朝日連峰（古寺鉱泉〜三方境ピストン）

2012年08月11日(土) ~ 2012年08月12日(日)

• GPS: 35:40
• 距離: 36.9km
• 登り: 3,049m
• 下り: 3,046m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:00
• 休憩: 1:42
• 合計: 9:42

距離 15.0km 登り 1,754m 下り 837m

5:00 古寺鉱泉下駐車場
5:04 5:05 古寺鉱泉
6:13 6:19 一服清水
6:24 ハナヌキ峰分岐
6:54 7:05 三沢清水
7:28 7:42 古寺山
8:24 8:37 小朝日岳
10:07 10:11 銀玉水
10:41 10:43 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
10:56 11:13 大朝日岳
11:22 11:34 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
11:45 金玉水
11:58 11:59 中岳
13:04 西朝日岳
13:54 竜門山
14:10 14:31 竜門山避難小屋
14:42 宿泊地

2日目

• 山行: 9:31
• 休憩: 1:39
• 合計: 11:10

距離 21.9km 登り 1,296m 下り 2,210m

5:29 宿泊地
6:15 南寒江山
6:26 寒江山
6:52 6:56 北寒江山
7:03 7:06 三方境
7:36 北寒江山
8:01 8:04 寒江山
8:12 南寒江山
8:55 9:06 竜門山避難小屋
9:24 竜門山
10:19 10:30 西朝日岳
11:25 11:26 中岳
11:35 金玉水
12:04 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
12:23 13:07 銀玉水
14:20 古寺山
14:43 14:48 三沢清水
15:09 ハナヌキ峰分岐
15:13 15:25 一服清水
16:29 16:32 古寺鉱泉
16:36 16:38 古寺鉱泉下駐車場
16:39 ゴール地点

8/11(土)　古寺鉱泉駐車場5:00-6:13一服清水6:17-6:24ハナヌキ峰分岐-
　　　　　6:58三沢清水7:03-7:27古寺山7:42-8:06巻き道分岐-8:24小朝日岳8:27-
　　　　　8:54巻き道分岐-10:08銀玉水10:11-10:41大朝日避難小屋-
　　　　　10:56大朝日岳11:13-11:23大朝日避難小屋11:34-11:43金玉水-
　　　　　12:00中岳-13:07西朝日岳13:09-13:59竜門山-14:10竜門小屋
8/12(日)　竜門小屋5:30-6:16南寒江山-6:26寒江山6:31-6:54北寒江山6:57-
　　　　　7:03三方境7:06-7:16北寒江山-7:23三方池付近の小ピーク-
　　　　　7:30北寒江山7:35-8:02寒江山8:04-8:12南寒江山-
　　　　　8:52竜門小屋9:05-9:21竜門山-8:18西朝日岳8:28-11:24中岳-
　　　　　11:36金玉水11:50-12:04大朝日避難小屋-12:24銀玉水13:08-
　　　　　13:38巻き道分岐-(巻き道)-13:55巻き道分岐14:01-14:20古寺山14:29-
　　　　　14:44三沢清水14:48-15:10ハナヌキ峰分岐-15:16一服清水15:26-
　　　　　16:38古寺鉱泉駐車場

天候

8月11日(土)　曇時々晴
8月12日(日)　曇時々晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

月山IC付近の国道112号から県道27号で大井沢方面へ向かいます。
根子沢の先で右折して地蔵峠方面へ。（古寺鉱泉の標識有り）
地蔵峠で右折して大規模林道へ入り、しばらく行くと右手に建物が見えるので、
そこを右折します。
あとは道なりにいくと終点の古寺鉱泉の駐車場に着きます。
ダートは無く、すべて舗装路なので快適に登山口まで着きます。
前日は道の駅にしかわで車中泊しました。ここには温泉が併設されていて、
料金は300円で、6:00〜21:00までの営業です。

コース状況／危険箇所等

駐車場付近はとにかくアブが多いです。
1日目はそれほどでもなかったので、夜明け頃まではあまり多くないようですが、
下山して来た時はゆっくり後片付けなどしていられません。車の出入りも素早く
しないと大変です。ちなみに、このアブは腰の辺りが白い帯状のカラーリング
になっているのでコシジロウと言われるそうです。

