笠ヶ岳(笠新道ピストン)
- GPS
- 09:31
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,297m
- 下り
- 2,288m
コースタイム
-11:06笠ヶ岳山荘-11:46笠新道分岐-12:19杓子平道標-13:38笠新道登山口(休憩15分)-14:35新穂高温泉無料駐車場
登り:5時間05分 下り:3時間20分 休憩:50分 総合時間:9時間15分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高ロープウェイから少し下った所にある、登山者用無料駐車場に駐車。 平日なので出発時、下山時共にガラガラでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖場はなく、梯子も3段程の物が数箇所あるだけで、危険箇所は特になし。 ・駐車場〜笠新道登山口 1時間程の林道歩き。 笠新道登山口に最終の水場があり、この先は笠ヶ岳山荘まで水場無し。 ・笠新道登山口〜杓子平 かなりの急登。1350m〜2450m、標高差1100m。 ・杓子平〜抜戸岳 前半は平坦な平部分を歩き、後半は抜戸岳へのガレ場の登り。 途中、雪渓が残っていましたが、柔らかい雪で距離も5mほど。 アイゼン必要なし。 雷鳥の親子が居ました。 ・抜戸岳〜笠ヶ岳 適度なアップダウンの気持ちの良い稜線歩き。 テント場から笠ヶ岳山荘手前に雪渓が残っていましたが、こちらも柔らかい雪で距離10mほど。 アイゼン必要なし。 笠ヶ岳山荘から笠ヶ岳頂上まではガレ場の登りが10分ほど。 登山ポストはロープウェイの駅のちょっと下にある登山指導センターにあり、そちらで提出していったのですが、左俣林道に入るゲートの前にもありました。 下山後の温泉は新穂高温泉無料駐車場からしばらく下った所にある「新穂高温泉ひがくの湯」に寄りました。 内湯なしで露天風呂のみの源泉かけ流しで、お湯がめちゃくちゃ熱かったです…(;^ω^) 何故か休憩室に鉄道ジオラマがあったり、うまい棒が1人3本まで無料で食べれたりとユニークな温泉でしたw 営業時間 9:00〜19:00 入浴料金 大人700円、小学生500円 ※大人同伴の幼児(小学生以下)は無料 |
写真
感想
梅雨が明けたそうなので、笠ヶ岳に行って来ました。
今回もいつもどおり貧乏登山の日帰りです('A`)
前日にヤマレコで調べた通り、笠新道の登りはかなりの急登で辛いものでしたが、その辛さが吹っ飛ぶくらいに登りの途中で見える槍・穂高や焼岳・乗鞍岳方面の眺望が素晴らしい山でした。
今回、残雪の状況がはっきり分からなかったので、念の為に12本爪アイゼンとピッケル持参で行ったのですが、なんと!全く出番なしでした…(´・ω・`)
道はほとんど夏道が出ていて、雪渓上を歩くのは合計20mほどでした。
前日、コースの下調べと荷物の用意で時間が掛かり、結局寝たのが午前1時。
2時間半睡眠で3時半に起床して家を出ました。
4時半に新穂高に着いたものの、無料駐車場の場所を探して彷徨ったり、一度出発して10分ほど歩いてからトレッキングポールを忘れたことに気づいて引き返したりで、実際の出発は5時20分になりました(;^ω^)
最初は左俣林道を1時間程歩いて笠新道登山口まで進みます。
この林道何気に長くて帰りが辛そうなので、自転車でも持ってくれば良かったなと思いながら歩いてました。
歩いて登り1時間なら、自転車で下ればきっと15分程で下れて相当楽できそうです。
もし次来ることがあれば、本気で自転車持参しようか悩みそうですw
笠新道に入ってからは本当にずっと急登続きです。
杓子平までの標高差1100mをひたすらつづら折れで登って行く感じで、ぐんぐんと高度を稼げますが相当きつく感じました。
