槍ヶ岳飛騨沢ルート(二泊三日)
- GPS
- 16:45
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 2,289m
- 下り
- 2,249m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:58
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 5:37
天候 | 一日目晴、二日目晴時々曇、三日目曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝谷渡渉部は雨による増水でよく通行不能になるので、必ず槍平小屋のサイトより最新情報をチェック。 |
その他周辺情報 | ホテル穂高日帰り入浴受付13:00〜15:00、大人一人1000円。アメニティ充実の源泉掛け流し。 バッジは槍ヶ岳山荘で購入。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
GPS(スマートフォン)
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
予備電池
モバイルバッテリー
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
ツェルト
|
感想
このルートは8月に行く予定だったのだけど、滝谷の一本橋が流され延期に。はからずも紅葉真っ盛りの時期の槍登山となった。
前日まで雨が降っており、未明から天気は徐々に回復との予報。一番不安なのは渡渉個所なので、水が十分に引くのを待つため朝遅い時間に自宅を出発し、駐車場について身支度を整えた頃には既に10:30。
でも時間は遅ければ遅いほど水は引くし、槍平小屋泊まりなので焦らずのんびり出発。これほど遅出ながら、ぼちぼち同じ方向に向かう人はいる。みんなゆっくり槍平を目指している様子。
渡渉が大嫌いな私にとって、今回一番の難所は滝谷の一本橋。そこを通ってしまえば次の重大事は下山の一本橋であり、槍自体はそれほど心配していない。滝谷を涙目で通過したあとは余裕のルンルン歩行で槍平小屋到着。とても綺麗な小屋だし、晩ご飯のスープカレーは山小屋の常識を覆す美味しさ。料金変わらずで個室にも泊まれ、優雅に一日目は暮れていく。
翌二日目、初日の緩斜面だらだら歩きとは一転し、いよいよ標高差千メートルを詰めていく急登に入る。見上げる稜線は全然近づいてくれず、雲も多く展望が閉ざされることもしばしば。ガレたくねくね道を、ひたすら修行のように歩いていく。
辛抱強く続けた修行もやがて終わり飛騨乗越までやってくると、雲も切れて槍がどーんと姿を現す。下がりきってた気分も一気にテンションMAX〜!!!
すぐに到着した槍ヶ岳山荘は、要塞みたいな巨大山小屋。さすが北アの一大ランドマークだけはあり、人の数もすごい。張り込んで個室をゲットし荷物をデポ、空身で槍山頂へ。意外にあっさり終わるし、展望もイマイチだし、特にやった〜という感慨もなく、ああついたね、という感じ。やっぱり人が多すぎて、あんまり感動というかそういう気持ちにはならなかった。でも下山して、小屋から見る槍はとても綺麗だし、ごつごつしてかっこいい。北ア近辺に来るたび、ちょこんと姿を見せる姿に「あっ槍!」とか言っていつも喜んでいた。それをこんな間近で見られて嬉しい。
寒い寒い小屋での一夜を過ごし、翌朝は強風。西鎌尾根を通って下りようかと思ったけど、天気が悪いので来た道を戻る。展望はゼロでものすごく寒く、着込んだ服が標高を下げるにつれどんどん暑くなる。途中で雨が降ったりで着替えを何度もしたのは面倒だったけど、オコジョがひょっこり現れてくれたのが三日目のハイライト。イタチかネコくらいの大きさがあるのかと思ってたけど、あんなに小さな生き物だとは!オコジョの姿をひたすら脳内リプレイしながら、一本橋もするっと通過。
下山は単調で長いけど、とにかく無事に下りて来られて山に感謝。山小屋の人たちにも感謝。そしてオコジョちゃんに超感謝。退屈で居眠りしそうな下山の道のりも、悶絶可愛らしさで目が覚めました。色々あったけど、楽しい三日間でした。
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