【歩荷トレ】御坂山塊(毛無山〜十二ヶ岳〜節刀ヶ岳〜黒岳〜御坂峠)
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,327m
- 下り
- 1,254m
コースタイム
0:00 0:00 0710 文化洞トンネル前駐車場(入山)
1:50 1:50 0900 毛無山(〜0910)
1:57 0:07 0917 一ヶ岳
2:01 0:04 0921 二ヶ岳
2:04 0:03 0924 三ヶ岳
2:09 0:05 0929 四ヶ岳
2:13 0:04 0933 五ヶ岳
2:20 0:07 0940 六ヶ岳
2:23 0:03 0943 七ヶ岳
2:28 0:05 0948 八ヶ岳
2:30 0:02 0950 九ヶ岳
2:34 0:04 0954 十ヶ岳
2:39 0:05 0959 十一ヶ岳
3:18 0:39 1038 十二ヶ岳(〜1100、雨具着用)
3:52 0:34 1134 金山
(途中雨具脱ぐ 1143〜1151)
4:04 0:12 1154 節刀ヶ岳分岐
4:07 0:03 1157 節刀ヶ岳(〜1159)
4:37 0:30 1227 金堀山
4:54 0:19 1246 大石峠(〜1323 大休止:昼食)
5:03 0:09 1332 不逢山
5:42 0:39 1411 中藤山
6:02 0:20 1431 新道峠
6:20 0:18 1449 破風山(〜1452)
6:34 0:14 1503 すずらん峠
7:00 0:26 1529 黒岳(〜1540)
7:39 0:39 1619 旧御坂峠(〜1625)
8:36 0:57 1722 御坂トンネル南端・三ツ峠入口バス停(下山)
天候 | 〜13時 曇時々晴(通り雨1回) 13時〜 曇時々雨 終日、大変蒸し暑かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
↓ 入間IC ↓(圏央道) 八王子JCT ↓(中央自動車道) 大月JCT ↓(中央自動車道富士吉田線) 河口湖IC ↓ 文化洞トンネル手前P 場所:http://goo.gl/maps/BHdR |
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場について】 文化洞トンネル東端の道路脇にあります。 地面は砂利で(雨天後は水たまりができます)、 工事用のユンボが置いてあったり、盛り土がしてあったりしています。 無料で、台数は目測で2〜30台は可能そう。 【登山ポスト】 登山口である文化洞Pにはありませんが、毛無山の山頂にあります(写真参照)。 【文化洞Pにデポした車を公共交通機関を用いて回収する場合】 三ツ峠入口バス停時刻表(河口湖駅行き) http://bus.fujikyu.co.jp/line/jikokuhyo/03.html 河口湖駅から文化洞へのバスは、最終が早いので、注意が必要です。 最寄りのバス停名は「毛無山登山口」です。 http://bus.fujikyu.co.jp/line/jikokuhyo/04.html http://transportation.fujikyu.co.jp/transportation/pdf/r_timetable2.pdf 河口湖駅から文化洞Pまでのタクシー料金は、2790円、20分弱でした。 【温泉】 そこらじゅうにあります。よりどりみどり。 http://homepage2.nifty.com/ma0011/kouyou/kawaguchiko/onsen-01.htm ぼくは、鳴沢村の道の駅なるさわ内にある「ゆらり」を使いました。 ちょっと値段が高めですが、非常に快適でした。 http://www.fuji-yurari.jp/index.php 1.文化洞駐車場〜毛無山 ひたすら急な登りですが、よく整備されていて、危険個所はありません。 2.毛無山〜十二ヶ岳 「山と高原地図」では点線ルートになっています。 「十二ヶ岳」の文字通り、12のピークのアップダウンを繰り返します。 殊に五〜六ヶ岳、七〜八ヶ岳、十〜十一ヶ岳間は、なかなか堪えますが、 十一〜十二ヶ岳間はその比ではなく、このルートの核心部です。 十一〜十二の鞍部に向かう急斜面、そして鞍部にある吊橋の不安定さ、 吊橋を過ぎてからの、鎖場あり、岩場ありのものすごい急登と、 これまでの十一の小ピークを忘れさせるほどのものです。 3.十二ヶ岳〜節刀ヶ岳 十二ヶ岳の直下だけは、尾根が痩せているうえに急な鎖場ですが、 あとは緩やかなアップダウンです。 節刀ヶ岳の山頂は、ルートから数分外れたところにあります。 4.節刀ヶ岳〜大石峠 緩やかな下り中心のルートですが、藪多し。 5.大石峠〜新道峠〜破風山〜黒岳 緩やかなアップダウンが続き、草もよく払われているので、歩きやすいです。 ただ、破風山の手前だけは泥濘がひどく、滑りやすかったです。 黒岳への登りは、これまでに比べると急ですが、 毛無山や十二ヶ岳に比べれば、全く問題にならないくらい楽です。 6.黒岳〜旧御坂峠 下り中心ですが、多少アップダウンあり。 急ではないので、歩きやすいです。 熊が出る、というアナウンスがされています。 ぼくも、黒岳付近で怪しげな唸り声を聞きました。 また、黒岳山頂は非常に虫が多いです。 7.旧御坂峠〜御坂トンネル南出入口 九十九折の下りですが、道幅が広く、非常に歩きやすいです。 |
