【八ヶ岳1Day縦走】観音平〜麦草峠
- GPS
- 11:19
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,597m
- 下り
- 2,026m
コースタイム
歩行時間10:18+休憩時間1:00=全行程11:18
標準コースタイム16:00、短縮率71%
天候 | 晴れのち曇り夕方夕立 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
道の駅こぶちざわで仮眠。水洗トイレ、水、自販機、足湯(無料)、日帰り温泉、レストランなど。 観音平まで車。トイレあり。駐車場広いけどシーズンの休日はすぐ埋まるとのこと。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
○計画
今年の目標第2弾、観音平−麦草峠まで八ヶ岳を日帰り縦走します。今回うちのヨメに送迎を断られたので、自転車をデポして、車まで戻ることにしました。
自転車での上りを少なくしたかったので、麦草峠にデポして、車を観音平に回して縦走することにしました。
折りたたみ自転車では、距離と上りがつらいので、今回は車の次ぎに高額なシクロクロスバイクを投入します。デポ先で盗まれたりいたずらされたりしないかが大変気がかりです。
観音平から麦草峠まで積算した標準コースタイムは丁度16時間。70%として11時間12分。66.7%で10時間39分です。朝4:00に歩き始めたとして、15:00くらいには麦草峠に着きます。そこから観音平まで休憩を入れて4時間として、19:00着。歩き始めはまだ暗いと思いますが、4:30くらいには明るくなってきますのでほんのちょいナイトハイクを楽しむことになります。少し早めに歩き始めれば、ご来光を拝めるかもしれません。
○前日
甲府自宅を17:00ころ出発。下道を走り、麦草峠に19:00ごろ到着。駐車場の電灯用の配電盤に丁度いい柱があったので、自転車をワイヤーロックで縛り付けておきました。
観音峠までの道を車でチェックしながら走ります。途中自販機はあるもののコンビニが見あたりません。おしゃれなレストランは蓼科の別荘街にたくさんあるんですが・・・。
当初観音平まで行って、仮眠しようと思っていたのですが、水道が無いと不便なので、道の駅こぶちざわで車中泊することにしました。近くにはコンビニもあり、この日の夕食と翌朝のおにぎりを購入。缶ビールで明日の無事を祈ってコンビニ弁当で腹を満たします。
○当日
朝3:00に目覚ましを鳴らしましたが、寝心地が良く3:30になってしまいました。あわてておにぎりを食べ、一通りの身支度を調え発車します。朝起きてからの時間が短くでかい方のアレがまだでした。予定を過ぎ4:00ちょい過ぎに観音平に到着。車が数台止まってました。まだ空は真っ暗です。アレの気配はなく出発です。
○観音平〜権現岳
ヘッドランプは、ブラックダイヤモンドのストーム。10年くらい前のモデルですので、最近のに比べると暗いです。80lmあるかないかくらいでしょうか。もうすぐ個人輸入で購入したペツルのNAOがくるので、楽しみです。これがあれば、ナイトハイクもだいぶ安心できると思います。
駐車場から登山道を探し、歩き始めますが、踏み跡が多くちょい迷わされました。雲海展望台に着くころには明るくなり、ランプも必要なくなりました。
展望がきくころには、既に朝日が降り注いでおり、ご来光にはお会いできませんでしたが、編笠山山頂では斜めに差す日を浴びながら360度のパノラマを味わえました。青空が広がりはじめ、好天の兆しです。
編笠山から方向を見失って変なところを下ってしまいまた山頂に戻りました。8分程のロスです。
権現岳に着くころには、だいぶ気温も上昇し徐々に汗が出始めました。根石岳山荘まで無補給の予定ですので、あまり気温が上昇するのは好ましくありません。
○権現岳〜赤岳
権現岳から東天狗まで歩いたことがないので楽しみな区間です。キレット小屋までアップダウンを繰り返して、せっかく稼いだ高度を徐々に落とします。
前方にそびえる赤岳がでかい。あそこを登るのかぁと。途中ガレた岩稜地帯を登りながら、北岳バットレスのDガリーみたいだなぁと思いながら高度を稼ぎます。濡れてると結構ヤバイルートです。下りでも使いたくないところですので、縦走なら北上するのがお勧めです。
やがて真教寺尾根と合流。去年はここから来たことを思いつつ赤岳まで順調にこれてホッとしました。山頂は数名の方がいらしてしばしお話しさせてもらい、写真も撮ってもらいました。
○赤岳〜硫黄岳
八ヶ岳ゴールデンコースというだけあって、景色の良さ、トレースのおもしろさ、人の多さに感激しました。赤岳から横岳までの岩稜地帯を抜ければ、しばらくは、歩きやすく良いところです。硫黄岳噴火口跡からは、多量のガスが上がってきてました。そろそろ雲が多くなってくる時間帯です。
