富良野岳(1911.9m)〜三峰山(1866m)〜上富良野岳(1893m)〜上ホロカメットク山(1920m)〜上ホロ避難小屋(C1)〜十勝岳(2077m)〜美瑛岳(2052.2)〜美瑛富士(1888m)〜美瑛富士避難小屋(C2)〜石垣山(1822m)〜ベベツ岳(1860m)〜オプタテシケ山(2012.5m)〜白銀荘
- GPS
- 48:10
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 2,743m
- 下り
- 2,995m
コースタイム
7/15(日) (C1) 5:10 → 6:05 十勝岳 6:15 → 8:30 美瑛岳 8:37 → 9:48 美瑛富士 → (途中食事休憩20分) 11:00 美瑛富士避難小屋(C2) 11:40 → 12:35 ベベツ岳 → 13:40 オプタテシケ山 13:45 → 16:00 (C2)
7/16(月) (C2) 5:20 → 6:05 美瑛岳分岐 → 8:23 十勝岳避難小屋下分岐 → 9:20 白銀荘
天候 | ◆1日目 小雨〜霧〜曇り〜晴 近隣のアメダスポイント(上富良野) http://goo.gl/lqBR5 ◆2日目 晴〜霧〜晴 近隣のアメダスポイント(美瑛) http://goo.gl/RvZjR ◆3日目 薄曇り 近隣のアメダスポイント(上富良野) http://goo.gl/dWvuL |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車両:札幌中心部から、道央自動車道三笠IC、道道116号、国道452号、道道135号、国道38号、国道237号、道道291号で約165km バス:上富良野町営バス・十勝岳線:上富良野駅前→十勝岳温泉凌雲閣バス停下車 JR:上富良野駅が最寄駅 ◆駐車場 凌雲閣そば十勝岳温泉公共駐車場70台ほど |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山道までの状況 登山口まで舗装路 ◆登山道の状況 特に危険個所はなし ◆登山ポスト 登山口にあり ◆コンビニ・売店 上富良野町のセブンイレブンが最後 ◆水場 登山コース中にところどころあり ・上ホロカメットク山避難小屋 ・美瑛富士東側雪渓 ・美瑛富士避難小屋 ◆登山前のトイレ 十勝岳温泉公共駐車場にあり ◆野営場 白銀荘にあり ◆温泉 白銀荘 ◆当日の服装 上:速乾素材のTシャツ、長袖Tシャツ、ウィンドブレーカ 下:中手のトレッキングパンツ |
ファイル |
十勝連峰縦走1日目GPSログ
(更新時刻:2012/07/17 03:14)
十勝連峰縦走2日目GPSログ(美瑛岳ピストン分抜けてます)
(更新時刻:2012/07/17 03:15)
十勝連峰縦走3日目GPSログ
(更新時刻:2012/07/17 03:15) |
写真
感想
山中2泊の縦走は自身初。約20kgの装備を背負いいざ出陣です。初日は富良野岳への分岐まで部の先輩にやっとこついて行けたが、その後はC1の上ホロカメットク山避難小屋までは先輩たちの足を止めることしばしばだった。三峰山を超えるころには天気も超回復し風も心地よいほどに穏やかになった。
若干ヘロヘロになりながらC1に到着。思っていたより混んでいなかったこともあり、避難小屋の一角を使わせてもらうことに。
C1到着のキンキンに冷えたビールで生き返りました。夕方にはサンセット&雲海ショウ、夜にはミルキーウェイショウが見られ快適な一泊目となりました。
特に雲海&サンセットは年に1回見られるかどうか?と良く小屋に通うおじさんが言ってました。
二日目は快晴のスタート。
東大雪方面から太陽が顔を出すと、上ホロ避難小屋の東側には雲海が広がります。昨日の雲海とはひと味違う綺麗さです。
早々に準備を済ませ、朝日が山肌を照らす中出発です。凛とした空気の中先ずは、十勝岳を目指します。上ホロ避難小屋からは準備を済ませたパーティが次々と出発してくるのが見えます。今日は約10時間の行程ということもありマイペースで進むことにします。
十勝岳山頂はピーカン。望岳台から登ってきたパーティも含め朝から山頂は賑やかです。ツアーガイドに引率されたおば様3名もほどなく到着し、山頂で雑談するのも楽しかったです。