写真
感想
今年2回目の歩荷トレーニング(通称0.1tトレ)をしてきました。
(前回:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-189979.html)
場所は、休日でもひとが少なく、静かなところがよかったので、
河口湖北岸の御坂山塊を選択しました。
事前の天気予報が二転三転して、そのたびに一喜一憂しましたが、
トレーニングなので、気象の良し悪しでスケジュールを変更しないことが自己ルール。
(悪条件での登山を余儀なくされることもあるので、耐性をつける必要がある)
とは言え、やっぱり悪天での歩荷縦走はものすごくツラいので、
晴れろ〜晴れろ〜、と念じてしましたが、前日における天気予報は、結局曇のち雨。残念。
今回は、前泊で河口湖に入りました。前夜の天気は終始雨でした。
いつも、遠征は未明出発のために専ら寝不足なのですが、
甚大な体力を消耗する歩荷トレーニングなので、
少しでも多く寝たほうが良かろう、というのがその理由です。
実際には、5時間余りの睡眠時間だったので、十分とは言い難かったですが・・・。
今回の歩荷重量は、写真にあるように34kgとしました。
前回より5.5kg増ですが、5.5kgの重量増加もさることながら、
「30kgの壁をクリアする」というのが今回の大きな目的です。
物理学的な根拠はありませんが、30kgまでと、30kgからというのは、
どういうわけか身体にかかる負荷が随分変わります。
さて、トレスタートです。
雲は多いですが、太陽が出ていて、強烈な日差しが燦々と照り付けます。
河口湖の最高気温が19度とか言ってたけど、こりゃ嘘っぱちだな・・・。
最初の山頂である毛無山の登山口には、
工事現場と見まごうような駐車場があります。
というか、工事現場が駐車場と兼ねている、という感じでしょうか。
盛り土があったり、ユンボが置いてあったりと、
一見するとただの空き地で、駐車場には思えないのですが、
他にも車が停まっていました。
普段よりはマシとは言え、やはり5時間余りの睡眠では十分とは言えず、
ただでさえ序盤の調子が上がらないぼくにとって、
登山口からの600m弱の急登は非常にキツく、全然ペースが上がりません。
おまけに、前夜の雨の影響であちこちが滑りやすく、かなり神経も使います。
瞬く間に、滝のような汗が体中から溢れ出ます。
「山と高原地図」のコースタイムから遅れること20分で毛無山山頂着。
予想されていたこととは言え、「山と高原地図」における
全行程のコースタイム設定が9時間35分なのに、
いきなり20分も遅れてしまうなんて、
果たして明るいうちに下りられるのか?不安がよぎります。
そして、毛無山から今回のルートの核心部、十二ヶ岳へ向かいます。
十二ヶ岳は、今から28年も前に、父に連れられて登って以来ですが、
(その時は、西湖北岸の十二ヶ岳登山口から登りました)
小学2年生の当時、背丈くらいの草がボーボー生え、
日差しが強烈に照りつける中、急斜面をヒーコラ言いながら登りましたが、
キツいという印象しか残りませんでした。
(一緒に登った2歳上の姉は、途中で泣き出してしまうほどでした)
今回通るのは、有名な「一ヶ岳〜十二ヶ岳」の縦走ルートです。
このアップダウンの激しいところで歩荷トレをするのが、
自己流の歩荷力アップの調整方法です。
重い荷を背負って岩場を上り下りするのは、
筋力だけでは無理なので、身体の基本動作を確認する良い機会とも言えます。
それにしても、一ヶ岳から数字順に十二ヶ岳まであるのですから、
そのルートは十二等分されればいいのに、
富士山の五合目が全行程の中間地点ではないのと同じで、
都合よく十二等分されているわけがありません。
実質的には、十一ヶ岳から十二ヶ岳までの間が核心で、
そこまではそれほどでもありません。
が、アップダウンが激しいので、重荷の身体には十分堪えます。
幼少時のトラウマというのは、往々にして事実が誇張されていることがありますが、
十二ヶ岳に関しては、過去の体験と現在の実感が極めて近い位置にあると感じました。
落下するような角度の急降下と、それ以上に強烈な登り返し。
しかし、あまりに急なアップダウンは、ペースの大幅な低下を余儀なくされるためか、
体力的にはいくらか楽になるという言い方もできます。
(十一と十二の鞍部にある、十二ヶ岳吊橋)
そして、一から十一まで49分しかかからなかったのに、
十一から十二だけで39分もかかって、ようやく登頂。
こりゃ、歩荷トレでなくてもかなりハードなルートです。
十二ヶ岳で休憩していると、やはり雨が降ってきました。
きたか、つひに・・・、と思いながら、
渋々レインウェアとザックカバーを装着し、先へ進みます。
ところが、雨はすぐ止んでしまい、その上また日差しが強烈に照りつけ始めました。
ううむ?天気予報はどうなってるんだろう?
