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Yamareco

記録ID: 217757
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ハイキング
日光・那須・筑波

また行きたい那須岳三斗小屋温泉

2012年08月19日(日) ~ 2012年08月20日(月)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
31:17
距離
14.9km
登り
1,046m
下り
1,337m
歩くペース
ゆっくり
3.03.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(19日)10:30山頂駅‐11:00茶臼岳‐11:40峰の茶屋跡(昼食)‐12:10牛ヶ首‐12:30姥ヶ平‐13:50三斗小屋温泉(大黒屋)
(20日)7:30三斗小屋温泉発‐8:50大峠‐10:30三本槍岳(休憩)‐11:05北温泉分岐‐12:00朝日岳‐12:10朝日の肩で昼食‐12:55峰の茶屋避難小屋‐13:30峠の茶屋‐14:10大丸温泉で入浴
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行きは那須塩原駅からバスで山麓駅
帰りは大丸温泉からバスで黒磯駅
コース状況/
危険箇所等
危険なところはない。18日は大雨と落雷でロープウェーの電話が不通になったそうで、三斗小屋温泉の旅館のもキャンセルが相次いだと言っていた。三斗小屋から大峠への道は3か所沢を渡渉する。増水で渡れるかどうか心配したが、まったく問題なかった。この山域は有名な風の通り道だと聞いていた。2日間ともそよ風程度で稜線の風は汗をぬぐってくれて気持ちよかった。道中、ぬかるんでいる箇所はあったが、気になるほどではない。熊除け鈴をずっとつけて歩いた。熊よりも樹林帯では猿がきゃきゃ騒ぐのを耳にした。三斗小屋の住人は猿が増えすぎて困っていると言っていた。  
茶臼岳のガレ地に咲く花。
茶臼岳のガレ地に咲く花。
茶臼岳は人でいっぱい。遠足で来ている小学生もいました。
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茶臼岳は人でいっぱい。遠足で来ている小学生もいました。
茶臼岳頂上の祠。頂上の温度計では16度C。
茶臼岳頂上の祠。頂上の温度計では16度C。
お鉢(火口)を望む。
お鉢(火口)を望む。
茶臼は気象庁指定の活火山。
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茶臼は気象庁指定の活火山。
峰の茶屋避難小屋。茶臼と朝日岳を結ぶコルに位置する。強風で有名らしい。
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峰の茶屋避難小屋。茶臼と朝日岳を結ぶコルに位置する。強風で有名らしい。
いたるところに噴煙。
いたるところに噴煙。
無限地獄の噴煙はゴーという音がしている。
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無限地獄の噴煙はゴーという音がしている。
調査中。
リンドウ。
調査中。
リンドウ2.
調査中。
早くも紅葉が始まっている。
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早くも紅葉が始まっている。
牛ヶ首付近から茶臼を望む。
牛ヶ首付近から茶臼を望む。
ひょうたん池の分岐。
ひょうたん池の分岐。
この木道を進むとひょうたん池。
この木道を進むとひょうたん池。
なんてことはない池だった。木道から降りるな、と指示があり、近くまで行かなかった。
なんてことはない池だった。木道から降りるな、と指示があり、近くまで行かなかった。
沢を渡渉する。
ギボウシ。
三斗小屋温泉大黒屋の私が泊まった個室。山小屋ではない、旅館である。
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三斗小屋温泉大黒屋の私が泊まった個室。山小屋ではない、旅館である。
岩風呂。ぬるめの湯。クワガタが舞い込んできた。
