武奈ヶ岳〜釣瓶岳〜畑／雨とガス、梅雨の花

2024年06月09日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.4km
• 登り: 1,218m
• 下り: 1,205m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:50

8:30 イン谷口
9:30 9:30 青ガレ
10:30 10:30 金糞峠
12:00 12:00 コヤマノ岳
12:10 12:10 コヤマノ分岐
12:30 12:30 武奈ヶ岳
14:10 14:10 釣瓶岳
15:00 15:00 イクワタ峠
16:00 16:00 地蔵峠
17:20 17:20 畑バス停
17:20 ゴール地点

天候

雨のち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JR比良駅〜イン谷口：江若バス
畑バス停〜JR高島駅：高島市コミュニティーバス

コース状況／危険箇所等

地蔵峠から畑の林道まで、ヒルに注意。

写真

6/9 9:54

朝7時54分、小雨降りしきる比良山系・・どんよりとした雲に覆われていた。（カメラの表示時間は2時間ずれています。）

6/9 11:32

青ガレ、渡渉地点の堰堤から流れ落ちる水流。

6/9 11:38

樹間から覗く琵琶湖。湖東の平野も山々も、雲に覆われていた。

6/9 11:40

薄紫のコアジサイ。

6/9 11:40

青ガレの岩場の脇に咲くコアジサイ・・

6/9 11:41

これは少し濃い青。

6/9 12:00

サワフタギとコアジサイのコラボ・・

6/9 12:00

薄紫のコアジサイと、白いサワフタギ。

6/9 12:01

岩陰に咲く、小さなコアジサイ・・

6/9 12:03

白い小さな線香花火のような、サワフタギの花・・

6/9 12:05

ヤマボウシの花も咲き始めた・・

6/9 12:10

標高750m、暗い樹間から覗く琵琶湖。

6/9 13:07

小雨降りしきる中、コヤマノ岳南尾根を登る。

6/9 13:11

標高1000m、ガスに煙る芦生杉の暗い森。

6/9 13:17

朽ちかけたブナの木・・それでも小枝を伸ばす。

6/9 13:17

聳える、芦生杉の大木。

6/9 13:21

標高1050m、根元から何本にも枝分かれしたブナの大木・・ガスの中に浮かび上がる。

6/9 13:23

もう一本のブナの大木。

6/9 13:24

ガスの森を振り返る・・

6/9 13:25

苔むしたブナの太い幹・・

6/9 13:31

6/9 13:33

まるで水墨画のような景色・・

6/9 13:35

小雨は降りしきる。

6/9 13:36

雨に濡れるブナの樹肌・・水が滴り落ちる。

6/9 13:38

ブナの大木の暗いシルエット・・

6/9 13:39

鬱蒼としたブナの森・・

6/9 13:41

6/9 13:48

標高1100mを過ぎて、平坦な尾根。

6/9 13:49

6/9 13:55

コヤマノ岳稜線に出る。

6/9 13:56

コヤマノ岳山頂へ向かう。

6/9 13:57

6/9 14:03

コヤマノのブナの森も、深いガスの中・・

6/9 14:04

6/9 14:06

コヤマノ岳の美しいブナの森が、いつもより深い奥行きを持って感じられる。

6/9 14:07

6/9 14:08

6/9 14:11

もうすぐ森を抜ける。

6/9 14:12

森を抜けると・・

6/9 14:12

ガスに蔽われ、所どころに樹木の影が点々とする・・

6/9 14:15

6/9 14:16

樹林の下に、タニウツギのピンクの花びらが散り敷く。

6/9 14:29

武奈ヶ岳稜線、もう終わりかけのアカモノ・・雨に濡れる。

6/9 14:35

武奈ヶ岳山頂は強風・・ガスが流れる。

6/9 14:37

北稜へ向かう。

6/9 14:41

散り残りのタニウツギ。

6/9 14:47

北稜、下ってすぐの森。

6/9 14:47

カエデの樹。

6/9 14:49

サラサドウダンが咲き残っていた。

6/9 14:50

花を散らした跡が見えるサラサドウダン・・

6/9 14:51

ここにも、

6/9 14:51

薄いピンクの花・・

6/9 15:05

さらに下ると、地面にピンクの花・・

6/9 15:05

タニウツギの花が、散り敷いていた。

6/9 15:51

ここにも、ヤマボウシ・・

6/9 15:51

今年は花が少ない。

6/9 16:08

釣瓶岳山頂のブナ林。

6/9 16:12

釣瓶岳山頂から、北の眺め・・ここから雨が止んだ。

6/9 16:13

それでも、重く垂れ込める暗い雲・・

6/9 16:14

釣瓶岳山頂下ってすぐのブナの樹。

6/9 16:15

木陰から覗く下界の風景・・安曇川の野と琵琶湖。

6/9 16:16

ブナの樹の下。

6/9 16:16

稜線西側の森。

6/9 16:18

散り残りのベニドウダン。

6/9 16:29

さらに下って、草原の稜線に、京都北山の山並み。

6/9 16:33

6/9 16:35

標高1000m、草原の丘から、下界の景色。

6/9 16:39

タニウツギも、もう終わりかけ。

6/9 16:40

タニウツギの花の向こうに、山麓と琵琶湖。

6/9 16:41

雨は止んだが、雲は重く垂れ込める・・

6/9 16:41

6/9 16:45

稜線の所どころに、サワフタギが咲く。

6/9 16:48

6/9 17:00

灰色の雲が広がる・・

6/9 17:11

イクワタ峠を過ぎて、なだらかな稜線の丘を下る。

6/9 17:17

6/9 17:18

至るところに、サワフタギの花・・

6/9 17:18

6/9 17:32

6/9 17:34

ひと際みごとに咲く、真っ白なサワフタギの樹・・

6/9 17:34

密集して咲く花は、まるで真っ白な綿毛のよう・・

6/9 17:34

白い綿毛のように見えるのは、たくさんのオシベ・・

6/9 17:35

綿毛のようなオシベに隠れて、小さな花びらが見えない・・

6/9 17:35

小さなつぼみがはじけて、白い線香花火のように見える。

6/9 17:36

6/9 17:36

頭上にもサワフタギの花・・

6/9 17:43

笹峠を過ぎて、稜線の所どころにも白い花・・

6/9 18:36

地蔵峠を下り、林道に着地。畑の集落が見える。

6/9 18:59

夕方5時頃、畑の集落に入る。

6/9 19:01

棚田の水面に空が映る。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT4 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ヒル下がりのジョニー(ヒル対策スプレー)

感想

arajin

　今年は梅雨入りが遅れている。偏西風が大きく南に蛇行し、太平洋高気圧が張り出すのを抑えているという。そのため、梅雨前線がなかなか北上して来ない。前線の北側は、ひんやりした湿度の少ない空気が蔽う。梅雨時の蒸し暑さがないのもそのためだ。それでも季節は進み、山は梅雨時の花を咲かせる。時折近づく梅雨前線と低気圧が、雨を降らせ、山はガスに蔽われる。
　雨の山は人が少なく静かでいい。ガスで視界が悪く、深い奥行きのある物寂しい風景に見えてしまうのも好きだ。激しい土砂降りにあったり、突風に体を持っていかれそうになったり、時折、ガスが途切れ、青空がのぞいて日が射したり、梅雨時の白い花、ヤマボウシやエゴノキが、ガスの合間に見え隠れする。雨の山は、晴天の山とは、また違う魅力にあふれた世界だ。