登山ポストは古寺鉱泉の前にあります。
水場は、一服清水・三沢清水・銀玉水・金玉水・竜門小屋と要所要所に
あります。何処もとても美味しいですが、特に銀玉水は朝日連峰随一
だそうです。

コース全体を通して特別に危険と思われる箇所はありませんでした。
ガスに巻かれた時の稜線は気を付けたほうが良いとは思いますが、
踏み跡やルートもハッキリしているので地図とコンパスを使用していれば
概ね問題は無いと思います。とても良く整備された登山道だと思いました。
おそらく各小屋の管理人さんや地元の方のおかげだと思いますので感謝
しなければなりません。

下山後の温泉は、今回は大井沢温泉に入りました。値段は300円です。
露天風呂はありません。
本当は柳川温泉に行きたかったのですがガソリン残量が心細かったので
そちらは翌日にしました。こちらも300円で、露天風呂もあります。
柳川温泉の向かいにある蕎麦屋さんで板蕎麦を食べたかったんですが、
あいにくお休みでした。

写真

8/11 5:03

古寺鉱泉を出発
ハナヌキ峰へのルートは建物の左側にあります。
鳥原山方面のルートは橋の手前を真っ直ぐです。

8/11 6:17

ちょうど良い頃合に、ハナヌキ峰直下の一服清水があります。

8/11 6:24

ハナヌキ峰分岐
ここで日暮沢小屋からのルートと合流します。
去年は大雨の中、日暮沢方面から登ってきました。

8/11 7:28

三沢清水を経て古寺山に到着です。
ここからは小朝日岳の先まで景色が広がります。

8/11 8:05

小朝日岳の巻き道分岐です。
往路は巻かずにピークを踏み締めます。

8/11 8:32

小朝日岳からは大朝日避難小屋も良く見えます。

8/11 8:32

小朝日岳からは大朝日岳と中岳も良く見えます。
y字雪渓はもう溶けてしまっていますね。

8/11 8:40

小朝日岳ピークの少し先からはこの先のルートも見えます。
晴とは言えませんが、まずまずのお天気です。

8/11 8:58

ルートの左眼下には崩落が進んでいる雪渓がありました。崩落の音も響いていました。

8/11 9:18

小朝日岳を振り返ります。
なかなか良い形をしています。

8/11 9:29

これも振り返った画像ですが、ここからは
気持ちの良い稜線歩きのスタートです。

8/11 9:43

きれいなお花1号
花の名前は無知です。

8/11 9:56

きれいなお花2号

8/11 9:57

きれいなお花3号
前のと同じような形で色違いですね。
可愛い形です。

8/11 10:08

銀玉水に到着です。
水場はルートの左手に10秒ぐらいです。

8/11 10:10

絶品のお水を頂きます。
位置的に、水源はY字雪渓でしょうかね？

8/11 10:16

少し登った所から銀玉水と小朝日岳を振り返ります。

8/11 10:16

きれいなお花4号
ニッコウキスゲでしょうか？

8/11 10:29

草原が広がってます

8/11 10:30

こちらは金玉水

8/11 10:36

小ピークを越えると大朝日岳と避難小屋が見えてきます。

8/11 10:41

大朝日避難小屋に到着です。
ここは定員100名のきれいな小屋です。
去年泊まりました。

8/11 10:57

大朝日岳に到着した時はガスの中でしたが、、、

8/11 11:04

少し待ったらガスが切れました。

8/11 11:15

こちらは中ツル尾根だったかな？

8/11 11:52

中岳への途中から金玉水越しに大朝日岳を撮ってみました。

8/11 12:01

小朝日岳だったかな？

8/11 12:04

8/11 14:07

竜門小屋に到着です。

8/11 14:11

きれいなお花5号

8/11 14:12

きれいなお花6号

8/11 14:39

これが、、、

8/11 14:39

こうなるのね。フムフム。

8/11 14:40

こうなる前は

8/11 14:41

こうなのね。

8/11 18:35

竜門小屋からは日没が見られます。
晴れていると最高だと思います。

8/12 5:38

翌朝は三方境方面へ

8/12 5:50

まずは南寒江山と寒江山へ

8/12 6:08

天気が持ってくれればいいですが。。。

8/12 6:18

