栂海新道(親不知→蓮華温泉)
- GPS
- 72:44
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 4,318m
- 下り
- 2,797m
コースタイム
- 山行
- 10:28
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 13:16
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:54
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:42
二日目は途中で二回寝ている。
天候 | 14晴、15晴後曇、16晴後霧雨、17雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
栂海新道は下る人の方が圧倒的に多いので問題にならないだろうが、親不知登山口から山道に入った瞬間、正面に古い階段があって少し戸惑う。正しくは登山口から国道沿いに東へ20mほど水平移動。 |
写真
感想
栂海新道を登るプランは10年近く前からなんとなく頭にあったが、新潟県に居るうちに実行することにする。欲張って猿倉か八方まで行けないかとも考えたが、蓮華温泉ゴールにするのがバス便もよいし最終日のルート選択肢が多い。当初の目的地は白馬岳で、白馬大池経由、余裕があれば風吹大池まで寄り道するつもりだった。
山行の2日前ぐらいまで下山地点の選定に散々悩み、さらに装備の新調(テントとガスバーナー)についても悩みまくった。挙句、長期縦走はそう頻繁にするものでもないので、今持ってるクソ重いムーンライトとスベア123R(もともと自転車旅行用に購入したもの)で我慢することにした。我慢しなければ良かった。
蓮華温泉下山に決めたので金曜夜のうちに移動する必要はなくなり、だらだら準備。土曜早朝に蓮華温泉に着いてみるとすごい人出だった。栂海新道に行くつもりだから人少ないイメージが脳みそを支配していたが、蓮華温泉は栂海新道専用ではない。あたりめえだ。
歩き出す人々を横目にバス停で1時間半ぐらい仮眠。バスの中でもまあまあ寝る。学生時代なら迷わず青海駅から歩き出したろうが、大人なので糸魚川駅からタクシーに課金する。
親不知はなるほど難所であった。なんで二本松峠の方がメインルートにならなかったのだろうか。昔の人はよほど峠越えが嫌いだったのか。
歩き出してみたが久々の重装備と暑さでばてる。汗が凄い。絞れる。汗のかきすぎで足が攣ったのでおそるおそる歩く羽目になり、さらにペースダウン。行動食の梅干が美味すぎて変な笑いがでる。この日は下山者2名ほどとすれ違った。
初日は白鳥小屋まで行くつもりだったが、坂田峠の先で足が止まる。日が傾き始めると急に涼しくなる。パンツまで汗びちょびちょのこのザマで白鳥小屋到着は早くても16時を過ぎる見通し。汗冷えでプルプルしながら野営する気力は残っていないだろう、ということで坂田峠に引き返して沈。少しでも日があるうちに服を絞って汗を乾かす。
2日目、白馬を目指すなら初日の遅れを取り戻し、朝日小屋まで行かねばならない。調子がよければ不可能ではないとの望みを捨てきれず、朝3時ごろ行動開始してみたが、まだ久しぶりの重装備に体が順応しておらずペース上がらない。早々に白馬・雪倉を諦め朝日から五輪尾根で下山するプランに変更。この日は栂海山荘までとする。となると3時発は早すぎたのでちんたら歩くことにする。
前日の水の消費が激しかったのでシキ割りの水場で補給しなければならない。地図を見るとシキ割りの水場と表記がある地点では2回沢地形を渡る。下りなら最初に渡る沢地形が水場なので迷わないが、登りなので1回目に淀んでいて汚い沢地形にぶつかる。エアリアには「水細く、飲用注意」とあるのでこの汚い水がそうなのかと困惑する。この時4時ごろでまだ暗い。次の沢地形が駄目だったときに引き返してくるのも嫌なのでこの汚い水を汲む。時間に余裕があることだし、少しでも綺麗な水を探して沢を登ったり降りたりもしたが無駄だった。汚い水を飲む為にイソジンを添加。テンション下がったのでその場でツェルトに包まり1時間半ほど仮眠。寒くて眠れず。ここで下山者1名通過。変なところで寝てる奴がいてビビッたことだろう。
行動再開してすぐに正規の水場に至り、汲みなおす。よかった。その先すぐで再び猛烈な眠気に襲われ、居眠り歩行で危なかったので今度はマットを出し、日も出てポカポカの中道端で9時過ぎまで寝る。気持ちよかった。ここでも下山者通過。また怪しい姿を見られてしまった。
白鳥山頂で登ってくる登山者に追いつかれたが、その後は会わなかったので彼は白鳥山日帰りだったのだろう。ここから栂海山荘までの間で2,30人の下山者とすれ違った。思ったより人が多くてビックリ。栂海新道は下り10人に対し登り1人なんて情報も見たことがあるが、登りの割合はもっと低いだろう。
この日もペース上がらず、早出したくせに16時になってヘロヘロ状態でテントを張った。
3日目はようやく体が山モードに切り替わって快調に歩けた。天気も途中までは良かった。入山3日目になるとラーメンと風呂のことしか考えられない。美女とラーメンだったら迷わずラーメンを取る。
4日目は雨でぬるぬるの木道を下るので疲れた。一回こけた。ペースは良い。五輪尾根は変化にとんだ道だったので天気の良い時にゆっくり登ってみたいものである。
白馬、雪倉はおあずけとなってしまったし朝日も天気悪かったが、まあ満足いく山行だった。このルートはもう2度と登りたくないが、下りならまた来てみたい。普段日帰り装備で調子に乗っていたが、長期縦走でコースタイムを縮めたかったら金を出して軽量化せねばならんことを痛感。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する