北岳〜お花畑を巡りながら
- GPS
- 08:52
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,991m
- 下り
- 2,995m
コースタイム
歩行距離13km 歩行時間7時間45分 累積登り標高1800m 歩数21000歩
天候 | 霧時々晴れ、朝だけ快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大樺沢に関しては、上部二股まで雪渓が続きます。 私は10本爪アイゼンをつけて快適に登りましたが、軽アイゼンなしで下山しようとする人もいました。人によって感覚が違うので何ともいえませんが白馬大雪渓よりは傾斜が急なのでその辺を考えに入れての装備で |
写真
感想
一昨年の同時期、一泊で北岳・間ノ岳に登ったが、八本歯方面は歩かなかったので今回は八本歯のコル経由で北岳を周回してみることにした。
大樺沢を二股まで歩き、そこからさらに雪渓を登って八本歯のコルを目指す。
雪渓は上部二股まで続いている。雪渓は白馬大雪渓より傾斜が強いが軽アイゼンがあれば大丈夫だと思う。上部二股付近の斜面もお花畑となっていてシナノキンバイだかミヤマキンポウゲが目立つ。
雪渓が終わった後はそのまま沢沿いのガレを少し登ってから右手の小尾根に取りつく。急登が続きとても苦しいが、丸太の階段が整備されているので何も考えずに登れてしまう(階段がなくても登れるが・・・)。
登りきるとコルより少し北岳側の稜線に出る。
かなり疲労しているので一服。ちょうど若い女性が下ってきたのでちょっと立ち話。昨日(22日)は雨の中を登ったとか。夕方から回復して朝まで晴天だったみたい。会社をズル休みして登ったので日焼けするとマズイので・・・とか何とか
稜線の砕石帯を登ってトラバース道に入る。ここは登山道の両側がお花畑になって本日のハイライトだった。シナノキンバイが目立つが、ハクサンイチゲも多い。その二つにまじって色んな花が姿を見せてくれる。とにかく花の種類が豊富だ。
その中のどこかにキタダケソウが咲いているはず・・・。
「丸太の階段の近くだっけ・・・」とか頼りない聞き伝えを思い出して、その辺を特に注意しながら歩いていると・・・「あっ!ここかも・・・」
斜面の土に踏み跡があったので「ここだろう!」と目を凝らすと明らかにイチゲと違う花弁・・・ということで、キタダケソウが咲いていた。よく見れば、他にも・・・。時期的には遅すぎるはずだが、こうしてお花畑の中に咲いているのも『宝探し』みたいで楽しいね♪
トラバース道をのんびり歩いた後はいよいよ北岳の登りとなる。ここもまたお花畑が広がっている。トラバース道とは東西逆の斜面を歩くので咲いている花の種類も微妙に違うようだ。オヤマノエンドウの紫色が黄色と白の中で良いコントラストを見せているのが印象的でヨツバシオガマのピンクもよいアクセントとなっている。
そして、北岳頂上直下にもキタダケソウが咲いていた。標高が高いためなのかこちらの方が綺麗に咲いているようだった。周囲を見まわすと他にも5株ほどあって目を楽しませてくれた。知らなければ素通りしてしまうところだ。
そんなこんなで花見物で時間を使いすぎてしまい頂上はほとんど素通り状態。今回は花を見るために登ったのだからそれでいいだろう。
下りでは小太郎尾根の分岐の下がやはりお花畑になっていて、ここもシナノキンバイの群生地だが、ハクサンチドリもたくさん咲いていた。
あとは下ることに集中して写真を撮るのも面倒くさくなってしまい、そのまま広河原まで特急列車ばりに加速してくだった。
※家に帰ってからの反省点
登りで花を見つけた時、「下りで撮るからいいや」というのは絶対にダメ。下りってテンションが低下してしまうためどうでもよくなってしまうから。
北岳日帰りお疲れ様です。
いつか登ろうと思っている山ですが、写真で
雰囲気が伝わってきます。南アルプスでも
7月はまだ雪渓が多いのですね。
花の種類が豊富で素晴らしいです。
絶対名前は覚えられない気がします。調べるのも大変なような。花弁までよく撮れています。富士山の方はきっと曇っていたのでしょう。
今後も山の情報よろしく!
日帰りの北岳は疲れます。
芦安までのアクセスと、そこからのバスやタクシー、そして北岳往復して・・・と、やはり山中一泊が理想ですね。
今回は、景色はあまりよくありませんでしたが、沢山の花を見ることができて満足しています。
8月18日の仙丈岳でも沢山の花が咲いていると良いのですが・・・
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