汗だくになりながら登って行くと、途中で単独の年配の方と若い方の2人と10人程の団体さん1組を追い越しました。
平日なのでやっぱり人は少なめですね。
登りの途中で樹林帯を抜けて、槍・穂高・焼岳・乗鞍岳方面の素晴らしい眺めが広がりました。
相当癒されますヾ(*´∀`*)ノ
2時間で杓子平に到着。
杓子平に出ると今まで全く見えていなかった、抜戸岳〜笠ヶ岳の山容が姿を現します。
こちらも先ほどまで見ていた槍・穂高方面に負けないくらいの素晴らしい眺めでした。
笠新道はその素晴らしい眺めの中を抜戸岳山頂方向に向かって登って行きます。
最初は平らな道を、しばらくすると急登になり、ガレ場や少しだけですが雪渓の上を越えて登って行くと、1時間程で稜線に出ました。
稜線に出た地点から左に進むと笠ヶ岳、右に進むと抜戸岳です。
ここでせっかくなので、抜戸岳に寄り道することに。
道標があるだけの山頂まで往復10分ほどでした。
抜戸岳〜笠ヶ岳の間は緩やかなアップダウンだけの、本当に気持ちの良い稜線歩きで、歩けば歩くほど笠ヶ岳が近づいてくるので自然とやる気が出てきて、どんどんと進めました。
笠ヶ岳山荘の手前にテント場があるのですが、そのテント場の途中から笠ヶ岳山荘直下まで雪渓が残っていました。
と言っても、雪渓上を歩くのはほんの数mだけで、しかも雪が溶けて柔らかくなっていたので、アイゼンは全く必要ない状態でした。
45分ほど稜線を歩いて笠ヶ岳山荘に到着。
泊りじゃなくて小屋の方には申し訳ないですが、トイレだけお借りして10分程の小休止をとりました。
笠ヶ岳山荘〜笠ヶ岳頂上までの登りは簡単なガレ場が10分程続いていて、常念乗越〜常念岳山頂を少し可愛らしくしたような感じでしたw
山頂からの眺めは…残念ながらかなりガスが上がって来てしまって、雲の隙間から時々山が見える程度でした。
帰り際に山荘の方?に聞いた話では、「この時期は昼間太陽が高くなると、下界の気温が上がって必ずガスが上がってくる」との事。
だから山頂から良い景色が見たかったら、小屋泊まりで早朝に登るのが一番みたいです。
山頂でおにぎり食べて少しゆっくりしたら、後は下るだけです。
重いカメラをリュックに閉まって、少し急ぎで下りました。
途中、新しい派手な登山靴が足に合わないのか、物凄い足が痛くなりましたが、ちょびちょび休憩とって、足の甲の方の靴紐も締め方を緩めにしたりして、何とか痛みを和らげて下ってきました。
また、稜線から杓子平まで下って、さらにその先の樹林帯まで下ってくると、標高が下がって気温が上がったようで、本当に暑くて暑くて死にそうになりました…(;^ω^)
山頂から笠新道登山口まで2時間40分ほどで下ってきて、登山口の水場で誰も居ないのを良いことに、水がぶ飲みして、顔も洗って、さらに頭から水被ってクールダウン出来ました。
ここからの左俣林道歩きはもう気が抜けちゃったので、やっぱりこの道は自転車欲しいなぁなどと思いつつダラダラと下ってきました。
14時35分、新穂高温泉無料駐車場に無事到着。
今回も程よい疲れを感じられる良い山行になりました。
はじめまして☆
昨日無事笠ヶ岳日帰りしてきました者です。
レコ大変参考になりました。
それにしても超速いでペースですね、下りとかは小走りぐらいのペースじゃないですか!?
fatmanさん、こんにちは。
笠ヶ岳日帰りお疲れ様でした。
私の稚拙なレコでも、参考になったなら幸いです。
土曜日、天気はいかがでしたか?
あの素晴らしい眺望が広がっていたなら良いのですが…
ペースは確かに速いかもしれません(;^ω^)
特に下りは、山頂まで登ってそこで満足してしまって、後は写真も撮らずにさっさと下ればいいやって考えてしまうものですから。
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