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Yamareco

記録ID: 2061050
全員に公開
ハイキング
甲信越

御嶽山 〜台風後の大雲海を求めて〜 [長野県 木曽町]

2019年10月13日(日) ~ 2019年10月14日(月)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:20
距離
11.0km
登り
1,605m
下り
538m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:37
休憩
1:36
合計
7:13
9:21
9:23
12
10:36
10:50
67
11:57
7
12:04
12:06
2
12:14
12:16
16
12:47
13:14
0
13:15
13:19
2
13:33
13:35
7
13:42
15
13:57
16
14:13
14:16
2
14:23
14:28
3
14:46
14:59
18
15:22
15:23
15
15:38
15:48
13
16:01
16:05
6
16:12
サイノ河原避難小屋
2日目
山行
2:50
休憩
0:00
合計
2:50
6:23
170
サイノ河原避難小屋
9:13
黒沢口六合目・中の湯
天候 13日→晴れ 14日→雨風強い
過去天気図(気象庁) 2019年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
6合目の駐車場に停める
コース状況/
危険箇所等
石室山荘前後のガレ場に注意
避難小屋泊まり中、スマホの不調でGPSが途切れてしまった
6合目の駐車場から出発。
2019年10月13日 08:52撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 8:52
6合目の駐車場から出発。
2019年10月13日 09:06撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 9:06
台風後もあり、階段との間に水溜まりが発生。
質が悪い。
2019年10月13日 09:08撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 9:08
台風後もあり、階段との間に水溜まりが発生。
質が悪い。
暫くブナを楽しむ。
2019年10月13日 09:31撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 9:31
暫くブナを楽しむ。
紅葉も楽しめる。
2019年10月13日 09:37撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 9:37
紅葉も楽しめる。
天気は最高だ。
2019年10月13日 09:43撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 9:43
天気は最高だ。
七合目の行場小屋。
2019年10月13日 09:44撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 9:44
七合目の行場小屋。
2019年10月13日 09:49撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 9:49
コメツガ林から雲海を纏う中央アルプス。
2019年10月13日 10:11撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:11
コメツガ林から雲海を纏う中央アルプス。
紅葉が綺麗だ。
2019年10月13日 10:12撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:12
紅葉が綺麗だ。
女人堂から剣ヶ峰の景色。
2019年10月13日 10:34撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:34
女人堂から剣ヶ峰の景色。
そして、その女人堂からの展望は期待通りの大雲海!
北アルプス、乗鞍岳。
2019年10月13日 10:35撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:35
そして、その女人堂からの展望は期待通りの大雲海!
北アルプス、乗鞍岳。
中央アルプス。
2019年10月13日 10:36撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:36
中央アルプス。
そして御嶽山。
2019年10月13日 10:39撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:39
そして御嶽山。
乗鞍岳をバックに記念撮影。
2019年10月13日 10:43撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:43
乗鞍岳をバックに記念撮影。
本当に崇拝の山なんやな。
2019年10月13日 10:48撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:48
本当に崇拝の山なんやな。
色とりどりの道を歩く。
2019年10月13日 10:49撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:49
色とりどりの道を歩く。
長い階段の始まりです。
2019年10月13日 10:54撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:54
長い階段の始まりです。
ハイマツの森を登って行きます。
…長い。
2019年10月13日 10:58撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 10:58
ハイマツの森を登って行きます。
…長い。
ただ、雲海は素晴らしい!
2019年10月13日 11:13撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 11:13
ただ、雲海は素晴らしい!
あまりにも素晴らしいので、またまた撮ってもらう。
2019年10月13日 11:26撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 11:26
あまりにも素晴らしいので、またまた撮ってもらう。
石室山荘への道。
なかなか険しいです。
2019年10月13日 11:42撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 11:42
石室山荘への道。
なかなか険しいです。
素晴らしい雲海だ。
中央アルプスどころか南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳までハッキリ見える。
2019年10月13日 11:45撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 11:45
素晴らしい雲海だ。
中央アルプスどころか南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳までハッキリ見える。
石室山荘の中。
ラーメンが旨そうだった。
2019年10月13日 11:46撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 11:46
石室山荘の中。
ラーメンが旨そうだった。
石室山荘からいよいよ山頂大地に向かいます。
2019年10月13日 11:57撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 11:57
石室山荘からいよいよ山頂大地に向かいます。
山頂大地の尾根。
標高3000mは酸素が薄い。
2019年10月13日 12:12撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:12
山頂大地の尾根。
標高3000mは酸素が薄い。
二の池をバックに記念撮影。
2019年10月13日 12:14撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:14
二の池をバックに記念撮影。
剣ヶ峰までもう少し。
2019年10月13日 12:26撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:26
剣ヶ峰までもう少し。
噴火後に出来たシェルター。
2019年10月13日 12:30撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:30
噴火後に出来たシェルター。
噴火時の被害に遭った小屋。
そのままにしてある。
2019年10月13日 12:30撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:30
