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Yamareco

記録ID: 2014565
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

三度目の正直鹿島槍、だが天候不順の為キレットは断念

2019年09月10日(火) ~ 2019年09月11日(水)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
13:55
距離
33.0km
登り
4,017m
下り
4,027m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:39
休憩
1:41
合計
6:20
距離 13.0km 登り 2,235m 下り 1,167m
9:00
9:04
55
9:59
10:00
28
10:28
10:31
37
11:08
11:43
38
12:21
12:40
7
12:47
13:19
16
13:35
13:36
19
13:55
13:57
10
14:07
2日目
山行
5:42
休憩
1:43
合計
7:25
距離 20.1km 登り 1,793m 下り 2,862m
5:19
7
6:02
6:09
37
6:46
7:02
30
7:32
7:38
34
8:12
8:18
2
8:20
8:27
10
8:37
8:43
27
9:10
9:11
18
9:29
9:30
10
9:40
9:44
23
10:07
10:49
16
11:05
11:07
15
11:22
11:23
29
11:52
11:55
3
12:42
12:43
1
12:44
ゴール地点
天候 10日曇り、11日曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上信越道安曇野IC下車、県道147号線を大町方面へ
俵町一を扇沢方面へ、扇沢手前の柏原新道入口の無料駐車場へ
結果的には鹿島槍ピストンとなったが、本来ならばゴンドラを使い八方へ下山予定
JR白馬〜信濃大町、アルペンバスで扇沢へ戻る予定でした
コース状況/
危険箇所等
柏原新道入口〜種池山荘
 全体的によく整備されている登山道
 登り口からケルン辺りまでが急坂、登り初めでピッチを上げる
 下りで勢いをつけ過ぎるとヒザを痛める危険性あり
 またこの辺りにはガケ際を歩くの注意喚起の道標あり
 ケルンを過ぎると傾斜が緩やかになるが、標高2200m辺りからまた急坂となる
 途中落石注意の箇所を通るが、通過には注意が必要(技術的は全く問題なしだが)
種池山荘〜爺ヶ岳〜冷池山荘
 ハイマツ帯の歩きが中心、危険個所はなしだが、熊の目撃情報ありとのこと
 ロープが張られている箇所あり(視界不良時、コース外を歩くことの防止の為)
 またライチョウ多しの情報
 今回の山行では2日目が荒天だったので、沢山遭遇しました
冷池山荘〜鹿島槍(南峰)
 布引山まで徐々に高度を上げて行き、この辺りからガレ混じりの登山道となる
 危険個所はなし
その他周辺情報 下山後に、薬師の湯@700を利用だが、冷池山荘でもらった割引券で@500で利用出来ました
山行とは直接関係ないが、装備を濡らしたので白馬駅すぐ近くのしゃぼん白馬店(コインランドリー)を利用、靴洗い用の機器もあり、装備をリフレッシュ出来ました
ここからスタート、柏原新道登山口
この登山道を挟んで登山ポストがありましたので、登山届を提出
ここからスタート、柏原新道登山口
この登山道を挟んで登山ポストがありましたので、登山届を提出
急坂を登って1時間程、そろそろケルンがあるハズ
そしたらこの道標が出てきました
急坂を登って1時間程、そろそろケルンがあるハズ
そしたらこの道標が出てきました
確かにガケ際を歩くことになりますが、普段山歩きされている方でしたら
全く問題なしで通行することが出来ます
確かにガケ際を歩くことになりますが、普段山歩きされている方でしたら
全く問題なしで通行することが出来ます
キオンかな?(イマイチ自信なし)
キオンかな?(イマイチ自信なし)
登山口を歩きだした時には晴れていたのですが、山に雲が掛かるようになってきました
登山口を歩きだした時には晴れていたのですが、山に雲が掛かるようになってきました
よく整備されている山道を歩きます
大変歩きやすかったです
と共に、管理ご苦労様です
よく整備されている山道を歩きます
大変歩きやすかったです
と共に、管理ご苦労様です
ここでも補修されており、安全に歩くことができました
ここでも補修されており、安全に歩くことができました
リンドウ
柏原新道で一番注意すべき場所、アザミ坂(だったと思う)
落石箇所を通過します
この時は頭上注意です
柏原新道で一番注意すべき場所、アザミ坂(だったと思う)
落石箇所を通過します
この時は頭上注意です
鉄砲坂
この坂を上り切れば、種池山荘があるハズ
鉄砲坂
この坂を上り切れば、種池山荘があるハズ
種池山荘が見えてきました
1
種池山荘が見えてきました
種池山荘から爺ヶ岳を望みます
今日はガスが低く、この時は晴れていましたが
ちょっと目を離すと、あっという間に見えなくなってしまいます
