祝瓶山 ヤマレコ日和
- GPS
- 07:42
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,307m
- 下り
- 1,299m
コースタイム
1222 山頂到着
1304 出発
1459 1319ピーク
1542 赤鼻尾根分岐戻る
1657 登山口
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
*ダムまでは立派な舗装路。その後未舗装になるが、良い道。ただし狭くて崖沿いを走るので要注意です。 *祝瓶山荘前に15台ほど駐車可能。今日はほぼ満杯でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*基本的に急登です。両手を使う局面も多々あり、高度感もあるが、道はしっかりしている。下山の周回路(赤鼻尾根)もかなりタフな道。登りの最終の岩場でロープがでてくるが、途中にはない。岩場は赤ペンキを追って登るといい。 *今日は、祝瓶の好展望と地図にある1319ピークまで登りましたが、この道は概ね樹林の道。展望は途中時々開ける位です。ただピークの岩場は本当に祝瓶の全貌が見える素晴らしい場所。きれいな道ですが、倒木は結構あります。 *赤鼻からの下りも急坂。ロープと鎖が次々出てきます。こっちは滑落の危険はない。 *稜線上部はヒメサユリの道。蕾もまだあったが、花は傷み始めている。他に、イワカガミ、ウラジロヨウラク、サラサドウダン、キジムシロ、アカモノ、ゴゼンタチバナ、ヤシオツツジ、マイズルソウなど。花は少なめです。 |
写真
感想
*久しぶりのソロ、のんびりと木地川ダム沿いの道を走っていたら、後ろから迫ってくる車があった。待避スペースによけてあげたら、その車も私の横に止まる。運転手が笑顔で挨拶をくれる。なんと、敬愛する秋田のヤマレコさん、kamadamさんだった。
*実は土曜の夜に、お誘いを受けていたのだが、天気を見ると東北南部しか晴れ間はない。祝瓶は秋田からでは4時間のドライブになるので、残念ながらまた別の機会に、ということで前日は寝たのだった。なんとkamadamさん、朝の4時半に自宅を出発され、先行する私を追いかけたのだとか。二人でずっとおしゃべりをしながら、予想通り晴れた祝瓶山を周回できた。
*山頂でお昼を食べたあと、kamadamさんが「kiyoshiさん、今日は早く帰らなくても大丈夫ですか?」と。あー、温泉に入って、山形そばでも食べていこうかというお誘いかと「何時でも大丈夫ですよ」とお答えしたら「じゃ、向こうのピークも登りましょうか。祝瓶の展望がすごいみたいに地図にかいてあるから」だって!!「マジですか、kamadamさん!」これは私の心のつぶやき。
*結局1319ピークまで、最低鞍部から300m強登り返すはめに。予定外のなかなか辛い登りだったが、上がったピークの露岩帯からは、実に雄大な祝瓶を眺められた。ほんのちょっと前あそこにいたんだなあと感慨。ここは朝日連峰南部の縦走路の一部。やや藪っぽいところはあったが、問題なく歩ける。急登、急降下の連続の道である。
*祝瓶への登りで、何人か追い越したが、その中に妙齢の女性が一人。このコース若い女性一人は珍しい。挨拶だけで追い越してしばらくしてからkamadamさんが、「もしかしてDAI-chanさんかな」と言われた。我々が食事中に山頂にあがってこられ、別の方と話がはずんでいる様子。とっても若い声だ。ヤマレコという言葉が聞こえたのであれっと思って声をかけたら、やっぱりDAI-chanさん。しかも一緒に話をされていたのがzerryさんだと判明した。ひとしきりお話しをして、集合写真を1枚。狭い山頂は、ひと時、ヤマレコ日和となった。素敵な偶然でした。
*祝瓶山と障子ヶ岳は、おおらかな朝日連峰にあって、そのの南と北の枝稜線にある異色の山。標高に比して、どちらも峻険な山容が特徴である。障子ヶ岳に比べ、祝瓶は距離が短いので訪れる人は多い。東北のマッターホルンという異名もある。特にこの長井からのコースの登りはなかなか登った感が味わえる。中級者向きであろうか。
23日に山へ出かけようとして、冷たい雨に車から降りることなく断念して帰宅。「ヘタレ」な私だがやっぱり展望の山歩きがしたい。kiyoshiさんに連絡を入れたところ、24日は単独のご予定とのこと。好天が見込めるのは秋田からは遠い山形南部、予定時間まで駆け付ける自信なく、同行の約束はできなかった。
翌朝4時半に自宅を出発して南下するが、秋田県内は雨、山形に入ってからも山々は厚い雲に隠されている。結局、雲が切れて青空の出ている祝瓶山方面へ。林道に入ると、なんとkiyoshiさんの車が前に! ダム手前で駐車、同行の運びとなった。
祝瓶山は登山口から鋭角な三角形の姿を見せ、否が応でも登高意欲が高まる。コースは稜線に取り付いてからは急登の連続、見る景色がグングン変化するのが楽しい。だが強風時やカンカン照りの日は要注意だ。
大朝日山頂部や飯豊連峰が雲に隠されていたのは残念だけど、それは贅沢というもの。山頂から下り、1319ピークへ登り返して眺める祝瓶山の姿は、とても1400mそこそこの山とは思えない。鋭鋒天を突き、屏風のような立ち上がりで圧倒される。遠路秋田から登りに来て、本当に良かった!
