白馬岳(猿倉ピストン・日帰り)
- GPS
- 06:47
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 1,756m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前5時までなら停められるが6時では難しいと思われる。第二駐車場は狭いのでこちらを入れても6時だと厳しいのでは。 駐車場が一杯になった場合には、八方スキー場の第五駐車場からバスorタクシーのよう。帰りにはたくさん停まっていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所は特になし。まあ、書くまでも無いですが大雪渓での落石は注意が必要 |
写真
感想
聖岳に登ろうと思っていたが便ヶ島までの道路が8月上旬の段階で崩落しているようだったので、白馬岳へ変更。
まだ夏休み中なので駐車場が心配だった。停められなかったら五龍岳に登れば良いかと思いつつ出発。
午前4時45分ごろ猿倉の駐車場に到着したが、第一駐車場は空きが10台くらいしかなかった。第二は狭いので6時ではアウトだったと思う。
駐車場で日があけ始めると山が見える。ガスってなくクリア。今日は天気当たりの予感。
大雪渓歩きがあるので、軽アイゼンは必須かと思いザックへ。ストックは迷ったが、もって行かないことにした。行ってきた感触ではアイゼンは必須、ストックは不要かな(あっても困らないけど)。
猿倉へは9年前に一度来ている。白馬岳への登山ではなく、7月に大雪渓で山スキーしようとして来た。当時は登山していなかったので、このとき初めて登山靴を購入。ザックは学生のときに通学に使っていた貧弱なザック。今思うと無謀なことしてたなぁ。でも、意外といろいろなことを覚えていた。
さて、猿倉から白馬尻山荘までは車も通れるような砂利道を歩く。距離はあるけど、傾斜もなく、歩きも楽なので問題ない。
白馬尻から30分くらい歩くと大雪渓に到着。ずいぶん後退している。ちなみにここでは夏道=雪渓、秋道=雪じゃない道という定義らしい。夏道=雪じゃない道、という概念を打ち破られた。
雪渓、硬かった。雪ではなくすでに氷。まあ、溶けたり凍ったりを繰り返しているのだろうから仕方ない。何気に雪渓はアイゼン無くても大丈夫かな?と考えていたけど、凍っているのでアイゼン無しではちょっと怖い。また、小さくなったと言っても1時間近く歩くので面倒でもアイゼンを付ける方が得だと思う。
雪渓過ぎると今度は岩場の急登が始まる。雪渓があるからなのか、水が多く、岩場が濡れている箇所が多く、滑ってなかなか怖い。あと、浮石もかなり多い。
白馬岳、登山道全体で景観がすばらしいので人気あるのは分かるが、割と危険な部類に入ると思う。メットしている人は少ないが、メット被った方が良いと思う。
急登を1時間ほど行くと稜線に出る。稜線に白馬岳頂上宿舎がある。小屋が見えたとき「頂上小屋か?」と思ったら、右手のより標高高いところに白馬山荘が見える。あれ?向こう(白馬山荘)が頂上小屋?とちょっとパニック。
小屋を過ぎて完全に稜線に出ると剱岳、立山方面がお目見え。思わず「おぉ」と声を上げてしまう。剱岳ではまったく景色を拝めなかったのでムチャクチャうれしい。先週はあそこに立ったのか、というのも感慨深い。先週天気よければ、こっちが見れたんだろうなぁ、とも思ったけど。
少し雲がかかっていたけど、槍も少し見れたし、大満足。
頂上宿舎から30分弱で白馬山荘。ムチャクチャでかい。おまけにレストランまである。他の方のレポート見ていて小屋でのコーヒー=レストランでコーヒー、と書いているのかと思ったら、本当にレストランがあった。ちょっとびっくり。
山荘から15分登ると頂上。栂池方面はガスでまったく見えなかったが、そっちは一応景色知っているし、まあ、良しとしよう。まあ、いつも見ているのと逆方向からの景色には興味あったけど。
山荘まで戻って昼食。9時くらいだったが人がまだ少なく、椅子&テーブルも自由に使えてよかった。
ここまでは、非常に快適な山行だった。
下り。多量の人が遅れて登ってきており、登る人とのすれ違い待ちで何度も止まらざるえなく、非常にストレス溜まった。
特に雪渓までの道は狭く、浮石も多いので、すれ違いや下に人がいると非常に気を使う。
半分くらいまでは「仕方がないか」とニコニコしながら道を譲っていたが、20〜30人の大集団をいくつも待たなければならなくなり、後半は笑顔が消えていたと思う。
まあ、自分だって一登山者に過ぎないので、文句を言う権利など無いが・・・つらい。夏休み中だしなぁ。
雪渓まで来ると歩くスペースが広いので、すれ違いを待つ必要も無くなり、駆け足で下る。スキーがあれば・・・と少し思ったけど、雪面の凹凸が大きすぎて返ってつらそう。でも、白馬尻でスキー板を担いだ人とすれ違った。滑るんだろうな、とわかっていたのであえて聞かず、ニヤッと笑ってすれ違った。不気味だったと思う。
12時前に駐車場に到着。午前中で終了してしまった。
あまりにシャツが汗で濡れていたので、着替えていると停める場所を探してうろうろしている車があった。「すぐに空きますよ」と声をかけて、慌てて出発準備。
途中、八方温泉というヒナビタ温泉で汗を流し、大町でお気に入りの蕎麦屋へ。14時までなので、早く降りてきた甲斐があったかな。
白馬岳、人気の理由が良く分かるほど登っていて楽しいところだった。
人がもっと空いた時期に仲間を連れて登りに来たいと思った。
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