北八ヶ岳周遊(雨池・双子池・大岳・横岳・冷山)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 983m
- 下り
- 1,254m
コースタイム
麦草峠12:10→林道大石川線12:50→雨池13:05→八柱山13:32→雨池13:53→林道14:37→双子池15:20
2日目
双子池5:20→天狗の露地6:10→稜線(大岳分岐)6:50→大岳7:00→稜線(大岳分岐)7:12→7:53 横岳 8:04→8:13 北横岳ヒュッテ 8:22→三ツ岳(西峰)8:46→雨池山9:30→雨池峠9:42→ロープウェイ山頂駅9:55→10:28 五辻 10:42→狭霧園地11:06→冷山のコル?11:45→渋の湯12:28
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ええとまず最初に情報を。雨池から双子池に通じる林道(大河原峠線)は落石のため通行禁止になっていました。通行禁止を知らせる看板が今年6月の表示だったのでおそらくは止めたてホヤホヤと思われます。そのかわり、雨池北岸からいったん下降して、林道を経由して再び登り返し、双子池付近に出る道が迂回路に設定されていました。刈払いがされており歩きにくくはないですが、自分の脚で1時間30分ほどかかりました。
というわけで久しぶりの登山の記録です。当日は予報に反して天気も崩れず、特に2日目の9月9日は朝から快晴だったので気分良い山歩きができました。
行きの中央本線スーパーあずさ5号は、立川駅での謎の車内トラブルにより八王子に25分も遅れて到着、その後も先行の普通列車に頭を抑えられてズルズルと遅延が拡大、茅野に着いたときには45分遅れとなっていたのですが、各方面域行きバスは接続待ちをしてくれていました。アルピコバスは神!
というわけで結果的にほぼ定刻に麦草峠に着。いやー2000mまでクルマで上がれてしまうとはラクだラクだw 初日はリハビリゆる登山ということで、八柱山にちょろっと登るのを除くと双子池までほぼフラットな道…のつもりが上述のサプライズ通行止め(調査不足とも言う)により思わぬアルバイトを強いられてしまいましたが無事双子池に着。途中八柱山への上りではぬかるみに真新しいクマーの足あとがあったりしてちょっと緊張。もし当日近くで下手な口笛(熊よけのつもり)が聴こえた人がいれば犯人はわたしです。
双子池ヒュッテの話し好きなおっさんがこれから雷雨になるぞーと言っていたので、予定していた双子山の往復は中止。したんだけど結局翌日まで全然崩れず。天気予報も雷雨に注意と言っていたのでおやっという感じ。ここのテント場はサイトどうしが離れているので静かに過ごせるのがいいね。テントはだいたい10張行くか行かないかという感じ。この日は歩いている途中も3人くらいとしか会わなかったし、八ヶ岳としてはかなり静かなエリアに当たるのかな。
翌日。3時起床5時出発のつもりが寝過ごして起きたら4時半だった。今日は14時50分までには渋の湯に着かないといけないのでアセる。飯作りながら撤収作業を急いでこなしなんだかんだで5時10分に出発。夜明け前の双子池はキレイだったなー。窓から顔を出してきた小屋のおっさんに挨拶をして大岳への登りにとりかかる。いやータフだねこの登りは。終始岩ごつごつだし、天狗の露地っていう露岩帯ではけっこうきわどいステップで岩を渡り歩くことに。ヒイヒイ言いながら稜線上に出、空身で大岳へ登頂。いやー神のごとき風景ですな。何も言えねえ!ちなみに蓼科山には早くも雲がかかり始めてた。
あいかわらず岩ごつごつの稜線をたどり横岳へ。双子池から大岳への激坂に比べれば足元も整っていて比較的楽。横岳山頂は賑わってるかと思いきや自分ひとりっきり。ぽつーん。風景を独り占め。おおあれは北アルプス…大キレットに…槍ヶ岳も見えるではないか!
横岳山頂を後に、途中七ツ池を見物しつつ三ツ岳へ。ゴキゲンな岩稜帯ふたたび。三ツ岳から雨池山のコルへはこれまた鬼のような下り。たった100mの下降なのに下っても下っても終わらねえ!80mほど登り返して雨池山は地味〜な山頂。ちょうど向こうからやってきた登山者に「ここが山頂ですか?」と聞かれた。俺も同じように思ったよw
雨池峠に降り、ロープウェイ山頂駅を経由して五辻方面へ。途中から木道がなくなりペースが落ちるがなんとか予定どおりの時刻にR299狭霧苑地に着。ここから冷山のコルというのを越えて渋の湯に下るわけなんだけど、このへんは情報が少ないと思うのでちょっと詳細に記述してみる。
R299を横断し、狭霧苑地に入る。ここは東屋が1件あるがその他はすっかり荒廃したタダの荒地って感じ。東屋の右を通って登りにかかる。少しの間は森の中のごく緩い傾斜。突然、岩が積み重なったところに出て、その岩を登っていく。岩場はすぐに終わるがその後しばらく急傾斜が続く。やがて平坦になるが、足元は岩ごろごろであまりスピードを上げることはできない。この平坦部分が、地形図で見るよりだいぶ長く続くように感じたが、途中どこが「冷山のコル」なのかは不明確、というかわからなかった。冷山山頂に至る道も、踏跡があれば行ってみようと注視していたが見当たらず。いつしか道はゆるく下り始めるが、地形図に描かれている急な下り道はなかなか始まらずちょっと焦る。やがて地形図通り、山腹をつづら折りで下り始め安心する。この先は標高差約250m。焦るとつらい高さなので、適度に休憩しながら行けばよいだろう。渋の湯のわずかに上流側にある堰堤の縁に出る。川の水は温泉の成分で青みがかっていた。
帰りのバスには余裕で間に合ったので入浴&休憩。バスは席がちょうど埋まるくらいの乗客数だったが、女性(それも若い)の姿がかなり多いのが印象的だった。
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