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Yamareco

記録ID: 203845
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

冬季八ガ岳 ”赤岳”

2012年03月17日(土) ~ 2012年03月18日(日)
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s-mochi その他1人
GPS
32:00
距離
14.1km
登り
1,582m
下り
1,568m

コースタイム

<3/17>
5:30美濃戸-7:30行者小屋-10:10 文三郎 上部- 12:30赤岳鉱泉
<3/18>
7:00赤岳鉱泉-7:44地蔵尾根分岐-9:10稜線-9:59赤岳頂上小屋-10:43中岳分岐-11:20行者小屋-12:36美濃戸
天候 <3/17>雪
<3/18>曇り
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高尾ICから小淵沢ICへ、翌朝 美濃戸へ移動
コース状況/
危険箇所等
2012/3/16(金)
相模原を21:00頃出発し、中央道を小淵沢ICで降り、小淵沢道の駅に24時前に到着した。此処で 仮眠。
2012/3/17(土) 小雪
近くのコンビニで朝食を買い、サーモスにお湯を頂き、美濃戸に向かう。
今日は、Yさんの車はスタットレス、4WDなので美濃戸口からさらに奥の、美濃戸まで車で行けたのは幸いだった。
5:30 美濃戸からは、小雪の中、南俣を行くが所々 凍った箇所あり、高巻きありで、7:30位に行者小屋に到着した。 行者小屋には一張りのテントも無く静かな趣。阿弥陀岳 北稜か、赤岳 文三郎かを迷った挙句、今日は文三郎と決め、8:30に行者小屋を出た。 八ヶ岳の三月としては雪が多いと感じた、最後の雪の八ヶ岳は今から37年前の高校山岳部の春山合宿にOBとして参加して以来になる。
文三郎の階段状の登りで、強風を伴う吹雪になり、立っているのも困難な状況となった。之では稜線に出ても頂上は望めないと判断し、10:00 一目散に下山し、中山乗越を経て赤岳鉱泉に向かう。流石に、行者小屋から赤岳鉱泉は人が多いらしく、踏み後ではなく、道がしっかりと出来ていた。
最近の赤岳鉱泉は氷柱登りの為の施設が有り、週末は多くの愛好家が集まり、個室はほぼ満室状態だった。
赤岳鉱泉も35年ぶりだろうか、ずいぶんと綺麗になった。
届を済ませ、昼食を兼ね、宴会を始めた。 部屋は大部屋だったが、ストーブもあり、天国だった。 夕食は、鯖の塩焼きと、豚シャブ、山小屋では考えられない初めての体験だった。
2012/3/18(日) 曇り
明け方 目が覚めると外の天気を伺った。 曇り空だ。 阿弥陀岳 北稜は乗り気がしないので、地蔵尾根から赤岳を登り、文三郎を下ろう。
朝食後 7:00に出発する。 7:44 地蔵尾根への分岐に到着した。 曇り空の中 意を決して左に折れる。 踏み跡が有るので、昨日の夕方か、今日の早朝に誰かが先に登っている模様。
8:40 一人 下山してくる人に出会う。 聞いてみると、二人で行ったが、トレースも無く、ラッセルがキツイので、降りてきた、とのこと。 もう一名は一人で行った、とのこと。 躊躇なく先を急ぐ、稜線の地蔵には9:10に到着した。 此の下で、2名の下山者とすれ違った。
赤岳石室を過ぎ、9:59 赤岳頂上小屋に到着した。 曇り空ながら、阿弥陀岳から権現岳、横岳迄 良く見える。 
10:18 下山にかかる。 文三郎、中岳の分岐までは急な斜面で鎖も多く、緊張するが、雪が適度に締り、楽に降りられる。 この時期、ツアー登山者がガイドの指導のもと何十人と列が出来、登ってくるので、仕方なく、登ってくる人たちの左斜面(谷側)を降りて行く。
10:43 分岐に到着した。 此処からは昨日登った尾根を下る。11:20 行者小屋に到着した。 南俣を下り、美濃戸には12:36 到着した。
2012/3/17 7:02 美濃戸を出て南股を行く
2012年03月17日 07:02撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/17 7:02
2012/3/17 7:02 美濃戸を出て南股を行く
2012/3/17 8:52 阿弥陀岳 北稜を諦め、行者小屋を出て文三郎尾根に向かう
2012年03月17日 08:52撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/17 8:52
2012/3/17 8:52 阿弥陀岳 北稜を諦め、行者小屋を出て文三郎尾根に向かう
2012/3/17 9:24 文三郎尾根 上部、猛吹雪
2012年03月17日 09:24撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/17 9:24
2012/3/17 9:24 文三郎尾根 上部、猛吹雪
2012/3/17 10:06 文三郎尾根を一目散に下る。赤岳鉱泉に向かうことに。
2012年03月17日 10:08撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/17 10:08
2012/3/17 10:06 文三郎尾根を一目散に下る。赤岳鉱泉に向かうことに。
2012/3/17 15:10 小屋でのプチ宴会も終わり、既に赤岳鉱泉の大部屋。 多くの方は第2回みーちゃんカップ in 鉱泉キャンディです
2012年03月17日 15:10撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/17 15:10
2012/3/17 15:10 小屋でのプチ宴会も終わり、既に赤岳鉱泉の大部屋。 多くの方は第2回みーちゃんカップ in 鉱泉キャンディです
2012/03/18 07:26 朝方の横岳西面です。 曇り.....地蔵尾根から赤岳、文三郎を下ります。
2012年03月18日 07:26撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 7:26
2012/03/18 07:26 朝方の横岳西面です。 曇り.....地蔵尾根から赤岳、文三郎を下ります。
