木曽駒ヶ岳・空木岳（千畳敷〜池山尾根〜菅の台）

2019年09月27日(金) [日帰り]

• GPS: 10:44
• 距離: 24.8km
• 登り: 1,569m
• 下り: 3,363m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:55
• 休憩: 1:49
• 合計: 10:44

8:16 千畳敷駅
8:39 8:42 乗越浄土
8:45 8:46 宝剣山荘
8:54 8:54 中岳
8:58 8:59 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
9:06 9:25 木曽駒ヶ岳
9:30 9:31 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
9:40 9:40 天狗荘
9:49 10:02 宝剣岳
10:15 10:16 三ノ沢分岐
10:18 10:18 サギダルの頭
10:22 10:23 極楽平
10:30 10:30 島田娘
11:05 11:07 濁沢大峰
12:03 12:34 檜尾岳
13:29 13:30 熊沢岳
14:16 14:17 東川岳
14:29 14:35 木曽殿山荘
15:29 15:44 空木岳
15:49 15:49 駒峰ヒュッテ
16:04 16:07 駒石(駒石山)
16:21 16:22 空木平カール分岐点
16:45 16:45 ヨナ沢ノ頭
16:57 16:57 小地獄
17:00 17:02 大地獄
17:30 17:35 マセナギ
17:39 17:39 尻無
17:52 17:53 池山尾根水場
18:11 18:11 タカウチ場(池山分岐)
18:26 18:27 空木岳登山口駐車スペース
18:33 18:33 空木岳登山道入口(第二取付点)
18:56 18:56 駒ヶ池バス停
19:00 ゴール地点

◆過去の木曽駒ヶ岳
・2018年9月
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1599553.html
・2017年9月
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1258978.html
・2016年9月
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-954569.html
・2015年7月
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-684709.html
・2014年10月
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-607875.html
・2013年10月
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-951222.html
◆過去の空木岳
・2016年9月
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-958900.html

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

◆菅の台バスセンター駐車場を利用（800円）
【往路】
　・中央アルプス観光路線バス（菅の台バスセンター〜しらび平：820円）
　・駒ヶ岳ロープウェイ（しらび平〜千畳敷：1350円）