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岩風呂。ぬるめの湯。クワガタが舞い込んできた。
水場。想像していたより冷たくなかった。
水場。想像していたより冷たくなかった。
大風呂。湯は熱い。湯船を独り占め。窓は開け放たれ半露天風呂の雰囲気。
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大風呂。湯は熱い。湯船を独り占め。窓は開け放たれ半露天風呂の雰囲気。
宿泊の部屋から本館を望む。
宿泊の部屋から本館を望む。
夕食前に自宅から持ち込んだバーボンの水割り、つまみはチーズかまぼこ。
夕食前に自宅から持ち込んだバーボンの水割り、つまみはチーズかまぼこ。
夕食はお膳で各部屋に運んでくる。ごはんの炊き方が上手でとてもうまい。サケのフライ、ぜんまいの煮つけ、キュウリの漬物、トマト、レタス、山芋のとろろ、豆腐の味噌汁、デザートはオレンジ。
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夕食はお膳で各部屋に運んでくる。ごはんの炊き方が上手でとてもうまい。サケのフライ、ぜんまいの煮つけ、キュウリの漬物、トマト、レタス、山芋のとろろ、豆腐の味噌汁、デザートはオレンジ。
大黒屋さん、とてもいい時間を過ごせました。ありがとう、また来ます。2階右側の部屋に私が泊まった。
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大黒屋さん、とてもいい時間を過ごせました。ありがとう、また来ます。2階右側の部屋に私が泊まった。
大峠への道は樹林帯と沢沿いを進む。
大峠への道は樹林帯と沢沿いを進む。
3回、沢の渡渉がある。前々日の激しい雷雨で心配したが、まったく問題なかった。
3回、沢の渡渉がある。前々日の激しい雷雨で心配したが、まったく問題なかった。
ウツボグサ。
大峠。旧会津中街道の要衝だったらしい。
大峠。旧会津中街道の要衝だったらしい。
大峠から流石山を望む。
大峠から流石山を望む。
ウツボグサ。
三本槍岳に向かう途中、来た道を振り返る。写真で写っていないがお花畑が随所にある。
三本槍岳に向かう途中、来た道を振り返る。写真で写っていないがお花畑が随所にある。
ウメバチソウ。
日光連山。
シャジン。
アキノキリンソウ。
アキノキリンソウ。
キイチゴ。
マルバダケブキ。
マルバダケブキ。
キイチゴ。
三本槍岳へ続く稜線。暑かったが気持ちいい尾根歩き。
三本槍岳へ続く稜線。暑かったが気持ちいい尾根歩き。
シャクナゲ。
シオガマトモエソウ。
シオガマトモエソウ。
流石山方向。
鏡ヶ沼。
三本槍岳はもうすぐだ。
三本槍岳はもうすぐだ。
シャジンの群落。
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シャジンの群落。
三本槍岳の頂上。一人だけ先着がおりました。
三本槍岳の頂上。一人だけ先着がおりました。
朝日岳(左)、茶臼岳(右)を望む。
朝日岳(左)、茶臼岳(右)を望む。
頂上にいた方に撮っていただきました。
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頂上にいた方に撮っていただきました。
会津の山々を望む。飯豊、大朝日、燧岳、会津駒など見えるそうだが、私にはどれがどれだかわかりません。
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会津の山々を望む。飯豊、大朝日、燧岳、会津駒など見えるそうだが、私にはどれがどれだかわかりません。
清水平の木道。
朝日岳。
朝日岳山頂へ向かう。あっという間に着く。
朝日岳山頂へ向かう。あっという間に着く。
頂上。ガスって眺望はいまいち。
頂上。ガスって眺望はいまいち。
朝日岳から峰の茶屋跡へのルートは鎖場が続く。風がないと危険な感じはしない。
朝日岳から峰の茶屋跡へのルートは鎖場が続く。風がないと危険な感じはしない。
峰の茶屋避難小屋。
峰の茶屋避難小屋。
朝日岳よ、また会う日まで。
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朝日岳よ、また会う日まで。

