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Yamareco

記録ID: 198178
全員に公開
ハイキング
奥秩父

霧の大菩薩嶺(上日川P‐雷岩‐山頂‐大菩薩峠‐石丸峠‐上日川P)

2012年06月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
9.7km
登り
784m
下り
826m

コースタイム

6:25上日川峠⇒6:45唐松尾根分岐(福ちゃん荘)6:55⇒7:50雷岩⇒
8:00大菩薩嶺⇒8:15雷岩⇒8:20展望(?)所・食事休憩9:00⇒9:10神部岩⇒
9:25犀の河原9:30⇒9:45大菩薩峠(介山荘)10:00⇒
10:20石丸峠⇒11:40上日川峠
天候 曇り→霧雨→雨→曇り
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道勝沼I.Cから上日川ダム方面経由で上日川峠、
AM5:45着時点で、市営無料上日川峠第二駐車場一番乗り、
第一駐車場も1〜2台空きあり。
コース状況/
危険箇所等
【上日川峠⇒唐松尾根分岐】
 ロッジ長兵衛の右横を少しあがった所から登山道、
 前日の雨で滑り易い箇所もあるが特に危険箇所は無い。

【唐松尾根分岐⇒雷岩】
 分岐点からしばらく道幅も広く整備された道を登る、
 徐々に傾斜も出てきて、狭い岩場の登りとなる。

【雷岩⇒大菩薩嶺】
 林間の中、整備された道であるが、二箇所ほど雨による大きな水溜り。

【雷岩⇒大菩薩峠】
 本来なら絶景なビューポイントコース、
 きょうは霧雨の中で視界も無く、足元の浮石に気を付けて歩いた。
 ※今年の2月末の吹雪状態の時から二度目の大菩薩だが今回も眺望無し。
  雪道の時はあまり気にならなかった浮き石が結構歩き辛く感じた。

【大菩薩峠⇒石丸峠】
 介山荘脇の休憩所・トイレの前を通過した所から登る。
 登りだしは結構な傾斜の岩場となり、雨ですべる。
 途中から林間の苔の斜面が続く、雨で適度な湿度あって苔が美しい。
 林が開けたところが熊沢山で、そこを過ぎるとスキー場のゲレンデの
 様な斜面に出て、下に石丸峠が見える。登山道はゲレンデの右側を
 ジグザクに降る。

【石丸峠⇒上日川峠】
 石丸峠からは、鋭角に右手へ熊笹道を進む。
 視界があれば、ここら辺も景色が良さそうな所であるがきょうは眺望無し。
 ここを通過する時分は雨も上がり曇りとなり、
 「ケキョ・ケキョ・ホ−ホケキョ」の大合唱が山谷に鳴り響く。
 このコースは全体的に気持ち良く歩けそうなコースであるが、
 上日川峠にたどり着くまでに3箇所ほど沢を渡るところがある。
 「親水広場」近くは沢幅もそこそこあり流れも早く、
 踏み石も水をかぶり滑り易い、ダブルストックを使い
 慎重に渡ったのだが、雨あがりは要注意である。
 