種池山荘から爺ヶ岳を望みます
今日はガスが低く、この時は晴れていましたが
ちょっと目を離すと、あっという間に見えなくなってしまいます
チングルマ
爺ヶ岳までハイマツ帯の中を歩きながら、徐々に高度を上げて行きます
爺ヶ岳までハイマツ帯の中を歩きながら、徐々に高度を上げて行きます
山の中では季節の移り変わりが早く、もう紅葉が始まっています
1
山の中では季節の移り変わりが早く、もう紅葉が始まっています
ガスの中から一瞬、扇沢が見えました
ガスの中から一瞬、扇沢が見えました
爺ヶ岳南峰(2660m)
丁度ご一緒された方(仙台からの遠征だそうです)とお互いに記念撮影
シャッター、ありがとうございます
3
爺ヶ岳南峰(2660m)
丁度ご一緒された方(仙台からの遠征だそうです)とお互いに記念撮影
シャッター、ありがとうございます
オコジョ発見
動きが早く、中々シャッターチャンスがありません
3
オコジョ発見
動きが早く、中々シャッターチャンスがありません
爺ヶ岳中峰を望みます
コースを外さないようにロープ付き
爺ヶ岳中峰を望みます
コースを外さないようにロープ付き
爺ヶ岳中峰(2669m)
この道標のサイドには驚くことにハングルの文字あり
1
爺ヶ岳中峰(2669m)
この道標のサイドには驚くことにハングルの文字あり
夕食にはまだ時間がある
軽食メニューには、チョコレートケーキ(たしか@400)があり
疲れていた自分にとって甘味がありがたかったです
夕食にはまだ時間がある
軽食メニューには、チョコレートケーキ(たしか@400)があり
疲れていた自分にとって甘味がありがたかったです
冷池山荘近くにはトリカブトが咲いていました
冷池山荘近くにはトリカブトが咲いていました
夕食(17時から)
ご飯は軽めに盛られていますが、お代わり自由
夕食(17時から)
ご飯は軽めに盛られていますが、お代わり自由
朝食(5時から)
今日の天気予報が時間の経過とともに崩れるので
皆早立ちされており、朝食を食べたのは前夜の1/3程度
朝食(5時から)
今日の天気予報が時間の経過とともに崩れるので
皆早立ちされており、朝食を食べたのは前夜の1/3程度
天気が崩れる予報となっていますが、雲海がキレイです
その上の方には、黒い雲が広がっており、不気味ですが
天気が崩れる予報となっていますが、雲海がキレイです
その上の方には、黒い雲が広がっており、不気味ですが
雲の切れ間が明るくなってきました
ちなみに前夜には、満点の☆が見えたとこと
雲の切れ間が明るくなってきました
ちなみに前夜には、満点の☆が見えたとこと
ご来光♪♪♪
フウロの仲間かな
フウロの仲間かな
前方(鹿島槍方面)
ガスが掛かっており、山容が全く見えない。。。
前方(鹿島槍方面)
ガスが掛かっており、山容が全く見えない。。。
布引山(2683m)
この道標を通過した時点で雨が降り出す
ちょっと強めだったので、カッパの上だけを着ます
布引山(2683m)
この道標を通過した時点で雨が降り出す
ちょっと強めだったので、カッパの上だけを着ます
何となく見えるかな?
何となく見えるかな?
鹿島槍南峰(2889m)
周りはガスガスで展望は全くなし
今年の山行のパターンで、山頂では天気悪しの日が多し
1
鹿島槍南峰(2889m)
周りはガスガスで展望は全くなし
今年の山行のパターンで、山頂では天気悪しの日が多し
シャッターのお礼にと、自分も撮って頂きました
シャッター、ありがとうございました
3
シャッターのお礼にと、自分も撮って頂きました
シャッター、ありがとうございました
ライ出現
天気が崩れていても嬉しいこと
それはライに会える可能性が高くなること
今度は全部で6羽います
天気が崩れていても嬉しいこと
それはライに会える可能性が高くなること
今度は全部で6羽います
近くまで行くと、千鳥足で逃げていきますが、
人間とちょっと距離をい置くと、さぁ記念撮影の始まりです
近くまで行くと、千鳥足で逃げていきますが、
人間とちょっと距離をい置くと、さぁ記念撮影の始まりです
やっと目線をもらえることが出来ました
やっと目線をもらえることが出来ました
とにかく癒されます
1
とにかく癒されます
個人的にリンドウの花が好きなので、どうしてもカメラを向けてしまします
個人的にリンドウの花が好きなので、どうしてもカメラを向けてしまします
天気の移り変わりが激しく、種池山荘が見えました
天気の移り変わりが激しく、種池山荘が見えました
早く下山したかったので、爺ヶ岳山頂は巻道を使いパスします
早く下山したかったので、爺ヶ岳山頂は巻道を使いパスします
するとまたまたライ出現
今日は何度目だ?
1
するとまたまたライ出現
今日は何度目だ?
種池山荘で体を温めたい、ラーメン(たしか@900)
ちょっと箸を付けてから写真を撮っていないことに気付てからの1枚w
種池山荘で体を温めたい、ラーメン(たしか@900)
ちょっと箸を付けてから写真を撮っていないことに気付てからの1枚w
種池山荘をでてから一気に晴れあがる
が、この後に土砂降りに。。。。
種池山荘をでてから一気に晴れあがる
が、この後に土砂降りに。。。。
やっと駐車場まで降りてくることができました
自分の車を確認してからの1枚
やっと駐車場まで降りてくることができました
自分の車を確認してからの1枚