感想

 那須岳という山はなく、茶臼、朝日、三本槍など那須5岳を総称して那須岳というと深田久弥の百名山にある。ロープウエーから30分ほどの茶臼岳は荒々しい山容だが人が多い。喧噪の茶臼岳を山屋はわざと外すらしい。僕の行った日も小学生の遠足グループが大勢いたが、僕はきちんと山頂を踏んできたぞ。
 那須岳周遊コースは、ガレ場、樹林帯、沢沿いの道、尾根歩きと変化に富むが危険なところはない。リスクは天候次第だと思う。2日間とも好天に恵まれ、ついていた。夜は遠雷が鳴って雨音がしていたが、小1時間で止んだ。
 山行の目的は三斗小屋温泉だった。秘境の温泉のうわさにたがわず、極上の時間を過ごすことができた。三斗温泉小屋は茶臼岳から山道を自分の足で約2時間歩かなければならない。車では行けない。物見遊山の客を断固排除する姿勢がうれしい。
 日帰り入浴は不可、風呂に入りたければ宿泊しなければならない。1480辰亮林帯に突如、温泉宿が現れる。山小屋でない、れっきとした旅館だ。僕の泊まった「大黒屋」には大風呂(湯が熱い)と岩風呂(湯がぬるい)がある。1時間ごとに男女入れ替え制である。日曜の夜の宿泊客は僕を含め6人(男2人、女6人)。風呂好きの僕は大風呂、岩風呂に2回ずつ入った。湯船を独り占めするゴージャスぶり。風呂場の窓はすべて開け放たれ半露天風呂といった雰囲気だ。もちろん石鹸の使用は禁止。のんびり湯につかり、無垢の自然を眺めるだけである。
 岩風呂ではクワガタが舞い込んできた。場違いなところに気づき、外に出ようと垂直の壁を必死に登ろうとする。クワガタは岩登りの三点支持の要領で登っていく。ところが、確保の手がかりが見つからない。壁の中途まで来て落下してしまう。懲りずに何回も繰り返す。僕は湯につかりながらぼーっと見ている。時間がゆっくり流れる。
 夕食、朝食がまたいい。部屋ごとにお膳に乗せて運んでくる。夕食を済ませるとやることがない。自宅から持ち込んだバーボンを水場から汲んできた水で割る。9時消灯。しじまの中で眠りにつく。
 郵便も届かず、携帯電話も通話不能、テレビもない情報遮断地区にまた来るぞ。三斗小屋温泉、いい時間をありがとう。
 (注)ルート図はガーミンの操作ミスで作成に失敗。他の人の記録から似たルートをコピーしました。僕の行ったコースは茶臼岳を登ったあと、峰の茶屋跡から牛ヶ首〜姥ヶ平と回りました。あとは一緒です。

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コメント

ご一緒したかったです
この山域は4年ほど前に会長、ねぎさんと一緒に行きましたが、那須連峰の荒々しく雄大な風景と三斗小屋温泉の居心地の良さは忘れられません。帰省中で同行できなかったのが悔やまれます。さて、ご用命の花調べですが、ちょっと余裕がないので取りあえず分かる範囲でお答えします。他は少し時間を下さい。

21=ギボウシ(コバギボウシ?)
32&35=ウツボグサ?
  (またはタツナミソウ? シソ科なのは確実)
38=ウメバチソウ?
  (ハクサンフウロはふつう薄紫色、ハクサンイチゲとも雄しべの付き方が違う感じです)
40=シャジンの仲間だと思いますが、低山に咲くソバナやツリガネニンジンかも知れません。岩場ならイワシャジンの可能性が高い。あるいはハクサンシャジン、ミヤマシャジンなどもありえます。残念ながら私には判別できません。現物を図鑑と突き合わせないことには……
41=アキノキリンソウ
42&44=木になっていたならキイチゴ類で、食べられます。英語なら「ラズベリー」、仏語なら「フランボワーズ」ですね。
43=マルバダケブキ
(この時期、山で目立つ花。雲取山、鷹ノ巣山を結ぶ石尾根に群落があります)
48=シオガマトモエソウ?
(これは自信ありません。ネットで調べました)
2012/8/23 19:14
雪友さんありがとう
お忙しいのにすいません。直しておきます。
2012/8/23 19:27
プロフィール画像
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