空を見ると、雲が全部御坂山塊の手前(南側)に留まっていて、
向こう側の笛吹市側にはほとんど流れ込んでいません。
風がほとんどないので、これはしばらく降らないだろうと判断し、
40分ほどでレインウェアとザックカバーを外しました。
十二ヶ岳までのハードさに比べれば、その先は楽園のようなルートです。
よく草払いされた、緩やかなルートを快適に歩きます。
そして、節刀ヶ岳山頂への分岐点に到着。
分岐点からものの3〜4分で頂上ですが、スミマセン、ここでは歩荷をデポしました。
昔、十二ヶ岳に登った時、父の心づもりとしては、
節刀ヶ岳まで行くようでしたが、ぼくは十二ヶ岳までですでにグロッキーで、
姉は「帰りたい!」と泣きじゃくっているような有様だったので、
十二ヶ岳から引き返してしまい、節刀ヶ岳には行けませんでした。
そのことが、ぼくの心の中にず〜っと残っていて、
いつか節刀ヶ岳に登りたい、と考えていたものですから、
登頂の喜びは非常に大きかったです。
山頂では雲が晴れ、素晴らしい眺望がぼくを祝福してくれました。
さて、分岐へ戻ってからは、藪の多い緩やかな下りルートをひたすら歩きます。
前日の雨のためか、水滴まみれの藪をかき分ける気分は、あまり良いとは言えません。
足元に気を付けながら、慎重に歩き続けます。
大石峠という、河口湖のペンション村の直上にある峠は、
このあたりでは珍しく広々とした草原になっていて、
晴れた日は富士山の眺望が素晴らしい場所なのですが、
生憎また雲が増えてきていて、何も見えませんでした。
この先は、藪が減り、緩やかなアップダウンが続くルートです。
雨は、たまにパラっとくるものの、ものの5分も続かずに止むことを幾度か繰り返し、
樹林帯の中を歩いていたこともあって、雨に濡れることもありません。
しかし、ぼくが通る前にはずいぶん降っていたようで、
ところどころひどい泥濘がありました。
破風山を過ぎ、最後の山頂、黒岳への登り。
標高差はものの170m程度ですが、ここまで歩いてきた身体は、
思うように動いてくれません。
「最後の登りだ!」と言い聞かせ、心を奮い立たせます。
そして登頂。
今年の3月以来の黒岳ですが、時間がだいぶ遅かったことと、
天候が悪かったこともあって、誰もいませんでした。
ただ、藪の中から低い唸り声が聞こえたのが、
大変気になるところです。熊かな?
