ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 219506
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

2回目で登れました 幌尻岳

2012年07月28日(土) ~ 2012年07月30日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
18.0km
登り
1,478m
下り
1,472m

コースタイム

1日目 8:04第1ゲート―10:26取水口―11:48洗心の滝―13:09幌尻山荘
2日目 6:05幌尻山荘―8:44稜線―10:13幌尻岳頂上10:30―13:00幌尻山荘―17:30第1ゲート
天候 晴れたり曇ったり
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 飛行機
糠平まで特に交通に支障はありませんでした。
コース状況/
危険箇所等
ヌカビラ川の渡渉は膝まで。とくに危険は感じませんでした。幌尻山荘は管理人がいて、時々ビールの荷揚げをしています。運よく、この日はビールにありつくことが出来ました。山荘から頂上までのコースに、危険な場所はありません。
駐車場、ここから歩き始めます。
2013年07月02日 14:32撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 14:32
駐車場、ここから歩き始めます。
好天続きで雨量は少なく、流れも弱く、膝までつかることはありませんでした。
2013年07月02日 14:33撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/2 14:33
好天続きで雨量は少なく、流れも弱く、膝までつかることはありませんでした。
洗心の滝で大休止です。
2013年07月02日 14:35撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 14:35
洗心の滝で大休止です。
2012年07月29日 12:29撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 12:29
幌尻山荘でコルセットを干します。
2012年07月29日 17:59撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 17:59
幌尻山荘でコルセットを干します。
幌尻山荘は大賑わいです。
2013年07月02日 14:36撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/2 14:36
幌尻山荘は大賑わいです。
戸蔦別岳が現れました。
2013年07月02日 14:37撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 14:37
戸蔦別岳が現れました。
エゾアイオガマ。
2012年07月30日 08:40撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 8:40
エゾアイオガマ。
チシマフウロ。
2012年07月30日 08:41撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 8:41
チシマフウロ。
エゾノハクサンイチゲ。
2012年07月30日 08:42撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 8:42
エゾノハクサンイチゲ。
トカチフウロ。
2012年07月30日 08:43撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 8:43
トカチフウロ。
エゾウサギギク。
2012年07月30日 08:43撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 8:43
エゾウサギギク。
お花畑が広がっています。さすが北海道の山。
2012年08月24日 16:51撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 16:51
お花畑が広がっています。さすが北海道の山。
いっぱいいっぱい。
2012年07月30日 08:45撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 8:45
いっぱいいっぱい。
綿毛のチングルマ。
2012年07月30日 08:48撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/30 8:48
綿毛のチングルマ。
北カールです。
2013年07月02日 14:39撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/2 14:39
北カールです。
ウズラバハクサンチドリ。
2012年08月01日 14:35撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/1 14:35
ウズラバハクサンチドリ。
エゾヒメクワガタ。
2012年07月30日 09:07撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 9:07
エゾヒメクワガタ。
イワヒゲ。
2012年07月30日 09:20撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 9:20
イワヒゲ。
エゾハクサンイチゲ。
2012年07月30日 09:20撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 9:20
エゾハクサンイチゲ。
ヒダカオトギリソウ。
2012年07月30日 09:26撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 9:26
ヒダカオトギリソウ。
チシマツガザクラ。
2012年08月01日 14:36撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/1 14:36
チシマツガザクラ。
イワブクロ。
2012年07月30日 09:31撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 9:31
イワブクロ。
目指す幌尻岳はまだ遠い。
2013年07月02日 14:39撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/2 14:39
目指す幌尻岳はまだ遠い。
オオイワツメグサ。
2012年07月30日 10:12撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/30 10:12
オオイワツメグサ。
山頂に着きました。
2013年07月02日 14:41撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/2 14:41
山頂に着きました。
2012年07月30日 11:42撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/30 11:42
取水口、この先から渡渉が始まります。
2013年07月02日 14:33撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 14:33
取水口、この先から渡渉が始まります。
長い林道歩きの末、帰り着きました。
2013年07月02日 14:42撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/2 14:42
長い林道歩きの末、帰り着きました。

