初めての夜行バスで焼岳へ行ってきた!
- GPS
- 07:57
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,025m
- 下り
- 991m
コースタイム
天候 | 霧のち晴れ。 朝は寒かったけど、日が昇ると結構暑かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復路)中の湯バス停 15:30発 〜 16:20着 新島々駅 16:45発 〜 17:14着 松本駅 17:23発 〜 18:28着 長野駅 18:46発 〜 20:02大宮駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《道の状況》 ・山頂付近は石がゴロゴロしていて歩きづらかったので、手も使って気をつけながら歩きました ・個人的な印象では、中の湯から上がる道の方が歩きやすいと思った ・山頂から焼岳小屋へ向けて降りる場合、そういう足場に歩き慣れていない人は気をつけないと危ない ・中の湯から登るルートは景色は良いが変化に乏しいため、登っていて長く感じる人もいるかも 《下山後の温泉》 ・下山後は中の湯温泉で外来入浴(700円) ・ザックは脱衣所に持ち込めるが、貴重品のみフロントに預けることもできる ・自販機はジュース150円、缶ビール350円 ・中の湯バス停までは徒歩40分だが、タイミングが合えばバス停まで車で送ってくれるみたい 《その他》 ・夜行バスでは耳栓、枕、アイマスクを持参したほうが良い ・松本〜長野で利用した「リゾートビューふるさと」はとっても快適(510円の指定席券が必要) ・事前に1万円もチャージしたのに松本ではsuicaが使えないことを知らず、現金が足りなくなるところだった |
写真
感想
金曜日、仕事が終わってから夜行バスに乗り、焼岳へ行って来ました。
夜行バスに乗るのは生まれて初めての経験です。
帰宅してシャワーを浴びてからご飯を食べ、電車に乗って新宿へ。
10時過ぎに到着したものの、都庁のバスターミナルが見つけられず、新宿中央公園まで行ってしまいました。
山に登る前に都会で迷うとは・・・。
バスは定刻の午後11時に新宿を出て、談合坂SA(午後11時30分頃・約15分間)、諏訪湖SA(午前2時10分頃・約30分間)の2度の休憩をはさみ、午前5時過ぎに上高地帝国ホテルバス停に着きました。
焼岳登山口に一番近いバス停ということでここを選びましたが、時間にも余裕があるし、大正池からの焼岳を眺めてから行くべきだろ!と思い、大正池へ行くことに。
大正池にはトイレもあるし、最初から大正池で降りれば良かったな。
諏訪湖SAで買った「蕎麦どら焼き」(注:中身が蕎麦のどら焼きではない)を2つ食べてから行動開始。
30分ほどで大正池に到着。
夜明け前、朝もやに包まれた大正池は幻想的な美しさでしたが、ついに焼岳の姿は見えませんでした。
諦めて登山口へ引き返す道すがら、梓川の川原へと出る脇道を発見。
わざわざ看板まで立てているからには景色の良い川原に違いない!と思い、道いっぱいの水たまりに浸かりながら歩いて行くと、思った通り!
梓川の背後に焼岳が、山頂部に当たり始めた朝日に輝いていました
湯気の立つ梓川もとても美しく、脇道して正解!
田代橋まで引き返し、午前7時、リスタート。
すぐに西穂高岳への登山口がありました。
看板の案内に従って左へ進むと、10分ぐらいで焼岳登山口に着きました。
林の中を登っていくと、ところどころにハシゴがかかっています。
鉄製のしっかりしたものもあれば、アルミ製のハシゴもあったりします。
しかし足元の笹はキレイに刈り取ってあり、歩きやすい登山道です。
登山口から1時間と少しが過ぎた頃、急に視界が開けました。
上を見れば焼岳の山頂、下を見れば大正池、朝に見上げた山を登っていることを実感。
崩落地を左に見ながら進ん行くと、写真の垂直ハシゴが出てきました。
一人ずつ順番に登ります。
笹原の斜面を登り切り、岩の案内板から「131歩」で焼岳小屋に着きました。
定番のバッジを買い、トイレ(100円)を借りてから、山頂を目指します。
登り始めるとすぐに焼岳展望台に着きました。
焼岳の山頂は雲に隠れたり出てきたりを繰り返していましたが、笠ヶ岳の雄大な姿はとてもよく見えました。
展望台から中尾峠まで一旦下ってからは、焼岳へ向けて一直線の登りです。
最初は笹原の中を登っていきますが、『危険地域』の看板を過ぎると浮石がゴロゴロした斜面を、岩に点けられた白いペンキを目印に登ります。
約30分ほどで山頂直下の鞍部に出ましたが、この間がいちばんシンドかった。
