火打山〜妙高山
- GPS
- 27:48
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,905m
- 下り
- 2,115m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:54
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 8:00
天候 | 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)燕温泉⇒関山駅(頚南バス);シーズンは1日6便 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体に道はよく整備され、特段危険な所はない。 特に笹ヶ峰から高谷地、そして火打山にかけては木道や木製階段が適宜整備され歩き易い。 長助池から妙高山への登りは樹林帯の中、岩ゴロの段差の大きい急な登りとなり歩きにくく相当のアルバイトを強いられる。 妙高山から南峰を経ての下りは急坂で、途中鎖場があるが足場がしっかりしており問題はない。 登山ポストは笹ヶ峰の登山口に、トイレは笹ヶ峰駐車場横にある。 アフターの温泉は燕温泉旅館の立ち寄り湯で(600円)。 |
写真
感想
花と展望を求め頚城山塊の名峰、火打山から妙高山への縦走にでかけた。
初日、早朝の新幹線を使い妙高高原駅に9時前に到着。笹ヶ峰行きのバスは乗客4名と寂しいが、笹ヶ峰に着くと駐車場は結構埋まっておりマイカーシフトが進んでいるとも云える。
曇り空の天気はイマイチだが、登山口で届けを出して勇躍出発する。未だ新緑を思わせるブナやナラの広葉樹の森の中、木道の上を行く。やがて沢音が大きくなり黒沢に着く。橋を渡って間食休憩、沢の水が冷たくて気持ちがよい。
十二曲りのつづら折れに続き急登が待っているが、次第に傾斜がなだらかになり黒沢池への分岐に達する。ここは富士見平と名づけられているが潅木に囲まれそんな雰囲気はなく、実際知らずに通り過ぎてしまったほどだ。このあと黒沢岳の左を巻くと初めて火打山が見え気分が変わる。この辺りは雪の影響か根元付近で大きく曲がった木が目に付く。三角屋根の高谷地ヒュッテに着き、宿泊手続きをしてから火打山に向かう。
高谷地の地塘を巻くように敷かれた木道を行くと池の周りにピンクの絨毯のようなハクサンコザクラのお花畑がまず目に入る。次の天狗ノ庭でもハクサンコザクラとワタスゲのお花畑が続く。また地塘に映える火打岳から焼岳が美しい。まったく山上の楽園といってもいい素敵な所だ。
雪渓に覆われた雷鳥平から丸木の階段を登って火打山頂上に達すると、頂上は広々としているが、影火打と焼山が見えるものの雲に覆われ展望はきかない。日本海が望めるはずだが、これについては残念の一言。
火打山から高谷地間は高山植物に囲まれ飽きることなく歩ける。さらに上から見る天狗ノ庭や高谷地はまるで箱庭のようでとても印象的な風景だ。
夕食は定番の一つの皿にカレーとハヤシをご飯を挟んで盛り付けていただく。なかなか美味しい。
その後、ヒュッテ前の夕景を楽しみ1日を終えた。
二日目、天気は快晴。ヒュッテから見る火打山もクッキリとしている。ヒュッテ近くの北アルプス展望台からの白馬三山などの北アルプスの白く輝いた稜線が眩しい。
スタートは樹林帯の登りから。茶臼山を越えるとヒュッテのある黒沢池に達する。ここから樹林帯を急登し大倉乗越に出ると目の前に妙高山が姿を見せる。堂々としているが全山が木々に覆われ、岩山のイメージと違う印象だ。
長助池への分岐から妙高山へは岩石の多い樹林帯の急登が続く。結構きつい登りだ。1時間余りの登りに耐え、岩の間から稜線に出て山頂に達する。
火打岳や北アルプスの眺めが素晴らしいが、西側以外は雲に覆われ360度の大展望は叶わない。一等三角点の頂上から南に少し行った所が妙高大神が祀られたここが妙高の最高点となっている。
二つの頂上は学校登山の関東の高校生などでで大混雑。下りも彼らと同方向で途中の鎖場などで渋滞していた。後で聞くと今年は例年に比べて登山者は少なく今日のようなことは珍しいとのことだった。
下りのお目当ては称名滝と光明滝。鉄分で赤く染まった岩の間を流れ落ちる豪快な二つの滝はなかなかのものだ。これを見るため下山は麻平コースより南コースをとることをお勧めしたい。下山道は赤倉温泉の源泉道としてほぼコンクリート舗装されている。
最後は燕温泉で一風呂浴びて関山から帰途についた。
展望は今一つだったものの念願のハクサンコザクラはじめを様々の高山植物に出会え十分満足できた山行だった。紅葉時期にも再訪したいものだ。
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