聖岳から茶臼岳〜素晴らしき南アルプスの風景
- GPS
- 50:41
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 3,440m
- 下り
- 3,629m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:40
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 9:37
天候 | ほぼ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
9/13(FRI) 竹橋駅23:00→5:50畑薙(はたなぎ)夏期臨時駐車場(アルペン号,往復20,000円) 9/14(SAT) 畑薙臨時駐車場7:30→8:30椹島(さわらじま)ロッヂ(東海フォレスト送迎バス、3000円) ※送迎バス臨時便が6時過ぎから順次出発し,私は3台目でしたが,ほぼ定刻の8:30頃に椹島に到着しました。 【帰路】9/16(MON) 畑薙夏期臨時駐車場14:10→21:00新宿駅西口(アルペン号) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【聖沢登山口→聖平小屋】序盤の出会小屋跡付近で崩落箇所を高巻します。高巻部分が一部冬ルートと重なっており、間違えてそのまま東尾根に向かってしまう例があったとのことですが、今はロープで冬ルート入り口が塞がれ分かりやすくなっていました。そこから暫くは平坦ですが崖っぷちのトラバースを歩き、聖沢吊橋より先は急登となります。ガレの沢など気を使う所もありますが、特に難しい場所はありません。ひたすら樹林帯ルートです。この区間には登山口も含めトイレはありません。椹島か畑薙で済ませておきましょう。 【聖平小屋←→聖岳】暫く登ると森林限界を抜け、絶景が広がります。小聖岳付近からザレの急登です。特に下りはコケて落石を起こさないよう要注意。 【聖平小屋→上河内岳】こちらも暫く登ると森林限界を抜け、素晴らしい稜線が目の前に。ガレやザレが多いですが、難しい所は無かったと思います。 【上河内岳→茶臼岳→茶臼小屋】上河内岳の肩からザレを降りていくとまた歩き安い樹林帯に入ります。なかなか気持ち良い草原を抜け、少し登ると直ぐに茶臼小屋・茶臼岳の分岐に出ます。茶臼岳へは分岐にデポして登れば30分程で往復可能。 【茶臼小屋→茶臼岳登山口→畑薙】 序盤は砂利とザレの急坂なのでスリップ注意。ウソッコ沢小屋からは沢と平行したトラバースが続きます。去年の台風で5つのうち3つの吊り橋が流されており、激流の上河内沢に仮設の橋が掛けられています。このエリアはなかなかのアスレチック感を楽しめます。最後にヤレヤレと標高差80m程登り返せば茶臼岳登山口は目の前です。畑薙大吊橋は長さ180mあり、〆としては上出来なイベント。なお、こちら側はトイレが豊富で、横窪沢小屋(冬期トイレ)、ウソッコ沢小屋にあります。登山口にはありません。 |
その他周辺情報 | 【聖平小屋テント場】ペグ刺さり良好の土のテント場です。テン場内にある水場からは南アルプスの天然水がドバドバと流れ、小屋もトイレも目の前。トイレは水洗です。景観はありませんが、住み心地は最高レベルかも。ドコモの電波は入りませんが、小屋から徒歩数分の聖岳・上河内岳分岐付近で使用可能。 【茶臼小屋テント場】ザレのテント場でペグは刺さる場所も有る、という感じ。小屋は直ぐ横にあり、トイレと水場はその先にあります。テン場の下に沢があり、歯磨きや身体拭きに利用する方も。東側が開けており、テン場から富士山を拝める好展望。一方でキャパが限られており、16時頃になると張り場に困っていた方も見受けられました。ドコモの電波は場所により入ります。 【白樺荘】アルペン号がここで1時間止まってくれるので,ここの温泉に入ることが出来ます。入浴料510円。天然温泉ではないですが,露天もあります。アルペン号の客が一気に押し寄せるので,カラン渋滞は避けられませんが,皆さん,急いで洗って直ぐにカランを空けてくれるのでスムーズでした。食事も出来ますが,1時間では温泉+食事はちょっと無理。どちらかの選択になってしまうのが残念。 |
ファイル |
