【秩父・聖尾根から】 熊倉山 〜 宗屋敷尾根
- GPS
- 10:08
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,335m
- 下り
- 1,379m
コースタイム
→ 725m聖岩(7:45) → 大峠(7:57) → 750m峰(8:15) → 802m峰(8:33)
→ 赤いプレート・三峰口駅方面(9:24) → ‖膣筺Ε蹇璽彡湘(9:43) → 1,165m峰・県造林(10:23)
→ 岩・ロープ直登(11:12) → 大血川分岐(11:22) → 谷津川林道分岐・白久(11:27)
→ B膣筺Ε蹇璽彡湘(11:38) → 三門の広場(11:52) → 熊倉山(12:02)
◎[復路] 熊倉山(12:29) → 蝉笹[山](12:49) → 1,370m手前・コル(12:49) → 1,370m先・コル(12:49)
→ 1,280m峰(13:23) → 1,250m付近を下降(13:32) → 赤マーカー3本P(13:48)
→ 1,003m峰・祠(14:10) → 磯田・赤テープP(14:22) → 左側・鹿除けネット(14:30)
→ 県造林◇(15:02) → 林道に出る(15:13) → 武州日野駅(15:48)
−−− ☆★ 所要時間:10時間10分 ★☆ −−−
◎ 武州日野駅(15:58) == 電車利用 == 三峰口駅(16:04) → --- トホトホ → 駐車位置へ
天候 | 晴れ (実質的には、梅雨明け) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
荒川に架かる「白川橋」を渡ると 県道210号線「三峰口駅」方面は 左折ですが 右折し、少し行った先の 左側 窪地に "路駐" しました。 (前回の "山行き" の 帰路時に 下調べをし、「白川橋」T字路を 右折ならば、路駐可能?と判断しました。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎ −−− ☆★ 白川橋 〜 熊倉山まで (聖尾根) ★☆ −−− −−− 全体的に −−− ・昔からの "地形図&案内書"に よれば、元々は、"私有地" からの "沢ルート"が 本筋のようですが、(地形図上で破線・・・・→ 深入沢)、 県道210号線から直接登るルートを 行きました。 と言っても、登山口があるわけではありません。 超バリエーションルートです。標高差約1,100mと ハードです。 ・ルート中 岩壁直登ありで、かなり "ヤバイ" ですが、特に「1,165m峰」への長い登りから 「1,307m峰」まで、"岩と根っこ尾根"の アップダウン。ルート一番の "ハイライト" です。 ・下りとして使うことは、よほどの方でない限り、"不可"と 思います。 (・・・それは、下記の 岩ルートを ほぼ垂直下降しなければ ならないし、尾根自体 大変な距離が有り, 且つ 迷い込む危険性大です) ・「聖岩」へは、手前コルから見た以外 見えなくて 意識せずに 急登し、「大峠」にきてみて、それとわかりました。 ・垂直に近い "岩壁" が 3ヶ所 (10m〜15m)あり、一応トラロープが張ってありまして、すべて "直登" しましたが、かなり危険が伴います。(その3ヶ所を、写真で 銑としました) 「巻き道」が有るかどうかは、解りませんでした。 ・" 〜 4篳"の ロープが古く、油断は禁物です。また他の 所々に あるロープも 切れそうなものもあり、過度に頼らないよう よく確かめて下さい。 ・赤いプレートで、「三峰駅」とか「三峰口駅方面」,「大血川」 とかの表示が出てきて、通過点としての 重要なポイントにはなります。 −−− ルート −−− ・白川橋の「登り口」から、いきなりの酷い"藪"です。こんなところを行くのか?と 思います。 ・ようやくの尾根も 踏み跡が薄いですが、登りなので はずすことは ありません。森林公社の石杭があります。 ・早くも急登が続きます。トラロープが出てきますが、切れそうで 頼れません。 ・1hr程で、尾根上にポツンと「三等三角点」に出ます。 ・725m北側の"コル"で、右に妙法ヶ岳方面が見え、木々の間からは、 725m岩峰(聖岩)が 見えました。 コルから、また 這いつくばるような急登でして、725m直下は、 苔むした 青っぽい岩が 阻むように 横たわっています。 また 馬酔木も邪魔します。 「大峠」へは、僅かに戻り気味に 東側を巻きながら下ると、 鹿除けネットが現れ、すぐ「大峠」に着きます。 「大峠」は、奥武蔵研究会の "プレート"が 架かっています。 ・さらに 急登の末、750mピークです。 ・「三峰口駅へ」の赤いプレートのある 802m峰を過ぎます。 ・9:43,1,165mへの登り、写真, ルート最大の"岩壁"が 前に立ちはだかってきます。 巻けるのかどうか?、解りませんでした。直登に20分位 費やしました。 トラロープが掛けてありますが 心許なく、必ず よく確かめてから 登る必要があります。 ・1,165mピークには、県造林という◇看板があります。 ・1,307mへの登り、写真△ "岩壁"のトラロープも 危険です。 所詮、トラロープですから。 ・最後の 1,370mへの登り、写真の "岩壁"の ロープは、 太くて安全でした。 ◎ −−− ☆★ 熊倉山 〜 林道出合まで (宗屋敷尾根) ★☆ −−− ・バリエーションルートです。 ・最近 2回下っており、あまり本来の "情緒" を 味わうことなく "帰路"として下っておりますが、仲々いい尾根です。 ・登りはほとんど問題が無いとしても、"下り"は 少々危険が伴います。 それは、 1,370m峰コル」からの 南&北側の "巻き道"と、 1,250mコンター部分です。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ・ 1,370m峰の巻き道は 迷います。(赤いマーキングが頻繁にありますので、これが頼りです) 1,284m峰は、現地ではちょっと解りません。1,250mコンター 部分から、北東側への 下り地点を ちゃんと見極めることが重要です。 (南側尾根に降りないよう、下に木で遮断をして於き、 且つ下降地点に 赤いマーキングをしましたが・・・・・) ・ガスった時などは、状況判断で 下らない方が 賢明です。 |
写真
感想
◎ 熊谷地方の最高気温は、36.3℃。山は時折 涼しい風が上がってくるとはいえ、
展望の効くルートではないので やはり暑かった。
・今日も1日、誰とも会いませんでした。
少なくとも「熊倉山」は そうマイナーではないので、山頂で誰かと会うと思っていたら、連休というのに0。
やはりこの時期は、人気の山とか 海とかですかね〜。
マイナーは、あくまでマイナーでいいのかな。
◎ 「熊倉山」を巡る 二つの尾根を挟んだ バリエーションルート。
・「聖尾根」は、1967/04/29以来 実に45年ぶりで、前回の記憶は
全くありません。
尾根の登りとは言え 踏み跡が薄く、且つ 岩の直登が3ヶ所あり
やや危険なルートでした。
"下り"として利用することは、大変危険だと思われます。
・一方「宗屋敷尾根」については、今年に入ってからが 初めての
尾根であり、登り下りともすでに 通っております。
特に "下り"に 於いては、1,370m岩峰を巻くルートや、1,250m
コンター・南東端からの下降地点に注意が必要です。
・何れの尾根も、ガスったら 危険です。
◎ 基本的には ほぼ尾根ルートではありますが、地形図とコンパス以外
最新機器を持たないので、細部のルート位置 (特に「725m聖岩の
北側コル」〜「802m峰」あたり) は、やや緩慢かもしれません。
・「大峠」は、現地に於いては「奥武蔵研究会」の看板がある
のですが、地形図からは 695mと推察します。
あと、この後の750m峰や 802m峰が、現地に於いては "特定"が
やや緩慢でしたが、前後の 経過時間及び写真から ほぼ特定できました。
fuya0123 さんは、もはや長沢背稜北面のパイオニア的な方ですね。
いずれ歩きたい領域ですのでその際は是非参考にさせていただきます。レポ有難うございます
KURIRINさん おはようございます
KURIRINさん初め 皆さんの 奥秩父の素晴らしい 森と谷の "レコ"を 見ていて、
最近 焼けぼっくいに火が付きまして、改めて歩き直しているしだいです。
最も 私は、 安全な "尾根"に 徹しておりますが。
私には到底 行けそうもありませんが、奥秩父の "渓谷のレコ"、期待しております。
FUYAさんこんばんは!
詳細なレポは、来年の花の時期の聖尾根の際に参考にさせていただきます。
この尾根の難しさをひしひしと感じました。
chiroroさん おはようございます。
毎日 熱帯夜、猛暑で、県北の夏は いつものこととはいえ、体に応えます。
熊倉山周辺は展望が効かず、だらだら長い尾根は、夏向きではありませんね。
いつも綺麗にして頂いている「酉谷山避難小屋」。
HPの「山の作法・・・」拝見しました。おっしゃるとおりですね。
また2月の小屋の写真。実にいいです。
"小屋の住人" として、秋の長沢背陵へいかがですか。
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