浄土山から立山縦走 - 初心者随行登山 -
- GPS
- 11:16
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,291m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
- 山行
- 2:18
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 3:51
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 2:49
- 合計
- 7:21
天候 | 18日:晴れ後曇り、19日: 晴れ後雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
日曜日の8時時点で空き駐車場は称名川右岸の2ヶ所だった。 |
写真
感想
富山大学のK場先生と学生3人とで立山登山の計画となった。K場先生はサイクリングを趣味としている人で、数年前に五色ヶ原のテント山行で同行したことがある。学生3人は登山の初心者である。大学関係者が利用できる浄土山山頂の小屋に1泊するが、寝袋と食料、そして水を持参する必要がある。
18日: 立山駅に朝8時集合。一部メンバーの都合と、浄土山に上がるだけの日程でこの時間にした。車を停める場所が一番遠くの駐車場になってあるくことにはなったが、ケーブルカーは待たされることなく、券を買って直ぐ乗れた。室堂で飲食料の買い足しと水汲みで11時前の出発となった。水は1人4リットル持つように指示してあった。
室堂山ルートから浄土山北峰に上がる。若い学生たちは歩き出しのペースは速いが30分と持たずに休むことになる。3ピッチで浄土山北峰、南峰に移って小屋入りする。ランチタイムの後龍王岳を往復して夕食の支度にかかる。室堂では綺麗な晴れだったが、浄土山に着いた時には大分雲が増え、夕食時の小屋は霧に巻かれていたが、日の入り時には西側に雲の切れ目があり、夕焼けタイムとなった。ほろ酔いのK場先生が龍王岳で夕焼けを見たいと言い出し、結局全員で再登頂、暗くなるのと競争して小屋に戻った。
19日: 当初朝7時頃の出発と計画していたが、午後雨になる予報だったのでなるべく早く出発しようと、4時起きとしていた。6時出発を目標としていたが、小屋の清掃、小屋締めも協力して順調に進み、5時半に出発できた。出発時雄山には雲がかかっていたが、一ノ越から登って行くと次第に晴れて、青空の雄山登頂となった。
7時前だが雄山神社の社務所はもう開いていて営業開始している。3003mの頂上祠に行く時には神主さんのお祓いを受けお神酒とお札がいただけると説明して勧めたが、若い学生さんたちには拝観料を払うだけの興味はないようで、全員パスして大汝山に向かった。僕以外は皆ここで人生初の3000m越えとなった。大汝の休憩所に下りて、ちょっと早いがランチタイム。湯沸かししてカップ麺とレトルトのシチュー類を温める。レトルトパックを人数分担いで来たK場先生は早くそれを減らしたかったのだ。
縦走登山路と外れてピークがある富士ノ折立には荷物を置いて往復するが、K場先生は最初からパス。学生3人は僕に着いてきたが、O田君は岩場に気が引けて戻り、H森君とH部君とで往復してきた。真砂岳を越えて別山への登りではペースの差が出て遅れるものが出てくるが、致命的な遅れではない。
真砂岳を過ぎてからガスが上がって来て、別山では期待した剱岳の展望は見られなかった。剱御前小屋に移り、そこで下山ルートを相談、足の詰めが痛い者もいて、幾分緩やかな新室堂乗越経由のルートで雷鳥平に下りた。
雷鳥平のキャンプ場で、時間的には十分余裕があるのでベンチでゆっくりしようとしたが、ポツポツと雨が降り出した。休憩を切り上げて室堂へ急ごうと出発したが、間もなく急に雨が強くなり、急いで雨具を着込んで雷鳥荘への坂を上がるが、階段横の溝の水流が一部の階段には溢れ出る状況だった。その後は雨が弱まったりまた強くなったりする中を室堂に到着。
初心者を連れた山行としては、トラブルは想定内の小さな範囲で、危険な状況はなく全員完歩できた。夏のアルプスの眺め、夕景、山小屋の一夜を味合わせることができたと思う。期待していたがなかったものは、星空、雷鳥と剱岳の近景だろうか。最後の雨の1時間もプチ試練であり、早出していなかったらその分余計に雨の中にいることになっていた。
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