相沢から千ヶ平ー経塚山 バリバリのバリルート 失われた「黒滝荒船自然歩道」を辿る 氷瀑の展望

2020年02月22日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.4km
• 登り: 1,243m
• 下り: 1,248m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:36
• 休憩: 0:49
• 合計: 9:25

7:20 相沢取水ダム
9:13 9:19 千ヶ平
9:23 9:31 千ヶ平西峰
9:42 9:50 マッターホルン岩
10:38 10:41 毛無岩・相沢越分岐
10:47 10:50 相沢越
12:15 12:30 立岩入口
13:02 13:06 荒船山
13:13 13:14 経塚入口
16:31 16:32 相沢登山口
16:45 相沢取水ダム

天候

晴れ後曇り、時に雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

相沢取水ダムに駐車
相沢登山口の駐車場は工事の為消滅！

コース状況／危険箇所等

今回のルートは藪山好き向けバリルートです。
相沢越ー立岩分岐　崩落ヵ所多数、死亡事故あり
マロ岩ー相沢　薮岩と急斜面とRFの連続
普通の登山者は入らない方が無難です（というより止めてください）

その他周辺情報

下山後は芹の湯に入りました。（500円）

写真

2/22 7:16

相沢取水ダムに駐車

2/22 7:25

相沢集落下部の作業道に入ります。

2/22 7:26

最初はいい道だが

2/22 7:30

すぐに未舗装に

2/22 7:50

すぐに荒れ荒れの道になります。

2/22 7:53

でも時に展望

2/22 7:53

左右の分かれ道。どっち？
左行って

2/22 7:57

すぐに右の荒地に入ります。

2/22 7:58

荒地は

2/22 8:01

展望よいが

2/22 8:01

上部で右に行く作業道に合流

2/22 8:05

作業道終点は

2/22 8:07

右手のほうに進みました。

2/22 8:11

昔作業道があったようです。

2/22 8:13

フェンスと岩の間をへつる。

2/22 8:25

この急斜面を登って

2/22 8:27

尾根にでました。
結構きつかったです。

2/22 8:27

尾根を上り

2/22 8:32

岩を巻く

2/22 8:34

急登が続く。

2/22 8:38

展望がチラリ

2/22 8:41

ナイフリッジ的な場所もあり

2/22 8:54

やがて植林地

2/22 8:57

植林地にはテープあり。
左下から上がってくるルートのようです。

2/22 8:59

植林地より踏跡が出てきました。

2/22 9:03

もう一息

2/22 9:10

本尾根にでました。

2/22 9:11

千ヶ平に到着

2/22 9:12

三角点？　図根点？

2/22 9:12

山名板1、2、

2/22 9:12

山名板3

2/22 9:12

展望　トヤ山方面

2/22 9:14

荒船の展望
船体がながーーーく感じました。

2/22 9:14

展望　浅間山　物見山

2/22 9:14

展望　経塚山　イデミ　毛無岩等
コブコブだらけ

2/22 9:15

相沢奥壁氷瀑です。

2/22 9:19

千ヶ平を後にして先に進む
あの岩峰は左下を巻く

2/22 9:21

千ヶ平西峰に到着

2/22 9:21

西峰から本峰

2/22 9:22

西峰の方が、展望よし。
相沢奥壁氷瀑や犬殺しの氷瀑もくっきり！

2/22 9:22

南牧の岩峰群もくっきり

2/22 9:22

よく見ると経塚山の手前にも氷瀑あり

2/22 9:28

先に進むとナイスな、じゃなかったナイフなリッジが続く

2/22 9:29

これから進む尾根が一望

2/22 9:31

2/22 9:33

（振り返っています）
ここを降りてくる。楽しい

2/22 9:34

この先の岩峰は降りられないので

2/22 9:34

展望を

2/22 9:34

楽しんでから

2/22 9:34

左下に巻く

2/22 9:37

これってマッターホルン岩？
違うみたい。

2/22 9:40

2/22 9:41

次の岩峰で

2/22 9:42

（振り返っています）
千ヶ平

2/22 9:46

ここも左下を巻く

2/22 9:47

ものすごい落ち葉

