硫黄岳 大賑わい。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 928m
- 下り
- 936m
コースタイム
2日目 6:26山びこ荘―7:58硫黄岳8:35―8:58赤岩の頭9:07―10:15オーレン小屋10:35―11:32夏沢鉱泉11:44―12:20登山口―12:27駐車地
天候 | 1日目 晴れのち曇り。 2日目 晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から夏沢鉱泉までは車道歩き。夏沢鉱泉からオーレン小屋までなだらかな登りが続きます。オーレン小屋から夏沢峠まで登山道、登りが続きます。危険個所はありません。 夏沢峠から林を抜けると岩々、結構急坂。頂上が見え、一見なだらかそうですが、アニハカランヤ。ゼイゼイハアハア、休み休み登ります。 広い山頂には大勢のヒト。爆裂火口に沿って東へ行くと、富士の左裾野がちょろっと見えました。以前は富士全体を見る事が出来る場所まで行けましたが、立ち入り禁止となっていました。 硫黄岳からの下山、赤岩の頭からオーレン小屋へ。森の中の急坂下り、脚がツリツリ。何度も腰を降ろして休みながら、ようようの態でオーレン小屋に降り立つことが出来ました。昨日諏訪湖SAで買ったパンを食べ、エネルギーを補給。途中、夏沢鉱泉で大休止。無事、登山口に戻る事が出来ました。 |
写真
感想
人並みに三連休、予報ではお陽さんマーク、山小屋はきっと混んでるだろうな。前日に夏沢峠の山びこ荘に予約を入れることが出来ました。夏沢峠を通る度、「モモンガとヤマネの山彦荘」と云う看板が目につき、一度泊まってみたいと思っていました。
桜平、下の駐車場には空きスペースがありますが、登山口までまだまだ遠いので先に進みます。路肩に駐車している車が増え、中駐車場に到着。駐車場内は満杯で、溢れた車が至る所に停められています。上の駐車場に行くとここも勿論満杯です。引き返して上と中の林道沿いの路肩スペースに停める事が出来ました。上と中の間には止められそうな個所がまだ結構残っていました。
登山口を発つ時は青空一杯。夏沢鉱泉では槍・穂も見えましたが、オーレン小屋では雲が出て、1年前に登った峰の松目も雲の中です。水が豊富なオーレン小屋では多くのヒトが休んでいて、きっと今晩はぎっしり詰めになる事でしょう。
山びこ荘、本沢温泉グループと云う事ですが水は天水、トイレは外、50m先です。八ヶ岳の小屋にしては今時珍しく、夕食はカレー、朝食もごく簡単。でも今夜の宿泊者は6名のみ、ゆったりと泊まる事が出来ました。夕食後ランプが灯り、ヤマネが壁の穴から顔を出します。ヒトの動きに敏感で、すぐに穴の中に姿を隠します。ヒメネズミ程の小ささですが、背中に黒い模様、尻尾にも毛がふさふさ。この暗さでは撮るのは難しく、ぼけぼけの写真ばかりでした。翌朝5時にはモモンガが餌をカリカリ。小屋番さんがライトを当てて呉れ、なんとか写真に収めることが出来ました。大きな目をした愛らしい動物でした。
昨日は中秋の名月、今晩は満月。まんまるお月さん、煌々とした明かりで星は見えません。翌朝、雲海が広がり、東の空が茜色に染まり、山の肩からご来光。今日はいい天気になりそうです。
夏沢峠を発ち、暫くは森の中。森を抜けると、岩の急坂、青空の下に美ケ原、その奥に北アルプス連峰、目を転ずれば浅間山が浮かんでいます。何度も休んで、全てのヒトに追い抜かれ、ヘロヘロと山頂に登り着きました。南八ヶ岳がど〜ん、その向こうに甲斐駒・仙丈がどどど〜ん。金峰山の五丈岩もくっきり見えます。爆裂火口に沿って先に進むと、通行禁止。ここからでは富士山は半分しか見えません。東西天狗、蓼科山に雲が掛かり始めています。振り返ると爆裂火口の稜線に多くのヒト。
こんないい天気、こんな眺め、久し振り。澄んだ朝の空気を胸一杯吸い、降り注ぐ陽の下、大展望を暫し堪能、疲れも一挙に吹き飛びます。
赤岩の頭に向かって下ります。痺れる脚のわたしには慎重を要する下りです。赤岩の頭からオーレン小屋へ。林間の急な登山道、脚がツリツリ。ザックをごそごそ、芍薬甘草湯を探しますがありません。最近ザックの中身を改めたことが無く、当然あると思っていたものがありませんでした。仕方なく、脚をなだめながらゆるりゆるりと下ります。何度も腰をおろして休みながら、無事オーレン小屋に降り立ちました。八ヶ岳の地図に新しい赤線が加わりました。赤岩の頭からオーレン小屋、ほんの短い赤線ですが、昨年に続いてのささやかな挑戦に満足、満足。
山びこ荘は凄いですね。
野生のモモンガ、ヤマネさんが住んでて姿が見られるなんて!
ここを知ってから憧れの山荘です。
八ヶ岳にも行ってないのでいつかは!
硫黄岳登頂お疲れ様でした!
andounouenさん、こんばんは。
ヤマネもモモンガも、お初にお目に掛かりました。野生動物ですが、どちらも可愛い顔、モモンガはでかいクリクリお目目。どちらもヒトの動きに敏感なので写真を撮るのが難しい。
4回目の硫黄岳ですが、その度に違った顔を見せて呉れます。そして登る度にどんどんしんどい山に変わってきていますが、これは仕方ありません。
onisanさん 今晩は。
山小屋の中に、野生の小動物が訪問するなんてスゴイですね。
ヤマネは残念ですけど、モモンガは可愛い大きな目玉で愛嬌がありますネ、これを小屋内で遭遇できるとは羨ましい限りの八ッの山小屋ですね。
お疲れ様でした・・・でも良い山旅で疲れも翌日には飛んでいってしまったことでしょう。
yasioさん、こんばんは。
八ヶ岳は富士山と競い合った程の背が高い山ですが、手頃で、あちこち歩いた親しみ深い山です。岐阜からでも日帰りで楽しめましたが、今はもう駄目。有り難い事に八ヶ岳は小屋が岳と揶揄されるほど沢山の山小屋があり、それを利用させて頂いて、それでもヘロヘロ山登り。いつまで登る事が出来るのか、まだ泊まったことのない山小屋に、いま暫くお世話になって八ヶ岳を彷徨いたいと思います。
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