噴火時の被害に遭った小屋。
そのままにしてある。
剣ヶ峰への階段。
手摺が壊れてるのも噴火時によるもの。
2019年10月13日 12:32撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:32
剣ヶ峰への階段。
手摺が壊れてるのも噴火時によるもの。
噴火の犠牲者の慰霊碑
2019年10月13日 12:32撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:32
噴火の犠牲者の慰霊碑
剣ヶ峰からの景色。
遠く伊勢湾が確認できる。
ちなみに下の凹みは噴火口です。
2019年10月13日 12:34撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:34
剣ヶ峰からの景色。
遠く伊勢湾が確認できる。
ちなみに下の凹みは噴火口です。
一の池。
2019年10月13日 12:35撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:35
一の池。
記念撮影。
2019年10月13日 12:35撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:35
記念撮影。
もう一枚。
2019年10月13日 12:35撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:35
もう一枚。
北アルプス方面。
2019年10月13日 12:37撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:37
北アルプス方面。
中央アルプスに甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、富士山も見えていた。
2019年10月13日 12:37撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:37
中央アルプスに甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、富士山も見えていた。
中央アルプス全域。
2019年10月13日 12:38撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:38
中央アルプス全域。
ドアップにしている大滝小屋は噴火の犠牲がもっとも大きかった場所。
噴火口が目の前だからひとたまりもなかっただろう。
もちろん立入禁止。
2019年10月13日 12:39撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:39
ドアップにしている大滝小屋は噴火の犠牲がもっとも大きかった場所。
噴火口が目の前だからひとたまりもなかっただろう。
もちろん立入禁止。
北アルプスをバックにもう一枚🎵
2019年10月13日 12:45撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 12:45
北アルプスをバックにもう一枚🎵
二の池に向かいます。
2019年10月13日 13:35撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 13:35
二の池に向かいます。
火山灰の道?
2019年10月13日 13:38撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 13:38
火山灰の道?
二の池小屋。
2019年10月13日 13:41撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 13:41
二の池小屋。
魔利支天山を拝める。
2019年10月13日 13:51撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 13:51
魔利支天山を拝める。
剣ヶ峰を振り返る。
2019年10月13日 13:59撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 13:59
剣ヶ峰を振り返る。
魔利支天越から三の池。
2019年10月13日 14:10撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 14:10
魔利支天越から三の池。
魔利支天山に取りつきます。
2019年10月13日 14:28撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 14:28
魔利支天山に取りつきます。
なかなか険しそうだ。
2019年10月13日 14:31撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 14:31
なかなか険しそうだ。
一般登山道じゃなく岩尾根を歩く。
なかなか険しく、だけど楽しい。
2019年10月13日 14:44撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 14:44
一般登山道じゃなく岩尾根を歩く。
なかなか険しく、だけど楽しい。
魔利支天山山頂から雲海越しに三ノ峰、別山、白山。
凄い雲海だ。
2019年10月13日 14:47撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 14:47
魔利支天山山頂から雲海越しに三ノ峰、別山、白山。
凄い雲海だ。
魔利支天山山頂で記念撮影。
2019年10月13日 14:55撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 14:55
魔利支天山山頂で記念撮影。
もう一枚。
2019年10月13日 14:55撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 14:55
もう一枚。
五の池山荘でシフォンケーキ(600円)を注文。
2019年10月13日 15:38撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 15:38
五の池山荘でシフォンケーキ(600円)を注文。
ありがとうございました。
2019年10月13日 15:39撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 15:39
ありがとうございました。
雲上で出来立てシフォンケーキは堪らなかった。
2019年10月13日 15:40撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 15:40
雲上で出来立てシフォンケーキは堪らなかった。
五の池から魔利支天越えを再び登り返します。
2019年10月13日 15:48撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 15:48
五の池から魔利支天越えを再び登り返します。
今晩の俺の宿。
サイノ河原避難小屋です。
2019年10月13日 16:13撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 16:13
今晩の俺の宿。
サイノ河原避難小屋です。
日が沈んで行く。
2019年10月13日 16:46撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 16:46
日が沈んで行く。
一の池から噴煙があがっているように見える雲。
2019年10月13日 16:47撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 16:47
一の池から噴煙があがっているように見える雲。
満月だ。
おやすみなさい。
2019年10月13日 17:29撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/13 17:29
満月だ。
おやすみなさい。
夜中からだったけど、雨風強い朝だ。
夏の越後山地縦走の再来だ。
2019年10月14日 06:24撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/14 6:24
夜中からだったけど、雨風強い朝だ。
夏の越後山地縦走の再来だ。
でも雷鳥に会えた。
冬毛だ。
2019年10月14日 06:32撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/14 6:32
でも雷鳥に会えた。
冬毛だ。
ハトみたいで可愛かった。
2019年10月14日 06:33撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/14 6:33
ハトみたいで可愛かった。
大雨の駐車場にておしまい。
2019年10月14日 09:13撮影 by  KYV42, KYOCERA
10/14 9:13
大雨の駐車場にておしまい。
撮影機器:

