小秀山 〜名瀑に癒されて〜 [岐阜県 中津川市 加子母町]
- GPS
- 09:49
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 3:09
- 合計
- 9:44
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
カモシカ渡りくらいだが、兜岩直下も下りは気を付けたい。 |
写真
感想
少しも涼しくならないので、標高の高い所を求めて小秀山を登ることにした。
もちろん山頂から目の前にドーンと御嶽山というのが最大の目的だ。
道の駅『白川』で夜中に車中泊し、乙女渓谷キャンプ場に着いたのは7時半。
ちょっと遅めになってしまったが、昼時には山頂に登りれるのでちょうど良い。
日陰と沢の効果でなかなかの涼しさだ。
早速キャンプ場からスタートして、乙女渕を歩くも木道で整備された登山道、いや散歩道なので危険は皆無だ。
美しい乙女渕を見た後は滝めぐりの登山になり、ねじれ滝、利合の滝などを巡ってパワーをもらう。
とある小屋にたどり着くと注意書があり、散歩道はここまでで、ここからは本格的な登山道になる。
渓谷を進むとスケールが違いすぎる滝が出てきて、これが夫婦滝だ。
あまりの迫力に興奮を抑えることは出来ず、『すげー!!!』と言いますよ。
しかも滝の力による涼しさは気持ち良かった。
記念写真にとセルフ写真を撮るのに苦労して時間が掛かってしまった。
そこから進むと夫婦滝の高巻きになるが、登山道を外してしまう。
ただ、わざわざトラバースしてまで元に戻るまでもないので、直接登って正規の登山道に合流した。
登りきったら夫婦滝の落口に着く。
吸い込まれそうな感覚になるから不思議だが、吸い込まれたら確実に死にますので近づかないことだ。
その後は小滝、孫滝で滝巡りは終わり、暫く展望台が3ヶ所設けられている登山道を歩く。
展望台からは雲の上から御嶽山の剣ヶ峰が見えていた。
そこから先は岩場にぶつかり、これがカモシカ渡りという一番の難所に差し掛かる。
この岩場、ロープも鎖もない状態の垂直での登攀なので、侮らず十分に気を付けよう。
登りきっても岩場の尾根なので、気を緩めずに進んでいくと樹林帯に入り、三ノ谷コースと合流する。
合流してからもすぐに急坂が待っていた。
この直下は兜岩まで続くもので、ロープなど設置してある。
兜岩の岩下に着いたら左から巻いて登り詰める。
兜岩からの展望は奥美濃の山々が見渡せる素晴らしい景色だ。
すぐ下の麓まで見えるが、それは切れ断った岩の上にいるためで、高所恐怖症の俺は足がすくんでしまってた。
兜岩からは勾配はなくなり、3つある高原広場を通過して、最後の坂を登りきれば避難小屋があり、先に進むと小秀山山頂だ。
山頂から間近に聳える御嶽山を拝めたかったが、残念ながら雲を纏い隠れてしまっている。
だが、中央アルプスは完璧に見え、南木曽岳など東側の景色は素晴らしかった。
休憩中は色んな人と山の話をして盛り上がり、気がつけば山頂に2時間も居座ってしまっていた。
この中で車を停めた際に隣に止まった車の人と仲良くなり、一緒に下山することになった。
下山はカモシカ渡りを終えた分岐までは同じルートを下ることになるが、気を付けなければならないのが兜岩からの下りだ。
ここはしっかりロープを頼りに下る。
ここさえ終われば、後は難所となる箇所はない。
分岐から三ノ谷コースに逸れて、笹藪が生い茂る葛籠折れを下る。
葛籠折れは一旦無くなるが、また最大の葛籠折れが待っていた。
危険な難所は終わっているが、めんどくさい難所の始まりだ。
植林の中、下は見えていて勾配も緩やかなのに登山道にそって葛籠折れしながら歩かなければならず、しかも下までの登山道も歩いている人も見えてしまうのもうんざりする。
あまりに退屈でしんどいので何折れあるか数えながら進み、やがて林道に出た。
その数33折れあった。
最後の最後で長い林道歩きと、これまたしんどさが堪らないものだ。
退屈になならなかったのは付き添ってくれた人のお陰だった。
笑いながら楽しく下れて感謝する。
この山の登山道は谷筋、滝、岩、高原、笹藪、植林葛籠折れ、林道とバリエーション豊富過ぎて楽しい山だった。
気がついたのは、先週までいたアブやブヨが居なくなっていたことだ。
いよいよ本格的な秋到来だ。
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