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Yamareco

記録ID: 216052
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無雪期ピークハント/縦走
大雪山

大雪山(旭岳)からトムラウシ(過去山行)

1991年08月12日(月) ~ 1991年08月14日(水)
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GPS
46:00
距離
49.0km
登り
2,439m
下り
3,421m

コースタイム

8/12 姿見池ロープウェイ駅16:00→16:45旭岳避難小屋
8/13 旭岳避難小屋03:30→旭岳05:00→15:30ヒサゴ沼避難小屋
8/14 ヒサゴ沼避難小屋04:00→トムラウシ07:00→ヒサゴ沼避難小屋09:30→天人峡温泉14:00
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
旭岳ロープウェイ山頂駅より登山開始
旭岳ロープウェイ山頂駅より登山開始
朝焼けの旭岳
旭岳山頂
トムラウシ方面を旭岳より望む
トムラウシ方面を旭岳より望む
トムラウシへの縦走路へ
トムラウシへの縦走路へ
コマクサ
夜明けのヒサゴ沼
2012年08月12日 10:09撮影
8/12 10:09
夜明けのヒサゴ沼
池に映えるトムラウシ
池に映えるトムラウシ
トムラウシが間近に
トムラウシが間近に
あまりにも綺麗だった
あまりにも綺麗だった
トムラウシ山頂より旭岳方面
トムラウシ山頂より旭岳方面
トムラウシ山頂
第一公園付近
滝見台より、天人峡はもうすぐ
滝見台より、天人峡はもうすぐ

感想

過去の山行記録です。

利尻を離れた船は稚内港に着いた。最北の町稚内は寂しい港町である。 当初はここより夜行に乗り、旭川に向かうつもりだったが、寝不足によりダウン。稚内で一夜を過ごした。朝のバスで旭川に向かう。外は雨だった。
旭川より旭岳行きのバスに乗る。降りるとき、お金を払おうとしたらと、「行きは無料です」と言われてびっくり。旭岳ロープウェーを利用して姿見の池に向かう。雲の流れが早い。もしかしたらと期待していたら、パッと日が射してきた。今日は旭岳避難小屋泊まりなので、ロープウェー山頂駅からは約40分の歩き。
小屋には先客が2人いただけであった。しかし、一階は壊れていたので、二階に上がる。荷物を広げて、明日の晴天を期待して寝た。
翌日、朝3時起床。3時30分出発。薄暗い中を歩き始める。「今日はヒサゴ沼避難小屋迄は行きたい」と思う。あたりが明るくなるに従い、素晴らしい景色が広がってきた。遥か十勝岳迄見える。ガレ場の登山道をゆっくり登る。旭岳の頂上に着くと、そこには広大な大雪の山々が広がっていた。
旭岳で初めて朝食のマクドナルドのハンバーガーを食べながら、心ゆく迄、大雪の山々を眺める。腹もいっぱいになってからトムラウシの縦走に入る。稜線漫歩と行った感じであり、晴れ渡った空の下歩き始める。今思えば。もっとゆっくり歩けばと思うのだが、この時は、トムラウシ迄の長い距離のことで頭がいっぱいで飛ばすように進む。道の側にはコマクサが咲いていて手つかずの自然があちこちに溢れんばかりに展開されている。
熊注意の立て札を見て慌てキーホルダーを2つくっつけガチャガチャ言わせながら高根ヶ原の道を進む。忠別岳を過ぎて化雲岳に着く頃、セーターを忘れてきたことに気づく。忠別岳のところだ。もう引き返す余力はない。
神遊びの庭で一瞬、直接、トムラウシに行くことも考えたが、ヒサゴ沼避難小屋に早く行かないと小屋がいっぱいになるということを考えて小屋に向かうことにした。
ヒサゴ沼(沼といっても美しい池という感じ)避難小屋は果たしてすでにいっぱいでやっとの思いで余地を見つけて割り込む。二階の冬期の出口のところであり、この二階の出口から外に出る人に何回も踏まれそうになった。
翌日、今日も朝4時に出発した。サブザックでトムラウシにアタックである。暗い中を進む。日本庭園の手前あたりは確かに素晴らしい。ロックガーデンのあたりに近づくとピィピィというナキウサギの声。それにしてもトムラウシは遠い。なかなか近づかない。朝もやの中を進む。北沼にさしかかった頃、霧がサーっとひいた。突然、ゴツゴツとしたトムラウシが姿をあらわす。美しいと思うより、ゲッ!まだあんなにあるという思いの方が強かった。まさしく、岩を登るという具合でトムラウシの最後の登りを進む。
着いた!ついにトムラウシの立て札が見えた。眼下に広がる景色をしばし見とれる。十勝岳への縦走路を歩く人々。その人々に思いを馳せる。
下山。再び、ヒサゴ沼避難小屋に戻る。荷物をまとめて、天人峡へ向かう。化雲岳、小化雲岳を経て長い長い天人峡への道を歩く。長い道とぬかるみ。途中から完全に嫌になってしまった。第一公園の美しい景色も目に入らない。ぶつぶつ言いながら下る。
やっとの思いで羽衣ノ滝に着く。ここで二人連れ(夫婦と思ったが恋人同士だった)と言葉を交わす。後は力任せに天人峡へ。そこで温泉に入り汗を流した(ここでも先ほどの二人連れの男性と再び一緒になった)。
バスで一路、旭川へ。終わったという思いの充実感が身体に広がり心地よかった。

PS 旭川で安宿をとった後、あの二人連れと再び一緒になり、意気投合して一緒に飲み屋さんへ。そして、二人と別れた後、どうしても石狩鍋を食べたくて再び飲み屋に一人で入ったが、完全に酔いつぶれ、死んでしまった。

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