2/22 9:49

（振り返っています）
ここがマッターホルン岩らしい。

2/22 9:50

でもよーーーく見ると

2/22 9:50

人面に見える。
頭の上の木がアクセント

2/22 9:52

しばらくは平穏な道

2/22 10:00

時に急登

2/22 10:01

時に平穏

2/22 10:02

1116m峰の図根点

2/22 10:11

本尾根が支尾根に吸収される部分

2/22 10:20

急登が続きます。

2/22 10:32

おっと岩稜。
登れそうですが、、、

2/22 10:32

左下を巻きます。

2/22 10:32

でもここは展望がよい。
荒船がさらにながーーーーーーーーーく見えます。

2/22 10:33

浅間山

2/22 10:33

千ヶ平って

2/22 10:33

結構立派な山です。アカヤシオが奇麗でしょうね。
登山道が整備されれば訪れる登山者が多いでしょうね。

2/22 10:34

なんかこの画像。好き。

2/22 10:37

岩稜帯を左に巻く。

2/22 10:39

そしてひと登りで

2/22 10:41

千ヶ平分岐に

2/22 10:41

千ヶ平分岐

2/22 10:47

相沢越への下りは結構分かりづらい。
積雪時は尚更です。

2/22 10:47

毛無岩の巻き道分岐

2/22 10:49

そして

2/22 10:49

相沢越
道標は思いきり破壊。熊？

2/22 10:49

毛無岩沢コースは相変わらず不鮮明

2/22 10:50

さて「失われた遊歩道」を辿る

2/22 10:52

でも踏跡？　獣の歩いた跡

2/22 10:57

イデミへの鞍部へは道は不鮮明に

2/22 11:00

県が整備したルートなので、ルート沿いには測量杭が続きます。

2/22 11:00

この岩、30年前に見覚えがある。

2/22 11:09

更に上へとルートが続く。

2/22 11:11

ここもルート上に獣の足跡が導きます。

2/22 11:12

破壊された道標。熊でしょう。

2/22 11:12

ここより左へとルートは巻きます。

2/22 11:14

遊歩道は荒れています。

2/22 11:17

（振り返っています）
イデミ、毛無岩

2/22 11:17

2/22 11:17

かなり外傾斜になっています。

2/22 11:18

一生懸命整備した跡ですが、

2/22 11:19

崩落している部分は慎重に。

2/22 11:21

2/22 11:21

右上に洞穴があります。

2/22 11:24

この先ですが、、、

2/22 11:25

（振り返っています）
崩落して完全に斜面になっています。
滑らないように慎重に通過。

2/22 11:27

この先も崩落が著しい。

2/22 11:28

左下は地獄への滑り台。

2/22 11:28

岩屋下を通過

2/22 11:31

（振り返っています）
岩屋の次はスラブの斜面。本来のルート跡は崩落しスラブが落ち葉に隠れていて危険なので、岩直下をトラバースする。

2/22 11:35

岩カーテンが近づきます。

2/22 11:36

（振り返っています）
崩落箇所を避けて進む。

2/22 11:37

あの部分は岩を滴る水。

2/22 11:37

2/22 11:38

水を舐めましたが、あまりおいしくない。

2/22 11:39

かなり高度があがりました。

2/22 11:40

西上州らしい展望が広がります。

2/22 11:41

さて、このルートのクライマックス。岩壁下のトラバース。

2/22 11:41

岩壁の割れ目。

2/22 11:42

ここが最も危ない場所。岩と土と落ち葉が混ざっていて足場が悪い。ましたホールドがあまりない。ロープを渡す支点もない。

2/22 11:42

左下は崩落が下まで。滑っても何とか止る斜度ですが、積雪や凍結したら下まで落ちる危険があります。
当然、積雪があったら引き返したと思います。

2/22 11:45

（振り返っています）
相方もへばり付いて無事通過。

2/22 11:45

渡り終えてホッとして展望を望む。

2/22 11:48

（振り返っています）
もう絶対に来ないでしょう。見納めです。

2/22 11:49

この先も崩落した遊歩道が続く。

2/22 11:50

杭と遊歩道跡

2/22 11:58

やっと平穏になりました。

2/22 11:59

立岩と北立岩

2/22 12:05

