【比良】小椋栖山(880m)蛇谷ヶ峰(902m)地蔵山(790m)釣瓶岳(1098m)
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- GPS
- 08:20
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,333m
- 下り
- 1,297m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:20
■高島市営バスで朽木栃生6:19、桑ノ橋6:26。均一運賃の\220は後払い。
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ローソンのオーナーさんに「明日は晴れますね」と話しかけてみる。「でも、ここはすぐ荒れるからねぇ」と返ってきた。晴天を願うばかりです。
夜も明けきらない早朝、くつき新本陣(道の駅)から、朽木栃生(くつきとちゅう)に向かいます。
すると、どうだろう!真っ暗な道路に星のかけらが落ちているじゃないですか!!・・・・ああ、塩カルだ。キラキラしてきれいだなぁ。
高島市営バスの始発に乗車です。運転手は今津の方。親切な方で「本当に桑ノ橋でいいんですか?桑原橋じゃないんですか?」と、気を遣ってくれます。
昨日の山行で体が温まっているせいか、順調に反射板の立つ小椋栖山(おぐらすやま)へ。目の前に蛇谷ヶ峰。
鞍部から登り返して蛇谷ヶ峰、独り占めだ!この贅を尽くした大パノラマは一体なんなんだ!って感じ。この絶景は反則技です。
きわ立つのはこれから目指す釣瓶岳(つるべだけ)、そしてその背後にある武奈ヶ岳とコヤマノ岳。釈迦岳への稜線の奥に堂満岳が首を出し、東側のスカイラインはリトル比良へと落ちていく。
素敵に白い三十三間山や三重嶽(さんじょうだけ)、そして百里ヶ岳。琵琶湖をはさむ対岸には金糞岳、伊吹山をはじめとする奥美濃の雄たち。それが一旦、標高を落としてから再び盛り返し、霊仙山〜御池岳〜御在所山の屏風を作っています。眼下には、ユニークな形をした鹿ヶ瀬付近の田園地帯の上空を、優雅にトンビが舞っています。
立ち去りがたい気分に区切りをつけるかのように、にぎやかな声が近づいてきました。近くで雪だるまを作ったり、ヒップそりしていたグループです。
いくつかもの峠を越え、地蔵山へ。途中、イン谷口を早朝5時に出発されたベテランさんとすれ違います。この後、てんくう温泉に降り、バスと電車を乗り継いで帰るそうです。長距離だなぁ。
この辺りは人々が行き交った交易の道。地蔵山手前の祠で一息入れていると、蛇谷ヶ峰を先発された方と顔合わせです。「もっと行きたいけど時間切れですわ」と、てんくう温泉からのピストン山行。
天気は回復傾向。岳山から岩阿沙利山、ヤケ山、ヤケオ山、釈迦岳へと続く縦走ルート。一度は歩いてみたい。
イクワタ峠も絶景ポイントです。白倉三山が間近。石を投げたら届く距離だ(笑)。振り返ると、蛇谷ヶ岳の寝姿。一方、正面の釣瓶岳は男性的な体躯を誇示しています。
雪原を踏んで山頂に立ちます。武奈ヶ岳は植林の木立にさえぎられて姿なし。南下してみて、ようやく拝んだよ。
さて、帰るか! 雪原を駆け下り、イクワタ峠の素敵な木立に癒されます。朽木栃生へのコメカイ道は「これぞ峠道!」と言った風情。ひたすら人に優しい道。炭をかつぎ、帰路にはコメを担いたいにしえの人々の様子が、かいま見えます。
車を停めた農事集会所に人が集っていました。「こんにちは」して車のお礼を伝えますジモティーさん方の気さくな優しさに、じんときました。ほっこり山行を締めくくって帰宅です。
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