、野地温泉まで行ける準備をして出発(念のため、シャツ、フリース(不使用)を追加)
安達太良山で雨が降っていたら、くろがね小屋経由で下山(最短コース)
霧が晴れ、眺望が良ければ、箕輪山まで行く!(塩沢温泉に下山可能)
そこでいくか?もどるか?を決めることにした
<感想 - 微妙な天候の変化に右往左往>
結果としては縦走したのだが、天候はこちらを誘惑するかのように刻々と変化する
ゴンドラを降りると、山頂に向かって霧が立ち込めるが、一応山頂らしき影を臨むことができる
が、歩いているうち南側からだんだんと霧が濃くなる
山頂に着いた時には目の前にある「乳首」と呼ばれる小山が見えないほど視界が悪くなっていた
じゃ、このまま下山かな。。とおもって「乳首」と呼ばれる山頂の小山を右から登ったり、左回りで登ったりと、男ならではの好奇心で必要以上に時間をかけてうろうろする。。。
と、山の神はやはり男だったのか?
霧がサッーっと晴れて、下界の二本松市街も少し見えるように
進行方向の鉄山・沼ノ平方面の視界が開け、よし!行くぞ!と進む
気温はこの時10℃
ただ、牛ノ背・馬ノ背の両尾根歩きは東からとても強い風が吹き、気温は8℃。体感温度はさらにぐっと下がる
岩陰で、ちょっと汗か霧で濡れてしまった薄手のウィンドブレーカーと中のシャツを新しいシャツとゴアのレインウェアに変える
このタイミングがのちに正解となる
この尾根からは沼ノ平をクリアに望むことができ、生物が存在できないような、異世界の空間にも思えた
遠く(北側)にはいくつかの池・湖も見えた
この数10分が今日のハイライトだったのだろう
鉄山を登るころには強い風と再び現れた流れる雲で視界が不良に。。
先に進むには問題なかったが、鉄山避難小屋をすぐたところからポツポツと雨も降りだし、視界のない白い雲の中を延々と歩く
あぁ。。本当は昨日見上げた素敵な山の姿をまじかで見たかったのに。。
と思いながら、ひょっとしたら。。。と雨の中を歩く
結局、箕輪山に到着しても雨と霧の状況は変わらず
下山時間の短い野地温泉に下山することに
ここからつらい思いが始まる
危険個所として記述もしたが。。
1.箕輪山からの下山は滑る
初めの15分くらいは赤土の歩きづらい道が続きとにかく滑る
段差が高く、赤土は雨で余計に滑る
4回は転んだと思う
手袋もパンツも腕時計もGPSも泥だらけ
2.霧の中の雪渓に遭遇
視界が20mほどしかなく、雪渓の先の道が全く見えなくなり、踏み跡も見えない
何か情報はないか?と奇跡的につながった携帯電話で野地温泉の方にここの雪渓のクリア方法を尋ねたが、登山に詳しい方が不在とのこと。。。
戻ることも考えたが、斜面も緩く、雪の状態も歩きやすい柔らかさだったので、とりあえず30mほど降りてみることに
(実は後から頼もしい団体さんがこのルートに来ることが分かっていたのもあって、少し強気に)
と右手に!きらりと光るピンクのリボンが!
助かったぁ。。
3.箕輪山から鬼面山への下山
箕輪山が標高がもっとも高く、あとはもう下るだけだ。。と思っていた私の目の前の霧の中からうっすらと黒い山が浮かんでくる
おっ!結構登るぞ!
きつくはありませんでしたが、ただ、下るだけと思っていただけにショックが大きかったです
4.鬼面山からの下山
この辺りからは道が狭くなり、笹がほとんど覆うようになる
今日のような雨だと、足元がどんどん笹の葉でぬらされてしまう
もし短パンにタイツであったらビショビショになっちゃうなぁ。。
と思いながら、無事下山したのでした
<総括>
普段、山梨、丹沢、長野の山に行くことが多い私ですが、福島の山々もそれぞれが特徴があり、また、思っていたよりアクセスも良く、さらにはいい温泉がいたるところにあり、また今度は晴天の時に雄大(だったはずの)な景色を見に行きたいと思う
次は吾妻山 東と西を別々か?小屋を使って縦走か?
また、次はどこの温泉か?
悩みは尽きそうにない。。。
こうして私の初めての福島の山ツアーはめでたく無事終了しました
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する