記録ID: 209508
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無雪期ピークハント/縦走
鳥海山
鳥海山(矢島口往復)
2012年07月21日(土) [日帰り]
秋田県
山形県
- GPS
- 07:43
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
05:54 祓川ヒュッテ
06:29〜06:33 賽の河原(六合目)
06:51〜06:53 御田(七合目)
07:12〜07:17 康ケルン
07:22 七ツ釜(八合目)
07:31 康新道分岐
07:42 大雪路中間
08:20〜08:26 氷の薬師(九合目)
09:12〜09:20 舎利坂入り口
09:53 七高山山頂
10:48 下山開始
11:09 舎利坂入り口
11:37〜11:44 氷の薬師
12:07 大雪路中間(標高1700m前後)
12:16 康新道分岐
12:26 七ツ釜
12:44 御田
12:58〜13:00 賽の河原
13:37 祓川ヒュッテ
06:29〜06:33 賽の河原(六合目)
06:51〜06:53 御田(七合目)
07:12〜07:17 康ケルン
07:22 七ツ釜(八合目)
07:31 康新道分岐
07:42 大雪路中間
08:20〜08:26 氷の薬師(九合目)
09:12〜09:20 舎利坂入り口
09:53 七高山山頂
10:48 下山開始
11:09 舎利坂入り口
11:37〜11:44 氷の薬師
12:07 大雪路中間(標高1700m前後)
12:16 康新道分岐
12:26 七ツ釜
12:44 御田
12:58〜13:00 賽の河原
13:37 祓川ヒュッテ
天候 | 晴れ 朝5時半頃は靄がかっており、岩手山や秋田駒が見える程度でしたが、徐々に靄が取れるにつれて視程は伸び、山頂からは北方向は森吉山、八幡平のほか白神山地や八甲田・岩木山もうっすら見えていました。東方向は焼石連峰、栗駒山、南方向は月山の山頂部が確認できました。なお、山麓を除いた標高1000m以下の部分は靄の下でした。午後は雪渓・雪原の雪解けにともなう水蒸気の発生のせいか、ガスることが多かったように思います。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
祓川駐車場:50〜60台、トイレ有。 祓川ヒュッテのトイレも利用できます。 祓川駐車場の手前数分のところに祓川キャンプ場の駐車場もあります。 【参考】 鳥海高原エリアロードマップ(フォレスタ鳥海提供) http://www.ybnet.jp/~foresta/all_img/080107map.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは祓川ヒュッテ内にあります。 【コース状況】 雪渓・雪原は大小あわせて6か所ありました。 雪が残っている今の時期では、氷の薬師(九合目)前後の岩場を除けば特に危険な箇所はないと思います。 なお、七ツ釜は雪の下でしたが、雪解けが進むと雪上通行は危険です。 〔五合目 ⇒ 六合目〕 竜ヶ原湿原の木道を通って祓川神社を過ぎると短い急登がありますが、今回は雪で覆われていました。 短いながらも急斜面です。 〔六合目 ⇒ 七合目〕 六合目"賽の河原"から七合目"御田"までは20分程度。途中、小さい雪原が2ヶ所あります。2つとも緩やかです。 〔七合目 ⇒ 八合目〕 七合目から八合目"七ツ釜"までは25分程度。七合目木道も半分が雪の下で、八合目手前の避難小屋近くまで急な雪渓が続きます。 15分程度で登りきれますが、今回の雪渓・雪原の中では最も急傾斜で、特に下りはアイゼンがほしいところです。 〔八合目 ⇒ 九合目〕 この区間の半分が雪原歩きとなりますが、イメージ的には7割くらいの印象です。 避難小屋すぐ上の康ケルンから八合目"七ツ釜"までは5分程度。七ツ釜から康新道分岐までは10分程度でした。 康新道分岐からこのコース最大の大雪路(オオユキシロ)の雪原が氷の薬師入り口まで続きます。 傾斜は比較的緩やかで、5月中は格好のBCバーンになります。 雪原が終わると氷の薬師の岩場に取り付きます。体の使い方が急に変わり、少し戸惑いました。 九合目"氷の薬師"の標柱までの15分間が、強いて言うなら"核心部"ということになるのでしょうか? 下山時は要注意です。 〔九合目 ⇒ 七高山〕 九合目"氷の薬師"から舎利坂入り口までは40分、舎利坂入り口から七高山までは30分のコースタイムとされています。 小規模な裸岩渓谷である氷の薬師から左上の潅木帯を急登し、少しすれば雪原があります。 この雪原は傾斜は緩いものの、トラバースすることになるので、特に下山時は滑りやすく歩きにくいです。 雪原を渡りきるとやや急な石畳となり、ほどなく"舎利坂入り口"の標柱があります。 やがて石畳はザレ場の急登となります。火山性の岩屑まじりのザレ場は七高山直下まで続きます。 舎利坂中間前後から鎖が設置されていますが、鎖は重く、握っていると窮屈な姿勢を強いられます。 ただ、鎖に沿った部分は比較的足場がしっかりしているので、鎖に沿いながらつかまらずに登るのが良いと思います。 【温 泉】 下山後の温泉はフォレスタ鳥海(祓川駐車場より15分)、猿倉温泉鳥海荘(同20分)などがあります。 |
写真
感想
アイゼン(6本爪で可)を持って行くべきでした。登りもさることながら、下りは、アイゼンがあるとないとでは、雪上下山速度が倍以上違うように思います。
今回は康新道を使わずに祓川からの一般ルートを往復してみましたが、それは、岩場の多くのアップダウンが雪に覆われて歩きやすくなっていると思ったことによるものでした。しかし、アイゼンなしでの登下山は思っていた以上に腿に負担がかかり、また、転倒しないようにということで精神的にも疲れました。今回のルートの登りは、スキー登高を含め、今回で5度目ですが、いずれも氷の薬師より上で苦労しています。(個人的には昨年の甲斐駒ヶ岳の方が楽でした。)
康新道を登った場合は特に苦労したわけではないので、一般ルートに適したペース配分ではなかったということなのだろうと思われます。
以前、2日連続での鳥海登山などど大それたことを書いてしまいましたが、まだまだ修行が足りないようです。
また、今回はお花めあての山行ではありませんでしたが、それでも多くの花に出会うことができました。特にチョウカイフスマは想定していなかっただけにうれしさもひとしおでした。祓川からのルートは象潟口の七合目周辺のようなお花畑にはならないものの、好天時の展望の良さはそれを補ってあまるところがあります。
見上げても、見下ろしても、登山途中でも素晴らしい景色を堪能できるこの山が近くにあることはうれしいことです。
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