市営無料駐車場。
市営無料駐車場。
上日川峠第ニ駐車場、
一番乗り。
上日川峠第ニ駐車場、
一番乗り。
ロッジ長兵衛前の
テン場、2〜3張り。
1
ロッジ長兵衛前の
テン場、2〜3張り。
コース確認、
先ずは福ちゃん荘へ。
そこから雷岩に登ります。
コース確認、
先ずは福ちゃん荘へ。
そこから雷岩に登ります。
ロッジ長兵衛
福ちゃん荘まで25分。
福ちゃん荘まで25分。
ここが登山口。
福ちゃん荘到着。
福ちゃん荘到着。
テン場には
家族連れが二張り。
テン場には
家族連れが二張り。
コース確認、
雷岩まで一時間。
コース確認、
雷岩まで一時間。
左の雷岩方面へ。
左の雷岩方面へ。
分岐からはじめは
道幅も広く整備された
緩やかな道です。
分岐からはじめは
道幅も広く整備された
緩やかな道です。
霧が出て来ました。
霧が出て来ました。
空は明るくなってきました。
空は明るくなってきました。
ここから、
道幅が狭い山道。
ここから、
道幅が狭い山道。
霧が立ちこめて来ました。
霧が立ちこめて来ました。
霧の中、
微かに見える自然な
色彩が目に留まります。
霧の中、
微かに見える自然な
色彩が目に留まります。
霧が流れて、
空気がしっとり。
霧が流れて、
空気がしっとり。
14〜15名の団体さんに
追いつきました。
結構急なこう配です。
14〜15名の団体さんに
追いつきました。
結構急なこう配です。
こんな岩場もあります。
こんな岩場もあります。
雷岩到着。
周囲は霧に覆われています。
周囲は霧に覆われています。
大菩薩嶺へ。
山頂、
標高2057メートル。
1
山頂、
標高2057メートル。
雷岩へ戻ります。
雷岩へ戻ります。
普段は強い風の抜け道で、
木々が斜めってます。
普段は強い風の抜け道で、
木々が斜めってます。
無風で霧が動きません。
無風で霧が動きません。
かなり斜めってます。
かなり斜めってます。
本日デビューの
チタンポット。
本日デビューの
チタンポット。
ふたを開けると、
アルコールバーナーと、
30mlのアルコール燃料。
2
ふたを開けると、
アルコールバーナーと、
30mlのアルコール燃料。
あと、
ゴトクが入っています。
1
あと、
ゴトクが入っています。
組み立てて、
500mlのペットボトルの
水を沸かすと約5分で
沸騰しました。
1
組み立てて、
500mlのペットボトルの
水を沸かすと約5分で
沸騰しました。
霧が小粒の雨になって来たので、木陰で食事にします。この不安定な椅子、腰を伸ばして休憩するには便利です。
1
霧が小粒の雨になって来たので、木陰で食事にします。この不安定な椅子、腰を伸ばして休憩するには便利です。
最近定番のパターンです。
最近定番のパターンです。
完全に雨になりました。
完全に雨になりました。
標高2000メートル地点の神戸岩。
標高2000メートル地点の神戸岩。
さいの河原の避難小屋が見えて来ました。
さいの河原の避難小屋が見えて来ました。
軒下で雨支度をしています。
軒下で雨支度をしています。
さいの河原です。
さいの河原です。
避難小屋は閉まっていました。
避難小屋は閉まっていました。
親不知の頭
向こうの景色が全くありません。
向こうの景色が全くありません。
立派な石碑。
ごろ石で結構歩きにくいです。
ごろ石で結構歩きにくいです。
石碑が斜めっています。
石碑が斜めっています。
介山荘が見えて来ました。
介山荘が見えて来ました。
2月末には雪で気が付きませんでした。
2月末には雪で気が付きませんでした。
晴れていれば、役に立ったのに。
晴れていれば、役に立ったのに。
介山荘、賑わってます。
介山荘、賑わってます。
霧の中の標識。
ここはアケードになっているので、濡れません。
ここはアケードになっているので、濡れません。
迷ったあげく、次回まで検討。
迷ったあげく、次回まで検討。
介山荘脇の休憩室とトイレ。
介山荘脇の休憩室とトイレ。
雨足が少し強くなり、
皆さんコース確認中。
雨足が少し強くなり、
皆さんコース確認中。
石丸峠を目指します。
石丸峠を目指します。
登り出しは急こう配の岩場。
登り出しは急こう配の岩場。
一面が苔で覆われています。
一面が苔で覆われています。
雨でしっとり、
いい感じです。
雨でしっとり、
いい感じです。
ちょっと幻想的な雰囲気。
ちょっと幻想的な雰囲気。
大木の根の周りが神秘的。
大木の根の周りが神秘的。
熊沢山。
いきなりゲレンデみたいな所に出ます。
いきなりゲレンデみたいな所に出ます。
登山道はゲレンデ(?)に沿って、右側にありました。
登山道はゲレンデ(?)に沿って、右側にありました。
上からも斜面が続いています。
上からも斜面が続いています。
下に石丸峠が見えます。
下に石丸峠が見えます。
石丸峠。
鋭角に右折します。
1
鋭角に右折します。
熊笹もしっとりした感じ。
熊笹もしっとりした感じ。
晴れていれば、気持ち良さそうな道です。
晴れていれば、気持ち良さそうな道です。
雲の切れ目から、大菩薩湖が見えます。この辺り「ホーホケキョ」の大合唱で山谷に鳴り響いてます。
1
雲の切れ目から、大菩薩湖が見えます。この辺り「ホーホケキョ」の大合唱で山谷に鳴り響いてます。
望遠で引っ張ると、
何かいい感じのコントラスト。
3
望遠で引っ張ると、
何かいい感じのコントラスト。
花名、確認中 