冬枯れの雰囲気よい場所も

2/22 12:09

ここを登ると

2/22 12:11

立岩分岐です。ここで昼食。

2/22 12:11

名物のこの道標。
昼食中、ルート先でものすごい崩落音。メリメリメリ！の後に岩が多数転がる音。山が崩れた！？！
相方と目を見合わせてオソロシアを感じる。

2/22 12:30

さて出発

2/22 12:31

崩落場所はどこ？
きょろきょろしながら進む

2/22 12:35

全く平穏ですが、、、

2/22 12:37

ここのトラバース、落葉の下は凍結していて滑る！

2/22 12:40

ヤマレコのシンボルみたいな経塚山

2/22 12:41

振り返るとコブだらけ

2/22 12:45

結局崩落場所は不明でした。ルート上では無し

2/22 12:47

経塚山の巻き道分岐は分かりづらい

2/22 12:48

ここより辛い急登

2/22 12:54

ミサイル基地みたいな柱状列石

2/22 13:01

経塚山に到着。
積雪無し。でも山頂広場はべちゃべちゃれ

2/22 13:06

下りもべちゃべちゃです。

2/22 13:12

経塚入口

2/22 13:14

霜柱が厄介な道。
時にずぶっと抜ける。

2/22 13:16

この辺りから脱線開始

2/22 13:17

「マロ岩」へと道なしの尾根を進むが

2/22 13:22

テープはたまにあります。

2/22 13:25

尾根を忠実に辿る

2/22 13:29

岩峰が見えてきた。

2/22 13:36

岩峰！

2/22 13:37

「マロ岩」に到着

2/22 13:37

展望はすこぶる良い
浅間山

2/22 13:37

妙義方面

2/22 13:37

イデミ　毛無岩等

2/22 13:38

歩いてきた千ヶ平と千ヶ平北尾根

2/22 13:38

千ヶ平強拡大
立派な山です。

2/22 13:38

経塚山

2/22 13:41

相沢取水ダム

2/22 13:42

中央やや右に見えるのがマッターホルン岩。
ここから見るとクジラですね。
岩上の1本檜がアクセント

2/22 13:47

「マロ岩」から艫岩を望む
で、ここより相沢に直に下ることとするのだが、今回は「マロ岩」を北巻きに選択

2/22 13:54

一寸戻って北巻きに

2/22 13:55

岩下には獣道？

2/22 14:01

「マロ岩」の付け根から「マロ岩」を望む。とても降りられそうにもない。

2/22 14:01

この「岬」状の下は

2/22 14:07

シャクナゲの急斜面。捉まる木は折れるのだが、シャクナゲは頑丈で安心。

2/22 14:13

左に尾根が、、、コンパス見てやや右手に進む

2/22 14:20

右見ています。
段々状に岩壁がある。

2/22 14:20

地図見ながらどんどん下る

2/22 14:24

「岬」みたいな岩峰の先ってドキドキ

2/22 14:27

振り返ると「マロ岩」遠くに

2/22 14:27

展望は良いのですが、、、下は絶壁。終わりか？　引き返す？　周囲を探索。相方が一寸戻って左手側に岩壁がきれているばしょを発見。

2/22 14:43

下降点。画像が今一つですが、なんとかそのまま素手で下れそうです。でも落葉の下が湿潤していて凍結している可能性があるので、念のためロープで下降。

2/22 14:59

ここを降りてきました。

2/22 14:56

鞍部に降りると岩峰が立ちふさがる。
とても登れそうもない。

2/22 15:12

鞍部にはケルン。人が行き来した形跡があり、ホッと。

2/22 15:11

洞穴もあり。ビバークできそう。

2/22 15:19

さて、目の前の岩峰を左手（北側）から巻く。
かすかな踏跡が残る。

2/22 15:40

でも急斜面を下りは続く。

2/22 16:01

岩岩しい尾根は植林側の踏跡を下る。

2/22 16:03

振り返って岩尾根

2/22 16:19

車道が見えてきた。

2/22 16:26

車道に復帰

2/22 16:31

ここが相沢登山口。
駐車スペース一切無し。登山者への配慮もなし。

2/22 16:47

なんとか17時前に山行完了しました。

2/22 9:24

最後に氷瀑の拡大です。右から

2/22 9:25

奥相沢

2/22 9:25

犬殺し
仔犬殺し

2/22 9:25

経塚山の東
無名？

撮影機器：

EX-100F CASIO COMPUTER CO.,LTD.