その他周辺情報

◆早太郎温泉 こまくさの湯（駒ヶ根市赤穂 610円）

写真

9/27 8:19

駒ヶ岳ロープウェイ千畳敷駅から歩き始め、秋色に染まるカール底から迫力の稜線を仰ぎ見ます。

9/27 8:43

八丁坂を登り切り、乗越浄土に達します。この先は緩やかな稜線歩き。

9/27 8:54

中岳から木曽駒ヶ岳と対面し、

9/27 9:11

鞍部から登り返して木曽駒ヶ岳の頂上に到着します。

9/27 9:14

西方から北方にかけては、御嶽山、乗鞍岳や北アルプスの稜線をぐるりと見渡し、

9/27 9:16

中でも、麦草岳越しに眺める御嶽山は存在感たっぷり。

9/27 9:17

穂高岳・槍ヶ岳連峰の稜線に目を凝らします。

9/27 9:21

南方には中央アルプスの主稜線が伸び、宝剣岳の彼方に空木岳、南駒ヶ岳が見通せます。

9/27 9:46

中岳は巻道でやり過ごし、宝剣山荘の脇から宝剣岳に取り付きます。鎖が張られた岩壁を攀じ登り、

9/27 9:49

宝剣岳の頂上に達します。

9/27 9:51

祠が祀られた大岩の背後に回り込んで木曽駒ヶ岳を振り返り、

9/27 9:55

スパッと切れ落ちた足下には千畳敷を見下ろし、彼方には南アルプスの稜線が屏風のように連なります。

9/27 10:02

宝剣岳の狭い頂上を後にして、岩稜帯を下ります。大岩のトンネル越しに御嶽山を眺め、

9/27 10:06

痩せ尾根を伝って立ちはだかる岩壁を乗り越えます。

9/27 10:14

三ノ沢岳分岐で緊張感を強いられる険しい岩稜帯から解放されて、幅広の尾根道を進みます。こちらはミヤマキンバイでしょうか？

9/27 10:26

極楽平を通過し、三ノ沢岳を右手に眺めながら進みます。

9/27 10:31

島田娘を過ぎ、七曲を下降に差し掛かりますが、空木岳はまだまだ遠い。

9/27 10:33

足下に目を向けると、ミヤマダイコンソウはすっかり草紅葉の様相ですが、

9/27 10:36

トウヤクリンドウはまだまだ現役。

9/27 11:09

ハイマツの間を進んで登り返すと濁沢大峰へ。

9/27 11:11

巨岩が点在する尾根を進みます。

9/27 11:15

右手には、ダケカンバの黄葉越しに三ノ沢岳が大きく、

9/27 11:20

ハイマツの緑の中にダケカンバの黄葉がアクセントを添える痩せ尾根を先に進みます。

9/27 11:35

梯子を下った先のお花畑では、コガネギクや、

9/27 11:35

クロトウヒレンの残り花を見かけます。ハイマツの坂道を登り返して、

9/27 12:02

檜尾尾根を分岐する檜尾岳に到着します。お昼ご飯を食べながら、この先の進路を思案中。3年前と同じく檜尾尾根を下るのか、それとも空木岳を経て池山尾根を下るのか。

9/27 12:38

結局、行けるところまで行ってみようと、空木岳への縦走を続けることとします。ほどなく二重山稜地形に差し掛かり、

9/27 12:48

真っ赤に染まるウラシマツツジの草紅葉と戯れ、

9/27 12:51

シラタマノキを見つけながら進みます。

9/27 13:02

ごつごつとした岩稜帯の尾根を登り返していくと、

9/27 13:24

大岩が積み上がった熊沢岳の頂上に導かれます。

9/27 13:58

その先は小刻みなアップダウンを繰り返しながら進みますが、空木岳はガスの中に掻き消され、手前の東川岳もおぼろげです。

9/27 14:16

東川岳に達すると、空木岳がガスを振り払って姿を現し、

9/27 14:18

凛々しい姿と対面しながら、木曽殿越に向かって急降下します。下れば下るほど、この先の登り返しに戦々恐々。

9/27 14:30

滑りやすい砂ザレの急斜面を下り切り、木曽殿山荘が建つ木曽殿越に達し、ひと息つきます。

9/27 15:07

登り返しは急登が連続。みるみるうちに木曽殿山荘は小さくなり、東川岳や熊沢岳を背にしながら高度を上げて、

9/27 15:13

岩稜帯に差し掛かると、岩角を掴み、足場を探しながら大岩を乗り越えていきます。

9/27 15:19

ナナカマドの紅葉を横目に大岩の合間をすり抜けて、

9/27 15:32

空木岳の頂上に到着します。

9/27 15:33

南方には、雲の中から浮かび上がる南駒ヶ岳。

9/27 15:40

大岩の上に立って来し方を振り返ると、辿ってきた中央アルプスの主稜線には雲が纏わりついていますが、麓の伊那谷を見通すまずまずの眺め。

9/27 15:44

時間も時間なので、長居はできません。標高2864mの空木岳山頂から標高850mの菅の台BSまで、標高差2000m超を一気に下ることになります。空木岳駒峰ヒュッテで泊まっていきたい誘惑を払いのけて、

9/27 16:03

ハイマツの中を下って尾根上に横たわる駒石に差し掛かると、

9/27 16:09

周囲は秋の装い。カエデやナナカマドが赤く染まり、

9/27 16:09

黄褐色の木々越しに駒石を振り返りながら、樹林帯の中に埋もれます。

9/27 17:01

暗くならないうちに小地獄、大地獄の難所は通過しておきたいところ。しだいに険しくなる道を辿って、梯子や鎖場が連続する大地獄に差しかかり、

9/27 17:20

無事に難所を通過してほっと一息。ふわふわのサラシナショウマが癒してくれます。

9/27 17:31

マセナギでひと息つくと、

9/27 17:49

しだいに周囲が暗くなって、18時以降はヘッドライト無しには進むことができません。池山尾根分岐、林道終点を通過しながら黙々と進み、

9/27 18:59

菅の台バスセンターに到着したのは、とっぷりと日が暮れて闇夜が支配する頃となりました。

撮影機器：

iPhone 5s Apple

PowerShot G7 X Mark II CANON

装備

個人装備

ぶらさげリラックマ

感想

anappleaday

　千畳敷を起点に木曽駒ヶ岳から空木岳まで縦走して池山尾根で菅の台へ。千畳敷の出発が8時過ぎと遅い時間だったこともあり、檜尾岳まで進んだところで檜尾尾根を下るか、空木岳へと縦走するかで思案しましたが、結局、空木岳を選択。もとより日没覚悟の上ですが、池山尾根の下りでは難所の小地獄・大地獄は暗くならないうちにクリアでき、ほっと一息。最後は暗闇の中をヘッドライトを頼りに黙々と下り、何とか無事に菅の台へと帰り着くことができました。