バリルートで空へ(兵庫100)、そして天空のプロムナードから三室山(関西100)へ[播磨探索51]
- GPS
- 04:57
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,072m
- 下り
- 1,055m
コースタイム
天候 | 晴れ。ただし台風13号の影響で暑くて風強い |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路;竹呂山林道入口(駐車)12:05→12:20エーガイヤ温泉13:10→途中食事→明石自宅15:41 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼竹呂山前後以外は全工程がバリルートです。また、竹呂山前後も山と高原地図に実線になっているとはいえ、有名な山地と違い歩く人が圧倒的に少ないので道が細くわかりにくいところもあります。 ▼竹呂山林道入口→空山→大通峠 Machapuchareさんの記録https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1856815.html を参考にさせていただきました。ありがとうございました。 ▼空山の東尾根にははっきりした道はありません。尾根に乗るまでの取り付きは植林の中を仕事道を拾いながら適当に登りました。尾根に乗ると踏み跡があり、これに沿って歩きやすい所を登っています。森の中で展望はありませんが、藪もほとんどありません。 ▼空山〜大通峠の尾根の西側に、西側から空山へ登る一般道があり、これに合流して南へ向かい空山へ登ります。大通峠へは、西へ下るその一般道から離れて尾根上を忠実に辿ります。踏み跡は結構明瞭です。ずっと森の中で見通しはありませんが、藪もほとんどありません。ときどき馬酔木の小灌木をまたぐ程度。946m三角点の先は少し地形が複雑で、尾根を間違えやすいので注意が必要。 ▼大通峠→三室山;バリルート 私の2年前の記録を参照 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1311565.html 峠の道路からは峠から少し南へ道路を行った左手の急斜面にススキに隠れるように三室山への標識があり、そこを登ります(ロープあり)。道路脇のススキの斜面をロープで超えれば広葉樹林に入って藪が少なくなります。 踏み跡は薄く、特に今の時期は草が茂って分かりにくいです(2年前の11月よりも判りにくかった)。いつの間に北側の斜面に入って踏み跡を時々見失い、右手に藪をかき分けて尾根上に登って踏み跡に復帰しました。 三室山手前の笹の大斜面には踏み跡がいくつかあるようで、今回は南寄りの笹が薄い中にあるはっきりした踏み跡(鹿道か)を辿りましたが途中で踏み跡がなくなって尾根の上に登って前回通った踏み跡に復帰しています。 標高1250mで背丈を超える根曲竹の密生に突き当たってゆく手を阻まれます。ここは右(南)へ直角に曲がる踏み跡を辿り(赤テープあり)少し下り気味にトラバースすると覆いかぶさる根曲竹の中を登るはっきりした踏み跡があります。おそらくここしか山頂にたどり着く場所はありません。ここを突破すれば後は踏み跡を忠実に登って山頂です。 ▼三室山→竹呂山;竹呂山の手前までバリルート 山頂から、背丈を超える笹の切通しになっている道を下ると左への分岐があります。少し下ると、ロープのある岩っぽい急な登り返しがあります。ここを超えて少し下ると森が開けて笹の斜面になりますが、微かな踏み跡をまっすぐ下ると左の斜面に下てしまい、右の尾根上に戻る際に猛烈な笹藪漕ぎになります。今回はわかっていたので、右の尾根へ行く踏み跡を探しながら歩いたのですが、またしてもこの罠にはまってしまいましたので、森が開けたところからすぐに右寄りに下った方がよさそうです。 尾根上の笹の切り分けの道(笹が覆いかぶさっている)を忠実に辿れば標高1200m以下で笹がなくなって快適な森の中の踏み跡になります。 その先で山と高原地図にある竹呂谷からの登山道に合流します(道標あり)が、特に道が良くなることはなく、山頂まで踏み跡程度です。 ▼竹呂山→登山口;一般道ですが道はバリ並みに細いです。 時々かなりの急斜面もあります。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
雨具(ゴアレインスーツ&傘)
日よけ帽子
昼ご飯
飲料(冷凍コーラ0.5
冷凍麦茶0.5
コーヒー0.3
水0.5)
地図(地形図のコピー)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
スマホ
時計
サングラス
タオル
ストック1本
カメラ
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感想
先週日曜日、ハードな奥穂、ジャンダルム、西穂の縦走を日帰りでやってきて、今週は山はお休みかとも思ったのですが、土曜日は天気が良くなるとの予報だったので、中国山地の中で比較的標高が高くて少しでも涼しそうで、私の大好きな三室山へ、久しぶりに行ってみることに。尾根続きの兵庫100の空山に登り三室山までほぼ全部バリルートで竹呂山林道入口から周回することにしました。
今の時期は藪が一番繁茂しているので、それなりの時間と苦闘を覚悟してでしたが、行ってみると思いのほかに藪は少なく、快適に短時間で歩くことができ、午前中に下山できました。
台風の影響で、気温は高め(入山時22℃、下山時29℃)でしたが風がとても強かったのでそれほど暑さを感じず、稜線に出てからは大汗をかくことがなかったので、早く歩けたこともあります。ただ、2年前の11月に比べると今回の方がはるかに短距離だったにもかかわらず時間がかかっていて、体力が衰えを感じましたが、暑さ+藪の影響もあったと思います。
空山には空充秋氏製作の「平成之大馬鹿門」という石柱があります。いろいろ騒動があってこの山に置かれることになったそうですが、空山の空に聳える空氏の石柱は山の上で忘れられたようでちょっと違和感を感じました。
https://chikusatown.net/tourism/oobakamon/
令和に変わったので、さらに忘れられてしまうのではないでしょうか。
それにしても「空山」とは、とてもシンプルでありそうでない山名です。この記録のタイトルの「空へ」は、「空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか」
ジョン クラカワー著から取りました。
三室山は一昨年の秋に行って気に入り、昨年2回も山スキーをしに行きましたが、それ以来ご無沙汰してしまっていました。
標高が低く、笹やワラビ、シダで藪っぽい山なので、夏は大変かとは思いましたが、それほどでもなく、心配したマダニに噛まれることもなく、以前のイメージ通りやっぱり素晴らしい山でした。ここも播磨の山ですが、やっぱり播磨は裏切りません。
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