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Yamareco

記録ID: 2152187
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
京都・北摂

鷲峰山・三上山≪京都百名山≫

2019年12月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
山キチどん その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:37
距離
22.7km
登り
1,198m
下り
1,311m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:39
休憩
0:58
合計
7:37
8:14
85
9:39
9:44
15
9:59
10:02
21
10:23
10:23
50
11:13
11:13
31
犬打峠
11:44
12:13
41
12:54
12:56
27
白栖 4等三角点
13:23
13:28
37
14:05
14:13
44
14:57
15:03
48
15:51
ゴール地点
天候 曇り一時晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:JR関西線加茂駅から奈良交通バス原山BS下車
復路:JR関西線加茂駅
コース状況/
危険箇所等
和束・宇治田原町界尾根は車道・農道・登山道が混じり複雑
原山バス停
此処から歩き出し
2019年12月21日 08:14撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 8:14
原山バス停
此処から歩き出し
三本松三角点峰とP575
麓は茶畑が広がる
2019年12月21日 08:33撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 8:33
三本松三角点峰とP575
麓は茶畑が広がる
金胎寺表参道の途中にお地蔵さんがある
2019年12月21日 08:57撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 8:57
金胎寺表参道の途中にお地蔵さんがある
林道に乗り上ると「下乗」の石碑
2019年12月21日 09:27撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 9:27
林道に乗り上ると「下乗」の石碑
金胎寺の多宝塔(重要文化財)
2019年12月21日 09:32撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 9:32
金胎寺の多宝塔(重要文化財)
鷲峰山(682m)山頂の宝篋印塔(重要文化財)
2019年12月21日 09:37撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 9:37
鷲峰山(682m)山頂の宝篋印塔(重要文化財)
鷲峰山(682m)山頂の案内板
2019年12月21日 09:38撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 9:38
鷲峰山(682m)山頂の案内板
1等三角点「鷲峯山」(681m)
2019年12月21日 09:59撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 9:59
1等三角点「鷲峯山」(681m)
1等三角点「鷲峯山」の傍らに”天測点”がある
2019年12月21日 09:59撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 9:59
1等三角点「鷲峯山」の傍らに”天測点”がある
1等三角点「鷲峯山」峰からの展望
2019年12月21日 09:59撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 9:59
1等三角点「鷲峯山」峰からの展望
和束・宇治田原町界尾根より茶畑越しに大焼山(429m)、高尾山(443m)を望む
2019年12月21日 10:38撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
12/21 10:38
和束・宇治田原町界尾根より茶畑越しに大焼山(429m)、高尾山(443m)を望む
斜面は全て茶畑
2019年12月21日 11:14撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
12/21 11:14
斜面は全て茶畑
奥岸谷山(522m)山頂
2019年12月21日 11:44撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 11:44
奥岸谷山(522m)山頂
観客席のような茶畑
2019年12月21日 12:34撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
12/21 12:34
観客席のような茶畑
奥岸谷山(522m)、鷲峰山(682m)
白栖三角点北稜線より
2019年12月21日 12:46撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 12:46
奥岸谷山(522m)、鷲峰山(682m)
白栖三角点北稜線より
奥岸谷山(522m)
2019年12月21日 12:47撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 12:47
奥岸谷山(522m)
4等三角点「白栖」(484m)
2019年12月21日 12:53撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 12:53
4等三角点「白栖」(484m)
北山(487m)山頂
2019年12月21日 13:22撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 13:22
北山(487m)山頂
北山(487m)
2019年12月21日 13:48撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 13:48
北山(487m)
三上山(473m)山頂
2019年12月21日 14:05撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 14:05
三上山(473m)山頂
鳴子川渡渉点
海住山寺への登路が続く
2019年12月21日 14:37撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 14:37
鳴子川渡渉点
海住山寺への登路が続く
海住山寺文殊堂
2019年12月21日 14:58撮影 by  ILCE-6500, SONY
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12/21 14:58
海住山寺文殊堂
海住山寺山門
2019年12月21日 15:06撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/21 15:06
海住山寺山門