硫黄岳山頂は想像以上に広々していて気持ちいいところです。
○硫黄岳〜東天狗
硫黄岳からの下りはガレていて歩きにくかったです。途中木の葉に隠れた突き出た丸太に左膝を強打してしまい、びっこを引く羽目に。急な段差は、左足先行でないと降りられなくなってしまいました。
登りも左足に力が入らず一気にペースダウンしてしまいました。
根石岳山荘で水を補給。2リットル担いできたのが、残り0.4リットルくらいでした。全て捨てて1リットル補給。売店でポカリスエットを400円で購入。冷たくておいしかったです。
おかげさまで元気を取り戻し、膝の痛みも我慢できる程度になり東天狗に到着。根石岳山荘から東天狗の区間も開けていて気持ちの良いトレッキングコースです。
○東天狗〜麦草峠
かれこれ20年近く前に歩いた事があるのですが、小雨交じりのなか二日酔いで歩いたという記憶しか無く、景色は全く忘れてました。おかげで新鮮といえば新鮮です。当時はカワイイ子と歩いたのでそのことのほうが良く記憶してます。
気温が高く、暑いのをぼやきつつ、ペースのいいカップルに追いついて後ろを歩いていたら、中山峠の分岐に気づかず黒百合ヒュッテに到着してしまいました。
このときまだミスコースに気づいておらず、偶然会った知り合いのクライマーT氏と談笑してました。彼は、林間学校の登山でガイドとして参加してたそうです。T氏にミスコースを指摘され、もと来た道を戻り中山峠まで、往復5.5分のロスです。
中山から高見石小屋までの下りは長く感じました。石の上を延々降りていくのですが、目を離すと足を置きそこなうので、ずーと足元をながめながらのつまらない下山でした。
高見石小屋で休む予定ではなかったのですが、さすがに疲労がたまってきて、へたれ込んでしまいました。
丸山までの登りをのろのろと登り、残り麦草峠までの下りは、濡れていて滑りやすい斜面のためこれまたゆっくり。目標のコースタイム67%は遠く、70%も切れなくなくなってしまいました。麦草ヒュッテが目に入り、確か駐車場は麦草ヒュッテの左だからと、手前を左に行ったところ、駐車場に降りていく気配がありません。またまたミスコース。3分のロス。合計16分30秒もミスコースしてしまいました。気を抜くとミスする癖があるようで、今後気をつけないと、大きな失敗をしそうです。
麦草峠には、愛車がありました。いたずらされた形跡もなく胸をなでおろしました。
麦草峠から観音平のサイクリングは、下記URLに記録してあります。
http://www.cyclering.com/modules/rec/detail-11176.html
○あとがき
今回も膝が痛くならなければストックを使わないで行こうと決めていました。途中挫折しそうになりましたが、ノーストックでいけました。もちろんストックを使った方が、登りのスピードアップや下りのダメージの軽減になるのですが、両手が自由な状態というのは歩いていて気持ちが良いので、なるべくならストックを使わないで歩くようにしたいと思ってます。
日焼け対策をすっかり忘れてしまいました。おかげで両足裏側が真っ赤です。翌日、翌々日と立つのがつらかった。膝のテーピングの部分だけ白くて、格好悪いです。
結局でかい方のアレは翌日に持ち越し。朝一番で出ないで運動するとその日はお預けというパターンが良くあります。この日は午後からブーブーしてました。
○食料、水分
ゼリー飲料10個持参、9個消費、サイクリング中残り1個消費。ハイドレーションパックにミネラルウォータ2リットル。途中400ml捨て、1リットル補充。下山地点でほぼ全て消費。
○装備
10リットルザック、容量2リットルのハイドレーションパックにミネラルウォータ2リットル(補給含み2.6リットル消費)、ゼリー飲料10個(9個消費)、スマートフォン、スマホ充電用リチュウムイオンバッテリ、ハンドタオル、心拍計GPSウオッチ、デジカメ、地図(コピー)、ペン、カッターナイフ、車と自転車の鍵、熊鈴、靴擦れ保護パッド、キネシオテープ、お金、ヘッドライト。
トレランシューズ、登山用ハーフカーゴパンツ、ドライTシャッツ、指先を切ったイボ付き軍手、テーピング、ヘッドバンド。
○未使用のもの
ゴアテックスレインウェア(上のみ)、ペーパー、ファーストエイドと薬少々、予備単三電池1個、予備単四電池3個、免許証、保険証、ポール、ビニール袋、ブドウ糖錠剤6個、レスキューシート。
○自転車にデポしたもの
クリアグラス、カーゴパンツの下部分、ゼリー飲料1個、足首バンド、ワイヤーロック、サイクルバック、自転車カバー、タオル、自転車工具、エアポンプ、サイクルライト。
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