奥多摩 青岩谷遡行〜雲取山〜三峰神社
- GPS
- 14:30
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 2,842m
- 下り
- 2,331m
コースタイム
- 山行
- 2:27
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 2:39
- 山行
- 10:47
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 11:49
天候 | 9/1:曇り時晴れ+夜間に一時雨 9/2:晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.nisitokyobus.co.jp/wp/wp-content/uploads/2015/08/20150901_hiking_okutama.pdf 【西武観光バス時刻表】 https://www.seibubus.co.jp/docs/rosen/chichibu/M.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
【後山林道】 歩く分には問題無いが、車両の通行は林道のかなり手前までしか行けない。ゲートで閉鎖されている。 【青岩谷】 大滝左岸を高巻くルンゼのフィックスロープは撤去されている。新たに設置した場合、通報するとのこと。 【雲取山〜三峰神社】 アップ&ダウンが多く、体力を要する。 |
写真
感想
今回はワンゲル部4年のNと東京都最高峰の雲取山へ行ってきた。当初は山岳部のknとワンゲル部のNと3人で谷川岳へ行く予定だったが、knが予定が合わなくなり、さらに谷川岳方面の天気が悪く、急遽2人で雲取山に行く計画に変更した。knとの山行は久しぶりであるために、彼女が来れなくなったのは残念であった。
雲取山は東京都の最高峰である。Nは東京都民で、都民として東京都の最高峰に一度は登ってみたかったらしい。私なりにも雲取山の山行に充実度を加えるため、沢登り+乗越スタイルとすることにした。おかげでかなり疲労したが、個人的にはこの山域にしては充実感MAXの山行になったと勝手に思ったりしている。Nはかなり辛そうにしていたが、念願の雲取山に登れて満足していたようであった。
9/1
12:00頃にJR奥多摩駅に集合し、バスに乗って、お祭から山行を開始した。この日は長い林道歩きがほとんどであった。片倉谷出合辺りでゲートが現れた。付近には何台か車両が駐車をしていた。ここから先は一般車両は通行できない。三条の湯の小屋の方の話によれば、以前よりも一般車両が奥には入れなくなったために、青岩谷等の奥の沢を遡行するパーティーが減ったそうである。青岩谷出合から登山道らしくなり、ほどなくして幕営地である三条の湯に到着した。小屋の少し下のテント場にテントを設営した。小屋の方から食堂で夕飯を作っても良いと言われ、小屋の食堂で快適に夕飯を作り、食べることができた。とてもありがたい。また、小屋の食堂にはギターとピック、カポタストやチューナーがあり、自由に使用することができた。私はギターを弾くが得意なので、存分に弾かせてもらった。松山千春の楽曲の楽譜があったので「大空と大地の中で」や「長い夜」などを弾き語りさせてもらった。
9/2
朝の4:00過ぎに幕営地を出発した。暗い中登山道を歩きはじめる。青岩谷出合に到着したが、まだ暗く、初心者のNを連れて暗い沢を歩くのは危険と判断し、明るくなってから入渓した。最初から小滝や小ゴルジュが連続し、楽しませてもらった。1時間ほどして青岩谷で最大の滝、大滝が姿を現した。大滝とその上部のゴルジュ帯をまとめて左岸から大きく巻いた。高巻きに使用したガレたルンゼは落石に細心の注意を払った。ほとんどが浮石なのだ。フィックスロープがあるとの情報を事前に得ていたが、フィックスロープは実際にはなく、「設置は違法なので、今度見つけたら通報する」という警告が書かれた看板まであった。違法かどうかは別として、沢登りはバリエーション系の登山のジャンルなので、フィックスロープは個人的には要らないと思う。大滝を高巻いたあとも小滝が連続する。獅子岩谷の先の分岐を左に入って三条ダルミを目指す。分岐からは初心者には少々厄介なゴルジュや滝が連続する。私はそんなに難しく感じなかったが、Nは苦戦気味であった。私が上から登り方をレクチャーして難所を突破していった。登山道に出る手前の最後のツメはクマザサの藪が少しだけある。東北の猛烈なネマガリタケの藪に慣れた私にとっては朝飯前なレベルのものである。クマザサはネマガリタケよりも背が低く、細いため容易に藪の中を進むことができる。Nは藪が大嫌いで萎えてしまっていたが、私はこれは藪ではなく「YABU」であると訓示した。ネマガリタケの藪に比べれば全然大したことはない。藪を少し漕ぐと登山道に出た。沢の装備を解除し、登山道を登っていくと雲取山の山頂に着いた。山頂は展望が良く、奥多摩&奥秩父の山々や先週登った富士山などが見えた。雲取山山頂の避難小屋は清潔感があり、快適そうだった。雲取山からは三峰神社方面へ下る。これがアップダウンが多く、かつ距離があったのでなかなかつらかった。沢のあとの激しいアップダウンは身体にくるもながあった。特に白岩山の登り、芋木ドッケのトラバース道、お清平への下りは体力を要した。そうこうしている間にバスの時間も迫ってきた。乗る予定のバスは最終便で、時間に間に合うか心配であったが、16:10頃に三峰神社バス停に下山し、最終バスに乗ることができた。
今回は初めての雲取山&初めての奥多摩の沢+乗越スタイルだったことでとても充実感があった。奥多摩の沢や山はまた訪れたい。
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