遥かなる尾瀬、大清水から燧ヶ岳ピストン
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- GPS
- 10:00
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 1,443m
- 下り
- 1,436m
コースタイム
小砂利の林道歩きです。路面の凹凸もほとんどなく、敷かれている砂利も細かくて歩きやすくなっていて、とても緩やかな登りなので歩きやすいですね。左側はカラマツの大木林となっています。
5:35一ノ瀬休憩所
まだ時間的には開店していませんでしたが、売店と休憩所、そして立派なトイレもあります。一ノ瀬休憩所を過ぎて間もなくすると橋があり、この橋のすぐ左側が登山道入口となっています。しばらくは、沢沿いに進みます。左側から出ている水場を過ぎて、登山道が沢から離れるとブナ林の中を九十九折りの登りとなり高度を上げて、一旦、平坦になって木道が続きます。ここからは、植生が変わって、オオシラビソ、コメツガ、ダケカンバなどの針葉樹林帯となり、薄暗い感じの登山道になります。
6:30三平峠
三平峠は木道脇が少し広くなっており、ベンチも設置されています。ここからは木道を下りながら、徐々に左側に燧ヶ岳や尾瀬沼がチラ見出来ます。
6:40三平下
三平峠から木道を下ってくると尾瀬沼のほとりにぶつかります。木のテーブルとベンチが置かれた広場、そして売店、トイレもありました。
尾瀬沼を左側にビジターセンターまで、木道歩きです。途中のビューポイントからは尾瀬沼越しに燧ヶ岳もバッチリ見えました。朝早かったからか、少し朝もやも残った中、カッコウの鳴き声を聞きながら歩くと、目の前に集落が見えて来ます。
7:05長蔵小屋7:25
山小屋や売店、そして尾瀬沼ビジターセンターがあります。
ここから、大江湿原の尾瀬沼東岸をしばらく行くと「大江原湿原」の木標がある分岐点があるので、これを左に曲がって樹林帯に入ると燧ヶ岳登山口の入口があります。
7:40浅湖湿原(燧ヶ岳登山口)
オオシラビソの樹林帯の中、しばらくは傾斜のない登山道を歩きます。雨のあとなどは、かなりぬかるみそうな感じです。樹林帯の中の道は広いですが、次第に狭くなり、標高1800m辺りで木の階段が現れると急登が始まります。ダケカンバの林に変わって、掘割状の登山道に大石や岩も混じり、息も切れてきますが周囲が明るく開けて来ると尾瀬沼一帯と日光の山々が展望できます。最後の階段を登り切るとミノブチ岳となります。
9:25ミノブチ岳
ミノブチ岳は平坦地で、石が詰まれた山頂からの展望は抜群で正面には尾瀬沼が、背後には俎堯⊆動濁瑤見えます。シャクナゲやハイマツに囲まれた登山道をしばらく歩き、ガレ岩場を登ると第二ピークです。
9:45俎9:55
山頂は大岩が重なっているような感じです。祠があり、遮るものは何もないので360度の大展望です。一旦、岩の斜面を下り木道が設置されている鞍部まで下ると再び、急な斜面のハイマツ帯を登ると第一ピークです。なお、一部残雪部分もありました。
10:10柴安10:25
俎瑤茲蠅盥い山頂で、墓石のような山頂石標が設置されていました。こちらも俎瑤砲睇蕕韻覆いらいの大展望です。
10:40俎
11:00ミノブチ岳
12:20浅湖湿原(燧ヶ岳登山口)
12:35長蔵小屋12:50
13:10三平下
13:25三平峠
14:05一ノ瀬休憩所
14:50大清水駐車場
天候 | 朝は快晴でしたが、昼前には曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
さすがに尾瀬ですね。登山道は、とても良く整備されており、危険な個所はありませんでした。 |
写真
感想
ついに遥かなる尾瀬?へ行き、燧ヶ岳に登ることができました。
当初は、燧ヶ岳というと群馬県側からはかなりの距離があることから、福島県側の御池から登るのがベストであると考えていたのですが、国道352号線の樹海ラインは、現在新潟側からは通行止めであり、福島側から入ろうとすれば高速道路、一般道ともにかなりの長距離を走行することを余儀なくされることから、毎年躊躇していました。しかし、群馬県側の大清水からのピストンならば歩行距離が24キロにはなりますが、大清水〜一ノ瀬登山口間、三平下〜浅湖湿原の燧ヶ岳登山口間が、ほぼフラットな歩行となることから、十分歩けるだろうと考えての山行でした。
それと、もうほとんど覚えてはいないのですが、数十年前?の学生時代に一度だけ、尾瀬を訪れたことがあり、その際には確か大清水から入り、三平峠を越えて山小屋に一泊した記憶もあることから、同じコースから入ってみることにしました。
自宅を2時に出て、大清水には4時30分頃に到着し、コバエに悩まされながら手早く着替えて登山スタートです。大清水から一ノ瀬登山口間の林道は、予想どおりとても歩きやすく、三平峠への登りもほとんど木道が設置されているので疲れることもありませんでした。(もし、雨で濡れていたりすると滑りやすくて難儀するかも・・・・。)尾瀬沼に着くと、快晴の青空の中、燧ヶ岳もバッチリその美しい山容を見せてくれました。残念ながら、ニッコウキスゲには少し早いようでしたが美しい沼と湿原にハクサンチドリ、リュウキンカ、ワタスゲなどの花を堪能することが出来ました。なかでも、キヌガサソウの大きさには少しビックリさせられました。
長蔵小屋に着いた時には、どうも見覚えがある建物だなと感じて、玄関から少し中を覗いたところ、以前泊った小屋はこの小屋だと確信しました。数十年振りのリターンですね。この小屋は、同系列の売店にしても黒塗りの学校風の建物で、随分と趣のある雰囲気でした。
ここから、浅湖湿原の燧ヶ岳登山口へ向かう途中で、道標がなかったので沼山峠の方向へ少し行きすぎてしまい、時間をロスするというアクシデントもありましたが登山口まで行き着き、ここから本格的な登りで若干の酸欠症状が出て頭も痛くなりながらも、何とか俎堯⊆動濁瑤2峰にも登ることが出来ました。
この後、大清水の駐車場までの復路も何とか歩き切ることができ、無事ゴールインとなりました。出来れば、あと30分ほど尾瀬沼への到着が早ければ、朝もやの中の景色を見ることができたのかなと思いました。
帰りには、天王桜の生息地の近くの片品村にある「花咲の湯」に立ち寄りました。大人は5時間以内で600円です。施設の中はとてもきれいで、第二駐車場まで満車でした。
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