 撻織ネスミレ】かな?
花名、確認中 

 撻織ネスミレ】かな?
新登山口へ出ました。
新登山口へ出ました。
砂利道の林道を下ります。
砂利道の林道を下ります。
途中に旧登山道口を発見。
途中に旧登山道口を発見。
登山道で上日川峠へ。
1
登山道で上日川峠へ。
小屋平に到着。
何だコレ、足がたくさん生えています。山道の途中でも気になっていたのですが、こんなところにたくさん居ましいた。
【キシャヤスデ】のようです。
何だコレ、足がたくさん生えています。山道の途中でも気になっていたのですが、こんなところにたくさん居ましいた。
【キシャヤスデ】のようです。
登山道を降りて行きます。
登山道を降りて行きます。
小屋平バス停。
コース確認、
登山道を行きます。
コース確認、
登山道を行きます。
「親水公園」が近いようです。
1
「親水公園」が近いようです。
ベンチ前の溝は乾いています。
ベンチ前の溝は乾いています。
上日川峠へ。
ちょっと鬱そうとした感じ、
こっちで良いのか。
ちょっと鬱そうとした感じ、
こっちで良いのか。
ここに出ました、
渡ります。
ここに出ました、
渡ります。
すべりそうな石ばかり。
すべりそうな石ばかり。
ダブルストック頼りに、
慎重に渡り終えました。
ダブルストック頼りに、
慎重に渡り終えました。
花名、確認中◆

△燭屬鵝
【シロバナノヘビイチゴ】でしょう。
花名、確認中◆

△燭屬鵝
【シロバナノヘビイチゴ】でしょう。
花名、確認中。

【ケタチツボスミレ】?
花名、確認中。

【ケタチツボスミレ】?
団体ツアーバス、雨もあがり、これからのほうが良いかも。
団体ツアーバス、雨もあがり、これからのほうが良いかも。
11:40、到着です。
11:40、到着です。

感想

5月の連休以来久々の山行である。
仕事の疲れやなんだかんだと週末に用事が入ったため、
ひと月あまり出そびれてしまったので、
今回は多少天気が悪くても出かけることを決めていた。

夜中までネットで天気予報データをチェックしていたところ、
曇りから晴れのマークを記している「山梨方面」をターゲットとした、
前回(2月26日)は雪混じりの強風でとても寒い思いをしただけの山行となった
「大菩薩」をリベンジすることにした。

午前3時くらいからゴソゴソと山支度して、午前4時に車で出発。
途中で一瞬日の出の光を感じることがあったが、結局今回は、
無風の曇天から霧雨の中の山行となった。

日曜日であったが、前日から天候の関係か朝のうちは人もまばら、
午前6時頃の駐車場もかなり空いていた。
それでも、ロッジ長兵衛のテン場に3張り、福ちゃん荘のテン場に2張りと
小屋泊まりの前泊のグループが先に登り始めていた。

今回の山行では、二つのテーマを持っていた。
一つは、皆さんの山記録でも良くお見かけする山の草花の観察である。
いつもすぐに息があがってのヨタヨタ歩きで足元の草花に関心を持てる
余裕など無いのだが、少しは花の名前くらい覚えようと図鑑を購入したので、
写真をとってあとで調べ、少しは現地で花名前が解るようになること。
もう一つは、ソロ山行の荷物の軽量化のために購入したアルコールバーナーの
使用評価である。