感想

 長距離縦走なので6時の奈良線で出発した。加茂駅で同行者と合流し和束町原山へのバスに乗った。全区間京都府下を走るのに何故か奈良交通バスが進出している。原山の集落は船屋坂三角点峰の急な斜面の南側に広がり、鷲峰山の表参詣道とされる東海自然歩道を歩いた。原山地区の茶畑は山の上まで拓かれ、中でも円形茶園は特異な景観で知られている。参詣道は船屋坂三角点峰の中腹を巻いて進むと東に張出した処の東屋の中にお地蔵様が鎮座していた。やはり古来の参詣道であることが窺えた。清水谷川を上る道となり林道に乗り上ると大きな石に「下乗」と刻まれ、金胎寺の寺域に入ったことを知らされた。
 山門に到ったが入山料を取られるので門内には入らず折り返すように林道を辿って行くと彌勒殿や多宝塔、行者堂のエリアに達した。多宝塔は永仁6年(1298年)の建立で重要文化財に指定されている。更に登って行くと鷲峰山(682m)山頂で此処にも鎌倉時代の重要文化財の宝篋印塔があった。宝篋印塔の案内板を兼ねた山頂標識を前に記念撮影をして北尾根へと下った。道は不明瞭で木立の中を適当に下って行くと林道に飛び出した。電波塔の取付道路が分岐する処から東のピークに這い上がった。
681mのピークには1等三角点「鷲峯山」があり東方向の展望が得られた。此処には六角形のコンクリート柱の“天測点”があった。大文字山で見たのは同じ形で“菱形基線測点”だった。この天測点は用途が少し違い、戦後1等三角点網の東京基点からの捻じれを補正するため全国48箇所の1等三角点の傍に設置された観測台で天文測量が行われた遺物である。
 来た道を戻り、林道を歩き鷲峰山の西側を巻いて宇治田原町平岡への道を見送り、和束町と宇治田原町の町堺尾根を辿った。林道と登山道、農道が入り交じり地形図に無い道も沢山あり、ルートファインディングに神経を使うエリアだ。地形図には「∴」の記号が点在している。余り見慣れないがこの地域ならではの茶畑の記号で稜線にまで点在している。斜面に広がる刈り込まれた茶畑の景観は美しく、展望も得られるので気持ちが良い。
4等三角点「三本松」を目指していたが一つ先のピークまで行ってしまい三角点は断念した。犬打峠(368m’)に下り茶畑の農道を登り返した。農道から登山道に分かれ稜線を進んだ。踏み跡を辿り稜線からはみ出した奥岸谷山(522m)に達した。3等三角点「腰越谷」が置かれているが展望は得られなかった。昼食休憩を取っているとやはり12月、体が冷えてきて早々に出発した。
 南に続く稜線は複雑な地形で地形図を確認しながら進んだ。ルートから外れる中栖三角点へは藪を這い上った。稜線には地図に無い農道があり暫く歩くとまた道が無くなり藪に突っ込だが問題なく4等三角点「白栖」(484m)に到った。谷の源頭を3本巻き込むように半円を描いて北山へと進んだ。一つ手前のピークには「P490」の黄色いプレートが掲げられていたが標高点でもないようだ。南に下り北山(487m)山頂に到ったが樹林帯で展望は得られなかった。
 P490の西端に戻り北へと下り縦走路に戻った。左手に登山道が分岐したがコンパスで確認するが少し方向が違うようでそのままメインの道を進んで行くと段々コンパスの矢印が北を示し出しこれはおかしいと引き返し左手の道に進んだ。この後は比較的直線的に南西に進み登り返し峠を越え谷の源頭の右岸の稜線を下り鞍部から三上山への登りが始まるという複雑さ、登り口に「三上山へ」と表示があり始めて丁寧な指導標を見た。
 京都百名山に選定された三上山(473m)は、3等三角点「三上山」が設置され、傍らに展望櫓が設置されていた。手摺りが異常に高く展望の邪魔。北東方向には北山と鷲峰山が重なって見え長い尾根を歩いて来た実感が得られた。南に下る道があり下って行くと林道に飛び出す寸前に「冒険の道」なる登山道が稜線に続いていた。地形図には点線道だけが描かれているが、林道がそれだと思い冒険の道はいったいどこに行くのか情報がなくどっちに行ったものかと思案したが、車道を歩くよりは“冒険”してみようと登山道を進むことにした。
 分からない道を進む不安を持ちながら何れにしても鳴子川に下るだろうと進んで行くと結果は林道の方が地図に無い道で冒険の道が歩こうとしていた道だった。この林道はグーグル地図には既に描かれている。鳴子川右岸に達し渡渉して南側の谷間に付けられた道を登って海住山寺へと向かった。稜線に到ると「←海住山寺 神堂寺→」の標識があり左手に進むと少し下って海住山寺(かいじゅうせんじ)の境内に達した。通過だけでも入山料100円が必要とあるが安い。桜の広場から加茂の街が俯瞰出来、関西線のトンネルがある大野山(204m)が木津川沿いに存在感を持っていた。
 本道に到ると生憎、工事中で覆いが被さっていた。五重塔は建保2年(1214)の建立で国宝に指定されている。本堂の十一面観音立像は重要文化財で拝観するには追加で300円必要、工事中の本堂、しかも登山靴を脱ぐのが面倒でパスした。離れた処にある山門は歩いてこそ通ることができる。後は車道歩き3.5劼撚談弍悗鯡椹悗靴拭のどかな茶畑の縦走を終え加茂駅到着、駅前のローソンで缶ビールを買ってホームの待合室で乾杯して帰路に着いた。

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