【後日参考用】初日と二日目の天気予報
(更新時刻:2019/09/19 22:45)
【後日参考用】最終日の天気予報
(更新時刻:2019/09/19 22:45) |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
長袖インナー
フリース(薄)
レインウェア(上下)
タイツ
ズボン(薄)
靴下
指だしグローブ
アウター手袋(夏用防水)
夏帽子
靴
ザック
朝昼夜ご飯
行動食
非常食
飲料(計2L)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
時計
サングラス
タオル
テント装備一式
マット
シュラフ
身体ふき
燃料
コンロ
調理一式
ナイフ
ロールペーパー
ストック
カメラ
スマホ
ラジオ
虫除け
マキロン
着替え(下着&薄長袖&歯ブラシ)
|
---|
感想
この三連休、当初の天気予報では三日間晴れマークでしたので、前回に続き今回も南アルプス縦走を楽しみにしていました。三連休だけに、畑薙行きのアルペン号は満席でしたが、前日にキャンセル待ちが取れて喜んだのも束の間、天気予報が急に変わり、最終日月曜日は朝から雨の予報に。月曜日は下山日とは言え、南アルプスの長〜い道程を雨の中歩くのは嫌だなと思い、聖岳をピストンする一泊二日の日程に変更。最終日は椹島で後泊する計画にして出発しました。
初日は畑薙での送迎バス待ちの長蛇の列におののきながらも臨時バスのお陰で予定通り椹島に到着。殆どの人が荒川三山狙いのようで、三連休だというのに聖沢は静かなものです。聖平小屋の快適なテント場も終日埋まる事なく、その日はのんびりテント生活を楽しみました。
翌朝は夜明け前に出発、ピストンなので軽荷でひょいひょいと聖岳に登頂。テント装備が背中に無いと飛べる気がします。澄んだ秋の空気の中、木曽御嶽山や木曽駒ヶ岳、富士山は勿論の事、何と、遠く槍ヶ岳まで見渡す事が出来ました。時間もたっぷりあるので、奥聖岳まで足を延ばしてみました。後は椹島に下山するだけですが、心の中で何か物足りない感が残っていました。
稜線ではドコモの電波が入ったのでふと天気予報を見てみれば、何と月曜日の予報が晴れになっているではありませんか。私の中の天気の子が発動か?このまま下山するのはあまりに勿体無いので、聖平小屋でカレーメシを食べながら「山と高原地図」を眺めて計画を練り直し、上河内岳を経由して茶臼小屋に泊まる事に決定。聖平小屋に行先の変更届を提出して早速出発。上河内岳からは素晴らしい聖岳の風景と光岳に繋がる稜線がお出迎え。横には富士山がずっと付き添ってくれ、空は何処までも広がるブルースカイ。上河内岳から茶臼岳までの雄大な稜線や謎の草原もとても美しい。これぞ南アルプスの最高の風景を楽しむ事が出来ました。
突然の計画変更なので持参の食料が無く、小屋のカップ麺で凌ぐ、炭水化物漬けの旅となったのはご愛敬。でも、お陰様でこの三連休を満喫することが出来ました。天気の神様、いつもありがとう!南アルプス、行くの大変ですが、やはり楽しい。
コメント
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2連続で南ア奥地お疲れ様です。
マイカー派の私には南ア南部は遠すぎて中々手を出せませんわ^^;
3000m級を片っ端から食いつくすつもりですね?w
頑張ってください。
つかオコジョかわええのぅ。
オコジョなんて真夜中に1回見たことあるだけだなぁ・・・。
カモシカも真夜中に何度か見てるけど昼間は見たことないのよね。
運がいいのか悪いのかよくわからん( ̄∇ ̄)ゞ
yzzさん、コメントありがとうございます。
そうですよね、新静岡ICから更に下道3時間ですから。この道をバスで爆走する観光バスの運転手は凄いと思います。南アルプスで一番最初に行こうと思っていた塩見岳が残っているのですが、ここは鳥倉までのバスが8月お盆明けに終わるという気の早さなので、また来年かなーと思ってます。
オコジヨ、めちゃ可愛いですよ。物陰に隠れては顔を出す動きがたまらんです。10分掛けて慣らしておいたので、後からきた人達もきっといい写真が撮れたはず(笑。
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