針ノ木岳・蓮華岳〜展望も花もいうことなし!


- GPS
- 10:39
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,792m
- 下り
- 1,779m
コースタイム
針ノ木峠 8:52→針ノ木岳 9:56〜10:36→針ノ木峠 11:15
針ノ木峠 11:21→蓮華岳 12:29→針ノ木峠 13:18
針ノ木峠 13:25→雪渓上部 14:01〜04→雪渓取付 14:27〜41→大沢小屋15:03→扇沢登山口 15:45(2h20min)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※無料駐車場は金曜27:00時点で満車。有料駐車場の最上段に駐車。 |
写真
感想
(はじめに)
梅雨明け後、ようやく夏空になりそうだということで、北アルプスです。日本三大雪渓のひとつ、針ノ木大雪渓のある登り、北アルプスの展望台である針ノ木岳、コマクサで有名な蓮華岳をそれぞれピストンする計画です。東京を出るのが遅く、仮眠は1時間程度しかできませんでした。それでも、天気がよさそうなので、気合いが入ります。
先月の白毛門・朝日岳では、コースタイム(CT)の8割くらいで歩かないといけないところ、抑え過ぎて、ほぼCT並み。その反省をふまえ、針ノ木峠までの区間では、CT(5時間(ちょっと多めの設定な気がしますが))の7〜8割程度となるよう意識して歩きました。
(扇沢〜針ノ木峠)
扇沢の登山口には、テントが設置され、指導員さんが登山計画書をチェックしてくれます。計画書を持っていないと、その場で書かないといけません。持参した計画書を提出しますが、アイゼンの有無の確認と、落石に気を付けるようにとのアドバイスをいただき、出発しました。
大沢小屋までは、沢をかなり高いとこころまで巻いていきます。地形図では途中からはほぼ水平ですが、小さなアップダウンが多数あります。1時間ほどで大沢小屋を通過。沢が近づいてくると、雪渓取り付きです。ここでアイゼンを装着します。さきほどまで晴れていましたが、ガスが出ています。雪渓をわたる風もひんやりとして、ちょっと寒いくらいです。急斜面のところと、雪渓上部はベンガラがまかれており、また、ところどころに「こいのぼり」での案内もありますが、基本的に自分の判断でルートを決めるようです。穴が空いていたり、スノーブリッジになっていたりするところがあるので注意です。
雪渓の途中から、雪渓沿いの夏道にかわり、やがて、つづら折りの道となります。針ノ木峠は見えるのですが、結構きついです。それでも、登山口から、休憩時間・写真撮影時間も含めて約3時間半で到着。CTは5時間ですから、CTの約7割、目標は達成です。
(針ノ木岳)
さて、まずは針ノ木岳に向かいます。針ノ木岳とスバリ岳が美しいです。チングルマ、シナノキンバイなど、お花畑の中を進みます。写真撮影に忙しく、なかなか前に進めませんが、これぞ北アルプス! という感じです。標高を上げていくと、スバリ岳のとなりに剣岳のような山が見えます。山頂での大展望に期待しながら、登ります。
山頂につくと、黒部湖を挟んで、立山・剣岳が正面に見えます。ガスのかかった山が多いものの、すごい展望です。食事はカップラーメン。この景色をみながらですから、贅沢ですねぇ。山頂周辺は小さなお花畑です。ミヤマオダマキ、タカネヤハズハハコ、イワツメクサなどが見られました。
(蓮華岳)
いったん、針ノ木峠まで下り、再び登り返します。正直、きつかったです。小屋泊の皆さんが空身で登ってましたが、私も荷物を置いてきたらよかったとちょっと後悔しました。山頂が近づくと、岩々レた道となりますが、歩きやすく、両脇にはコマクサが咲いています。後立山連峰らしい非対称山稜の斜面も見えて、やっぱ北アルプスだ!と思いました。よくみると、大町市側からガスが上がってきているのがわかります。なので、下界の景色は見えませんでした。
(下山)
またまた針ノ木峠まで戻ります。恐ろしいほど大混雑ですね。
ここから下山します。積乱雲が発生していますが、いましばらくは大丈夫そう。しかし、雷雨は怖いので、おそくとも4時までには下りたいと思いました。しかし、それにしても、どんどん、人が上がってきます。今日の小屋はどうなるのでしょう?
雪渓の区間の下りは楽しいですね。サクサク下りれます。大沢小屋から下の区間は少々うんざりしますが、雨に降られることなく扇沢に到着。
下山後は大町の薬師の湯に寄って帰りました。1990年代に鹿島槍スキー場によく来ていたころに寄った温泉ですが、リニューアルされたようです。
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