感想

1年前、とよぬか山荘に泊まって、朝3時にバスで出かけたが、増水のため登らせて貰えなかった。リベンジすべく、とよぬか山荘に寄って手続きを済ませ、バスで登山口に向かう。第1ゲートでバスを降り、空を見上げると、昨年とは大違いで青空も見えている。7.5kmの林道を歩き、取水ダムへ。ここで登山靴を脱ぎ、沢靴に履き替える。取水ダムを跨いで登山道に入る。しばらくは沢の流れを見ながら右岸の細い道を歩く。大岩を鎖を伝ってへつる。最初の渡渉。膝まで水に浸かり、片足を上げると少しふらつくが、ダブルストックで支えて無事渡り終える。水は左程冷たくも無く、晴れた日が続いて水量も少なく、楽勝ムード。増水に備えて、要所要所に高巻き道があるが、沢靴で山道歩きはかえって危険と、崖をへつる。滝のある川原で昼食、オムスビ2個、デザートに持参のミカン。たっぷり休憩をとって出発。ザックがずしりと重い。ここから頻繁に渡渉を繰り返す。ヌカビラ川は天候次第、今年は本当に恵まれているな、ラッキー! 履き慣れない沢靴ではあるが、靴底のフェルトはスグレモノ。ただ、川底の石の具合が判らないので、足があっち向いたりこっち向いたり。加えて、冷たくは無いとは云え水の中、日頃使っていない筋肉が攣り始める。だましだまし歩いていると、そのうち何とかおさまって来る。タオルを洗って顔を拭く。気持ちい〜い。何回渡渉を繰り返しただろうか、どうやらこれが最後の渡渉か。右岸の道をしばらく歩き、また一つ、これが本当の最後の渡渉で幌尻山荘が見えほっとする。まだ昼をちょっと過ぎたところ。幌尻山荘の広い庭先に、ブルーシートが敷かれている。ザックを下ろして坐り込み、沢靴と沢用ネオプレーンのソックスを脱いで小屋の壁に掛ける。ついでパンツと下着を着替え、サッパリとする。担ぎあげて来た缶ビールを、ハムを肴に空ける。缶ビール1本では足りる筈も無く、ブランデーをちびりちびり。ブルーシートに仰向けになり、林の間から青空に浮かぶ雲を見上げていると眠気が襲ってくる。山の昼寝は気持ちが良い。目が覚めるとまだ日は高い。ブルーシートに坐って、再びブランデ-をちびりちびりと、何とも幸せ。夕食をつくって腹いっぱいとなり、小屋の毛布を敷き布団に、持参のシュラーフを掛け布団にして寝入る。
翌朝4時過ぎに起床。どうやら空は晴れ模様。山の空気を吸いながら、外で食べる食事は何でも旨い。5時少し過ぎ、登山口に入る。必要のないものは取り出したので、ザックは軽い。木の枝を掴みながら、黙々と急坂を登る。暑い!「命の水」を過ぎ、尾根に出ると向こうの山々が見える。それらの頂にはガスがかかり、山容の程は判らない。ガスが流れ、一瞬戸蔦別岳がその秀麗な姿を現すが、目指す幌尻岳はガスに包まれたまま。左に北カールを見下ろしながら、ハイマツの気持ち良い稜線歩き。カールの底には一部雪も残り、どこかにヒグマが散歩していても不思議でない光景。太い白骨化したハイマツの根を跨ぎ、痩せ尾根を下ると突然、お花畑が出現。トカチフウロ、エゾシオガマ、エゾリンドウ、ヒダカオトギリ、ミヤマアズマギク、エゾウサギギク、ハクサンチドリ、エゾノハクサンイチゲ、エゾツツジと、カールの底に向かってお花畑が広がる。チングルマはもう綿毛、ナガバキタアザミ、エゾヒメクワガタ、ムカゴトラノオ、エゾイチヤクソウ、コウメバチソウ。カールの上を回る頃には、イワブクロ、イワギキョウ、ミヤマダイコンソウ、アオノツガザクラ、イワヒゲ、チシマツガザクラ、ミネズオウ、ムシトリソウと、写真を撮りまくる。目を上げればガスが流れ、幌尻岳の頂上も姿を見せる。新冠コースと合流し、オオイワツメクサに迎えられ、幌尻岳頂上に到着。青空が広がり、幌尻岳は気持ち良くわたしを迎えて呉れた。ここは日高山脈最高峰、周りは全て山。西側はヒダカ、東側はトカチ、幾重にも山が連なる。北カールを取り囲む稜線に、今登って来た道が続いている。ザックから昨日コンビニで買ったメロンパンを取り出して食い、食後に潰れたミカン。広い幌尻岳頂上でたっぷり30分以上、日高山脈の空気を吸い、元来た道を引き返す。お花畑の花々は何度見ても見飽きる事は無い。稜線歩きが終わって、急坂を慎重に下り幌尻山荘に帰り着いた。デポしてあった荷物をザック詰め込み、山荘を発つ。すぐに1回目の渡渉。しばらく右岸の登山道を下り、あとは渡渉の連続。取水口で登山靴に履き替える。ここから長い林道歩き。暑い! こんな良い道なのにどうして車を入れないんだ!とブツブツ。アブがまとわりつき、長袖の上からチクッ。手で振り払っても、タオルを振りまわしても全く効果は無い。延々と続く林道、もうウンザリ。第1ゲートの駐車場にヨレヨレになってたどり着き、バスでとよぬか山荘に戻り、缶ビールをグイ、ようやく生き帰る。2年がかりの幌尻岳であった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1010人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 日高山脈 [日帰り]
幌尻岳(額平川)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら