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Yamareco

記録ID: 209722
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳〜お花畑を巡りながら

2012年07月23日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
08:52
距離
21.6km
登り
2,991m
下り
2,995m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:03広河原-7:41二股7:47-8:50上部二股9:00-9:54八本歯のコル10:07-10:24トラバースルート始10:34-11:03トラバースルート終-11:40キタダケソウ自生地11:55-12:01北岳頂上12:07-12:47小太郎尾根分岐-13:35二股-14:52広河原

歩行距離13km 歩行時間7時間45分 累積登り標高1800m 歩数21000歩
天候 霧時々晴れ、朝だけ快晴
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
芦安第2駐車場利用(無料)、広河原までは5時10分発の乗合タクシーで(1000円+100円)平日といえど、定刻より早めに乗車手続きしないと第2便かバス(5時40分発)になってしまいます。
コース状況/
危険箇所等
大樺沢に関しては、上部二股まで雪渓が続きます。
私は10本爪アイゼンをつけて快適に登りましたが、軽アイゼンなしで下山しようとする人もいました。人によって感覚が違うので何ともいえませんが白馬大雪渓よりは傾斜が急なのでその辺を考えに入れての装備で
ミヤマキンポウゲか?
2
ミヤマキンポウゲか?
ヒメイチゲ?サンリンソウ?
1
ヒメイチゲ?サンリンソウ?
カラマツソウ?
ヤマガラシ?
ミヤマカラマツソウ?
2
ミヤマカラマツソウ?
ミヤマミミナグサ
ミヤマミミナグサ
ミヤマダイコンソウ
2
ミヤマダイコンソウ
ジムカデ
イワベンケイ
ジムカデ
ヨツバシオガマ
ミヤマクワガタ
ミヤマミミナグサとミヤマクワガタ
ミヤマミミナグサとミヤマクワガタ
ミヤマオダマキ
タイツリオウギ?
タイツリオウギ?
イブキジャコウソウ?
2
イブキジャコウソウ?
キタダケソウ(トラバース道)
5
キタダケソウ(トラバース道)
チョウノスケソウ
3
チョウノスケソウ
ミヤマムラサキ
シナノキンバイ
ミヤマスミレ
ハクサンフウロ
タカネグンナイフウロ
2
タカネグンナイフウロ
シコタンソウ
タカネナデシコ
タカネコウリンカ
1
タカネコウリンカ
クモマナズナ
イワウメ
ハクサンチドリ
マイヅルソウ
ツマトリソウ
ゴゼンタチバナ
ミヤマゼンコ?
キタダケソウ(山頂直下の)
3
キタダケソウ(山頂直下の)
第1便の乗合タクシーが待機してます。この時点で天気は曇りで山には霧がかかってます
第1便の乗合タクシーが待機してます。この時点で天気は曇りで山には霧がかかってます
夜明けとともに天気は回復し快晴となりました
夜明けとともに天気は回復し快晴となりました
吊り橋を渡って登山スタートです
吊り橋を渡って登山スタートです
水量の多い大樺沢沿いに進みます
水量の多い大樺沢沿いに進みます
二股の手前から雪渓が出てきます。雪渓を渡る風がひんやりとして気持ちがいいです
二股の手前から雪渓が出てきます。雪渓を渡る風がひんやりとして気持ちがいいです
もうすぐ二股です
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もうすぐ二股です
すべての登山者は草すべりルートを登るようです。私だけこのまま雪渓を行きます。
快晴だった空は霧に包まれ、先が見えません
すべての登山者は草すべりルートを登るようです。私だけこのまま雪渓を行きます。
快晴だった空は霧に包まれ、先が見えません
雪渓は上部二股まで続いてます。霧の合間からバットレスが見えてきました。
雪渓は上部二股まで続いてます。霧の合間からバットレスが見えてきました。
霧が晴れてきて野呂川対岸の鳳凰山の景色が見えてきました
霧が晴れてきて野呂川対岸の鳳凰山の景色が見えてきました
アップにすると地蔵岳のオベリスクも見えてました
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アップにすると地蔵岳のオベリスクも見えてました
バットレスは大迫力です
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バットレスは大迫力です
八本歯のコルもすぐ近くに見えます
八本歯のコルもすぐ近くに見えます
バットレス第四尾根のアップ
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バットレス第四尾根のアップ
後続が登ってきてました
後続が登ってきてました
一時北岳頂上から霧が消えたこともありました
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一時北岳頂上から霧が消えたこともありました
八本歯のコルまでは急登ですが丸太の階段が整備されているので問題なしです
八本歯のコルまでは急登ですが丸太の階段が整備されているので問題なしです
すぐ上がコルです
すぐ上がコルです
実際には八本歯のコルではなく北岳側に少し登った場所に出るのでした。
北岳に向けてやはり丸太の階段がありました
実際には八本歯のコルではなく北岳側に少し登った場所に出るのでした。
北岳に向けてやはり丸太の階段がありました
至れり尽くせりじゃないですか
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至れり尽くせりじゃないですか
少し登るとトラバース道分岐となります
少し登るとトラバース道分岐となります
ハクサンイチゲとシナノキンバイが青空に映えます
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ハクサンイチゲとシナノキンバイが青空に映えます
ウラジロキンバイか?
ウラジロキンバイか?
トラバース道はシナノキンバイが群生してます
トラバース道はシナノキンバイが群生してます
八本歯のコル方面
八本歯のコル方面
タカネグンナイフウロとハクサンイチゲとミヤマタンポポのお花畑
タカネグンナイフウロとハクサンイチゲとミヤマタンポポのお花畑
登山者がトラバース道を通過してます
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登山者がトラバース道を通過してます
北岳西側のお花畑はオヤマノエンドウとシナノキンバイ、そしてハクサンイチゲが多いですね
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北岳西側のお花畑はオヤマノエンドウとシナノキンバイ、そしてハクサンイチゲが多いですね
至るところがお花畑
至るところがお花畑
霧の中から北岳山頂が見えてきました
霧の中から北岳山頂が見えてきました
登山道の両側がお花畑です
登山道の両側がお花畑です
こちらのお花畑にはヨツバシオガマのピンクとイワベンケイのオレンジも目立ちます
こちらのお花畑にはヨツバシオガマのピンクとイワベンケイのオレンジも目立ちます
間ノ岳は最後まで見えずじまい
間ノ岳は最後まで見えずじまい
仙丈岳もまったく見えませんでした。
仙丈岳もまったく見えませんでした。
北岳頂上には10人ほどの登山者がいました。平日なので少ないですね
北岳頂上には10人ほどの登山者がいました。平日なので少ないですね
小太郎方面の稜線
小太郎方面の稜線
東側から雲が湧き上がってきてます
東側から雲が湧き上がってきてます
小太郎尾根から北岳山頂方面
小太郎尾根から北岳山頂方面
小太郎分岐で稜線ともお別れです
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小太郎分岐で稜線ともお別れです
二股付近まで下山してから眺めた霧に包まれたバットレス
二股付近まで下山してから眺めた霧に包まれたバットレス
同じく大樺沢の雪渓
同じく大樺沢の雪渓
雪渓に下り立ってから眺めた大樺沢上部の雪渓
雪渓に下り立ってから眺めた大樺沢上部の雪渓