次は美瑛岳を目指します。荒涼とした稜線を進みます。一旦1800mまで高度を落とすため、美瑛岳までは250mほど標高を上げなければいけません。分岐に荷物デポし、軽快に美瑛岳山頂へ。
ここでハッと気が付くと、デポした荷物にGPSを忘れてきてしまった・・・
ということで、カメラのGPS機能をONにして写真をぱちり。
石がゴロゴロする美瑛岳を下り、分岐にまたまた荷物をデポし美瑛富士にGO
登ってる途中にK隊員から行程にこの山入れてたっけ?・・・と素朴な疑問を投げかけられたが即答で入ってましたと・・・部の計画では詳細に記載されてなかったので、行きましょう!ということに(w
雪渓でビールを冷やす雪と水を補給しC2となる美瑛富士避難小屋へ向かいます。雪渓から先は、荒涼とした稜線からハイマツが茂っている地帯に突入です。
C2の避難小屋は15〜6名入ればいいところなので、テン場にテントを設営!荷物をデポしてこの縦走の最終地点オプタテシケ山を目指します。C2を出る頃にはガスがかかり、風も若干吹いてきました。ベベツ岳の手前で赤いザックカバーを付けた一際大きなザックを背負った単独行の女性に追いつきました。聞いてみると富良野岳〜旭岳まで5泊6日の縦走をされるとのことで驚きました。ベベツ岳を無難に通過し、残すはオプタテシケ山です。空身に近い状況での行動だが行動時間が長いこともあり若干ヘロヘロになりかけている。山頂手前からは風も強くなってきた。無事にオプタテシケ山頂に到着し、K隊員の発案で標高の2012mにちなんで2012の人文字を作成しパチリ(w
少々の休憩のあとC2に戻ります。
ここでハプニング発生。オプタテシケ山→ベベツ岳間の風の強さで、かいた汗が急激に気化され体温も奪われた。雑誌や本で読んだ「低体温症」の初期症状の震えが出だした。上肢の震えとおなかのあたりの違和感があり、足元も意識に反して千鳥足っぽくなってきた。先行するM隊員を大声で呼び止めた。状況を伝え、風のしのげる場所でM隊員の雨具を借り10分ほど横になって休憩。震えは収まったのでゆっくりとした足取りでC2へ無事に戻れました。
朝からの天気の良さと、荷物をデポした安心感から服装をあまり考えず行動したことで先輩達に迷惑をかけてしまった。(大事には至らなかったが今後の反省点としたい)
幸い軽い症状だったため。テントで少し休んだ後は、食事、ビールを飲んで早めに就寝しました。
3日目はひたすら下山です。
美瑛岳北側の登山道を通り下山です。初日から声だけ聞こえるがなかなか姿を見せない「ナキウサギ」と遭遇です。可愛い姿に癒されながらポンピ沢まで一気に高度を下げます。ポンピ沢で顔と頭を洗い超スッキリ。その先の深い谷に残る雪渓を慎重に渡ります。
このあたりから、美瑛岳を目指す登山者とすれ違うことが多くなり、すれ違うたび「早いですね〜」と声をかけられ、「縦走3日目で下山だけなんです〜」と説明。十勝岳の登山道に出るまで登ってくる殆どの方に同じ質問をされました(w
ほどなく白銀荘に到着。オプタテシケ山に向かう途中にすれ違ったどこかの大学の「ワンゲル」パーティも前日に下山し白銀荘でキャンプしていたとのこと。
夜露に濡れたテントを天日干ししつつ白銀荘の湯につかります。
縦走最後の〆は富良野にできた帯広の「白樺」ジンギスカンでお腹を満たし帰路につきました。
ちょっとしたハプニングがありましたが大変良い山行となりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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この縦走ルートいいですね。
富良野岳〜上ホロ、十勝岳はそれぞれ日帰りで、美瑛〜オプタテは、部の一泊二日山行で行きましたが、この上ホロの夕焼けと雲海はすばらしいですね。
また北海道の山に行きたくなりました。
たみやさ〜ん
北海道に帰っておいで〜(w
今年秋口に本州遠征するかもです
その時タイミング合えばよろしくです
本州遠征の際にはご一報を!
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