10分ほど休憩し、あとは下るだけですが、手術した膝への過負荷にならないよう、
慎重に、慎重に下ったので、コースタイムよりいくらか遅くなりました。
最終的には、「山と高原地図」のコースタイムよりも約1時間早く歩け、
序盤の遅歩を挽回しておつりが出るほどになりましたので、
トレの成果としては十二分だったと満足してます。
さて、汗と泥にまみれた恰好で、おまけにかなり救い難い臭いを放った状態で、
下山地近くのバス停からバスに乗って河口湖駅に戻ったのですが、
バスに乗った瞬間、乗客の皆様方の視線が痛く突き刺さりました。
河口湖駅から文化洞Pを通る終バスは、10分ほどの差で行ってしまったため、
仕方がなくタクシーで向かうことに。
どうしようもなくひどい恰好をしているので、
乗車拒否も致し方ないとすら思っていましたが、
タクシーの運転手はそういう客に慣れたもので、
車載のビニールシートで座席を覆い、汚れないように工夫してくれました。
そして無事に車デポ地へ帰着。
着替えをし、ゆっくりと温泉につかって疲れを癒し、
高速道路の渋滞を避けてゆっくりと帰りました。
今回は、苦しい中での心の慰みのつもりで、
道中のあちこちのお花を撮ってみましたが、
花に造詣がないせいか、ほとんどの名前が分かりませんでした。
けれど、色とりどりのお花は、ハードな行程における、大きな安らぎとなりました。
コメント
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そうか、合計で100kですのね。
何を企んでるのでしょうか、興味あります。
私は、サイダーとバヤリースの箱、一升瓶が占拠する仕事部屋で、「エアコンつけよ。」
ってなヘタレです。
トホホ。
ricalojpさん、こんばんは。
0.1tは、あくまで自重と歩荷重量の合計値であって、
よもや100kg歩荷なんて不可能です。漏れなく死ねます
丹沢のボッカ屋さんだったら、可能かもしれませんが・・・。
ひとまず、特定の目的があって歩荷トレをしているわけではありませんが、
怪我前よりも強くなりたい、っていう一心ですね。
どこか登るための必要条件、っていうわけでもありません。
だから、天性のドMなんだと自認しています(笑)
自宅にはエアコンすらつけていないし。
別に、文太郎氏のように、耐温度訓練をしているわけではないのですけどね
拝読するだけで、汗(冷や汗含む)が滴り落ちるようなレコ、ありがとうございます
とっても興味を持ったのは、
>重い荷を背負って岩場を上り下りするのは、
>筋力だけでは無理なので、身体の基本動作を確認する>良い機会とも言えます。
とのくだりです。
私が30kg超の荷を背負って、お山を(ましてや岩場を)歩くことは
永遠にないと断言できますが 。
是非、教えて下さいませ。
ドMですか...
ツラさやキビしさを楽しみに変換できるのは、ココロに余裕があるからこそ、
と推察いたします。
これからのmotchさんの「ドM山行」楽しみにしています
ricalonさん、こんにちは。
こんなことをやっていると、
私が求道的だと思われることがあります。
が、自分がやりたいことをやるために
必要なことをやっているだけ、としか考えていません。
ユル登山も、ハード登山も、その中間も、何でもアリ。
何でも、どんなところでも長く太く楽しめるお山人でありたいのであって、
歩荷トレは単にその一環でしかないのです。
要するに、欲張りなのです(笑)。
それが、他者から見れば求道的に映るのかもしれませんけど。
だから、「求道」ではなく、「ドM」と自称しています。
さて、ご質問いただいた表題の件ですが、
私なりの解釈で、以下のように考えています。
-----
三点支持は、「上肢」よりも「下肢」での支持が重要であるが、
ホールド、スタンスが乏しい岩場では、
つい上肢、特に手に頼りがちになってしまう。
しかしながら、重荷を背負っていると、
ただでさえ上体の筋力の緊張が強くなっているので、
岩場では上肢に頼った三点支持は、筋力的に難しい。
しかし、下肢は上肢の何倍も強い筋力を誇っているし、
耐久力にも優れているので、
下肢を中心とした支持を取った上で、
適切な負荷分散をして一箇所に偏らないよう、
全身をうまく使ってバランスを取ることで、
筋力の消耗を最小限に抑え、
重荷を背負った状態での岩場のスムーズな登り降りが可能となる。
また、鎖やロープは、支点を軸にしてぶら下がっているため、
これらに頼ることで身体が振られやすく、
負荷分散がスムーズでなくなる上、
特に腕力を消耗する結果になることが多いので、
鎖やロープを使用したほうが安定したスタンスを取れるとき、
あるいは他にホールドがないとき以外は利用すべきではない。
-----
端的に言えば、人間の4つの支点(両手足)+両膝、両肘の8点を有効に利用して、
流動分散できるようにすれば、
