鋸岳・甲斐駒ヶ岳・栗沢山縦走
- GPS
- 19:53
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 3,334m
- 下り
- 2,316m
コースタイム
- 山行
- 10:37
- 休憩
- 2:29
- 合計
- 13:06
天候 | 1日目: 晴 2日目: 曇&強風のち晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
戸台河原駐車場は出発時0台、下山時10台弱 帰りは北沢峠—戸台大橋間をバス、茅野駅からあずさ号利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【戸台河原駐車場—角兵衛沢出合】 水量によると思うが2回くらいは踵くらいの深さの渡渉が必要。三峰川発電所を越えるまでは右岸、越えたら左岸を歩けば余計な渡渉を避けられる 【角兵衛沢出合—鋸岳(第1高点)】 渡渉は膝くらいの深さがあり対策必須。角兵衛沢上部は落石多発のガレ場だが一部林の中に巻き道あり。基本的に左岸を登る。 【鋸岳(第1高点)—第2高点】 滑りやすい急斜面の連続。小ギャップは岩が安定していて登りも下りもそれほど難しくないが高度感たっぷり。 鹿窓下部は落石必須&滑りやすいが鎖を使って1人ずつ通れば行ける。 大ギャップの巻きはルートミスしやすい。登り返しのルートを見定めてからトラバースする。下部のルートを選択したが上部ルートの方がよかったかも。ザレている急斜面では、念のためお助け紐を出した。 【第2高点—六合目小屋】 鋸岳のような難所はないが、狭いトラバースと急な登下降が連続するので気が抜けない。道は所々荒れている。六合目小屋の水場は登山道から100mくらい下りた場所。枯れることもあるらしいが今回は十分な水量があった。 【六合目小屋—甲斐駒ヶ岳】 六合目小屋付近の岩場はルート不明瞭。それ以外は迷うことはあまりないが岩場が連続するので注意は必要。 【甲斐駒ヶ岳—仙水峠—栗沢山—北沢峠】 一般登山道でよく整備されており全く問題なし。直登ルートは通らず巻いた。 栗沢山へは、仙水峠にザックをデポして空身でピストンした。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
カラビナ
スリング
ハーネス
ヘルメット
|
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共同装備 |
8mm20m補助ロープ
|
感想
この週末は大キレット方面の予定だったが天候がいまいちでキャンセル。
ではどこへ行こうか…Kodama14にいくつか案を出したが、鋸岳がいいと言い出します。
それならばと高速バスでみどり湖PAまで行き拾ってもらい、戸台へ。河原駐車場に車は1台もなく、午前3時に寂しく出発。
戸台川の遡行は2回目なので、夜明け前でも迷うこともほとんどありません。不必要な渡渉はあったかも。水が淀んでいる所にヤマメが2匹泳いでいました。雨が降ったときに入り込んでしまったのかもしれないですね。
角兵衛沢出合でほぼ膝の深さの渡渉を終えた頃にちょうど明るくなります。予定どおり。
角兵衛沢のガレ場も可能な限り巻いて、落石地獄には可能な限りハマらないように登りました。どうしても避けられない所は横に並んで落石の被害を受けないように登ります。コルまで上がったら、あとは普通登って山頂へ。やはり誰もいません。
第1高点まではほぼ予定どおりでしたが、第1高点から第2高点への難所が想定外に時間がかかってしまいました。ルートは昨年通ってわかっていたつもりでしたが、それでも迷うこと数回。さらに、前回よりザレていて歩きにくくなっていたような印象があります。大ギャップの巻きでは念のためにお助け紐も出しました。2時間以上かけて第2高点に着いてようやく一安心。
ただしその先も急な登下降と狭いトラバースが連続して油断できません。何しろ戸台からここまで誰にも出会わないので、万が一事故が起きても助けを呼べません。
かなり慎重に歩いていると、三ツ頭の先まで行ってようやく親子連れ?っぽい男女に出会いました。今日中に北沢峠まで降りるとのこと。今日1日、行動中に出会ったのはこの2人だけでした。
「六合目小屋に誰もいなかったら寂しい」とKodama14が言い出しますが、小屋に着くとさすがに10人くらい先客がいました。テントも2張ほど。水場も生きていて一安心。
翌朝は4時半に出発しますが風が強く寒いです。甲斐駒の山頂はガスの中。それでもめげずに登っていくと、山頂で少しだけ晴れてくれました。
降り始めるとガスがどんどん消えていって、北岳や富士山が姿を現します。とても幻想的な光景でした。
駒津峰あたりから登る人が増え始めてプチ渋滞に。昨日の閑古鳥状態とはえらい違いで、メジャールートに来たことを実感します。仙水峠まで降りても9時前なので、栗沢山へ行ってみることにします。こちらも山頂に10人くらいの人がいました。4年前に来たときは誰もいなかったのに、、宇多田ヒカル効果ですね。皆南アルプスの天然水のペットボトルを持ってきていました。
下山は速攻で仙水峠まで40分、ザックを回収してその先は普通に歩いて北沢峠へ。バスまで時間があったのでこもれび山荘で食事をしていたら臨時便が来てしまい、慌てて乗りました。バスは戸台大橋で降りて、ゲートにまたザックをデポさせてもらいら10分ほど歩いて車を回収。車で戸台大橋まで戻ってザックを回収して山行は無事に終了。茅野駅まで送ってもらいあずさ号で快適に帰りました(中央道の渋滞は合計60kmだったとか…)。満足できた2日間でした。
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