初冬の北岳【素晴らしい眺望でした♪】

2019年10月27日(日) ~ 2019年10月28日(月)

• GPS: 17:47
• 距離: 14.2km
• 登り: 1,975m
• 下り: 1,953m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:51
• 休憩: 0:58
• 合計: 8:49

6:31 広河原インフォメーションセンター
6:37 6:37 広河原山荘
6:57 6:58 白根御池分岐
8:36 8:55 白根御池小屋
9:25 9:25 大樺沢二俣
12:32 12:49 八本歯のコル
13:36 13:46 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
14:41 14:52 トラバースルート分岐
15:20 北岳山荘

2日目

• 山行: 5:28
• 休憩: 2:48
• 合計: 8:16

5:44 北岳山荘
6:20 6:33 トラバースルート分岐
7:09 7:23 吊尾根分岐
7:56 8:32 北岳
8:52 8:58 両俣分岐
9:03 9:49 北岳肩ノ小屋
10:10 10:33 小太郎尾根分岐
10:40 10:40 草すべり分岐
11:39 12:07 白根御池小屋
13:35 13:35 白根御池分岐
13:55 13:56 広河原山荘
13:57 13:58 広河原・吊り橋分岐
14:00 広河原インフォメーションセンター

天候

1日目:曇りのち晴れ
2日目:午前は概ね晴天で昼前からガス湧き上がる

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

市営芦安駐車場に駐車
行きは乗り合いタクシーで広河原へ(1,100円+利用者協力金200円=計1,300円)
帰りは広河原からバスで芦安駐車場へ(片道1,330円+利用者協力金200円=計1,530円

コース状況／危険箇所等

登山道は、台風19号の影響で大樺沢のルートは閉鎖
大樺沢二俣から左俣のコースは、ハシゴ手前から積雪があり雪は凍結していた。そこから上は十二本爪アイゼン、ピッケルや防寒着等の冬装備必要。
右俣、草すべりコースは、小太郎尾根分岐から上から積雪がありアイゼン必要。肩の小屋から北岳山頂は十二本爪アイゼンやピッケル、防寒着等の冬装備必要。

写真

10/27 4:55

芦安駐車場にて
台風19号の影響＆天候悪く林道が何度も閉鎖で日曜日なので登山者少なかったです。乗り合いタクシーで一足早く広河原へ

10/27 6:32

広河原出発
紅葉は映えてないですね。タクシーの運転手は今年はダメだね〜と仰っていました(T-T)

10/27 6:33

川の左岸のコンクリートが台風19号の影響からか崩れてます。

10/27 6:34

標高高い所はガスって見えないですね(T_T)

10/27 6:34

吊橋を渡る
いつもは私が先頭ですが、今日はメンバー先頭で(^-^)v

10/27 6:35

河川には大きな倒木が散乱。台風の被害を物語っています。

10/27 7:07

白根御池小屋分岐の大樺沢方面は台風19号の影響で通行止めなので樹林帯の急登を登って行きます。

10/27 8:34

白根御池小屋に到着

10/27 8:42

小屋仕舞の準備していました。
複数あるトイレも1箇所のみ稼働。

10/27 8:57

大樺沢二俣へのトラバースルートへ

10/27 9:20

大樺沢二俣に到着

10/27 9:21

左俣コースの全容
左が八本歯ノ頭、右が北岳バットレス
標高が高い上の方は雪が着いてます

10/27 9:21

振り向くと鳳凰三山を観られます

10/27 9:22

分岐の道標ですね

10/27 9:24

渡渉が幾つかありました

10/27 9:30

紅葉は少し残っています...
紅葉と左俣

10/27 9:56

花はほとんど無いと思っていましたが
最後数輪が咲いていました

10/27 9:57

バットレスを観ながら登っていきます

10/27 9:57

もう雪が降る季節になるというのに雪渓が残っていました

10/27 10:09

鳳凰三山の全容か徐々に見えてきました。ガスも抜けてきていい感じです。

10/27 10:35

北岳バットレスを観ながら
青空が増えてきました(^^)

10/27 11:04

この辺りで積雪か出てきました。
下山途中の方とすれ違い、少し話するとアイゼン装着せずに歩いてきて途中死ぬかと思ったそう(^^;;

10/27 11:30

で、そんな話も聞きつつ
ここからアイゼン装着し先頭を交代。

10/27 11:45

積雪は少ないですが、
ガッチリ凍ってました(~_~;)

10/27 11:48

ここから急登で、八本歯のコルへの木のハシゴが登場

10/27 12:08

壮大なバットレスを横に観ながら、標高を一気に上げていきます。

10/27 12:10

途中のトラバース
積雪は徐々に増えてます

10/27 12:16

太陽と八本歯のコル

10/27 12:27

振り向いて、急峻な尾根

10/27 12:28

バットレスの横から甲斐駒ヶ岳がひょっこり見えました(^-^)

