三度目の正直鹿島槍、だが天候不順の為キレットは断念
- GPS
- 13:55
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 4,017m
- 下り
- 4,027m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 6:20
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 7:25
天候 | 10日曇り、11日曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
俵町一を扇沢方面へ、扇沢手前の柏原新道入口の無料駐車場へ 結果的には鹿島槍ピストンとなったが、本来ならばゴンドラを使い八方へ下山予定 JR白馬〜信濃大町、アルペンバスで扇沢へ戻る予定でした |
コース状況/ 危険箇所等 |
柏原新道入口〜種池山荘 全体的によく整備されている登山道 登り口からケルン辺りまでが急坂、登り初めでピッチを上げる 下りで勢いをつけ過ぎるとヒザを痛める危険性あり またこの辺りにはガケ際を歩くの注意喚起の道標あり ケルンを過ぎると傾斜が緩やかになるが、標高2200m辺りからまた急坂となる 途中落石注意の箇所を通るが、通過には注意が必要(技術的は全く問題なしだが) 種池山荘〜爺ヶ岳〜冷池山荘 ハイマツ帯の歩きが中心、危険個所はなしだが、熊の目撃情報ありとのこと ロープが張られている箇所あり(視界不良時、コース外を歩くことの防止の為) またライチョウ多しの情報 今回の山行では2日目が荒天だったので、沢山遭遇しました 冷池山荘〜鹿島槍(南峰) 布引山まで徐々に高度を上げて行き、この辺りからガレ混じりの登山道となる 危険個所はなし |
その他周辺情報 | 下山後に、薬師の湯@700を利用だが、冷池山荘でもらった割引券で@500で利用出来ました 山行とは直接関係ないが、装備を濡らしたので白馬駅すぐ近くのしゃぼん白馬店(コインランドリー)を利用、靴洗い用の機器もあり、装備をリフレッシュ出来ました |
写真
感想
鹿島槍は3度目の正直でした
計画当初が、扇沢から入って鹿島槍〜キレット〜五竜〜唐松(下山)
この計画でチャレンジすると、間に2泊(冷池山荘、五竜山荘)が必要となります
最初は2017/10/7、仲間数名と扇沢へ、この時には登山靴を忘れてw
登山口から登り始めて30分ほどでリタイヤ
2回目は2018/8/7、単独で入山するハズでしたが、おりからの台風接近
下山できなくことを危惧して、断念(代わりに大峰山、大台ヶ原方面へエスケープ)
その時のログがこれ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1549814.html
ふつ〜の人にとって何でもない計画だが、自分は透析患者
透析には定期的な通院が必要なので、長期の縦走が出来ない
それでも昨年までは週2回(毎月金)のペースで透析を続けており、何とか2泊の時間が捻出できていたが
昨年末から週3回(毎月水金)の透析が必要になってしまい
例えば金曜日に透析後に移動土曜の朝から行動開始、その日は山中で泊まることができるが、翌日曜日中に下山する必要があるので、簡単に山中に2泊が出来ない
そこで会社の夏休み期間に併せて、今回だけ特別に週2回の透析を出来ないか?
と、担当医と相談したところ「OK」の返事を頂き、山中2泊のこの計画を実行できることになったのだが・・・
9/10〜12の日程で歩き始めたが、登り初めは天気が良かったが(むしろ暑かったです)、種池山荘で休んでいると爺ヶ岳方面にガスが掛かったり晴れたりの繰り返し
天気予報は今日は何とか持ちそうだが、明日は午後から崩れ出すと
あまり良くない話がチラホラしています
それでも冷池山荘まで順調に歩く(ガスが掛かったりと展望は良くなかったが)ことが出来たのは嬉しかったです
夜、周りの人の話に入ると「明日は天気が崩れる、早立ちして、天気が崩れる前に下山する(鹿島槍ピストンの方が半数以上)」の声が大多数
キレット越えの人もいるが、強行か撤退かと皆悩まれている
夜の天気予報でもやはり同じことを言っている、不安と伴に早めに床に付く
翌朝早立ちの方が準備している音で早めに目覚める
自分は朝食を頼んでいるので無駄な時間を選択したかと、ちょい後悔
朝食後、準備を整え出発、天気が心配だったが、見事な雲海が広がっている
ご来光が見事だったのが、ちょいご褒美だったかな
山荘を立ってから誰にも会わずに布引山まで来ると、道標を囲んで休憩されている方に気付く
ここでも、軽く言葉を交換するがとにかく早めの下山、と同じことを言っている
ここを立とうとしたタイミングで雨が降り出し、カッパの上だけを着込んで鹿島槍を目指す
ここから下山してきた人と数名すれ違う、「山頂は展望なし(当然か)」「雨の降り出しが早かった」とのこと
同じ部屋で、キレット超えと言っていた3名パーティとすれ違う
やはり断念してきたとのこと、やはり撤退が正解かな?と思いが撤退の方向に傾く
ここから山頂までは早かったです
山頂で記念撮影を済ませて、キレットを諦め切れない自分は取りあえず北峰(ここから往復1時間程度)まで行ってみて、そこから判断することにしたが
山頂からはいきなり岩稜の下りで、石が岩が雨にぬられている
(冷池山荘から鹿島槍までは、ハイキングコースと同じで危険個所はなし)
やはりキレット超えは危険と判断し、残念ながら扇沢方面へ下山と決めた
下山時天気が崩れると共に、ライチョウとのご対面が何度も続く
撤退は残念だが、ライチョウの可愛さには心躍る
雨は本降りとなっていないが、ポツリポツリとガスが一気に晴れるの繰り返し
晴れたタイミングでは、昨日より展望が利くので、本当に撤退が正解だったのか?
と、自答したりしながらの下山
爺ヶ岳の登りは失意の自分にとって、ちょい辛い
ピークは昨日のうちに踏んでいたので、全て巻いて行く
途中種池山荘軽く体を温めたかったので、ラーメン(確か@900)を頂く
これから入山者と言葉を交わす
種池山荘を出るタイミングで本降り、小屋で一時待機
それでも10分程休んでいると雨が一気に上がる
このタイミングで小屋を立ったが、そこからは一気に天候回復
晴れ間が覗けたが、30分も持たずにまた本降り
一気に下山をして登山口まで降りてきて、車まで戻って
100名山を狙っている訳ではないが、五竜、唐松(300名山)を残してしまったが
これらの山は1泊の行程で歩くことができるので、またリベンジに訪ればよいと
「やはり今回は撤退が正解だった」と自己満足しました
行程の都合上、キレットを訪れることはもう無いかと思えるが、とっても満足感が強かった山行でした(ライも沢山見れたことですしねw)
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