kiyoshiさんが花をいろいろ教えてくれる。今回しっかり覚えたのはヒメサユリ。二度目のコラボだが、ヤマレコ上でやりとりしていて気心が知れ、楽しいの一言。深い教養と経験に裏打ちされた洞察に満ちた一言一言に、私はただ「なるほど」と頷くばかり。得難いひと時だったが、車に同乗する時間が短かったことが残念だった。
zerryさん、DAI-chanさんとの出会いにビックリ。忘れ得ぬ山旅は、10時半に無事帰宅して終了。紅葉の時期にまた行きたい、ピリリと存在感を示すいい山だった。kiyoshiさん、ありがとうございました。
コメント
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今回は祝瓶でしたか。見た目も格好よいですが、登っても面白そうな山なんですね。
かなり険しい岩場もあるようで、どうやらヘタレな私には無理のようです
登った山も豪華ならば出会った方も豪華ですね
次のシブいコラボはどこでしょう?楽しみにしていますね。
最初の吊り橋から、私には気の抜けない道でした。
まさかkamadamさん、後ろから揺らしてなかったよね〜
最後の岩場はストックしまいましたが、なんと縮まらないので焦った
kamadamさんが後ろから付いてくるので安心して歩けましたよ。
でもダブルピークは疲れた〜
ところで家にとんでもないお土産を持ってきたみたい。
夜中に相棒さんがぎゃーと叫んだので二階にあがったら、アマガエルでした〜
今だ行方不明。そういえば明け方どこからともなくカエルの声で目が覚めたような・・・
もちろん相棒さんは昨夜から別室で寝てますが
梅雨の合間の青空に、すっとそびえる祝瓶山がとてもかっこいいですね。
なかなか足を伸ばす事が出来ずにいる山形の山ですが、魅力のある山が多くていいですね
秋田からすっ飛んできたkamadamさんのガッツを少し見習わなければ
素晴らしい山姿でした。屹立する塔のように、気品がありました。朝日の一部でありながら、単独峰の様相です。
特に1319ピークからは、惚れ惚れしました
古川からだと3時間強で着いたので、仙台戻られたら、是非。
休む場所がなく、登り続けてどんどん急になってくるんで覚悟してくださいね
山形南部はお天気良かったんですね。
僕も日曜は山形方面歩いていましたが、雲の中の山行でしたよ
いま鋭意製作中ですが‥
お写真を拝見すると、結構急峻なコースですね
それに山のカタチがなんだか素敵です
いつか登ってみたいかもです
山頂ではヤマレコ祭りだったようで、これまた楽しそうで羨ましいです
kamadamさん、吊り橋で片足バランスですか〜
余裕ありすぎです
二人でいろいろ検討しましたが、朝日南部が新潟方面の好天のおこぼれをうけそうな気がしたんですね。
ずっと見通しはいいんですが、お日様がさえぎられて、画像はすっきりはしませんね。先週の蔵王のコガ沢よりはワイルドでした〜
kamadamさん、あの吊り橋であのポーズ、唖然としました。私はダメダメでした
tooleさんは、山形の雲の中?月山か朝日だね
祝瓶山の周回。そして長時間の運転もお疲れ様でした。
ヒメサユリの美しさにお2人の味わい深いコラボ。DAI-chanさんとzerryさんと豪華な顔ぶれでの記念写真に圧倒されました。
ヤマレコ日和。鉄板タイトルですね。
吊り橋ポーズは、凄すぎます。kamadamさんの左手が天に向かって垂直に伸びているんですもの。
おっしゃる通りです。山ポーズの見本になりますね〜 ヒメサユリと言えば朝日です。花期はずばり7月初旬なんですが…天気がダメそうだね
zerryさんもDAI-chanさんも若くて元気でした。あ、kamadamさんもね
ここ、いい山だけど、二周は無理だと思いますよ
鈴振尾根と同コースを以前歩きました。
私は雨だったけれど鈴振尾根が心に残っています。
いつかは五味沢から朝日を北上したいものです。
五味沢だと小国を回らないといけませんね、プラス1時間でしょうか、遠い〜 でも次回は是非歩いてみたい尾根でした。
朝日にたどり着くのはできるでしょうが、戻って来れないですね。角楢の一本吊り橋、私には無理 でも一度は試してみたいですね
日曜日はお二人に偶然お会いできて本当に感激でした。
お声をかけて下さってありがとうございました。