10/27 12:30

八本歯ノ頭

10/27 12:31

八本歯のコル分岐点に到着

10/27 12:45

八本歯ノ頭と富士山のコラボ

10/27 12:45

富士山
積雪が左側に流れてます

10/27 12:46

間ノ岳、農鳥岳も積雪あっていい感じ(≧∀≦)

10/27 12:47

八ヶ岳連峰も観えます(o^^o)

10/27 12:50

部分的に雪化粧したきた

10/27 12:52

登ってるメンバーの背後には、八本歯ノ頭と富士山(^-^)/

10/27 13:08

大樺沢の先には鳳凰三山

10/27 13:13

だいぶ登って来ました〜

10/27 13:36

メンバーが足冷えでペースが遅くなってる事もあり、北岳山荘へのショートカットルートを行く事にしました。

10/27 13:40

間ノ岳、農鳥岳が雪化粧されてキレイです( ^ω^ )

10/27 13:45

振り向いて、積雪で登山道が埋まったトラバースルートを歩きます。もっと積雪があったら歩くのは雪崩のリスクもあるので難しくなります。

10/27 14:00

ハシゴや木道の上に少し積雪があって、今の時期ギリ歩ける感じです(~_~;)

10/27 14:05

メンバー通過中

10/27 14:06

登山道が隠れてます。12本爪アイゼンとピッケルが必須です。

10/27 14:08

メンバー通過中
傾斜がキツくてひゃーという感じです(^^;;

10/27 14:21

尾根まであともう少し

10/27 14:23

天候がさらに良くなって、富士山が大きく見えてます(o^^o)

10/27 14:41

メンバー通過中
ここまできたらもう安心

10/27 14:45

尾根との分岐点に到着
アイゼン外して北岳山荘へ

10/27 14:53

やっぱり、間ノ岳、農鳥岳の雪化粧が素晴らしい(o^^o)

10/27 15:05

鳥さんが2mぐらいの所でうろちょろ
雷鳥ではないですが名前が分からないー(T_T)

10/27 15:17

北岳山荘

10/27 15:25

テント場に到着！
北岳バックにハイポーズ
足冷えして辛かった所を良く頑張りました（＾∇＾）

10/27 15:50

山荘入口前のスノーマン

10/27 15:50

山荘入口
小屋仕舞い前の準備が進んでます

10/27 16:05

設営したテントと北岳

10/27 16:06

北岳バックに自撮り(笑)

10/27 17:31

晩御飯は海鮮寄せ鍋、冷凍して持ってきた大きなホタテやエビ等がゴロゴロ。気温低くて生モノ腐りにくいこの時期ならでは。うまし(≧∀≦)

10/28 4:01

朝ご飯は、チキンラーメンにパックのゆで卵、チャーシュー、メンマを入れて。簡単に栄養摂れて十分に美味しいです(^ ^)

10/28 5:40

テント撤収していざ北岳へ向けて出発です。

10/28 5:47

空が明るくなってきてヘッドライト不要になりました。間ノ岳、農鳥岳をバックにパチリ

10/28 5:47

夜明け前の富士山は雲海の中で浮かんでます。幻想的(*≧∀≦*)

10/28 5:49

徐々に明るくなってきた間ノ岳、農鳥岳

10/28 6:14

ご来光と雲海の富士山
素晴らしい(*´∇｀*)

10/28 6:14

間ノ岳、農鳥岳の手前には北岳山荘

10/28 6:14

調子が回復したメンバーが再び先頭で北岳へ登ります〜でパチリ(^-^)

10/28 6:15

仙丈ヶ岳と朱色に染まった地平線

10/28 6:25

北岳直下の積雪はガッチリ凍ってそう。アイゼントレばりに楽しんで登って行きます(^-^)/

10/28 6:34

まずはトラバース。
アイゼンの効きをチェック
凍ってますが、十分にアイゼンは刺さって安定します。

10/28 6:38

ピッケルとアイゼンワークを上手くこなして
急登を登って行きます(^-^)v

10/28 6:50

尾根上に到着
私は少し先回りして振り向いてメンバーをパチリ
だいぶ明るくなってきました。

10/28 6:58

北岳山頂へ向かって先を進んで行きます。

10/28 7:09

吊尾根分岐に到着

10/28 7:09

また少し先回りして、振り向いてメンバーをパチリ

10/28 7:24

北岳山頂まであともう少し

10/28 7:32

太陽と北岳の登り

10/28 7:32

振り向いて
間ノ岳、農鳥岳

10/28 7:37

積雪で埋まった登山道を登っていきます

10/28 7:42

山頂が目の前

10/28 7:51

北岳山頂に到着！
やったー＼(^-^)／

10/28 7:52

太陽と雲海の富士山
素晴らし過ぎるー(*≧∀≦*)

10/28 7:53

鳳凰三山

10/28 7:53

八ヶ岳連峰もクッキリ^_^

10/28 7:53

甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳

10/28 8:00

中央アルプス連峰

10/28 8:00

恵那山方面

10/28 8:00

北アルプス連峰が雪化粧してるのが観えてます(^-^)

