富士山を背に岩場を登る 奥秩父の名峰乾徳山
- GPS
- 07:04
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,242m
- 下り
- 1,225m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
8時50分頃に乾徳山登山者用駐車場に到着 3〜4台の空きが有った |
コース状況/ 危険箇所等 |
標高1,500mより上は少し前に降った雪が残っていました、 |
その他周辺情報 | 帰りに寄った日帰り温泉「みとみ笛吹きの湯」 http://www.yamanashishi-kankou.com/stay-hotspring/ 画面提示で割引あり |
写真
感想
wata-waさんのリクエストで乾徳山に行ってきました。
JRの駅からバス便もあるのですが、
本数が少なくて帰りのバスの時間を気にしながらの山行になってしまうので、
レンタカーを借りてみました。
乾徳山の最寄駅ではないのですが石和温泉駅の駅近くにニコニコレンタカーが
有るのでこちらを利用、軽自動車を12時間借りて燃料代を含めても4,000円で収まったので、バス利用とそんなに変わらないかなと思います。
もちろん、人数が多ければ一人あたりの負担はもっと軽くなりますし、
帰り道に気軽に温泉に寄れるのもメリットですね。
ただし、問題が無いわけではなくて、乾徳山もそうですが人気の山だと駐車場が
早い時間に満車になってしまうので、朝8時にレンタカーを借りて移動だと停められない可能性が高いです。
これが懸念材料でしたが、12月になったこともあって高い山は雪の時期ですから、
軽アイゼンなど持たない方はもう来ない時期だと判断して決行しました。
予想通り、8時40分頃に駐車場に到着したのですが、残り4台分くらい空きがありましたので、停めることができました。
行程はオソバ沢ルートを登って国師ヶ原の十字路を直進、
月見岩から乾徳山山頂へ、そのまま北側に通過して水ノタルから急降下、
高原ヒュッテ通過して国師ヶ原を南東へ直進、道満尾根を下って駐車場に戻る
八の字型の周回コースです。
駐車場から登山口まではしばらくの車道歩きですが、ここでも結構な勾配で
標高を上げていきます、登山口についた時点でもうすっかり体も暖まり、
レイヤリング調整して再び歩き始めます。
しばらく樹林帯を歩きます、ほどほどの傾斜でしたので歩きやすい道です。
銀晶水の水場を通過して林道を横切ると少し森の雰囲気が変わって明るい冬枯れの自然林、
これをさらに上ると次の錦晶水の水場、ちなみに水場はどちらも出ています。
錦晶水の方がホースから出ているので汲みやすいですね。
ほどなく国師ヶ原の十字路を通過、前方に草原が見えるので、
それを目指して高度を上げていきます。
ふと気づくと右後方が開けて富士山の大展望!
しばらくは言葉を忘れてただ眺めていました。
ここから少し高度を上げて月見岩のある草原へ、
目の前に広がる甲府盆地とそれを見守るかのような富士山の凛々しいたたずまい、
午前中は雲が残りそうな予報だったのでここまでは期待していなかっただけに
望外の喜びでした。
ここから先は鎖場がいくつかある乾徳山のハイライト、
危なげない足取りで岩場を通過していきます。
そして核心の鳳岩ですが、人も少ないので全く渋滞なしで取りつきます。
ここを登りきったところが頂上、手早く昼食を食べて写真を撮ったり楽しみます。
頂上からの大展望は格別、
真っ白な富士山の姿、その東側にはつるし雲も見えました。
そして右手に目をやれば雪化粧に包まれた南アルプスの峰々、
ひときわ目立つのは真っ白な白峰三山、右奥に中央アルプス、
北側は奥秩父の山々が連なります。
ひとしきり景色を楽しんだら下山です、
北側の岩場を下って水ノタルから樹林帯を急降下です。
この辺りはまだ雪が残っていますが、凍結には至っていないようでしたので、
アイゼンなど使わずに通過できました。
山と高原地図では破線のルートですが、特に危険個所や迷いやすいところも
無かったです。
全行程でピンクのテープにより丹念にマーキングされていますので、
特に一般ルートと変わらないと感じました。
樹林の急降下からトラバース気味に進むと傾斜が緩くなってきます、
そこからしばらく進んで高原ヒュッテ、
お手洗い併設で薪ストーブのあるきれいな避難小屋です。
国師ヶ原十字路まで戻ってきました。
予定ではここから南東側に直進して道満尾根を降りることになっていましたが、
やや時間が遅かったので登りに使ったオソバ沢ルートで下ることにしました。
コースタイムは大差ないのですが、オソバ沢ルートならば最後の20分くらいは
車道歩きなので暗くなっても問題なく歩けると考えたからです。
それでも登山口に降りる直前の樹林帯ではかなり暗く感じました、
この辺りは15時半くらいに通過しているのですが、
山では暗くなるのが早いと改めて実感。
16時ころに駐車場に戻ってきました、
車で「みとみ笛吹の湯」さんに移動、お風呂に入って疲れをとり、
再び車で石和温泉に移動、レンタカーを返却したら駅まで送っていただき助かりました。
そろそろオフシーズンの乾徳山、
人気も少なくて静かな山歩きが楽しめました。
樹林帯、草原、岩場など変化に富んだルート、
草原〜岩場〜山頂の区間では大展望が楽しめるとてもいい山です。
ここから備忘録
クロージングはいつも通り
長袖ハーフジップシャツと薄手トレッキングパンツ
休憩時は薄手シェルを羽織る
山頂では風も強かったのでさらに綿入りのジャケットを追加
下山時は運動量も少ないので薄手シェル羽織ったまま
グローブは薄手作業用から途中で中厚手作業用に交換、
ヘッドウェアはキャップ
飲み物はお茶のペットボトル600ml×1本で最後まで足りた、
予備に持っていた300mlボトルの水は持ち帰り
翌日から少し筋肉痛
岩場の写真すごく有り難いです!人が少ない時期だからゆっくり写真が撮れるわけですね。
乾徳山の最後の鎖場、正面からの写真はよく見かけますけど、左で側にす足場ってあるんですか?垂直に登って、あとから傾斜が少し緩むってかんじなんですかね?
天気が最高で写真見てると行ったばかりなのにまた山に行きたくなってしまいますね(笑)
乾徳山の最後の岩場、
山頂直下の鳳岩ですね。
下部は80度くらいかな、凹角のスラブで左側の岩はホールド無さそうです。
右側の岩にはクラックが有りますが、
そんなに大きく空いていませんから、
鎖に頼らない場合はそこそこの難度じゃないかな。
最初の5m位登ると右側の傾斜が緩んで
ホールドも豊富になるので、
そちらを進めば鎖に頼らずに登れるでしょう。
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