重荷を背負った状態でも、ある程度は岩場での動作も可能である、ということです。
ただし、ホールドスタンスが極端に乏しい場所では、
一時的に物理的な力を要する場面ももちろんあります。
たとえば、槍ヶ岳北鎌尾根頂上直下の2番目のチムニーなどは、
最初のホールドが地面から1.5m近く上にあるので、
かなり強引に登ることを余儀なくされます。
(そこを25kgの荷を背負って直登しましたが、キツかったです)
また、どうやっても登れない場合は、空荷で登って支点をビレイした後、
背負って登り返す、というアルパインスタイルになることもあるでしょう。
もっとも、これはソロ山行の時だけですが。
長くなってしまい、恐縮です。
motchさん、こんにちは
技術的なところを具体例も挙げていただいて、
私のようなものにはよい勉強になります。
息子が今まさに、"重量物を背負っての岩場の登下降" に苦労しています。
ビレイするほどでもないのですが・・・
一部ではULとか言われていますが、
結局の所、体力あってナンボのもの、という点は否めませんよね。
レベルは違いますが、トムラウシ遭難報告書でも
”背負ったことのない重量に対する不安を覚えた”
といった記述があったと記憶しています。
motchさんの記録の書き方が求道的に見えるだけで、
実はリスク回避の観点からは理にかなった行動なのではないでしょうか。
”ドM”ではなく、”慎重”かと(笑
パーティでのセルフレスキュー考えるとまだ足りないですが・・・
私も子連れで遅い分、いつも出発時15kgを目安に負荷かけています。
妻はともかく、息子を背負えるように20kgに増やそうかとも思うのですが、
日帰りでも歩行時間が10時間に及ぶとさすがにしんどいので迷ってしまいます。
motchさん、こんばんは。
頂いたコメントの前半部分、以前たまたま目にした三浦敬三氏(三浦雄一郎氏の父上)の
インタビューでのコメントを思い出しました。
人生の晩年に差し掛かっても、山スキーへの情熱は衰えず、トレーニングに勤しむ敬三翁。
インタビュアーが、「すごい努力ですね」との問いかけに、
「いや、私は努力しているつもりはありません。
好きなことをやっているだけ。当たり前のことです」
motchさんの「ドM」、それはつまり「超LOVE 」
えっと、後半部分は引き続き質問させて頂きたく(ご迷惑でしょうが )
後ほど...。
1955さん、こんにちは。
重量物を背負っての登下降なんて、
なかなか教えてもらうようなことではないし、
お山にありがちなこととして、勘と経験を積まないと云々・・・、
という側面が少なからずありますが、
もう少し理論化したほうがいいと思うのです。
もっとも、私が書いたことも、結局これまでの経験に基づいたことに過ぎず、
教示項目して適切であるかどうかは、判断が難しいところです。
重量物を背負える、というのは、
論理的に考えても大きなアドヴァンテイジです。
あくまで私の考えですが、歩荷トレでは本番(?)よりも、
荷重をかけることで、心にも余裕が出ますし、
肉体的な耐性も大いに増します。
従って、リスク回避にも有効です。
ULの重要性というのは、その上で成り立っていると私は考えます。
最初から軽くすることを前提とするのは、
ULとは言わないとすら思っています。
重さを知ってこそのULの有効性、すなわち可逆的な論理です。
どうすれば重くなるかを知れば知るほど、
どうすれば軽くなるかを知ることもできますし、
パッキングの技術も向上します。
それと、パーティでのセルフレスキューの重要性は、
ソロ山行を専らとしてきた私にとって、
まだまだ足りない部分であると考えます。
冬山の遭難救助に関するセルフレスキューは、
既に学んではいますが、習熟には程遠い状態です。
今後の課題ですね。
パーティ行動の経験も積んでいきたいものです。
いかがでしょう、ひとまず8時間程度のルートで、
20kgをやってみては。
おっしゃるように息子さんを担いで登下降できる程度の歩荷力がつけば、
精神的にもだいぶ余裕が出てくると思います。
やる前は「大丈夫かな・・・」と逡巡するものですが、
やってしまえば何とでもなります
ricalonさん、こんにちは。
超LOVE
と言えば、まあそうなのかもしれませんね(笑)
歩荷トレ自体はやはりしんどいし辛いものです。
ただ、「これをやれば、あれができるだろう」と思うと、力は出ます。
三浦敬三さんの場合は、最晩年まで自炊生活をなさっていましたが、
生活すべてが「好きなことをやる」ことにつながっているのだと思いました。
ひとつの、「超LOVE 」の完成形ですね。
後半部分について、引き続きご質問をお待ちしております。
あくまで自己流を重ねた末に至った結論ですから、
他のいい方法もあるのではないかとも、思うのですけれどもね・・・。
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