まさかの通行止め「大室山」
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- GPS
- 10:31
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,950m
- 下り
- 1,939m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 9:59
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大室山へは西丹沢ビジターセンターからはアクセス不可能(通行止めの標識あり)投稿写真参考にしてください。 他の方のレポートでは、みな通行しているので案内板の撤去忘れなのか、他の登山者が、それを無視して登山しているのかは分かりません。 その為、今回の登山では登山道を通り、加入道山経由で大室山へ向かうルートではなく、用木沢出合から大室山分岐へ向けて直登するルートでのアクセスとなりました。いち早く登山道の復旧を願います。 |
写真
感想
道の駅山北で前日から仮眠をとって、西丹沢ビジターセンターにやって来た。
まだ暗闇の中、準備を済ませビジターセンターを出発。しばらくは照明器具片手に舗装道を進んでいく。キャンプで来ている方々は、まだ眠っているようだった。
明るくなってきた頃、橋にポッカリと穴が開き歩行者一人分のスペースしかない道を通り過ぎて手沢に到着。
標識をよく見ると、通行止めの案内があった。今回の予定では、加入道山から大室山に向かうはずであったが通行止め。仕方なく犬越路経由で大室山まで向かおうとしても通行止め。どうしよう?
少し考え、引き返そうと歩き出した。しかし、野性的本能が頭をよぎり「直登すればいいのか?」と、地図とのにらめっこが始まった。
少しの間地図を見ていると、今いる場所から大室山と犬越路との間に向かって伸びている尾根があることに気づいた。
頭の中で「仕方がない、この尾根を突き進もう」と、決心をした。出だしは急な斜面だったが、尾根に乗ると急ではあるが意外と行けそうな斜面だった。
道なき道を登っている最中では、野生動物を観測するためのカメラが多く設置してあり、どこかのカメラに自分が写っちゃっているんじゃないか?と心配になりながら休み休み登って行った。
しばらく登り、フェンスの設置作業を行なう為の資材が置いてあり、良く確認すると通常の登山道に合流したことが分かった。あとは、整備された登山道を歩ける事が分かり、ホッとして休憩を取った。
大室山方面に歩き出すと次第に展望が良くなり、見事な姿の富士山を拝む事が出来た。そんな中、「大室山・犬越路分岐」に辿り着くと、逃げるかのように小屋の中に入って行く人影を見た。良く見ると工事現場の現場事務所の様だが、正月休みにこんな寒い場所に人が居るなんて・・・と、いろいろな妄想をしながら大室山に向かう。
分岐から山頂までは、ほぼ平らだったのであっという間に感じた。
山頂からは展望がなく、長居をしても仕方がないので写真を撮ってすぐに引き返した。歩いている最中は、所々で木々の隙間から遠くの白く雪の積もった山々が見える程度。
先程の分岐を過ぎ、よく整備された木でできた階段をグングン下って行く。気付くと前方に山小屋が見えて、そこは犬越路だった。丁度お昼の時間帯だったので、小屋の外のベンチで食事を取る事にした。ちなみに、この山小屋はトイレもあり宿泊もできそうだった。
食事も終わり、次の目的地「檜洞丸」に向け登り返していく。小笄、大笄、といくつものピークを過ぎ「檜洞丸」に着いた時には疲労感がいっぱいだった。ここまでの稜線歩きでは、進んでいる進行方向の真裏にあたる大室山方面と、東京の大岳山方面の景色がとても良かった。
とくにいつもなら東京の山を登り丹沢方面の山々を見ているが、今回初めて丹沢から東京方面の山々を見て思ったことは、「意外と近いんだな〜」と。車で来るとぐるっと回らなければならないので遠く感じるが、山の上から見ると意外と近い。
それと東京方面から丹沢方面を見ると、まず富士山が目に入ってしまい丹沢山系の事など無視してしまいがちかな?と実感をした。
檜洞丸山頂では「山荘まで1分半」との表記、まさか営業をしていないだろうと思っていたが、行ってみると営業をしていてビックリ!これなら、この山小屋に泊まって縦走すればよかったと後悔した。
下山は足早に進んでいく、高低差約1000m。結構、足に負担が来る。それでも割と緩やかな下りだったので順調にビジターセンターまで下山することができた。
今回、神奈川に遠征に来て3日間。予定通り、関東100名山5座を登頂できて有意義な山歩きだった。丹沢山系の関東100名山残り3座は、また来年にでも予定して来よう!
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