感想

近年希に見る強い台風が前日に東海地方沿岸から伊豆半島に上陸し、関東平野を斜めに通過していわきに抜けるも、なおも三陸沖を北上して東北太平洋側を襲いました。

この台風で最も影響が少なかった地域と言うのは岐阜県の東濃、そして木曽街道沿いなのだ。
それは分かってたので、始めは恵那山を登るつもりだったが、車中泊先の中津川の国道19号沿いのローソンで6時に起きて寝坊となったために、急遽御嶽山に決めたのだ。
台風通過後の雲海が凄いのは八ヶ岳で経験してるので確信がある。

国道19号からの登山道はやはり6合目中ノ湯
からになる。
このスタート地点で既に1800mあるのは凄いことだ。
まずはコメツガの林を淡々と登る。
台風の雨のせいで階段の段ごとに水溜まり以上の水溜まりがあるので避けるように登らなければならなかった。

七合目の行者小屋を通過し、相変わらずのコメツガ林を登り続ける。
やがてコメツガ林を抜けるとダケカンバの紅葉が目を光らせ、ハイマツが現れ森林限界に達してすぐに八号目の女人堂に着く。
ここに展望台があり、そこからの景色は期待通りの大雲海が波打っていた。

目の前の中央アルプスは勿論、その奥の甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳、北を向けば乗鞍岳の奥に穂高連峰と槍ヶ岳が雲海から突き出てた。
何年ぶりかの大雲海に興奮を抑えきるのは無理な話だ。
そういえばこんな名山の割には人があまりいないのは、ロープウェイが運休だったからしい。
そういった事も、この日で良かったって思える。

ここからは森林限界を登っていくので、大雲海を見ながらの夢のような登山となる。
段々と岩が目立つようになり、九合目の石室山荘が見えてきた辺りはガレ場の急坂でキツかった。

石室山荘は山荘の中に道が突き抜けてるので必ず入ることとなる。
小休止している際に、隣にいたおっちゃんがうどんを啜っている音と共に『あ〜旨い』と、こんな誘惑に負けそうになるが、飯はやはり山頂に行ってからの方が良いので先に進む。