kiyoshiさんはヤマレコ上でしかお会いできない遠い存在だと思っていたので突然ポーンと現れてびっくりしました
赤鼻方面、素敵なルートですね。
私も歩きたかったのですが登りで落し物をして
今回は残念ながらピストンしました
kamadamさん
初めまして。お会いできて本当にうれしかったです。
朝日岳〜和賀岳縦走のレコ拝見させて頂きました。
大事に育てた夢を実現する一瞬一瞬を惜しみなくおすそ分けして下さってありがとうございます。
素晴らしい二日間でしたね。あんな風に歩いてみたいと心にぐっと来ました。
和賀岳は山に登り始めて2年目の夏に仲間に導かれて歩いたとても思い出深い山です。はるかかなたの稜線を振り返って「あんなに歩いたんだー」と感動しました。
素晴らしい山ですね。また登りたいです。
またどこかのお山でお二人に会えるのをワクワクしながら歩きたいと思います。
お疲れ様でした。
写真、恥ずかしいです
でも載せて下さってありがとうございます
山頂から見渡す眺望は山また山・・
山形県に住む人がうらやましいです
シブいコラボ、うれしいコメントです
kiyoshiさんは最近、動物よりもヤマレコユーザーさんを引き付ける力をお持ちになったようです
日帰りできる山の範囲には入ってませんでしたから、kiyoshiさんのご提案がなければ、登る機会はありませんでした。
雨が嫌いなヘタレ もいいものだと思いましたよ
MSFANさんもぜひ
祝瓶から南へ、柴倉山へ延びる稜線はとても魅力的でしたよ 私は歩けるとは思えなかったけど、 tooleさんならいつか
いぶし銀の二人・・実は「ヨイッショ、ヨイッショ」とコラボしておりました
kiyoshiさんがついててくれるので、子供みたいにはしゃぐことができましたよ
何度も同行したyamaya7さんなら、この安心感わかると思います
「ヒメサユリ」とても可憐な、美しい花ですね。名前もいい
こんにちは。
朝日〜以東の主稜線はもちろんすばらしいですが、祝瓶から向かう稜線は、すっきりしていてきれいですね 秋にまた来たいと思いましたよ。
鈴振尾根、名前からして魅力的です。一本吊り橋も
先日の笑激的な出会いには驚きましたね。
祝瓶山、僕には久々に本気でしんどい山でした。
kiyoshiさん、kamadamさんが
その後大玉山を目指したとは!
恐れ入りました。
急斜面を登りながら、先日の神室〜小又周回と雨中の虎毛ソロをやったDAI-chanさんに注目だね・・と、kiyoshiさんと話してたんですよ。
そしたらなんとご本人 本当に驚きました
私のレコをお読みいただき、ありがとうございます。思い入れのある山・コースでしたので、文章にも力が入ってしまいました。
和賀山塊は長い稜線や沢が入り組んでいて、そこに立つと遥かなる山の深さを感じることができますよね
DAI-chanさんは次はこんな山登りを見せてくれるんじゃないか・・とkiyoshiさんは予言してましたよ。私も楽しみにしています
ホントに「笑激的」でしたね
あの狭い山頂の半分がヤマレコユーザーさんで占められました
zerryさんは山頂で本を読む方なのですね
その個性的で優雅なスタイル、憧れます
飯豊・朝日山域のレコ、これからもお待ちしてますよ〜
一昨日は本当にびっくりでしたね〜
最近の山の記録を見ていて、いつかお会いすることがあるんじゃないかとおもっていましたが、こんなに早くとは
下山しながら、しばらくzerryさんとDAI-chanさんの話題でしたよ
登りの厳しい山はやはりそれだけのご褒美はありますね。一昨日は大展望だけでなく、素敵な出会いも用意してくださった山の神様に感謝です
またいつかどこかでお会いしましょう。今度はゆっくり山を語りたいですね ←違うか
ヤマレコ4人そろい踏みでしたね
本当にびっくりしたし、すごく嬉ししかったですよ
個性的なzerryさんの記録を待っているんですが…
こちらも大変な登りでした。何しろkamadamさんが後ろからひたひたと付いてくるので、プレッシャーが〜
前大玉山までしか届かなかったけど、もう限界で今もロボットのように歩いてますよ
また山形の山でお会いしましょう。ずっとネットかぶってくれてるとわかりやすいかも
ヒメサユリロードいいですね
浅草岳にも行きたいけど
写真を見て、隠れてる大朝日にひかれるなぁ〜
会津もなかなかいいですが、
