樹レコ。 山上ヶ岳の樹木

2019年08月12日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 1.7km
• 登り: 14m
• 下り: 238m

コースタイム

山上ヶ岳→洞辻　標準タイム1時間のところを2時間16分かかりました。

天候

雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

道は明瞭です。
鐘掛岩は巻き道を使いました。雨天のため洞辻で観察・撮影を中止しました。

写真

前日はよいお天気だったのですが・・

一夜明けると雨・・遠くの方は白い・・

雨の中に立つウラジロモミ。

山頂から麓へと下りながら樹木・樹林を見てゆくつもりです。
(写真はサラサドウダン)

オオヤマレンゲ。

アサノハカエデ。
葉の上面を見ると葉脈のところが凹んでいるので、しわのある葉に見えます。

オオイタヤメイゲツの樹形。
大峰や大台ケ原のオオイタヤメイゲツはこのような形のものが多いです。

このオオイタヤメイゲツは大木ですがツルアジサイにからまれてしまっています。

ウラジロモミの枝です。

ナナカマド。

ナナカマド (樹皮)。やや横長の皮目があります。

オオヤマレンゲ。
この木は幹が真っすぐにはなりません。

(草本)　カニコウモリ。

ツタウルシ。
秋には美しく紅葉します。

宿坊入り口通過。

ヒノキ。

ヒノキ。(樹皮)

コメツガ。

ノリウツギ。

西の覗き通過。

コメツガとヒノキ。

コメツガ。(樹皮)

林の様子です。

ツルアジサイが咲いています。

ウラジロモミの若枝。
枝に全く毛がありません。(モミと区別)

フウリンウメモドキ。

フウリンウメモドキ。
特徴に乏しく、このような木がいちばん撮影を戸惑わせるところです。ただし、フウリンウメモドキは実が熟れる頃、良い被写体となります。

ナンゴクミネカエデか？

オオイタヤメイゲツ。(樹皮)

リョウブ。
珍しくありませんが満開でしたので撮りました。

林の様子です。
ウラジロモミやコメツガのため山上ヶ岳は亜高山かと錯覚してしまいますね。

アサノハカエデ。
どのカエデもプロペラのような実（翼果）を付けます。翼果の翼の開く角度はカエデの種類によって異なります。

ノリウツギ。
両性花の周囲に大きな白い装飾花。

ノリウツギ。
装飾花の、花弁のように見える萼片はときに白色から淡紅色に変わります。

マンサク。

タラノキ。
大きくて鋭いトゲ、葉にもトゲがあるようです。食用になる木だとはとても思えませんね(笑)

ツクシシャクナゲ。
九州・四国などに自生するシャクナゲです。

陀羅尼助茶屋が見えた。雨宿りしよう。

シナノキ。（樹皮）

しばしプロムナード。しかし雨降りやまず。

あ、真弓ちゃん、ここに居たの。雨露で光っててきれいだよー^^;

洞辻茶屋でまた雨宿りです。モチベーションはすっかり低下ですわ^^;;

さらに標高1100�辰泙撚爾蠅討�て、気を取り直して撮ったのが以下の数枚です。

ミヤマクロモジ。
葉脈は葉の下面で浮き出る。

ミヤマクロモジ。
葉脈は葉の上面で凹む。

クロモジ。
葉脈の凹凸があまりなく、葉面はきわめて平面的です。（前の写真と比べてください）

イヌブナ。

こちらはブナです。
ブナとイヌブナでは、葉の大きさが違う、葉脈の本数が違う、葉の下面の毛の質が違う。
（前の写真と比べてください）

ヤハズアジサイ。（そはやき要素）
そういえばそはやき要素のヒメシャラは・・？　なかったんやろか？

エビガライチゴ。
これが現れるということはだいぶ標高が落ちてきたということですね。そういえば急激に暑い！　山の冷気の中で過ごすことは、やっぱりすばらしいことなんや・・オワリ。

感想

Happa64

雨のせいもあったのでしょうが、混雑を感じさせない静かなお山でした。

追記 2019.8.17
#25 #9 ウラジロモミ
陰葉と陽葉で葉形は異なります。また葉が枝の左右に羽状に付くか、あるいは枝にらせん状に付くようになります。ウラジロモミもそうですがモミも葉形が2とおりあり、しかしながらこのことをちゃんと書いていない図鑑は多く、これが観察者のこの木の同定を戸惑わせる結果にしているのではないかと思います。