10/28 8:01

メンバーが感動しながら雲海に浮かぶ富士山の素晴らしい眺望を観てます（＾ω＾）

10/28 8:03

雲海に不思議な切間あり

10/28 8:08

太陽と雲海の富士山をバックにパチリ

10/28 8:10

中央アルプスもクッキリ
写真では分かりにくいですがロープウェイ駅が見えてました。

10/28 8:11

何度も出てきてますが(笑)雲海の富士山は幻想的で素晴らしかったです

10/28 8:25

見納めの雪化粧した間ノ岳、農鳥岳

10/28 8:26

名残惜しくて、富士山を観てるメンバー

10/28 8:31

素晴らしい景色をずっと観たくて、後ろ髪引かれながら下山です(ToT)

10/28 8:34

積雪トラバース

10/28 8:39

振り向いて、日本で1〜3番目の山が一気に撮れるビューポイント(左側から富士山、北岳、間ノ岳)
この時期限定の雪化粧した三山です(*^_^*)

10/28 8:43

仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳がだいぶ近くに観えてきました。

10/28 8:45

肩の小屋を発見！

10/28 8:53

肩の小屋への道標

10/28 8:54

もうすぐ肩の小屋

10/28 9:04

肩の小屋到着
小屋じまいの準備をされてました。

10/28 9:05

肩の小屋からの富士山も素晴らしい(*^_^*)

10/28 9:50

小屋で暖かい甘酒を頂いて、下山へ出発です。

10/28 9:54

積雪の登山道を歩いて行きます。

10/28 10:01

急勾配の雪と岩がミックスした所を降る。歩きにくい所はここで終わり。

10/28 10:05

だいぶ下まで降りてきました。
仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳

10/28 10:09

小太郎尾根分岐に到着
積雪は完全に無くなったので、ここでアイゼンを外してアウターも脱ぎました。

10/28 10:31

鳳凰三山が目の前

10/28 10:35

草すべり方向を降って行きます。

10/28 11:25

最後に咲き残った花

10/28 11:32

白根お池に向かって、草すべりを降りていきます。

10/28 11:36

登りで左俣へ行った時の分岐点まで戻ってきました。

10/28 11:37

登山者が少なくひっそりとした白根御池小屋

10/28 12:32

樹林帯のを降って行きます。

10/28 13:36

この辺りはゆっくりと降りてました。

10/28 13:58

広河原インフォメーションセンターに到着。無事下山。
ギリで14時発のバスに乗れました(^^;;

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough オリンパス

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 帽子 靴 予備靴ひも ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） 食器 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ゴーグル タオル ナイフ カメラ シュラフ(冬用) シュラフカバー エアマット

共同装備

スコップ 調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター ファーストエイドキット ツェルト ポール テント テントマット アマチュア無線機

感想

climber_rm

初冬の北岳を二人パーティ/テント泊で登ってきました。

実は9月下旬の三連休に白峰三山を縦走予定していたものの天候不順で断念し、今回そのリベンジ山行として1泊2日で北岳と間ノ岳へ行こうということに。小屋情報で山頂域に積雪あるという事で急遽冬山装備を用意しました。

登る数日前は台風19号やその後の台風や前線等の影響の天候不順で林道閉鎖が続きバスやタクシーの運行が危ぶまれましたが、前日から徐々に回復し初日の27日は朝から運行になってホッとしました(^^;;
前回の西穂高に続き、ギリのタイミングで登れたって感じですf^_^;

今回の山行は、いつも私が先頭なのですがメンバーの希望でメンバーが先頭で歩く事がテーマになりました。登りは途中まで順調だったのですが積雪が出てからメンバーが足冷えで大幅ペースダウンするトラブルが発生し私が先頭を交替して歩く事に。

私は3シーズンの重登山靴でメンバーは、保温材が薄めの冬靴だったのですが、メンバーは厳冬期用の保温材が厚い冬靴にしたら良かったと後悔しているようでした(^^;;

北岳山荘までは何とかついてこれましたが、翌朝の間ノ岳へのピストンは時間的に難しいと判断しキャンセル。そのまま北岳山頂へ向かって登り下山するルートへ変更しました。
初日はトラブルあったものの、雪化粧した富士山や間ノ岳の眺望は絶景でした(*^_^*)

翌朝は順調にスタート。メンバーも昨日の足冷えから復活して先頭で凍結した積雪路をアイゼン、ピッケルを上手く使って北岳山頂へ順調に登攀しました(^^)

北岳山頂では、360°の絶景が圧巻で、ずっと観ていても飽きない程(*´ー｀*)
今まで2回無雪期に山頂へ行きましたが一番良かったです。後ろ髪引かれながらの下山となりました。

厳冬期はもっと素晴らしい雪化粧をしてくれそうな北岳ですが、アプローチが長くなるので雪化粧した北岳では比較的登りやすくて冬山トレちっくなちょうどいい感じの山行だと思いました。

次は白峰三山をテント泊で縦走ですねー(^ ^)
当然無雪期で(笑)