寒江山付近は随所にお花畑が広がります。
写真だとあまり雰囲気がわかりませんが、
実際はもっと素晴らしいです。

8/12 7:04

三方境に到着。
眼下に赤い屋根の狐穴小屋が見えます。
以東岳のあまりの大きさにここで退散です。

8/12 7:18

三方池のある小ピークまで行って見ます。

8/12 7:25

三方池から狐穴小屋と以東岳

8/12 7:40

さて戻ります。
寒江山の登り返しもきつそうですね。

8/12 7:45

気持ちの良い稜線散歩が続きます。
至福の時間です。

8/12 7:49

お花畑越しの三面口方面の尾根

8/12 7:54

きれいな花7号

8/12 8:02

寒江山に到着

8/12 8:13

南寒江山から北を見る。

8/12 8:44

竜門小屋に戻ってきました。
ここで給水としばし休憩させていただきました。

8/12 9:51

眼下にお花畑が広がります。

8/12 11:22

中岳直下には慰霊碑がありました。

8/12 11:55

きれいなお花8号

8/12 12:05

大朝日避難小屋に到着

8/12 13:38

復路の小朝日岳は巻き道へ

8/12 14:23

本日最後の大朝日岳

8/12 14:45

三沢清水

8/12 16:32

古寺鉱泉に帰着。
古寺山辺りからは、暑さとエネルギー不足で結構バテバテでした。

撮影機器：

PENTAX Optio W90 PENTAX

感想

swyn

夏休みを利用して東北遠征に来ています。
飯豊と朝日で迷いましたが、昨年のリベンジということで、朝日連峰に
しました。鳥海山も近いですし。
朝日連峰は去年も同じ時期に訪れましたが、その際は暴風雨の仕打ちを
受けました。そこで今回はそのリベンジなのです。

昨年は日暮沢小屋から時計回りで大朝日岳・竜門山と巡りました。
今年は日暮沢小屋へ向かう林道が通行止めになっており、林道を30分以上
歩かなければならないという情報があったので、今回は古寺鉱泉から登りました。

古寺鉱泉からですと、周遊はできないので基本的にはピストンになります。
金に物を言わせて車両の回送を頼んで大鳥池まで縦走することも考えましたが、
ピストンで稜線散歩を2倍楽しめると考えてピストンにしました。

天気は快晴とは行かないまでも、曇時々晴で稜線の景色も満喫できたので良かった
です。

大朝日避難小屋までは割りと人も多かったですが、その先はすれ違う人も疎らで、
大朝日避難小屋から三方境の登山道ですれ違った人は10名に満たないと思います。


今回は竜門小屋に泊まりましたが、水洗トイレまで付いたとてもきれいな小屋
でした。管理人さん曰く例年この時期は満員だそうですが、今年は林道の通行
止めの影響で閑散としているとのことです。今回は2階に3名と1階に約5名だけ
でした。1階の方は管理人さんのお知り合いのようでしたので実質3名のみです。
管理人さんもとても親切で快適でした。
小屋からは夕日が見られるので、是非また泊まってみたいです。
朝日連峰の小屋はどこもきれいで快適な小屋が多いようです。
利用料は1500円です。

さて行程についてですが、当初は竜門小屋に2泊して2日目は以東岳までピストン
するつもりでしたが、3日目の天気が思わしくなさそうだったので三方境までの
ピストンにして1泊2日にしました。本当は三方境まで行って、以東岳のあまりの
大きさに心が萎えてしまったというのが正直なところです。。。
しかし、2日目に竜門小屋から三方境までピストンして古寺鉱泉までおりるという
のは、私の体力的には無理があったかもしれません。古寺山の登り返しのあたり
からの行程は、暑さとエネルギー不足のため本当にきつかったです。古寺鉱泉に
着いた時はもうヘロヘロでした。
ちなみに、稜線上も割りとアップダウンがあるので、累積標高差は結構大きい
かもしれません。自宅に帰還したら調べて見ます。

朝日連峰は25〜27年ほど前に2回程縦走しているのですが、寒江山辺りのアップ
ダウンが辛かったのと、縦走の締めの大鳥池の畔にまったりと泊まったのが
とても印象に残っています。
しかし東北の山は静かで良いですね。今年は5日間のリフレッシュ休暇というもの
が会社から与えられるので、秋にでもまた訪れたくなってきました。
紅葉の季節は最高でしょうね。