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Yamareco

記録ID: 201033
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

厳冬の八ヶ岳;赤岳、阿弥陀岳

1990年12月29日(土) ~ 1990年12月30日(日)
 - 拍手
GPS
30:20
距離
18.2km
登り
1,880m
下り
1,893m

コースタイム

12/29 7:30美濃戸口−8:30美濃戸−11:30-12:40行者小屋−14:00阿弥陀岳−14:30行者小屋(泊)
12/30 7:10行者小屋−9:10-30赤岳−10:30-11:00行者小屋−13:50美濃戸口
天候 12/29 曇り、雪
12/30 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)新居浜ー(JR)−大阪ー(JR夜行)−茅野−(バス)−美濃戸口
(帰り)美濃戸口−(バス)−茅野ー(JR)−大阪ー(フェリー)−新居浜
コース状況/
危険箇所等
・地蔵尾根;下部は樹林帯、上部は岩場があるが、ハシゴは露出していた。
・文三郎道;トレースあり、特に問題なし。
・美濃戸口から南沢ルート、行者小屋まで;この時期は年末でトレースがはっきりしていた。
12/30 朝、雲が切れ、阿弥陀岳の山頂に朝日が差す
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
12/30 朝、雲が切れ、阿弥陀岳の山頂に朝日が差す
稜線より、美しい主峰 赤岳の雄姿
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
稜線より、美しい主峰 赤岳の雄姿
赤岳山頂より、阿弥陀岳と中岳(左手前)
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
赤岳山頂より、阿弥陀岳と中岳(左手前)
赤岳より文三郎道を下る。雪の量は少なく、岩が結構露出していた
2012年06月09日 18:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 18:00
赤岳より文三郎道を下る。雪の量は少なく、岩が結構露出していた
赤岳を望む、今日は雲一つなく、アタック日和だ
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
赤岳を望む、今日は雲一つなく、アタック日和だ
行者小屋付近より、横岳、大同心付近
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
行者小屋付近より、横岳、大同心付近
行者小屋から登り始めた地蔵尾根の途中より、朝日を浴びる阿弥陀岳
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
行者小屋から登り始めた地蔵尾根の途中より、朝日を浴びる阿弥陀岳
雲が去来する赤岳方面を望む
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
雲が去来する赤岳方面を望む
地蔵尾根を登り切り、稜線に着いた
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
地蔵尾根を登り切り、稜線に着いた
文三郎道の下りより、眼下に行者小屋、南沢を望む
2012年06月09日 18:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 18:00
文三郎道の下りより、眼下に行者小屋、南沢を望む
横岳を望む
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
横岳を望む
行者小屋付近より、雪をかぶって厳しい姿の横岳
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
行者小屋付近より、雪をかぶって厳しい姿の横岳
文三郎道の下りより、晴天の元、硫黄岳(中央奥)から、さらに蓼科山(左奥)までも望めた
2012年06月09日 18:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 18:00
文三郎道の下りより、晴天の元、硫黄岳(中央奥)から、さらに蓼科山(左奥)までも望めた
12/29 夕方、雲の切れ間に赤岳あたりがチラリと見えた
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
12/29 夕方、雲の切れ間に赤岳あたりがチラリと見えた
地蔵尾根の途中より振り返ると、はるか遠方に白い北アルプスの連山も見えた
2012年06月09日 17:59撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 17:59
地蔵尾根の途中より振り返ると、はるか遠方に白い北アルプスの連山も見えた
赤岳山頂より東を望むと、逆光に黒々と、奥秩父連山が望めた
2012年06月09日 18:00撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
6/9 18:00
赤岳山頂より東を望むと、逆光に黒々と、奥秩父連山が望めた
撮影機器:

感想

【山行No 155】

※ 年末の休みとなったが、2年ぶりになるが本格的な冬山に行きたくなり、
  冬山入門の山として有名な八ヶ岳に行ってみることにした。

12月29日(土)
 ・前夜に、新居浜からJRで大阪に移動し、大阪より夜行急行「ちくま」に乗る。
  年末だが、「ちくま」は大して混んではいなかった。

3:45-5:47 塩尻
 ・夜中に塩尻着。中央東線の始発まで時間があるので、例によって待合室にて仮眠をとる。
6:15-20 茅野
 ・ここからバスに乗り換え。東京方面からの人が多いせいか、バスはほぼ満員となった。
 ・バスに乗って登山口に向かうが、今日は思いのほかどんよりした天気で、
  目指す八ヶ岳も、雲に隠れている。

7:00-30 美濃戸口
 ・今日は警察の人がいて、登山者をチェックしている。なかなか厳しい。
 ・登山届をだし、さっそく出発する。
  林道は、雪が約20cm程度で、白い風景の中を黙々と進む。
8:30-40 美濃戸(気温=マイナス5℃)
 ・南沢へと道を取る。
  年末で人が多いせいか、南沢もトレースがついていて安心して進むことができた。

