三度目の正直の御嶽山。台風一過の好天の下、摩利支天、継子岳も周回
- GPS
- 27:45
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,781m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 9:21
- 山行
- 3:01
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 3:42
天候 | 10/13は快晴、14は霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
噴火から5年、立入禁止エリアは今も多く残ります 歩いたルートは特に問題は有りませんでした |
その他周辺情報 | 小坂温泉・けやきの湯 450円 県道20号線から少し入ったこじんまりした旅館の天然温泉です 御嶽ロープウェイ経由で県道20号線へ下る道沿いには他に鹿ノ瀬温泉、木曽温泉の2か所が有りました(木曽温泉は、11時30分からと言われました) |
写真
装備
MYアイテム |
ちゃむ
重量:-kg
|
---|
感想
三度目の正直で念願の御嶽山登頂が叶った。
2014年に噴火して山頂への入山が規制され、漸く昨年秋に解除されたもののその期間は短く、今年こそ登るぞと意気込んで迎えた2019年だった。
sattonの仕事の都合などを考慮して最初は、7月の第3週末に予定を入れたが、日本海へ進んだ台風5号の影響による線状降水帯による大雨で延期。次の設定した9月21日からの三連休も大型の台風17号の接近でこれまた延期。そして三度目の正直と設定したのが今回の山行予定だった。
しかし、今回もまたまた超大型の台風19号が接近し土曜日に大きな被害をもたらしながら静岡から関東へ上陸。一時はどうするか本当に悩んだ。出発は未だ台風が関東にいる土曜日深夜。大阪から出発するにしても名神高速が、栗東と八日市の間で通行止めの状態だった。それでも翌日の日曜日が台風一過の好天になりそうだったのと、今年、御嶽山剣ヶ峰へ入山できる最後の週末だったこともあって、絶対に行くぞという決意で出発した。
通行止めの名神高速を避けて新名神から名古屋環状を経て小牧へ回るという苦労と台風の強風により飛ばされた枝が積もる細い林道をびくびくしながら運転して黒沢口登山口へ到着した(幸い倒木や土砂崩れなどによる通行止めが無かったのはラッキーだった)。
6合目の黒沢口駐車場の登山口を出発した6時半ころには青空が広がり好天を十分に予感させてくれた。
そして7合目の行場小屋、8合目の女人堂を過ぎて森林限界を越えると西側東側に雲海の上に中央アルプスの峰々を望みながらの楽しい登行になった。更に9合目の石室小屋、黒沢十字路まで上がるころには北側の乗鞍岳、更にその先の槍・穂高の峰々も姿を現してくれた。
そして透き通るような青空の下、剣ヶ峰山頂へ。奥宮で感謝の祈りを捧げて登頂を祝うことができた。
山頂からの展望は素晴らしかった。中央アルプスの奥には南アルプスの3000m峰群。その更に奥には富士の姿も見せてくれた。そして北側には乗鞍を始めとした北アルプスの名峰群。西には白山と過去に登った山々を思い出しつつ眺めるのは至福の時だった。
ただ、それと同時に山頂から見下ろす王滝口側の真っ黒にえぐれた稜線や山頂直下の慰霊碑、シェルターなど5年前の悲惨な災害を彷彿とさせられ、手を合わせて冥福を祈る気持ちに自然となった。
30分ほども山頂からの展望を楽しんで後、二ノ池を経由して摩利支天越えから摩利支天へ寄り道。そこでは折からドローンを操縦しながら稜線を歩いてきた青年と暫しお話をして、ついでに筆写体にならせてもらったのではないかと思う。ヤマップに上げるとのことだったので楽しみにしたい。
そしてこの日宿泊する五ノ池小屋へ。小屋前のテラスには気持ち良さそうなウッドデッキや洒落たテーブルと椅子が並び、いかにも女性が好みそうなオシャレな小屋という雰囲気だった。
翌日の天気はあまり期待できないということで、小屋に一旦チェックインした後、継子岳から四ノ池周回を歩くことに。継子岳は、まさに御嶽山の北端のピーク。正面に乗鞍岳と北アルプスの連峰群を間近に望み、最高の展望所だった。
残念だったのは、そうして時間を歩くことに費やしてしまったお蔭で五ノ池小屋の名物であるピザやシフォンケーキ、アップルパイなどの手作りケーキもあるそうだが、そうした美味しそうなご馳走を素敵な展望テラスで食べることができなかったことである。
夕食前の日の入りも雲海に浮かぶ白山と一緒に眺めることできた。
台風直後で東京方面からの道路などが不通で予約客も来られなかったと思われるにも関わらず結構定員近くの泊り客が居たことは小屋の人気を物語っているように感じた。
次の日の朝は、霧雨とガスガスの天気の中で明ける。もう前日に歩く予定だった場所は全部歩いていたことも有り、この日は朝食を食べ終えた6時半には小屋を出発。ひたすら下山することにした。前日とは一転して展望も何もない雨に濡れた急斜面を慎重に下り、黒沢口の駐車場には10時過ぎに到着することができた。
まさに三度目の正直が、素晴らしい3000m峰山行になってはくれたが、一方で台風による被害がその時間帯にも拡大していたことを思うと単純には喜べない感情も入り混じった山行となった。
【2019年の山行35回目】
今回の歩行距離:18.8km 2019年の累積距離:542.7km
今回の累積標高:1,984m 2019年の累積標高:50,369m
chamchan さん、satton さん、こんばんは。
明日は都合で行けなくなりました。お会いできず残念です。
それで一言。御嶽山のレコが上がったのをみて実際のところびっくりしました。
12日の夜は台風が上陸し関東を北上していた時です。その時、台風一過の好天と御嶽山の素晴らしさを信じて、通行止め何するものぞと車を走らせていたとは。
山に行かない人はなかなか理解出来ないかも知れませんが、chamchan さん、satton さんの山への執念、執着感じ入りました。
相方から「おとうさんは絶対無理やな」と言われました。
足元にも及びませんが今後ともよろしくお願いします。
chokusenさん、こんばんは
ホント、今日お会いできず残念でした。naoandmiさんから事情も伺いましたし、今回の私どもの御嶽山行についてのご苦言についても...
正直、台風が上陸中で大きな被害も予想される中、出発することへの心の痛みは有りましたし、sattonからも登山口への細い林道で土砂崩れや倒木が有って行けなかったらどうするの?とか真っ暗な道で怖いんじゃないのとの暗に止めよう意見もありました。
それでもこれを逃したらまた登頂は来年になってしまうとの誘惑には勝てず、半ば強引に自分が運転すると言って出発した結果が、今回の山行です。ザマアミロ!ですかね。
今日もchokusenさん達のご活躍をもっとお聞きしたかったのですが、また今度ご一緒できるときにでもゆっくりとお話を聞かせてください。
こちらこそよろしくお願いします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する