2012/03/18 07:59 地蔵尾根下部。トレースは有るものの、膝くらいでしょうか??
2012年03月18日 07:59撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 7:59
2012/03/18 07:59 地蔵尾根下部。トレースは有るものの、膝くらいでしょうか??
2012/03/18 08:43 この手前で一人引き返してきました。 この上は雪が多く進めなかったが、単独の人が強引に登って行った、との事。昨日の吹雪で雪は大目。
2012年03月18日 08:43撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 8:43
2012/03/18 08:43 この手前で一人引き返してきました。 この上は雪が多く進めなかったが、単独の人が強引に登って行った、との事。昨日の吹雪で雪は大目。
2012/03/18 09:03 二人のパーティが降りてくる。可なり早いが??
2012年03月18日 09:03撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 9:03
2012/03/18 09:03 二人のパーティが降りてくる。可なり早いが??
2012/03/18 09:10 地蔵尾根分岐にある、お地蔵さんです。良く出てきますが、今日はエビの尻尾に覆われています。
2012年03月18日 09:10撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 9:10
2012/03/18 09:10 地蔵尾根分岐にある、お地蔵さんです。良く出てきますが、今日はエビの尻尾に覆われています。
2012/03/18 09:10 地蔵尾根を登り切りました。エビの尻尾が発達しています。曇り、風は強し。
2012年03月18日 09:10撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 9:10
2012/03/18 09:10 地蔵尾根を登り切りました。エビの尻尾が発達しています。曇り、風は強し。
2012/03/18 09:15 石室です。風が強いので雪が少ないように見えますが....。
2012年03月18日 09:15撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 9:15
2012/03/18 09:15 石室です。風が強いので雪が少ないように見えますが....。
2012/03/18 09:56 頂上付近から、石室へ下る登山者達を見送ります。
2012年03月18日 09:56撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 9:56
2012/03/18 09:56 頂上付近から、石室へ下る登山者達を見送ります。
2012/03/18 10:04 赤岳 南峯へのリッジを行く、Yさんです。登山者が少ないですね。
2012年03月18日 10:04撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 10:04
2012/03/18 10:04 赤岳 南峯へのリッジを行く、Yさんです。登山者が少ないですね。
2012/03/18 10:07 赤岳南峯から横岳西面
2012年03月18日 10:07撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 10:07
2012/03/18 10:07 赤岳南峯から横岳西面
2012/03/18 10:24 赤岳からの下り、頂上直下の鎖場です
2012年03月18日 10:24撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 10:24
2012/03/18 10:24 赤岳からの下り、頂上直下の鎖場です
2012/03/18 10:26 多くの登山者が登ってきます。 渋滞ですね。ザイルでビレーしながらの登山です。 団体さんでしょうか?
2012年03月18日 10:26撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 10:26
2012/03/18 10:26 多くの登山者が登ってきます。 渋滞ですね。ザイルでビレーしながらの登山です。 団体さんでしょうか?
2012/03/18 10:32 見上げると昨日の雪の影響でしょうか、斜面は真っ白です
2012年03月18日 10:32撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 10:32
2012/03/18 10:32 見上げると昨日の雪の影響でしょうか、斜面は真っ白です
2012/03/18 10:43 赤岳からの下山路を見上げます
2012年03月18日 10:43撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 10:43
2012/03/18 10:43 赤岳からの下山路を見上げます
2012/03/18 11:26 行者小屋へ降りてきました
2012年03月18日 11:26撮影 by  EX-G1 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3/18 11:26
2012/03/18 11:26 行者小屋へ降りてきました
撮影機器:

感想

40年振りの雪の八ガ岳。初日は阿弥陀岳 北稜を目指したが吹雪で文三郎に変更。文三郎も吹雪が強く敗退した。 翌日は曇りの中、地蔵尾根から赤岳に向かう。
昨日の雪が残り、トレースを消しているが先行パーティが居り、比較的楽に稜線まで上がれた。稜線上は風も強く、寒さも真冬並みだった。 驚いたのは赤岳からの下りで、アンザイレンしたパーティが複数居り、次々と登ってきて、下れない状況だった。仕方なく、コースの1メートル下を登山者と平行に降りていく。
この天気に、この状況でツアー客を連れてくるか?? が感想だった。
事故が無かったのが幸い、と感じた。

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