感想

一昨年の同時期、一泊で北岳・間ノ岳に登ったが、八本歯方面は歩かなかったので今回は八本歯のコル経由で北岳を周回してみることにした。

大樺沢を二股まで歩き、そこからさらに雪渓を登って八本歯のコルを目指す。
雪渓は上部二股まで続いている。雪渓は白馬大雪渓より傾斜が強いが軽アイゼンがあれば大丈夫だと思う。上部二股付近の斜面もお花畑となっていてシナノキンバイだかミヤマキンポウゲが目立つ。
雪渓が終わった後はそのまま沢沿いのガレを少し登ってから右手の小尾根に取りつく。急登が続きとても苦しいが、丸太の階段が整備されているので何も考えずに登れてしまう(階段がなくても登れるが・・・)。
登りきるとコルより少し北岳側の稜線に出る。
かなり疲労しているので一服。ちょうど若い女性が下ってきたのでちょっと立ち話。昨日(22日)は雨の中を登ったとか。夕方から回復して朝まで晴天だったみたい。会社をズル休みして登ったので日焼けするとマズイので・・・とか何とか

稜線の砕石帯を登ってトラバース道に入る。ここは登山道の両側がお花畑になって本日のハイライトだった。シナノキンバイが目立つが、ハクサンイチゲも多い。その二つにまじって色んな花が姿を見せてくれる。とにかく花の種類が豊富だ。
その中のどこかにキタダケソウが咲いているはず・・・。
「丸太の階段の近くだっけ・・・」とか頼りない聞き伝えを思い出して、その辺を特に注意しながら歩いていると・・・「あっ!ここかも・・・」
斜面の土に踏み跡があったので「ここだろう!」と目を凝らすと明らかにイチゲと違う花弁・・・ということで、キタダケソウが咲いていた。よく見れば、他にも・・・。時期的には遅すぎるはずだが、こうしてお花畑の中に咲いているのも『宝探し』みたいで楽しいね♪

トラバース道をのんびり歩いた後はいよいよ北岳の登りとなる。ここもまたお花畑が広がっている。トラバース道とは東西逆の斜面を歩くので咲いている花の種類も微妙に違うようだ。オヤマノエンドウの紫色が黄色と白の中で良いコントラストを見せているのが印象的でヨツバシオガマのピンクもよいアクセントとなっている。
そして、北岳頂上直下にもキタダケソウが咲いていた。標高が高いためなのかこちらの方が綺麗に咲いているようだった。周囲を見まわすと他にも5株ほどあって目を楽しませてくれた。知らなければ素通りしてしまうところだ。

そんなこんなで花見物で時間を使いすぎてしまい頂上はほとんど素通り状態。今回は花を見るために登ったのだからそれでいいだろう。

下りでは小太郎尾根の分岐の下がやはりお花畑になっていて、ここもシナノキンバイの群生地だが、ハクサンチドリもたくさん咲いていた。
あとは下ることに集中して写真を撮るのも面倒くさくなってしまい、そのまま広河原まで特急列車ばりに加速してくだった。

※家に帰ってからの反省点
登りで花を見つけた時、「下りで撮るからいいや」というのは絶対にダメ。下りってテンションが低下してしまうためどうでもよくなってしまうから。


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コメント

たくさんの種類の花、素晴らしいです。
北岳日帰りお疲れ様です。
いつか登ろうと思っている山ですが、写真で
雰囲気が伝わってきます。南アルプスでも
7月はまだ雪渓が多いのですね。
花の種類が豊富で素晴らしいです。
絶対名前は覚えられない気がします。調べるのも大変なような。花弁までよく撮れています。富士山の方はきっと曇っていたのでしょう。
今後も山の情報よろしく!
2012/7/30 13:18
Re
日帰りの北岳は疲れます。
芦安までのアクセスと、そこからのバスやタクシー、そして北岳往復して・・・と、やはり山中一泊が理想ですね。
今回は、景色はあまりよくありませんでしたが、沢山の花を見ることができて満足しています。

8月18日の仙丈岳でも沢山の花が咲いていると良いのですが・・・
2012/8/2 23:10
プロフィール画像
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体力レベル
4/5

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