雲海の中の西穂高岳 & 落石事故に遭遇
- GPS
- 06:39
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 972m
- 下り
- 974m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 6:39
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
写真及び感想欄参照 |
写真
感想
今日は3人で西穂高岳へ。
天気予報はいまいちだが山頂は晴れそうで、雲海狙い。
濃いガスに包まれた新穂高からロープウェー。
上に着いても濃霧。
西穂山荘でも濃霧。
丸山もガスの中。
独標へ続くガレ場を登っていたら、突然晴れました。
狙いどおりです。
上部の岩場では慣れないメンバーが少し苦戦しましたが、それでも順調に山頂へ。
晴れ渡るとまではいきませんでしたが、ガスは風に流された出たり入ったりの繰り返し。
自然のショウを楽しんでからさあ下山と思ったら、山頂直下が騒がしい。
たった今、落石事故があったとのこと。
うずくまっている人の隣で、たまたま居合わせたらしい山岳ガイド風の男性が慣れた手つきで応急処置をしている。同行者らしき人は警察と電話中。
直撃を受けた方は、腕からかなり出血していました。頭にも当たったようで、山岳ガイド風氏が「絶対死んだと思った。ヘルメットで助かった」と話している。
山頂付近の登山道脇にあるやや大きめの岩をそっと触ってみたらグラついたので、こういうのが落ちたのかもしれない。
特にできることは無さそうなので、少し差し入れをしてその場を去りました。
下山する頃には予想どおり天候は序々に回復して、周囲の紅葉も目に入ってきます。
ヘリの音が何度かしましたが、私達がちょうど下山してロープウェーの展望台に上がったときに山頂でホイストしているのが見えました。
事故を見た感想
・ヘルメット大事。自分にミスがなくても自然発生的or人工的な落石はありうる
・もし単独だったとすると、事故発生後の処理が大変
(追記) 事故については私が実際に体験したことをなるべく客観的に書いたつもりですが、現実に起きた出来事とは少し異なっているかもしれません。コメント欄も合わせてご参照ください。
私たちが降りてた時上がラク!って声で振り返りました。
大変なことになっていたんですね。
自分が気を付けても人為的な事故は本当に怖いとoecさんの記録を拝見して気持ちが引き締まりました。
おつかれさまでした。
milkcocoaさん
レコ拝見しました。
お互い、ちょっとの時間差で落石を食らわずに済んだようですね。
気をつければ回避できる…というようなものではないのかもしれませんが、万が一のときに備える対策は万全にしておきたいと思いました。
Kazutamoさん
そうだったのですね。
落石の瞬間を見ていた訳ではないので、どうやって当たったのかはわかりませんでした。
クライムダウン中に落石を食らったら避けるのが難しいケースはありそうです。
私も過去に何度か落石で怖い思いをしているので、逃げるのが難しいルートを行くときはヘルメットを着けるようにしています。
I was at the scene the accident happened.
Luckily the rock missed me just by the slightest margin.
My trekking buddy(the female in purple) was hit right in the head, thanks to god that she was wearing her helmet at that time, and it seems that there was no direct injury caused to her by the falling rock.
It would be tragic if I were at her place since I took off my protective headgear after Gendarme due to headache.
Really enjoy the trekking experience here in Japan (百名山52座,ジャンダルム2回 ), and after yesterday's experience, a precious lesson about mountaineering safety was learnt.
Hope the guy injured in the forelimb and another guy dislocated his arm(palm/shoulder?) will get well soon.
leslie2443,
I think how lucky guys both you were!
Actually I and one of my buddy wore a helmet but the other didn't ware it 'cause she left her own helmet at her home. I suggested her to barrow a helmet in 西穂山荘 before we took the cable in the car parking, but finally she selected to keep climbing to the summit of 西穂高岳 without anything to protect her head. I don't know why.
We were also very lucky to be a bit tired to start descending immediately from the summit and the unfortunate accident happened while we had a rest there.
I really felt I should have forced to let my buddy ware a helmet anyway at the hut.
Of course we also hope the injured will recover soon.
英語でコメントしてくれた者と同じチームで、中国出身の者です、日本語多少出来るので日本語でコメントさせて頂きます。(その方が分かりやすいと思います)
oecさん、貴重な記録を残して頂いてありがとうございます。謝謝
私達は4人組で、全員東京在住中国出身の登山愛好者です。4人のうち3人は百名山過半数を経験しており、大キレットとジャンダルムは2度目です。
私達は前日(土曜日)新穂高温泉から南岳経由で大キレットと北穂を通過し、奥穂高山荘で泊まりました。事故の当日(日曜)は、奥穂高岳からジャンダルム、西穂高岳を経由してロープウェイを向かう予定でした。最難関のジャンダルムを通過して西穂高岳に到着、比較的に安全な場所に辿り着いたと思いきいや、まさかまさか最後の処であの事故に遭うとは誰も思いませんでした。私は落石が落ちた瞬間を目撃しました。私達の女性メンバー(ピンク色のヘルメット)の頭に長方形で長さ・幅30センチ以上の石に直撃されました、幸いなことに、彼女はヘルメットを被っているから、大事に至らなかったが、生と死が分かれる瞬間でしたので、思い出すだけでもゾッとします。運悪く石が手に当たり怪我された日本人の男性の方が無事にヘリで救助されて良かったです、ずっと心配してました。
また、落石を避けるため指が骨折した方も居たらしいですね、一緒にヘリで助けて貰ったのでしょうか。
私達はレンタカーの返却時間が有り、少し急いていたのであんまりその場に長居しませんでしたが、ロープウェイの近くで救助隊の方々にすれ違い少し事故のことについて会話しました。
落石を落とした女性の顔色が真っ白になっていたので、相当ショックを受けたでしょう、このコメントは見れないかもしれませんが、でも、あんまり自分を責めないで欲しいです。登山は危険を伴いますので、この様なことは誰でも起こりうるのです、逆にヘルメットの大切さを居合わせたすべての人に教えてくれ感謝です。
reisamaさん
詳しいご説明ありがとうございます。
このレコを見ているより多くの人にとって役に立つと思いますので、私も日本語でコメントします。
私達が休憩している間に4人組の方がジャンダルムの方からやってきて、先に下山していったのは覚えています。
少しだけ話もしたように思います。
落石を頭に受けた方と腕に受けた方は別だったのですね。落石の瞬間を見ていた訳ではないので、同じ方だと思っていました。
指を怪我されたような方は現場では見かけませんでした。
「自力で降りたのかな?」とその時は思いました。でも私が気がつかなかっただけかもしれないです。
(ちなみに私も数年前に、沢沿いを歩いているときヌメった岩で転んでしまい、無理に手を付こうとして指の骨にヒビが入ったことがあります。痛かったけど自力で下山しました。)
>この様のことは誰にでも起こりうるのです
全くそのとおりだと思います。たまたま落石の下にいた方が運悪くケガをしてしまいましたが、ほんのわずかなタイミングの違いで別の誰かが落石を受けていたかもしれません。
それが私達であった可能性も十分にありました。
もちろん他の山でも同様の事故はありえるでしょうね。
私自身にとっても思うことが多い事故でした。
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