一つ目のテーマは、悪天で眺望が無かったこともあり、足元の草花に
注意をはらうことが出来、好都合であったのだが、今回のコースは、
気が付かいないだけだったのかも知れないが緑のなかに彩る草花が少ない様に
感じた。それでも3〜4種類ほどの花の写真が撮れたので、後で図鑑で調べる
ことにする。

余談になるが、足元の草花に注意をはらって歩いていたせいで、
3cmほど乳褐色のゲジゲジみたいな虫に気付いてしまう。
始めは背丈ほど熊笹道の中でまばらに10数匹を発見、
少し足早になって下って行くと、小屋平バス停に出る直前で
ついに大群と遭遇してしまい、ゾッとし、思わず首に巻いていた
襟巻きタオルの襟元をきつく締め直した。

二つ目は、普段はジェットボイルバナーを利用しているのだが、
日帰りのソロ山行ではそんなに多くの湯を沸かすことも無いので、
軽量化のために新たに、チタン製のアルコールバーナーとポットを購入した。
500mlのペットボトル1本を30mlのアルコール燃料を利用して約5分で沸騰、
カップ麺とコヒー一杯分の湯量として充分な量である。
ジェットボイルよりも若干、セットアプに時間を要すが、利用場面によって
使い分けをすればかなり重宝するかと思う。
軽量化と熱伝導の良さでチタン製にしたため値ははってしまったが
良い買い物であった。

そんなこんなで、あいにくの雨中の山行であったが、
そこそこ楽しいひと時を過ごすことが出来たかな。
それにしても、次回は必ず晴天の時に「大菩薩」を訪れたい!


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コメント

こんばんは!
はじめまして、basemanさん。
レコ読ませていただいきました。
同じEvernewのアルコールストーブをここ何度か山行で使ってるので、思わずコメントしてしまいました。私もずっとガスバーナーを使ってたのですが(Snow Peak”地”Autoと、CB缶用の平置き無印)、沸騰までの時間が多少かかりますが、かなり軽量化できるアルコールストーブをとても気に入ってます。ただ私の場合は財力無くて、Evernewのポット買えず、普通のチタンコッヘル使ってます(泣)。

大菩薩は天気いまいちでしたがお花も楽しめてよかったですね。しかし、大量のゲジゲジのような虫って気持ち悪いですね。読んでても「虫酸が走る」気がしました

また有意義な山行を続けてください。
2012/6/11 21:09
ありがとうございます。
はじめまして、ShuMaeさん。
コメント、ありがとうございます。

山歩きは最近になって始めたのですが、元々キャンプ道具には大変興味があり、いろいろと試したくなる癖があります。最近はファミリーで行動することも少なくなり、単独山行が多く、体力的にも少し衰えて来ているので【軽量化】に関心があります。

普段使いのストーブは、モンベルの「JETBOIL PCS FLASH」を使っています。これもコンパクトに収納出来、なかなか重宝しています。

今回、単独で日帰りのランチ、調理せずに湯を沸かすのが目的、ということで、もっとシンプルに軽量化するため、アルコールストーブに着目し、軽量と熱伝導でチタン製を選定していたところ、Evernew製品に辿り着きました。

ポットは「チタンティーポット500 CA317 」で600mlタイプです。お尻がどっしりして安定感があるのが気に入って買ったのですが、この形、ただのデザインだけでは無く、アルコールストーブの炎で包み込み、熱効率を良くする仕組みになっている感じがします。「ヤカン」的なイメージでしょうか。良く出来ています。

チタンのストーブも使うたびに色が綺麗に変化して面白いです。この組み合わせ、湯だけでは無く、愛着も湧いてきます。

燃料も30mlだけ持って行けば用を為すというところがとてもエコな感じがして気に入っています。

アルコール燃料ですが、最初にショップで500ml缶で\1,000超のものを買ってしまいました。後日、サンドラックで500mlプラボトルで\300前後で売っているのを見つけました。この価格差、大きですよね。何か大きな違いはあるのでしょうか?
2012/6/12 5:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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