11:30-12:40 行者小屋(気温=マイナス7℃)
 ・今日は、がんばれば赤岳石室まで登れるか、とも思っていたが、
  天気もいまいちだし、行者小屋のおじさんが「赤岳石室は開いてないかも..」
  というので、ちょっと早い時刻だが、結局、この行者小屋に泊まることにした。
 ・さっそく小屋の中に入って、軽く昼食を食べる。
  そのあとはすることもなく暇だ。そこで、空身で阿弥陀岳に登ってみることにした。 
 ・行者小屋からは、夏道ではなく、谷筋を直登した。
  今日は天気がぱっとしないので、阿弥陀岳への登路は上り下りする人も少なく、淋しい雰囲気。
  中岳のコルからは阿弥陀岳への急な登りとなる。一歩ごとに「よいしょ!」
  と言いながら登るような道だ。

13:50-14:00 阿弥陀岳山頂
 ・空身だったので意外と早く、1時間程度で、冬の頂きに登ることができた。
  山頂にはお地蔵さんがあるだけで、展望はなく、冬山らしい厳しい雰囲気だ。
 ・下りは、コルまでは急斜面なので滑落しないように慎重に下る。
  コルからは谷筋をシリセードで一気にくだり、結局山頂から30分で小屋に戻った。

14:30 行者小屋
 ・案外早く戻ってきたので、まだ午後も時間がある。ウオークマンで音楽を聴きながらのんびりした。
 ・夕食はカレーだった。しかし熱いカレーは以外と美味しかった。
 ・寝床には炬燵もおいてあるが、自分はシュラフを持ってきているので、シュラフに入って寝る。
  しかし、冬用シュラフでは暑すぎるくらいだった(室内温度 約+8℃)

12月30日(日)
 ・朝起きて外を見ると、昨日とは打って変わっての上天気となっている。
  まばゆいばかりの青空が広がっており、風も弱く、気温はマイナス14℃まで
  冷え込んでいるが、かえって冬山らしくて心地よい感じだ。
7:10 行者小屋発
 ・地蔵尾根を目指して登る。
  踏み跡ははっきりしているが、昨日の雪が少し積もっている。
  気温が低いせいで、アイゼンがビシッと決まり、歩きやすく爽快な登高だ。
 ・樹林帯の中をたいしたアルバイトもなく登ってゆくと、しだいに木々もまばらとなり、
  後方にははるかに北アルプスの雪嶺も見えだした。
 ・地蔵尾根は半分を過ぎると、だいぶ急になり、凍りついたハシゴも出てきて
  少しは苦労したが、怖いというほどもなく、登り切った。
8:30-40 赤岳石室
 ・稜線はさすがに西風が強く、ほほと鼻が冷気で痛い。
  しかし、風に飛ばされているせいで稜線の雪は少なく、眼前に白く気高い赤岳山頂が見えるので、気持ちよく登高できた。

9:10-30 赤岳山頂(標高=2899m、気温=マイナス13℃)
 ・今回2つ目の雪の頂きに登頂。
  今日は素晴らしく展望が良く、四方の山々も白銀に輝いている。
  北アルプス、南アルプス、奥秩父連山、北八つの山々など、いずれも懐かしい思いで、見渡す。
 ・風は5〜10m/s程度だろうか、それなりの冷たい風が吹き渡るが、
  太陽の日差しが差すせいで、思ったほどの寒さもなく、のんびりと雪の山頂を満喫できた。

 ・下りは、まず南面の、岩がちの道を慎重に下る。
  そののち、文三郎分岐に至り、文三郎道を下ってゆく。
  向かい風が冷たいが、それほど危ない感じもなく、あっさりと下れた。
  これから登ってくる登山者が多く、100人近くとすれ違った。
10:30-11:00 行者小屋(気温=マイナス7℃)
 ・下り切って一安心。小屋の前で一休みし、お湯を沸かしてお茶を飲む。
 ・ここから南沢をのんびりと下る。バスの時間まで余裕もあるし、
  登頂の満足感に浸りながら、下ってゆく。天気も良いので昨日とは違い、明るい雰囲気である。

13:50-15:00 美濃戸口(気温=0℃)
 ・登山終了。バスの出発まで時間がだいぶあるので、軽く昼食をとり、ちょっと寒いが缶ビールにて祝杯を上げる。


 ・あとは、バスで茅野に出て、JRに乗り、松本、名古屋経由で大阪に移動。
  大阪に着いたのは夜9時前。大阪からは夜行フェリーにて四国に戻った。

※ 山行自体は充実していたが、やや強行軍だったのと、山小屋で風邪をひいている人がいたせいで、
  その後、自分も風邪をひいてしまい、お正月は風邪での寝正月となった。

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積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
権現岳→キレット→赤岳→美濃戸
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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