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Yamareco

記録ID: 197972
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢

畦ヶ丸・権現山(沢と滝と新緑の道)

2012年06月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
00:39
距離
12.2km
登り
1,350m
下り
1,439m

コースタイム

8:30 西丹沢自然教室
9:04 権現山分岐
10:08 権現山
10:56 権現山分岐
11:02 下棚
11:25 本棚
12:13 善六ノタワ
12:55 畦ヶ丸
13:12 畦ヶ丸避難小屋
13:34 大滝峠上分岐
13:57 一軒屋避難小屋
14:49 大滝橋バス停
天候 薄曇り(時おり小雨がぱらつく)
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■ 行き:小田急線 新松田駅〜(富士急湘南バス)〜西丹沢自然教室バス停
■ 帰り:大滝橋バス停〜(富士急湘南バス)〜小田急線 新松田駅
コース状況/
危険箇所等
■ 西丹沢自然教室で登山届の提出を呼びかけており、記入用紙も用意されている。

■ 権現山・畦ヶ丸とも、コース全体を通して特に危険な個所はなし。しいていえば、木橋や桟道、ヤセ尾根で滑ったり足を踏み外さないように注意。

■ 権現山の登山道は現在「登山道ではない」ことになっているが、よく踏まれた道が山頂まで続いている。取り付き直後と途中の杉林が広がるところで少し踏み跡がわかりにくいが、明瞭な道を見つけさえすれば後は迷う心配はない。
多くの登山者で賑わう西丹沢自然教室を出発(その大半はツツジ新道を経て檜洞丸へ向かったと思われる)。
多くの登山者で賑わう西丹沢自然教室を出発(その大半はツツジ新道を経て檜洞丸へ向かったと思われる)。
まずは中川川にかかる吊橋を渡る。
まずは中川川にかかる吊橋を渡る。
新緑の若葉が気持ちのいい道。
新緑の若葉が気持ちのいい道。
木橋で何度も沢を渡る。
木橋で何度も沢を渡る。
東海自然歩道ということもあってか、かなり頻繁に道標がある。
東海自然歩道ということもあってか、かなり頻繁に道標がある。
滝ではないが、堰堤から流れ落ちる水も涼しげだ。
滝ではないが、堰堤から流れ落ちる水も涼しげだ。
西丹沢自然教室から30分ほどで開けた場所に出る。ここが権現山への分岐。
西丹沢自然教室から30分ほどで開けた場所に出る。ここが権現山への分岐。
「林業用径路で登山道ではない」という看板。ガイドブックによると、権現山で立て続けに事故が発生したためだそうだ。
「林業用径路で登山道ではない」という看板。ガイドブックによると、権現山で立て続けに事故が発生したためだそうだ。
最初の開けた杉林でちょっと迷ったが、やがて明瞭な踏み跡を見つけた。ピンクリボンもいくつか付けられているが、登山道を示すためのものではなさそうだ。
最初の開けた杉林でちょっと迷ったが、やがて明瞭な踏み跡を見つけた。ピンクリボンもいくつか付けられているが、登山道を示すためのものではなさそうだ。
九十九折りで高度を上げていく。斜面は急だが九十九折りのおかげで道はなだらか。
九十九折りで高度を上げていく。斜面は急だが九十九折りのおかげで道はなだらか。
途中で再び開けた杉林に出る。ちょっと迷うが、よく見ると左側の尾根へ向かう明瞭な道が続いていた。
途中で再び開けた杉林に出る。ちょっと迷うが、よく見ると左側の尾根へ向かう明瞭な道が続いていた。
ところどころにヤセ尾根があるが、普通に気をつけて歩けば大丈夫。
ところどころにヤセ尾根があるが、普通に気をつけて歩けば大丈夫。
何本かツツジが咲いていた(檜洞丸のほうはもっとすごいのかなあ・・・)。
何本かツツジが咲いていた(檜洞丸のほうはもっとすごいのかなあ・・・)。
権現山山頂に到着。標柱はドカンに手書き(なぜか山頂にはドカンが何本も置いてあった)。
権現山山頂に到着。標柱はドカンに手書き(なぜか山頂にはドカンが何本も置いてあった)。
山頂からは眼下に丹沢湖が望めた。この日唯一の眺望。
山頂からは眼下に丹沢湖が望めた。この日唯一の眺望。
権現山分岐へ戻り、少し進んで下棚へ。落差40mとのこと。
権現山分岐へ戻り、少し進んで下棚へ。落差40mとのこと。
苔むした沢筋を進む。
苔むした沢筋を進む。
今度は落差60mの本棚へ。昨日の雨で水量が増していると思われる。
今度は落差60mの本棚へ。昨日の雨で水量が増していると思われる。
沢を離れて登りにかかると、木の階段と木の根道が続く。
沢を離れて登りにかかると、木の階段と木の根道が続く。
善六ノタワ(写真は振り返って見たところ)。
善六ノタワ(写真は振り返って見たところ)。
善六ノタワのすぐ先に、長いはしごと階段がある。ただ、全体的には登山道はなだらかで、「こんな調子で山頂(の標高)に辿り着けるのだろうか?」と思うほど。
善六ノタワのすぐ先に、長いはしごと階段がある。ただ、全体的には登山道はなだらかで、「こんな調子で山頂(の標高)に辿り着けるのだろうか?」と思うほど。
山頂が近づくとガスがかかって、何となく幻想的。時おりぱらつく小雨がほてった体に気持ちいい。
山頂が近づくとガスがかかって、何となく幻想的。時おりぱらつく小雨がほてった体に気持ちいい。
畦ヶ丸山頂に到着。
畦ヶ丸山頂に到着。
展望はない。補給がてら少し休んですぐに下山。
展望はない。補給がてら少し休んですぐに下山。
山頂から100mほど進むと、畦ヶ丸避難小屋がある。
山頂から100mほど進むと、畦ヶ丸避難小屋がある。
中を覗くと土間の真ん中に薪ストーブ(?)と、6畳くらいの広い板の間がある。
中を覗くと土間の真ん中に薪ストーブ(?)と、6畳くらいの広い板の間がある。
備品もきちんと整理されていた。
備品もきちんと整理されていた。
下山道はときどき急な箇所もあるが、全体的に歩きやすい。日帰り装備の荷物があまりにも軽くて、つい駆け足になってしまう。
下山道はときどき急な箇所もあるが、全体的に歩きやすい。日帰り装備の荷物があまりにも軽くて、つい駆け足になってしまう。
尾根を下りきると沢沿いの道に。
尾根を下りきると沢沿いの道に。
一軒屋避難小屋。
一軒屋避難小屋。
こちらは土間だけか、と思ったら・・・(ザックはほかの方のもの)。
こちらは土間だけか、と思ったら・・・(ザックはほかの方のもの)。
奥に3畳ほどの板の間があった。でも窓を閉めると真っ暗で、座敷牢みたいでちょっと気味が悪い。
奥に3畳ほどの板の間があった。でも窓を閉めると真っ暗で、座敷牢みたいでちょっと気味が悪い。
ガイドブックを参考に、小屋裏手の石段を登る。
ガイドブックを参考に、小屋裏手の石段を登る。
石段の上には小さな祠があった。昔はこのあたりにも人が暮らしていたそうだ。こんな山の中でどんな人がどんな生活をしていたんだろう・・・。
石段の上には小さな祠があった。昔はこのあたりにも人が暮らしていたそうだ。こんな山の中でどんな人がどんな生活をしていたんだろう・・・。
小屋の周囲は平坦で、テントも張れそう(雑草が生えて地面が固いので、細かな整地はできなさそうだが)。
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小屋の周囲は平坦で、テントも張れそう(雑草が生えて地面が固いので、細かな整地はできなさそうだが)。
再び沢沿いを進む。
再び沢沿いを進む。
今回、唯一「危険だな」と思ったところ。桟道を踏み外すと落ちます。
今回、唯一「危険だな」と思ったところ。桟道を踏み外すと落ちます。
名前はわからないが(大滝?)、下山道にも滝が。途中で沢登り装備の人たちも見かけた。
名前はわからないが(大滝?)、下山道にも滝が。途中で沢登り装備の人たちも見かけた。
やがて広い林道に出る。
やがて広い林道に出る。
舗装路へ出て、大滝橋バス停へ。
舗装路へ出て、大滝橋バス停へ。

感想

■ 今回は気軽に日帰りできる山・・・ということで、ガイドブックからやや適当に丹沢の畦ヶ丸を選んだ。適当、といっても途中に滝があり、それなりに面白そうなコース。

■ 「山と高原地図」(2011年版)には登山道が描かれていない権現山に登るのも楽しみだったが、実際にはかなり多くの人が登っているようで、地図を見る必要がないほど踏み跡が明瞭だった。

■ 今回のコース(権現山を除く)は「山と高原地図」や「ヤマケイアルペンガイド」では中級に分類されているが、一部を除いて登山道はなだらかで歩きやすく、初級にしてもいいんじゃないかと思った。見どころといえば下棚・本棚の滝くらいで展望もほとんどないが、水と緑に癒されるハイキングコースだった。

■ 日帰りで雪山装備(アイゼンなど)もいらない山行は久しぶりだったので、もうザックの軽いこと! 体力が余って下りでは駆け出してしまうほどだった。こんな楽な山行をしてしまうと、次のテント泊が一層きつく感じそう・・・。

■ 気になったこと・その1:途中、虫除けスプレーのハッカのようないい香りが何度もした。あれは何だったんだろう(伐採した杉の木の匂い?)。

■ 気になったこと・その2:下山中、「ホー、ホー」というインディアンの呼び声(?)みたいな動物の鳴き声が聞こえた。鹿や熊ではないだろうし、あれは何だったんだろう(猿かなあ?)。

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コメント

気になったこと
同じ日に同じコースを歩きました。
(権現山は行きませんでしたが)

わたしも、同じ事が気になりました。
匂いは最初獣か?と思ったのですが、結局わからずじまい。

動物の声も、最初は誰かがコールしているのかと思いましたが、あちこちから聞こえるのでなんだろう?と考え、帰りのバスで猿を見かけたので、ああそうか、と納得しました。
2012/6/11 22:03
楽でしたか〜。
体力があり余ってしまうとは、さすがですね〜。
私はドコ行っても、何故かキツいです。

実は私もよく下りで走ります。
重力に逆らわない方が、却って楽ですよね。
2012/6/11 23:53
krosuongさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
気になることは同じでしたか〜(笑)。
ハッカ臭は、たぶん伐採したばかりの杉の葉の匂いですかね〜。
杉の葉から精油を作ったりもするみたいです。
鳴き声は、たぶん猿ですね(私も最初、人の声かと思いました)。
ああいう鳴き声を聞いたのは初めてです。
2012/6/12 19:56
geraniumさん
こんにちは。
下りは重力に任せてたったか下ったほうが楽なんですよね。
うまくクッションを効かせないと膝を痛めそうですけど(笑)。
私も登山を始めた当初は下りで慎重に歩いていたんですが、
ガイドのYさんがいつも下りは小走りなので、その習慣が身に
付いてしまいました(笑)。
2012/6/12 20:00
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