足の置き場にも気を使うし、手も使わなくちゃならないし、滑って落ちたら痛そうだし(注:死にます)、緊張しながら歩いていたので、感覚的には実際の倍ぐらいの時間がかかったような気がします。
山頂に到着したのは10時22分、想像以上に多くの人たちがすでに休憩中でした。
中の湯から登ってくるルートを登ってくる人たちの方が多いのかも。
穂高連峰は雲の中でしたが、笠ヶ岳の雄大な裾野が一望できて感動的でした。
それでもやっぱり雲が取れないかなーと少し待っていたのですが、状況が変わらないため、11時少し前に山頂を後にしました。
下山は新中の湯ルートを通り、中の湯温泉を目指します。
谷を左に見ながら下っていくのですが、この辺りの景色がとても美しかった。
何度も立ち止まっては、振り返って写真を撮っていたら、登りの頃から行きつ抜かれつしていたおじさんが「こういう景色が好きなら黒部五郎岳に行くといいよ」と教えてくれました。
2泊3日かかるそうです。
はい、いつか行ってみたいと思います…。
時刻は11時を過ぎていましたが、たくさん登りの人たちとすれ違いました。
おじさんも山ガールも、みんなつらそうでした。
このルート、景色はいいけど山頂が見えてからが長いんだろうね。
僕は下りなので景色を楽しみながら気持ち良く下っていきました。
1時間ほど下ったところに休憩できる広場があり、そこで遅い昼食を食べました。
食後はコーヒー、50分ほど休憩しました。
この手前に通行不可の中の湯ルートとの分岐「下堀沢出合」という場所があったようなのですが、気が付けば新中の湯ルートを歩いていたようです。
焼岳に別れを告げ、再び下山を再開。
行きと同じような森の中の登山道を下って行くと、ちょうど1時間で登山口に到着しました。
登山口にはたくさんのマイカーが停まっていました。
このあたりに中の湯温泉に下る道があるはずなんだけど…と、なかなか見つけられずにウロウロしていたら、駐車されてた車の陰、ちょうど登山口と道を挟んだ反対側にありました。
もし見つからなければおとなしく舗装された道を下って行ったほうがいいかも。
中の湯温泉は、さっぱりしていて湯上りが気持ちよい温泉でした。
なにより景色が良い!
山頂から見えなかった穂高連峰がよ〜く見えました。
アレが明神、そして前穂、その隣が奥穂で、稜線の先が西穂だね。
地図とおんなじでした。当たり前ですが。
風呂あがりに脱衣所で缶ビール片手に荷物を片づけ、フロントでお礼を言って、バス停までの時間を聞いたら「歩くと40分ぐらいかかりますよ」とのこと。
ちょうどバスの時間まで40分ぐらい。
旅館で送迎もしているようですが、お客さん次第とのことだったので、歩いて行くことにしました。
つづら折りの車道をかなりの早足で下って行くと、30分でバス停に到着。
沢渡(さわんど)まで行くシャトルバスを2本見送り、新島々駅まで行くバスに乗ることができました。
ちなみにそのバス停の近くに「卜伝の湯」という貸切風呂がありました。
秘湯の雰囲気プンプンです。
利用の際は隣接する中の湯売店にて。
バスの終点新島々駅近くの土産物店で「大雪渓・特別純米酒」を購入(1,400円)、電車で松本へ出て、松本から長野へは「リゾートビューふるさと」(指定席510円)。
この電車シートは広々、車窓も広々、通路の天井にはテレビがあって走行中の様子が見れたり、長いトンネルではDVDが流れたり。
たった1時間でしたが、いつまでも乗っていたくなるような快適さでした。
長野で新幹線に乗り換え、ホームで駅弁をと思っていたら、すでに売り切れ。
車内販売もおつまみのみ。
空腹に耐えながら大宮で降り、ラーメンを食べ、今回の一人旅は終了です。
ありがとうございました!
《アプリMy Tracksの記録》
総距離: 15.84km(9.8マイル)
合計時間: 8:34:06
移動時間: 3:56:23
平均速度: 1.85km/時(1.1マイル/時)
平均移動速度: 4.02km/時(2.5マイル/時)
平均ペース: 32.47分/km(52.2分/マイル)
平均移動ペース: 14.93分/km(24.0分/マイル)
最大標高: 2488m(8163フィート)
最小標高: 1501m(4923フィート)
標高の上昇: 1852m(6077フィート)
袖振り合うも多少の縁 ですね。
写して頂いてありがとうございます。
北アルプス 上高地は、何度でもいつ行ってもいいところですね。
また、来年も行こうと思います。
コメントありがとうございます。
私は初めての上高地だったのですが、本当に良いところですね。
また来年も夜行バスで行ってみようと思います!
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