REVENGE COMPLETE①-女王様の美しさを楽しみに仙丈ケ岳へ


- GPS
- 05:50
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,256m
- 下り
- 1,261m
コースタイム
-7:51~56大滝ノ頭(五合目)-8:12六合目-8:39~45小仙丈ケ岳-9:03八合目
-9:37~53仙丈ケ岳山頂-10:05~11仙丈小屋-10:39~47馬の背ヒュッテ
-10:53~55大滝の頭分岐-12:14大平山荘-12:30~34北沢峠-13:20仙流荘
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
を南進、突き当たった国道361号線を左折して東進。新山入口交差点を右折して県道 210号線を進んで橋を渡ってすぐの三峰川橋南交差点を左折して県道209号線を東進。 小原交差点を右折して国道152号線を東進。右手に美和湖を眺めながら進み、湖の端 辺りまで来ると「仙流荘」の案内板があるので、それに従って左折し、しばらく進む と「仙流荘」に到着。この周辺に無料駐車場がありますので、ここに駐車し、ここ から北沢峠行きのバスに乗り換え。ばすは、片道1100円+手回り品料金200円が別途 かかります。(往復で2600円)北沢峠までは約1時間。途中、運転手さんが見どころ でスピードを緩めて説明していただきました。 ※この日は、人が多いということで、始発6:00よりも早く、5:30から運転を開始 しました。私は、6番目のバスに乗りましたが、まだかなりの人が並んでいま した。 帰りも臨時便があり、下山してすぐ(12:30)に出発するバスに乗り込んだ ため、13:20には仙流荘に戻ってくることができました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
バス乗り場の「仙流荘」のバス停に登山ポスト有り。しっかりと提出して出発。 基本的にはしっかりと整備された登山道の歩きでしたので、指標は分岐にある程度 でしたが、踏み跡もしっかりとありますので、迷うことはないと思います。 登りに使った小仙丈尾根ルートは、五合目の大滝ノ頭までは展望のない林間の歩き となります。(途中、何ヶ所かで甲斐駒や北岳が林間から見えます)ダケカンバの林 からハイマツ帯に変わる辺りで森林限界を超えると前方に小仙丈ケ岳のピークが 見えてきます。この辺りからは展望も良くなり、途中からは富士山も見えてきて、 標高1・2位の両方を眺めながらの登りとなります。小仙丈からは稜線歩きとなり、 岩場もありますが、マークに従って進めば問題ないと思います。 下りに使った藪沢ルートは、仙丈小屋まではザレた急な下りの登山道が続きます ので、慎重に下りましょう。この先は樹林帯の中の歩きとなるが、馬ノ背ヒュッテ を越してからは沢沿いの下りとなりますが、この先は急な上、かなりザレています ので、足を滑らせないように慎重に下って下さい。途中、雪渓が残っているところが ありましたので、かかとを蹴り込んで下りましょう。橋を渡って右岸に移ってからは 林間歩きとなります。途中、崩壊した登山道を高巻くところもあります。大平山荘 から北沢峠までは登りとなりますので、疲れた身体に鞭打って登ることになります。 下山後の温泉は、「仙流荘」の『仙人の湯』に浸かりました。駐車場から近く、 600円とお手頃です。(露天風呂はちょっと狭い) |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
昨年のGWに、強風のため山頂まで30分のところで登頂を断念した上、一番見た
かった標高1・2揃い踏みの姿も見ることができなかったため、積雪期ではないが
そのリベンジとして夏場の南アルプスの女王「仙丈ケ岳」に登って来ました。
前日の夜は高速道路のSAで仮眠し、4時に出発してバスの発着場となる仙流荘に5時
前に到着すると、既に多くの方が並び出している。自分も早々に準備をして並ぶが、
既にかなり後方に。結局、人が多いということで6時始発が早められ、5時半からバス
が動き出す。自分は6番目のバスに搭乗し、5時46分に出発。途中から見える山々の
稜線はクッキリと見え、本日の目的の①1・2揃い踏み、②小仙丈ヶ岳からのカールを
堪能することに対しての期待が膨らむ。