たまには東北北部にもいらっしゃいな
朝日のヒメサユリはこのあと10日くらいで終わっちゃうよ〜
kiyoshiさんと同行させていただいた、kamadamと申します。kazikaさんとkiyoshiさんのやりとり、幼なじみのようでいいな〜と、いつも拝見させてもらってます
大朝日が隠れているところが、またいいですよね
kazikaさんはヒメサユリ目当てもあると思いますが、私も秋に好天をつかんでまた行こうと思ってますよ
ところで、たった一度だけですが、平標〜谷川岳縦走したことがあります。天気最高でした。 (ちょっと自慢)
ぜひ、kazikaさんとkiyoshiさんのコラボ拝見したいですネ
とてもとても遅いコメントで申し訳ありません。
お二人の大ファンの私としては、この記録たまりません。
kiyoshiさんの車にkamadamさんが追い付いたところとか、お昼ご飯後の山頂でのやり取りとか…
爽やかすぎて勝手にBGMつけてその日の様子を妄想してしまいました
祝瓶山、すばらしい稜線と絶景ですね!
こんな山は晴天の下歩いてみたいなぁ。
下山後もその雄姿に惚れぼれの「男前山」。
私の高所恐怖症も以前よりだいぶ緩和されたので、その高度感(グングン登る感じなんですね!)味わってみたいです。
ただし晴天無風の時ですが。
kamadamさんの記録を拝見して神室連峰や和賀山塊にあこがれを抱くようになりました。
詩的な文章と清冽な写真。いつも想像をかきたてられます。
お二人への勝手なお願いです。
ぜひ青春の山行記録をアップしていただきたい。
自転車で登山口まで行ったり、大東岳でびしょびしょになったり…。
今ではスマート山行のお二人が若い頃どんな風だったのかなぁなんて知りたかったりもするのです。
いつもながらあまりに長いコメント申し訳ありません。
これからもぐいっと山に呼ばれるような素敵すぎる記録楽しみにしています
こちらこそ、keen2さんとma-kuroさんのレコ、とっても意欲的で山に登る喜びが溢れているな〜と、感動をいただいています 私の方こそ拍手が遅かったりして、スイマセン
祝瓶山、グングン登る高度感を味わうには最高ですよ。おっしゃるように男前の山姿
ぜひ晴天無風の日に楽しんでください
青春の山行記録・・・ですか?
大東岳でびしょびしょになったり・・・なんでご存じなの
実は、「先が短いからヘタな山行はしたくないよね」なんて会話をkiyoshiさんとしておりましたが
kiyoshiさんは冷静な方ですので、人が聞いておもしろい失敗は、無いと思います。私の場合は・・実はヤマレコを始めた時からいつか書こうと考えている失敗談があるのです 気長にお待ちくださいね
祝瓶山から朝日連峰の縦走路がスタートします。感想に書いたとおり、祝瓶と障子ヶ岳は、とっても急ですので覚悟して行ってね
2キロほどで800登ります。東北百名山地図帳という本ではこの尾根(ヌルミ尾根)はベテランルートになっています。初めてなら五味沢の鈴振尾根の方が心配ないですよ。道はしっかりついていますが、高度感がかなりあります。あと山頂直下で草付きのトラバースがありますが、花崗岩の岩肌でザレているので慎重に。最後に初めてロープがでてきて、崖をよじ登ると山頂です。登った〜って感じがしますよ
周回ルートを取る場合でもあまり気が抜けない下りです。あと、倒木が結構ありまして、避けるために迂回するんですが、はっきりと道はついていないので、要注意です。気を付けて見通すとルートはわかるんですけどね。
船形や大東と全く違って、登りだしてずっと展望があります。その分、夏の晴れた日だとすごく暑いでしょうね。行くなら6月末のヒメサユリか、紅葉の時期がいいと思います。
この頂上で朝日連峰の様子を見て、たまらず翌週yamayaさんを誘って主稜線にあがったんです。
私の昔の山歩きは今とはまったくコンセプトが違っていました。テントかついで歩いていたんです。当時は朝日も幕営OKだったんですよ。写真も残っていないし、コースタイムの記憶もないので、アップするものがありません、残念
というかヤマレコでの登山経験やユーザーさんとの出会いのほうが私にはずっと宝物です
kamadamさんの失敗談↑は是非私も読みた〜い
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