憧れ槍ヶ岳 表銀座〜上高地 4days
- GPS
- 80:00
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 2,637m
- 下り
- 2,576m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:40
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:10
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 5:50
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:40
天候 | 8/12 曇り。夜は晴れ 8/13 晴れのち曇り。夜に雨 8/14 晴れのち曇り。夜暴風 8/15 曇り。稜線は強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
下山後は上高地BTから新島々駅までバス、新島々駅から穂高駅へは電車で移動。バス電車代2770円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。東鎌尾根から槍先までは岩場や梯子場が多くなる。濡れているときは滑らないよう気をつけたい。 |
その他周辺情報 | 下山後は穂高駐車場から中房線に登り、山のたこ平さんで日帰り入浴。500円。 |
写真
感想
そろそろ槍ヶ岳に行きたい。
そう思いつつ仕事仕事で寝るだけの休日が続き、お盆休みに入ってようやく計画と買い物荷造りを開めました。
テント泊も久々にしたいけど体力に不安もあるため、昼夜の食事は山小屋を利用し、山頂は基本巻く、4泊5日のゆっくり山行を計画しました。
結局は台風の接近で4日目の夜から本格的に雨が降る予報になったため、実は楽しみにしていた徳沢園での一泊を中止し3泊4日のわりと普通のペース?の山行となりました。
山小屋に食事を頼っておきながら、諸事情でバッテリーなどを多めに入れた雑なザッキングで荷物はなんと15.5kg。基本的にヤマケイ地図のコースタイムより速く歩けましたが、2月から8kgほど痩せた成果だったなら嬉しいですね。
■1日目(8.12m)
この時期、中房温泉登山口は大変混雑するので、穂高駐車場に車を停めてバスで登山口へ向かいました。
穂高駐車場は穂高駅から近いため、下山後に戻りやすいというのも穂高駐車場を利用した理由です。
前夜に土砂崩れがあったらしく中房線のゲートが開かないかも……と言われましたが、5:30には開くということで、5時頃出発のバスで予定通り登山口に辿り着けました。
天気は曇り。合戦尾根もガスの中で、登っているときは常念方面も何も見えないままでした。
久々の山行なうえザックが重いので結構ゆっくり登ったつもりでしたが、昼前には燕山荘に到着してしまいました。
燕岳は人気の山なのでなかなかの賑わいでしたが、昼前はテン場も結構空いており、山荘側にテントを張ることができました。日差しがありテント内は暑いので、燕山荘での昼食後も喫茶しながら休憩させてもらいました。
夕食後、自分恒例の頭痛と吐き気に襲われました。テント内でリバ寸前まで行くも、なんとかトイレに避難。テント内でリバーしてたらシャレにならない事態でした。ほんとにギリギリセーフ……。
高度を上げるときはホントにゆっくりと、水分も採りすぎるほど摂りながら登らないと駄目だと再認識しました。
■2日目(8.13t)
体調はいつも通り夜にはよくなり翌朝にはすっかり回復。日の出を横目に見つつテントを撤収して大天井に向かいました。
30分歩いたところでサンダルをテン場に忘れたことに気付き空身で取りに戻りました。荷物がないと体が軽いこと軽いこと。時間と体力がちょっと勿体なく感じながら山行再開。裏銀座や穂高槍を見ながらの稜線歩きを楽しみました。
ヒュッテ西岳では夕食利用ができないため、大天井ヒュッテで気持ち多めに昼食を摂り、昨日の反省もありよく休んでから出発。
2時頃にヒュッテ西岳に着き、まだ余裕のあるテン場にテントを張って休憩。夜は携帯食を摂ってぐっすり眠りました。
■3日目(8.14w)
昨日は夕方からときどき小雨が降っていましたが、夜にも多少まとまった降雨があったようです。泥のついたままテントを畳んで出発しました。
朝は晴れており槍と東鎌尾根がよく見えました。東鎌尾根は水俣分岐からはひたすら登りかと思っていましたが、登り降りを繰り返して高度を上げていくコースでした。岩場や梯子が多く戸渡のように両側が切れ落ちた場所もありました。景色のいい楽しいコースだと思いました。
ヒュッテ大槍につく頃には周りはすっかりガスの中で何も見えない状態に。槍ヶ岳山荘の辺りも、たまに一瞬の晴れ間が覗いたときの景色から察するに絶景なんでしょうが……結局何も見えず仕舞いでした。
しかし、その台風接近による悪天候のおかげで、槍ヶ岳山荘のテン場も槍の穂先も割と空いており、その点は天気が悪くてよかったかなと思いました。天気がいいと10時にはテン場が一杯、ということもあるそうなので……。
テントを張るときは、まず山荘で受付をします。そこでサイトの空きを確認し、テントを張ってからまた受付で番地の札を貰う、というのが手順らしいのですが、自分は最初の受付時に札をもらいました。札の番地に行くと既に人のテントがあったので、札はその人に渡して再度受付へ。最初に札を貰うほうが手間がない気もするのですが……なんだか本来のシステムもよくわかりません。
なんやかんやでテントを無事張り終え、昼頃に槍の穂先へ。ここは渋滞を覚悟していたのですが、この日は全然空いておりとても気楽に登頂できました。混んでいると山頂では慌ただしく写真を撮ってすぐ降りる感じだそうですが、のんびり一服してから降りることができました。
広大な絶景が何も見えなかったのは残念ですが、また天気のいいときに再訪したいという原動力になるのでそれはそれで。
山荘に戻って昼食にラーメンを注文。体調と気分がいいというのもあったからか、ここのラーメンは今までの山ラーメンの中で1番美味しかったです。
その後テントでのんびり休憩してから夕食を山荘で摂り眠りました。
この日の夜は風が非常に強く、テントが飛ばされてしまった人もいました。自分のテントは大丈夫でしたが、テントは揺れるしバタバタうるさいし、残念なことにあまりよく眠れませんでした。
■4日目(8.14t)
寝不足ぎみで若干寝坊。本来4日目は、徳沢園まで頑張って降りて、風呂に入ってのんびりもう一泊、と考えていたのですが、午後から翌日昼間で本降りがありそうということで、上高地まで降りることに。
朝になっても稜線は風が強く、テントが飛ばされないようにしながら撤収。逃げるように槍沢へ降りました。
まずは巨岩ゴロゴロの槍沢最上部の中を一気に下ります。ガスで真っ白だったので写真は撮っていないのですが、この辺も凄い景色なんだと思います。先行の何パーティーかが、コースを外れて降っていたのが気になりました。ガスでコースを誤ったのか?コースに合流はしていましたが、あまりよくないなあと思いました。
ガスから抜けた頃には、槍沢の景色も穏やかになりました。
台風接近に伴い、すれ違う人はあまり居ませんでしたが、それでも居た事に驚きです。稜線は既に暴風でしたが大丈夫だったのでしょうか……。
槍ヶ岳山荘から上高地まで一気に降りるのは、自分にはをちょっと長いかな、と思っていたのですが、この日はなかなか元気があり、昼には上高地に着くことができました。
バスターミナルで昼食を摂り、バスと電車で穂高駐車場まで戻り、中房の温泉に入ってから帰宅しました。
今回は天気がいまいちだったものの、おかげでお盆休みだというのに混雑を避けられ、涼しい中で登れるというこれはこれでいい山旅でした。自分の体力や体調も再確認できました。槍ヶ岳への初登頂とテン泊縦走も出来て満足です。
今度は是非、天気のいい槍ヶ岳へ、平日に休みを取って行きたいものです。
いつになったら出来るかわかりませんが。
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