登り出して感じたのは、この日は今年の山行の中で一番身体の調子が良く、登山口
から小仙丈ケ岳まで続く急登も疲れを感じることなく順調に高度を稼いで行く。六合目
を越えた辺りから見えた富士山の頭の周辺には雲一つなく、一つ目の目標は何とか
達成出来そうだ。小仙丈ヶ岳手前で待望の1・2揃い踏みの撮影に成功し、以降くどい
位にこの景色を撮影する。ここからは、二つ目の目標の小仙丈ケ岳カールの美しさを
堪能することもでき、目標達成。残雪期には3時間半かかった小仙丈ヶ岳までだが、
ここまでは2時間弱で登って来た。後はカールを見ながら稜線歩きを楽しみながら
山頂まで。山頂からは360°の眺望を堪能し、下りは藪沢新道から下る。このコース
は、仙丈小屋までの下りと大滝ノ頭分岐から右岸へ渡る橋まで沢沿いの急なザレ場
が続くが、その下りで膝に違和感が走る。甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根日帰りをやって
からというもの、下りはいま一歩調子が芳しくない。そろそろ、薬に頼らなければ
いけないのかな?そのザレ場の途中には一部雪渓が残っていた。ブログ等で得る
情報からもそのことは情報として得てはいたので、今回の山行はヒールの硬い
シャルモGTXを履いてきて正解だった。その雪渓の下りで苦労していた3人組の若者
のパーティーは、横向きになって下っている上、ヒールの柔らかそうな靴で歩いて
いるため、踵をけり込もうにもそれすらできないようで、途中足を滑らして滑落
しかけていた。大事には至らなかったが、もっと事前に情報を得た上でのコース選択
や雪渓歩きの基本もできていない状態でこのようなコースを歩くことに対し、もっと
真剣に考えて欲しいものだと思う。
(山を始めて4年目の自分が偉そうに言うのも何なのだが。)
下りのバスは、当初は16時出発に乗ることを考えていたが、調子がいいので13時
出発に間に合いそうな上、北沢峠に12時半に着いた時には臨時便が出発の準備をして
いたので、それに滑りこんで乗車し、13時20分に仙流荘に到着。ここでお風呂に
浸かって明るいうちに帰宅することができた。
百高山で3000m峰としてあげられている21座の内、残りの7座はすべて南アルプス
が残ってしまった。今後は、南アに集中しようかな。
最高の山登りですね。
富士山を見ながら、あの仙丈ヶ岳。美しいカール地形。ゴクリ
とかげの仲間は、荒川三山なんかを考えています。何時にしようかな?1-2の素晴らしい写真ありがとうございました。
>山を始めて4年目
とは!
意外でした(笑)
そんな私も訪れていない山はたくさんです。南アもまだです!
行ってみたいな~
他にもカールは多くありますが、今まで写真等を含めて見たカールの中でここのカールは最高ですね。また、雪の季節の眺めも良かったですが、緑の季節は本当にいい眺めですね。お勧めです。
荒川三山+赤石+聖を、9月に年休2日取って計4日で計画中。(日程は、スケジューラーを見ていただければ入っています。)
M TERAさん、おはようございます。
このヤマレコの記録が、私の山の記録全てです。(一部、南山の岩トレとか北岳バットレス前の2ヶ月間は毎週御在所前尾根に行っていたことなど、記載していないものもありますが。)
南アは山が深くてアクセスが大変ですので、ほとんどが泊まり山行となり、時間とお金(これが一番きびしい)に余裕がないとなかなか。
メールで、「今仙丈山頂」と来た時は、びっくりしました。
そして、リベンジできたんだなぁと、直ぐ分りました。
日本のNo1と2を撮影でき良かったね。
タフさに脱帽です。
お疲れ様でした。
夏の仙丈は前々から狙っていたのですけど、他にも行きたい所があったし、毎週の遠征は相方からのクレームもあるしとタイミングを見計らっていたのですが、天気と予定がこの日ドンピシャとなったので、前日急遽決めました。
予報通り、勝負は午前中だったようで、最高の景色を堪能することができました。次回は、のんびりと小屋泊まりで楽しめればと思っています。(小屋を覗かせていただきましたが、いい雰囲気でしたよ。)
今週の山行、天気も良さそうですので、気をつけて行ってきて下さい。私は、その麓にいますので、山頂から手を振っていただければ、こちらからも振り返させて
いただきます。
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