RICOH WG-50 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

yamadanuki

・年に1回くらいはバリルートを踏んでみたいと思っていまして、今回、行ってみたかった千ヶ平、マッターホルン岩、失われた遊歩道とマロ岩直下の尾根ルート探索を画策、過去に同様なルートで行った方があるのでいつか行こうと思っていましたが、バリバリのバリルートなので敬遠していました。しかし名乗り出てくれた方がいまして、意気投合の上に出掛けました。今年は気持ち悪い程積雪がなく、このことも今回の山行を後押ししました。
・今回の山行には下記のレコを参考にしました。万年中級の山狸にはとても参考になりました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1314234.html
・先ずは千ヶ平へのルート、天神平グランドゴルフ場から北尾根経由の北斜面ルートが比較的容易なようですが、今回相沢から作業道経由で登りました。終点から右方向へのルート選択しましたが、滑りやすい斜面の登りや岩尾根の登降があり、実際は左方向からのアプローチが容易のようです。（でも緊張の連続で楽しめました。）
・千ヶ平は南牧の三ツ岩岳のような雰囲気です。アカヤシオが沢山あり、また、当日は荒船の氷瀑が望めるので、登山道が整備されていれば人気の山となっていたでしょう。（荒船氷瀑展望台？）
・マッターホルン岩はみる角度によって表情は違うようです。人面？　クジラ？　
てっぺんの1本檜がアクセントです。
・千ヶ平南尾根は危ない場所はなく、西上州らしい尾根が続きます。いままで何故メジャールートにならなかったのか？　
・千ヶ平分岐ー相沢越の短い区間はいまでも道型が薄いです。30年くらい前に歩いた時は毛無岩の岩稜ルートは登山ルートとして認識されていませんでしので、迷子になった記憶が鮮明です。
・失われた「黒滝荒船自然歩道」相沢越ー立岩分岐の間はかなり危険な状態で、上級者でも油断できません。廃道以上です。ロープを張ろうにも支点がなく、ステップを作れる状態ではありません。雨天時や積雪時は通過は困難です。
・今回のメインディッシュ、マロ岩からの北東尾根の下降、犬殺しの氷瀑と同じレベルの崖の下降が核心。ここの下降点さえ見つかれば、全体的には危険個所は少ないのですが、登りであれば比較的容易かも。
・ロープで下降した崖下は、ケルンがあり人が行き来した跡があります。おそらく犬殺しの氷瀑から300m位なので、行き来できるかもしれません。
尚、ロープの降りた崖の上で、下降点を探していた時に、左下直に氷瀑が見えました。よって相沢氷瀑群とも行き来できるかも。
今回、積雪なし、先達者ありということで辿りましたが、結構ドキドキで、車道に出た時は喉がカラカラでした。
・今回の山行、バリ三昧でお腹いっぱいでした。お付き合いくださったKさんには感謝です。
・そのうちに千ヶ平を天神平グランドゴルフ場からたどってみたいと思います。出来ればアカヤシオのシーズンに。

コメント

🌵🌵🌵hase🌵🌵🌵

とても面白い
読んでいて、ワクワク&ドキドキが伝わってきて
とても面白いレポートでした。
ハードな山行だったようですが、
今年は本当に雪がないですねぇ。

yamadanuki

Re: とても面白い
コメントありがとうございます。沢山ドキドキすることが多くて喉がビンビンに渇きました。
しかし雪が全く無いのには驚き！　こんな年は初めて？　しかし雪が無い分､実行できた山行でした。

キラ＠kira

面白そうですね
ここは歩いておきたい下仁田バリルートの1つです。
登山道崩壊地は、無名ピークを越えていく方法もありますよ！
この時期、なぜか荒船だけしょっちゅう雪雲乗ってるので、行くなら花粉が落ち着いた頃🌸
他で手一杯なのでいつになるかはわかりませんが・・・

yamadanuki

Re: 面白そうですね
崩壊地上の尾根上でキレットのあるルートですよね。今回は崩壊ルートを探るのが目的でしたので､眼外でした。崩壊地越えたら思いっきり足が攣りました。