感想

鹿島槍は3度目の正直でした
計画当初が、扇沢から入って鹿島槍〜キレット〜五竜〜唐松(下山)
この計画でチャレンジすると、間に2泊(冷池山荘、五竜山荘)が必要となります
最初は2017/10/7、仲間数名と扇沢へ、この時には登山靴を忘れてw
登山口から登り始めて30分ほどでリタイヤ
2回目は2018/8/7、単独で入山するハズでしたが、おりからの台風接近
下山できなくことを危惧して、断念(代わりに大峰山、大台ヶ原方面へエスケープ)
その時のログがこれ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1549814.html

ふつ〜の人にとって何でもない計画だが、自分は透析患者
透析には定期的な通院が必要なので、長期の縦走が出来ない
それでも昨年までは週2回(毎月金)のペースで透析を続けており、何とか2泊の時間が捻出できていたが
昨年末から週3回(毎月水金)の透析が必要になってしまい
例えば金曜日に透析後に移動土曜の朝から行動開始、その日は山中で泊まることができるが、翌日曜日中に下山する必要があるので、簡単に山中に2泊が出来ない

そこで会社の夏休み期間に併せて、今回だけ特別に週2回の透析を出来ないか?
と、担当医と相談したところ「OK」の返事を頂き、山中2泊のこの計画を実行できることになったのだが・・・

9/10〜12の日程で歩き始めたが、登り初めは天気が良かったが(むしろ暑かったです)、種池山荘で休んでいると爺ヶ岳方面にガスが掛かったり晴れたりの繰り返し
天気予報は今日は何とか持ちそうだが、明日は午後から崩れ出すと
あまり良くない話がチラホラしています
それでも冷池山荘まで順調に歩く(ガスが掛かったりと展望は良くなかったが)ことが出来たのは嬉しかったです

夜、周りの人の話に入ると「明日は天気が崩れる、早立ちして、天気が崩れる前に下山する(鹿島槍ピストンの方が半数以上)」の声が大多数
キレット越えの人もいるが、強行か撤退かと皆悩まれている
夜の天気予報でもやはり同じことを言っている、不安と伴に早めに床に付く

翌朝早立ちの方が準備している音で早めに目覚める
自分は朝食を頼んでいるので無駄な時間を選択したかと、ちょい後悔
朝食後、準備を整え出発、天気が心配だったが、見事な雲海が広がっている
ご来光が見事だったのが、ちょいご褒美だったかな
山荘を立ってから誰にも会わずに布引山まで来ると、道標を囲んで休憩されている方に気付く
ここでも、軽く言葉を交換するがとにかく早めの下山、と同じことを言っている
ここを立とうとしたタイミングで雨が降り出し、カッパの上だけを着込んで鹿島槍を目指す

ここから下山してきた人と数名すれ違う、「山頂は展望なし(当然か)」「雨の降り出しが早かった」とのこと
同じ部屋で、キレット超えと言っていた3名パーティとすれ違う
やはり断念してきたとのこと、やはり撤退が正解かな?と思いが撤退の方向に傾く
ここから山頂までは早かったです
山頂で記念撮影を済ませて、キレットを諦め切れない自分は取りあえず北峰(ここから往復1時間程度)まで行ってみて、そこから判断することにしたが
山頂からはいきなり岩稜の下りで、石が岩が雨にぬられている
(冷池山荘から鹿島槍までは、ハイキングコースと同じで危険個所はなし)
やはりキレット超えは危険と判断し、残念ながら扇沢方面へ下山と決めた
下山時天気が崩れると共に、ライチョウとのご対面が何度も続く
撤退は残念だが、ライチョウの可愛さには心躍る

雨は本降りとなっていないが、ポツリポツリとガスが一気に晴れるの繰り返し
晴れたタイミングでは、昨日より展望が利くので、本当に撤退が正解だったのか?
と、自答したりしながらの下山
爺ヶ岳の登りは失意の自分にとって、ちょい辛い
ピークは昨日のうちに踏んでいたので、全て巻いて行く
途中種池山荘軽く体を温めたかったので、ラーメン(確か@900)を頂く
これから入山者と言葉を交わす

種池山荘を出るタイミングで本降り、小屋で一時待機
それでも10分程休んでいると雨が一気に上がる
このタイミングで小屋を立ったが、そこからは一気に天候回復
晴れ間が覗けたが、30分も持たずにまた本降り
一気に下山をして登山口まで降りてきて、車まで戻って
100名山を狙っている訳ではないが、五竜、唐松(300名山)を残してしまったが
これらの山は1泊の行程で歩くことができるので、またリベンジに訪ればよいと
「やはり今回は撤退が正解だった」と自己満足しました

行程の都合上、キレットを訪れることはもう無いかと思えるが、とっても満足感が強かった山行でした(ライも沢山見れたことですしねw)

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