相変わらずのガレ場を頑張って登りきったら山頂大地の尾根に出て、剣ヶ峰はもう目の前だ。
二の池を見ながら登っていくもここは標高3000m、流石に酸素が薄いので息が切れる。
剣ヶ峰までの階段付近には噴火後に作られたシェルターがあり、山荘跡地や階段の手摺が壊れてるなどなど噴火の凄まじさが物語っている。

剣ヶ峰山頂からは360℃の大展望が待っていた。
遠く伊勢湾、中央アルプスに南アルプス越しの富士山、八ヶ岳に北アルプスと雲海上から島のように出てるのが堪らない。
しかも10月の3000mのくせに少し暑かった。
風もなく最高の恵みをもらった。
恵那山が見えるけど、あの山にしなくて良かったってつくづく思った。

さて、下山しようにも二の池が気になるので行ってみる。
この池は日本で1番の高所にある池だ。
硫黄のにおいが漂う中、雲上散歩は堪らない。
二の池の小屋を過ぎ、更に下ってまた登ると避難小屋があった。
食料もまだ余分に持ってきているし、小屋の中には毛布もあったので、最悪ここに泊まれば良かろうと思い先に進む。

登りきると、魔利支天山に行けるみたいなので、トラバースしてる登山道じゃなく本当の岩尾根の上を空中散歩する。
魔利支天山に着くと、さっきいた剣ヶ峰が堂々たる姿を見せ、西を向くと素晴らしい雲海越しに三ノ峰、別山、白山と浮かび上がっていた。
ここで、とあるカップルに出会い、なんと同じ滋賀県民だということで気が合い同行することになった。

五の池山荘でシフォンケーキが食べれるということで、五の池まで下る。
まるでオシャレなレストランみたいな五の池小屋で食べる雲上のシフォンケーキは、まさに天国の味だった。

カップルは16時半までに二の池小屋にいかなくてはならないみたいだったので、俺の本気ペースで登り返して16時過ぎに俺の宿(避難小屋)に着いたので、あとは大丈夫ということでおやすみを告げて別れた。

この小屋、扉がなく外の寒さがダイレクトに入ってくる過酷なもので、毛布が三枚あるが埃を被っていて小汚ない。
しかし、わがままは言わないしそういった毛布があることに有り難みを感じる。
風が出てきたが、西風なので入り口の逆方向だったのが救いだ。 
とりあえず早めに寝よう。

夜中は強風の音と寒さであまり眠れなかった。
翌朝は強風の中での雨と、夏の越後山地縦走の時と同じシチュエーションだ。
しかもスマホの調子が悪くなってGPSが途切れてしまい下山の帰路が残らない。
ま、登りに歩いているルートなので線が消えることないから良いだろう。
カッパを着ながら寝たので、着替えとかは一切なく、そこだけは非常に楽だった。


ガスの強風の中冷たい雨が降りしきる、前日とは正反対の天気で気が滅入る。
そんな中、サイノ河原でとある鳴き声がする。
ひょっとしてと思ったら、やはり居ました雷鳥です。
初めてのご対面で嬉しかった。
ハトみたいで可愛いやつなんだな。

雷鳥と別れたら二の池分岐まで登りきり、あとは下る一方だが、なんせ雨が強くて室堂小屋前後のガレ場が怖かった。
ガレさえ越えれば後は淡々と下るも、登ってくるひとが沢山居ること。
雨で期待はできないと分かっていても登ってくるんだな。

行場小屋に着くと、前日に同行したカップルが追いついてきた。
なんか俺に会いたかったみたいで嬉しかった。
駐車場まで下りきったと同時に大雨になっておしまい。

山行中で急遽予定変更して避難小屋泊まりになったが、それは食料と寒さを凌ぐものがあったからやったのでまだマシなのだ。
どっちか片方無かったらやらなかっただろう。
そのお陰で雷鳥に会えたし、後から聞いた話によればあと4日で入山禁止だったらしい。

なんだかんだで俺は運のいい奴みたいだ。



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